ダンテが圧倒的な力でライザーを下し、まずはダンテ達の一勝となった。今の戦いを見ていた祐斗達、会場側は唖然としていた。
「…ダンテさん、すごい……!」
「あらあら、うふふ…まるで力の制限なんて関係無かったみたいですわね」
「…ダンテ兄様、かっこいいです……!」///
グレモリー眷属達はほとんど一方的だったダンテの戦いにそれぞれ感想を述べた、会場内もざわつき始めていた。
「にゃ〜〜♡最高にゃんダンテ!カッコいいにゃ〜〜!!流石あたしの旦那様にゃ〜♡(*≧∀≦*)」
「またお前はそれを言う……しかし見事だったぞダンテ、お前の様な者を主に持てて私は誇りに思うぞ」
黒歌とティアもダンテの戦いに関心していた。
「…彼が敵ではなくて本当によかったですね?」
「…貴女は」
「…ソーナ会長」
そこへ同じく来賓として会場に来ていた駒王学園生徒会会長、ソーナ・シトリーが祐斗達に声を掛け頭を下げた。
「ゲームの方は私達も拝見させて頂きました…残念な結果に終わってしまいましたが……」
「はい…確かにゲームは負けました……ですが僕達はこの戦いにあの二人が絶対に勝つと信じています!」
「…ダンテ兄様とイッセー先輩は負けません!」
祐斗達の熱意のこもった目を見てソーナは微笑むと頷いた。すると突然後方から今の戦いを高評価する声が聞こえた!その声量に隣にいた金髪の女性は落ち着かせていた。
「なんと素晴らしい男だ…!あのフェニックスをこうも容易く手玉に取るとは…!これほど手に汗握る戦いを見せられたのは久しぶりだ!是非ともあの男には手合わせ願いたいものだ!!」
あの人は確か……リアス部長の従兄弟のサイラオーグ・バアルさん!どうやら今のダンテさんの戦いを見て火がついたみたいで拳を手に打ち付けていた。ダンテさん…どうやら目を付けられたみたいですね?
「さぁイッセー君、次はキミの番だ!僕達はキミの勝利を信じているよ!」
◇フィールド側
ライザーに勝利しイッセーの元に戻ってきたダンテはイッセーに魔力の溜まり具合を訊いた。
「どうだイッセー?お前の出番だが魔力は溜まったか?」
「すみませんダンテさん、あと少しなんですけど急に何かに引っかかったみたいに魔力が上がりにくくなっちゃったんです…」
『原因はわからんが魔力が上がりにくくなった、すまんがもう少し時間をくれ』
原因不明の引っかかりでイッセーの魔力が上がりにくくなってしまったようだ、とは言ってももうこれ以上待つわけにはいかないからな……やれやれ仕方ない。
「仕方ねぇな、今回は俺の力を貸してやる、イッセー、少し力を抜け」
「えっ?…うわっ!?」
イッセーの肩に手を置くとイッセーの体が脈打ち魔力が少し流れ込んできて一瞬で魔力が溜まった!その力にドライグは驚いた声を上げた。
『こ、これは⁉︎凄いぞ相棒!今ので魔力のチャージが完了した!これで発動できるぞ!』
「あぁ!!ありがとうございますダンテさん!じゃあ行ってきます!」
「おぅ行ってこい!負けるなよ?」
「はい!!」
イッセーの背中を押してダンテは腕を組んで見送り、イッセーはライザーに向かって走って行った!
「待たせたな!ライザー!!」
「ふん小僧、逃げなかったことを褒めてやる」
連戦のライザーはダメージは負っているもののイッセーを見て鼻で笑いながら腕を組んだ。
「お前の能力は既にすべて割れている。自分の能力を10秒ごとに倍にしていく神器ブーステッド・ギア。倍加した力を譲渡する新しい能力も発現したそうだが、それで不死身の俺に勝てると思うのか?」
「ああ!10秒でケリをつける!」
『お兄様を10秒で⁉︎本気で言ってますの⁉︎』
会場からイッセーの宣言を聞いたレイヴェルの驚きの声が響いた。
「フッ、ならば俺はその減らず口を5秒で止めてみせよう、二度と開かぬ様にな!」
イッセーとライザーの戦いが始まった!
「プロモーション!女王!!部長オオオオッ!!」
イッセーは女王にプロモーションし走り出すと会場にいるリアスに叫んだ!
「部長ッ!俺は木場みたいな剣の才能はありません!朱乃さんみたいな魔力の天才でもありません!小猫ちゃんみたいな馬鹿力もアーシアの治癒の力もありません!ダンテさんの様な規格外の力もありません!それでもあなたの為なら俺は神様だってぶっ倒してみせます!最強の兵士になってあなたを守ってみせます!!輝きやがれ!オーバーブーストォッ!!」
『Welsh Dragon over booster!!』
イッセーの籠手の宝玉が輝き体全体が赤い光に包まれた!イッセーの体に赤い鎧が形成され始め頭まで覆った全身鎧の姿に変わった!その姿はまるで赤い龍を思わせた!
「これが龍帝の力!禁手(バランスブレイカー)!『赤龍帝の鎧(ブーステッド・ギア・スケイルメイル)』だ!!」
「バランスブレイカー⁉︎禁じ手ってこと⁉︎」
リアスは驚愕した、サーゼクスも同様の様だ。
「ほぉ、まるでデビルトリガーみたいだな」
ダンテは興味深そうに鎧の形を見ていた。
「鎧だと⁉︎赤龍帝の力を鎧に具現化させたのか⁉︎」
ライザーはバランスブレイクを発動させたイッセーに驚いた。
『相棒、本来ならこの状態は10秒しか持たない筈だったがあの男がくれた力のおかげで少なくとも5分は持つようになったぞ』
「マジかよ⁉︎ダンテさん、ありがとうございます!それだけあれば奴をぶっ倒せる!行くぜ!!」
イッセーはライザーにドラゴンショットを放った!ライザーは避けたがイッセーはそのタイミングに合わせて背中のブースターを噴かしライザーに急接近し拳を放った!しかし間一髪でかわされライザーの炎の翼を一部吹き飛ばしただけだった。
「何だ⁉︎この力と速度は⁉︎」
イッセーはそのままフィールドの壁に激突した。
「…まだ力を制御できない様だな?認めたくないが今のお前はバケモノだ!赤龍帝のクソガキ!悪いがもう手加減しないぜ!!リアスの前で散れ!!」
ライザーは拳に炎を纏わせイッセーに向かった!
「てめぇのちんけな炎で俺が消えるわけねぇだろォォォ!!」
イッセーも向かって行ったが先にライザーの拳が鎧の兜にヒットしヒビが入った。
『気をつけろ相棒、フェニックスの炎はドラゴンの鎧にも傷を残す、まともにくらうのは危険だ』
ドライグが忠告し、イッセーはライザーから距離を取った。
「ハハハ!俺が怖いか!その鎧が無ければ俺が触れるまでもなくお前は消失している!お前など神器が無ければただのクズだ!」
「その通りだ!だけどッ!!」
今度は二人の拳が同時にヒットした!イッセーは吐血し兜の隙間から血が流れてきた。
「フッ、どうしたその程度…ぐはっ!?」
その時ライザーも吐血した!
「ぐあぁ!こ、この痛みは!?貴様!!」
「お?イッセーの秘策2号か」
後ろで見ていたダンテが笑いながら呟いた。
「ウチの僧侶は元シスターでね、借りてきたんだ、この力なら不死身のアンタでも効くだろう?」
イッセーは籠手に隠していた十字架をライザーに見せた、それを見たライザーは驚愕の声を上げた!
「な⁉︎馬鹿な!十字架は悪魔の体を激しく痛みつける!いかにドラゴンの鎧を身に着けようが手にすること自体………ッ!??!」
その時ライザーはイッセーの腕を見て驚愕した。
「ま、まさか貴様…籠手に宿るドラゴンに自分の腕を支払ったのか…⁉︎それが馬鹿げた力の理由か!」
「ああそうだ、この力を得る為に左腕を代価にくれてやった、だから俺の左腕は本物のドラゴンの腕だ、ドラゴンの腕なら十字架の力は効かないからな」
「正気か貴様⁉︎そんなことをすれば二度と元の腕には戻らない!それをわかっているのか⁉︎」
ライザーはイッセーの覚悟に驚いた。
「それがどうした!たかが腕の一本で部長が戻って来るんだ!これくらい安い取引だァァァァ!!」
イッセーは叫んで拳を構えるとブースターを噴かしライザーに突撃した!ライザーも反応が遅れ無防備だ!が次の瞬間!
スゥゥ…
イッセーの全身鎧が解除された!イッセーは勢いを止められずそのまま転倒した。
「…はぁ、やっぱりイッセーの体にはまだキツかったか…」
ダンテは溜息を吐きながら呟いた。
イッセーは鎧が解除された体を見て呆けていたがすぐにドライグに問い詰めた。
「どういうこと…だ…?まだ5分経ってないだろ!おいドライグ!代価が足りないのか⁉︎」
『いや、代価は十分だ。だがお前の基礎能力が足りなすぎる、あの男の力にお前の体が耐えられないんだ、修行不足だ』
「ふざけんな!あんなに修行したのにまだ足りないのかよ…頼む!もう一度鎧を具現化してくれ!今度は何を支払えばいい⁉︎目か!足か⁉︎何でもくれてやる!!」
『残念だが不可能だ』
「くそ、何で俺は肝心なところでカッコつけられないんだ…」
『解除される瞬間、力を少しだけ腕の宝玉に残せた、だがそれでもフェニックスを圧倒するには及ばないだろう』
悔やんでいると崩れ落ちているイッセーをライザーが胸ぐらを掴んで持ち上げた!
「さぁて!そろそろ眠ってもらおうか!目覚める頃には式も終わっているだろう!」
ライザーはイッセーにとどめを刺そうと手に炎を溜めた!
「…まだ…だ!」
イッセーもポケットから小瓶を取り出した。
「…イッセーの秘策3号の登場か」
「火を消すには水…だよな?」
「そ、それは聖水⁉︎」
驚くライザーにイッセーは聖水を振りかけると叫んだ。
「ブーステッド・ギア・ギフト!!」
『Transfer!!』
譲渡の力で強化された聖水を浴びたライザーの顔から炎が噴き出しライザーが叫び出した!
「ぐあぁぁぁぁ!!うあぁぁぁぁ!!」
炎が消えたライザーの顔はまるで酸を浴びた様に爛れていた、あ〜あ…それなりにイケメンだった顔が台無しだ、本当にホストだったら終わりだな…
「アーシアが言っていた!悪魔は十字架と聖水が苦手だって、それを同時に強化したら悪魔には相当なダメージだよな!」
ライザーは火球を放ったがイッセーはかわして続けた。
「木場が言っていた!視野を広げて相手と周囲を見ろと!」
十字架に聖水をかけると強化して構えた!
『Transfer!!』
「朱乃さんが言っていた!魔力は体全体を覆うオーラから流れる様に集めると!」
イッセーの腕が虹色に輝き出した!
「小猫ちゃんが言っていた!打撃は身体の中心線を狙って的確かつ抉り込む様に打つんだと!」
「ま、待て!わかっているのか!この婚約は悪魔の未来の為に必要で大事なものなんだぞ⁉︎お前の様な何も知らないガキがどうこうするような事じゃないんだ!!」
ライザーは必死に叫ぶがイッセーは続けた。
「難しいことはわからねぇよ、でもな、お前に負けて気絶した時うっすらと覚えてた事がある……部長が泣いてたんだよ!!俺がてめぇを殴る理由はそれだけで十分だァ!そしてくらえ!これがダンテさん直伝のビーストアッパーだァァァ!!!」
イッセーの鋭いボディブローがライザーの腹に炸裂しライザーは激しく吐血し崩れ落ちた。
「…勝負あったな、よくやったイッセー…………聞こえるかティア?引き上げるぞ、俺達の仕事は終わりだ」
『了解』
ダンテは満足そうに腕を組み頷き、会場のティアに呼びかけるとダンテの足元に魔法陣が現れた。
会場からライザーの妹、レイヴェルが転移して来てイッセーの前に立ってライザーを庇った、イッセーはレイヴェルに拳を向けると叫んだ。
「文句があるなら俺のところへ来い!いつでも相手になってやる!」
「ッ///」
その発言にレイヴェルは頬を染めたが、その時フィールドが歪み始め崩壊した!ライザーはレイヴェルと共に転移したがイッセーは真っ逆さまに落ちていった!絶体絶命…かと思われたが、イッセーは悪魔の翼を広げた白音に受け止められた、周りを見ると祐斗と朱乃もいた。
「やったね!イッセー君!」
「うふふ、カッコよかったですわ」
二人に褒められたイッセーを白音が持ち上げた。
「…行きますよ?」
「…えっ?行きますって?うわぁぁぁ!?」
白音にぶん投げられたイッセー、がすぐに柔らかい感触に抱き締められた。
「…イッセー…ありがとう……」
リアスは涙を流してイッセーを抱きしめ感謝した。
「…あなたのおかげで私だけではなく部員も救われたわ、本当にありがとう」
「…俺だけの力じゃ無いですよ、ダンテさん達の協力があったからこその勝利です。ね?ダンテさん?……あ、あれ?ダンテさん?…何処ですか!?」
周りを確認したがダンテの姿は何処にも無かった…一体何処に?
同じくサーゼクスも会場内を探したがダンテの姿は何処にも無かった、気付けばティアと黒歌の姿も無かった。探し続けていると会場の外に僅かにダンテの魔力を感じ取りサーゼクスは急いで会場を出て廊下を走った、角を曲がったところに今まさに立ち去ろうとするダンテ達デビルメイクライの姿があった。
「ダンテ!待ってくれ!」
「ん?おぅサーゼクス」
サーゼクスが呼び止めるとダンテ達は振り向いた。肩で息をするサーゼクスをダンテはフッと笑った。
「…どうした?魔王様がそんなに息を切らして?リアスを救ったのはイッセーだぜ?お礼ならあいつに言うんだな」
「あ、あぁ、でも…」
「あぁそれと助けたのも俺じゃないからこの依頼は無効だ、だから報酬も無しでいいぜ」
依頼も無しと笑い掛けているとサーゼクスは頭を下げた。
「…ありがとう、キミ達にリアスと眷属達を救ってもらったのはこれで二度目だね、本当にありがとう、心より感謝する」
頭を下げるサーゼクスにダンテはフッと笑うと歩きながら後ろに手を振った。
「俺達は便利屋だ、依頼があれば行くだけさ。じゃあな、また依頼待ってるぜ」
「バイバ〜イ♪にゃ☆」
ダンテ達は転移して帰っていった。サーゼクスは笑みを浮かべてそれを見送ると再び頭を下げた、するとそこへ…
「お兄様!!」
ウェディングドレス姿のリアスと眷属達が走ってきた、その隣には何故かサイラオーグまで一緒に…
「はぁ、はぁ…お兄様!ダンテは?」
「あぁ、ちょうど今帰ったところだよ、惜しかったね」
「そんな…彼には言いたいことがたくさんあるのに…」
リアスは残念そうにダンテ達がいなくなった廊下を見つめていた。
「…ところでサイラオーグ、キミはどうしたんだい?」
サーゼクスは一緒に来ていたサイラオーグに聞いた。
「はい、あの男にあれほどの素晴らしい戦いを見せられたので是非手合わせ願おうと思いまして」
「そうか、それは残念だったね。でもそれは次の機会に取っておきたまえ、急に勝負を挑んでも彼が驚いてしまうからね」
「わかりました、楽しみにしておきます。では私はこれで」
サイラオーグはサーゼクスに頭を下げると帰っていった。
「…ダンテ……」
こうしてイッセーがリアスを取り戻したことで、婚約パーティは破談という形で取り止めになった。
▽
翌日、リアス達グレモリー眷属はお礼を言いにデビルメイクライに来ていた。来て早々黒歌が白音を泣きながら抱きしめていたが、リアスが頭を下げると部員達も続いて頭を下げた。
「今回も貴方達のおかげで助かりました、私だけじゃなくて眷属全員も救われたわ、これでまたグレモリー眷属としてオカルト研究部としてやって行けるわ、本当にありがとう!」
『ありがとうございました!』
「おぅよかったな、俺もお前達との絡みが無いとつまらないって思ってたしな」
リアスは頭を上げるとダンテが寄りかかるカウンターテーブルにフェニックス家の紋章が入った黒いトランクを置いた。
「…ん?これは?」
「これはライザーのお父様、フェニックス卿からよ、中は…わからないけど」
ダンテも不思議に思いつつトランクのロックを外し開けた、ダンテは金かと思っていたが中には赤い小さな小瓶が10本ほど入っていた……何だ?栄養剤か?しかし中を見たリアスは驚いていた。
「こ、これ…フェニックスの涙よ…!しかも10本も!凄いわね…お金にしたら相当な額よ?軽く城が建つわよ!」
マジか?聞けばフェニックスの涙はかなりの高値で取引されているらしい。そんな高価な物を何で?まぁ超万能薬だしな。そう思っているとフェニックスの涙と一緒に入っていた手紙をリアスが読んだ。
『この度は息子に敗北の機会を与えてくれたことを感謝する、おかげで良い薬になった。そのトランクの中身はそのお礼だ、遠慮せずに受け取ってほしい。あの後両家で話し合った結果、今回の式は急ぎ過ぎたと両家共反省し正式に破談となった、リアス殿には大変申し訳ないことをした、心よりお詫び申し上げる。 フェニックス家当主 フェニックス卿』
リアスが手紙を読み終えるとリアスは顔を伏せたが、ダンテはトランクを閉めた。
「なるほどな、そういう事なら遠慮なく貰っとくぜ。リアスもよかったな?正式に破談になって、これでお前も…」
そう言うと顔を伏せていたリアスが突然ダンテに抱きつき唇を重ねた!リアスの突然の行為に全員が驚いた。
「…ファーストキスはイッセーに捧げちゃったけど、これは私からの感謝の気持ちよ///」
リアスは頬を染めて笑顔で言ったがダンテはリアスの後ろを見て苦笑いしていた。
「あ、あぁ、それはいいんだが…お前、ここに誰がいるのか考えてからするべきだったな?」
「えっ?どういう………‼︎」
そう言われて凄まじい殺気を感じ振り向くとティアと黒歌がものすごい形相でリアスを睨んでいた!
「ほぅ…これは私達への挑戦状と受け取ってもいいのだな?」ゴゴゴゴ!ピキッ…‼︎
「にゃはは……リアスち〜ん?次は無いって言ったよねぇ〜…?」ボキッボキッ!
「ま、待って!落ち着きなさい貴女達!って小猫も!?」
リアスは白音も睨んでいることに気づきギョッとした。よく見ると朱乃も青筋が立っていた。
「…いくらリアス部長でもやっていいことと悪いことがあります」ギロリ…!
「うふふ…(怒)」ピリピリ…!
あ〜あ、こりゃ簡単には収まらないぞ?…俺、もう知〜らねっと…
「「「デビルトリガー!!」」」カッ!!
朱乃以外の三人はデビルトリガーを発動させリアスを追いかけた!もちろん朱乃は助けない、寧ろ笑顔で楽しそうに見ている。
「ちょ!ちょっと待って!イッセー!私を助けなさい!」
「えぇぇぇぇ!?無茶言わないでくださいよ!?」
「私を見殺しにする気⁉︎イッセー⁉︎」
「兵藤一誠!貴様も敵か!!」
「何でこうなるぅぅ〜〜〜!!」
イッセーも巻き込まれる形で三人に追い回されていた。
こうして婚約騒動は幕を閉じ日常が戻ってきた。また騒がしくなりそうだ、まぁその方が面白いがな…
▽
冥界のとある森、そこに緑がかった黒い全身鎧の騎士が倒れていた。するとそこへ10枚の黒い翼を持つ大柄な堕天使の男が現れ騎士を見て興味深そうに笑った。
「ほぅ?面白い奴を拾ったな、あの街を破壊する手駒として利用させてもらおう、フッフッフッ…」
Chapter END
戦闘校舎のフェニックス編 完