ハイスクールD×dmc   作:プラサミット

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ダンテの水着姿、初披露


第39話 夏だ!プールだ!水着だ!子作りだ!…What's?

梅雨も明け季節は夏本番になり、外からは蝉の声が響いていた。

今日は休日なので女王である朱乃以外はデビルメイクライに全員いたが……

 

「…あっちぃぃ〜…」

 

「にゃ〜〜……死んじゃうぅぅ〜〜」

 

「…灼熱地獄です…ハァ…ハァ」

 

「白音ぇ〜…アイスちょうだいぃ〜……」

 

「…え〜…もう…一口だけですよ?……あっ…すみません姉様溶けてます……」

 

こっちの世界は温暖化の影響で異常気象であるようで真夏になると湿気と共に尋常ではない暑さになるみたいだ。

ダンテは上半身裸でカウンターテーブルに足を乗せ、黒歌と白音は下着姿でそれぞれ床とソファでぐったりして、白音は持っていたアイスが溶けており棒だけになっていた…ティアとゼノヴィアはというと……

 

…ズズーン…ドゴォーン…ぐらぐら…

 

似た者戦闘バカ同士、トレーニングルームで手合わせ中だ。二人曰く汗を流せばスッキリするとのこと。このクソ暑い中よくやるぜ…

数分後、汗臭いティアとゼノヴィアが上がってきたが、ダンテ達の姿を見てティアが呆れた声を出した。

 

「なんだなんだ情けない!伝説のデビルハンターなのだからもっとシャキッとせんか!シャキッと!」

 

「よく言うぜ…ったく」

 

「ダンテさん達も汗を流せばスッキリするぞ、一緒にどうだ?」

 

「…遠慮するぜ」

 

「「…同じく」」

 

ダンテ達の返事を聞くとティアとゼノヴィアはバスルームに向かった。ふん、そんなこと言っていられるのも今の内さ…

 

数分後…

 

「ハァ〜!スッキリした!」

 

「まるで生き返った様だ!ほらティア姉さん、スポーツドリンクだ!」

 

「おぉ!ありがとうゼノヴィア」

 

ティアとゼノヴィアは風呂から上がると飲み物を飲んでいたが数分もしないうちにダンテ達同様汗だくになっていた。

 

「…確かにこの暑さは異常だな、エアコンはどうしたのだエアコンは?」

 

「…アレ」

 

床に伏したままの黒歌が指差す先には、大型の床設置型の無惨にも破壊され少し煙が上がったエアコンがあった…その中央には蹴ったような足型が付いていた。黒歌が言うには異常気象のせいで動きが悪くなったエアコンを叩けば直る主義のダンテが蹴ったところ勢い余って壊してしまったとのこと。

 

「…まったく、ダンテのバカ」

 

「…うるせぇ」

 

ダンテがエアコンを壊してしまったことで室内を冷やす物が無くなってしまったので室内はどんどん暑くなっていった。

気づけばさっきまで元気だったティアとゼノヴィアもブラ一枚になり団扇で扇いでいた。

 

「…ハァ…ハァ…しかしどうするのだ?このままでは全員揃って熱中症になってしまうぞ」

 

「…汗を流しても変わらなかったなティア姉さん…暑いしブラも取ろうかな」

 

「そこは羞恥心を持てゼノヴィア」

 

その時ダウンしていた黒歌が思いついた様に声を上げた。

 

「あっ!そうにゃダンテ!ケルベロスにゃ!ケルベロスに部屋を涼しくしてもらおうにゃ!」

 

「おぅ、その手があったか。よし、ケルベロスを呼んでくるか」

 

ダンテは立ち上がると外で番犬をしているケルベロス(ドーベルマンver)を呼びに事務所のドアを開けた。

 

「おいケルベロス、ちょっと中に…っておいおい、どうした⁉︎」

 

ケルベロスを見て驚いた!ケルベロスは舌をベロンベロンに出し全身汗だくで伏せていた!

 

「…ぜぇ…ぜぇ…そ、その声は主か?どうしたのだ?」

 

「どうしたって…それはこっちの台詞だ」

 

「…あ、あぁ、少しな……おぉ⁉︎主も我と同じケルベロスだったのか?頭が三つに見える」

 

ケルベロスは暑さで目を回していた。

 

「何寝ぼけてんだ?…何だ?元テメンニグル番犬でもこの暑さには勝てねぇか?」

 

「…そんなこと言っても仕方無かろう、この姿になると体感温度も普通の犬と同等になってしまうのだ、元々火に弱いが流石の我でもこの暑さはキツい」

 

同様に警備をしているアグニ&ルドラを見たが二体とも涼しい顔をしていた、炎と風の悪魔だからこのくらいの暑さならどうってこと無いということか。ちなみにこの二体、ダンテたちには普段の本体の刀剣を前に立てた傀儡の体に見えているが普通の人間達には警備員の姿に見える魔力がかけてあった。

 

「しょうがねぇ、ケルベロスも中に入ってろ、エアコンが壊れてるが外よりマシだろ?」

 

「…かたじけない」

 

ケルベロスを担ぐと室内に入れた、体温がかなり高い!床に下ろすととりあえず水分補給の為に水を飲ませたがそれだけでは足りないのか全部飲み干すと床に伏せたまま動かなくなった。

 

「それにしてもこの暑さ何とかなんねぇのか?ハァ〜」

 

頼みの綱のケルベロスがダウンしダンテは再びカウンターテーブルに足を乗せ団扇で扇ぎ溜め息を吐いていたが、テーブルに設置されたややレトロな電話が鳴った。

 

ジリリリリリ! ガンッ!

 

踵でテーブルを強く叩くとその衝撃で受話器が跳ね上がりダンテは受話器をキャッチした。

 

「…デビルメイクライ」

 

『もしもしダンテ?リアスよ』

 

電話の相手はリアスだった、このクソ暑いのに何の用だよ…

 

「…何だ?悪りぃが今日は休みだぜ」

 

やる気が無いダンテはリアスが用件を言う前に断った。

 

『…いきなりね…でも残念ねぇ?せっかくプールのお誘いだったのに休みなのね?』

 

「あ?プールだと?」

 

ガバッ!!☆

 

その言葉を聞いた途端、ぐったりしていた者達が目を光らせて急いで水着やらいろいろ準備を始めた!その様子を見たダンテは…

 

「そう言う話なら大歓迎だぜ、今すぐ行くぜ」

 

『あっ!待って!プールと言っても…』

 

ガチャン☆

 

リアスがまだ話してる最中だったがダンテは受話器を投げ戻すとケルベロスを担ぎアグニ&ルドラに留守番を任せると女子達と共に駒王学園に向かった。

 

 

◇駒王学園 プール

 

「…で、どういうことだよ?これは?」

 

プールにはダンテを始めとするデビルメイクライのメンバー達が納得のいかない顔をしてブラシでプールを掃除していた。学園に着いて早々掃除が始まったのだ。

 

「私の話を最後まで聞かなかったあなたが悪いんでしょう?」

 

…それもそうか。

 

「それで?何で俺達がプール掃除をしなけりゃならねぇんだ?」

 

「この前のコカビエルの件のお礼で私達が先にプール開きをしていいことになったの。それで貴方達にも依頼として手伝ってもらおうと思ってね」

 

「ったく上手い事乗せやがって…まぁ乗りかかった船だからしょうがねぇ」

 

溜め息を吐いたが泳げるなら仕方ないと渋々了承した。

ケルベロスは掃除が終わるまでビーチパラソルの下で保冷剤に囲まれて寝ていた。

 

 

数分後…

 

「さ!掃除も終わったわ!みんな着替えに行くわよ!」

 

掃除が終わり朱乃の魔法でプールに水を張り、それぞれ更衣室に着替えに行った。直前でネヴァンも入りたいと出てきて女子更衣室に入った。

更衣室に入りダンテは服を脱いでいたが視線を感じ見るとイッセーと祐斗が口を開けて見ていた。

 

「ん?何見てんだお前ら?」

 

「流石ダンテさん、いい身体つきしてますね」

 

「すげぇ…マンガみてぇな身体」

 

引き締まった胸板、六つに割れた腹筋…二人はダンテの体に見惚れていたが、イッセーがある物に気づいた。

 

「あれ?ダンテさん、その胸の傷は?」

 

イッセーがダンテの胸の中央にある傷跡を聞いてきた、この傷は…

 

「…あぁ、これはこの世界に来る前にバージルにリベリオンで付けられた傷跡だ……残っちまったな」

 

「バージルさんに?」

 

「リベリオンに刺されて俺の中の悪魔の力が目覚めたんだ、この傷跡はその記念みたいなもんだな」

 

話を聞いたイッセーと祐斗は再び傷跡を見ると黙っていた。

 

「…ほら、ぼけっとしてねぇでお前らも早く着替えろ、俺は先に行ってるぞ」

 

トランクス風の水着に着替え終わったダンテは先に更衣室を後にした。

 

 

 

着替え終わったダンテ達は準備運動をしてリアス達を待っていた。ダンテはケルベロスの様子を見ていたがさっきより顔色がいくらか良くなっていた。すると女子更衣室から着替え終わった女子達が続々と出てきた。

 

「あら?早いわねあなた達。ほらイッセー、私の水着どうかしら?」

 

イッセーに水着を見せるリアスの水着は、布面積が小さい白いビキニだった。

 

「ブゥゥ〜〜!!さ、最高です!!!」

 

イッセーは恒例の鼻血を噴水の如く噴き出していた!

 

「イッセーさん、私も着替えてきました!」

 

その後ろからスクール水着を着たアーシアと白音が出てきた、二人とも胸のネームプレートに『あーしあ』と『しろね(こねこ)』と平仮名で書かれていた。

 

「おお!アーシアかわいいぞ!お兄さん感動だ!よく似合ってるぞ!」

 

イッセーに褒められアーシアは喜んでいた。

 

「小猫ちゃんも流石マスコットって愛くるしさ全開だなぁ!」

 

「…卑猥な目つきで見られないのもそれはそれでちょっと複雑です」

 

イッセーが二人を褒めると白音がもじもじしながらダンテの前にやって来た。

 

「…ど、どうですか?ダンテ兄様///」

 

「似合うと思うぜ、可愛いじゃねぇか」

 

「///」

 

ダンテに褒められた白音は顔を赤くすると微笑みながらダンテに抱きついた。

 

「あらあら、ダンテさん私の水着も見てください」

 

「ジャジャ〜ン☆どうにゃダンテ?」

 

朱乃と黒歌も背中合わせにポーズを取り水着を見せてきた。朱乃は青と赤、黒歌は黒一色、二人も布面積が小さいビキニだ!

 

「あぁ、似合うぜ」

 

「さ、最高ッスゥゥゥ〜!!ブゥゥ〜〜!!」

 

イッセーがまた鼻血を噴き出していた…血が無くなるぞ?

 

「待たせたな」

 

ティアも出てきたが、その姿は水着ではなく胸元がかなり膨らんだ…パーカーだった。

 

「…はぁ⁉︎ちょっとちょっとティア姉⁉︎何着てるのにゃ⁉︎」

 

予想外の姿で出てきたティアに黒歌がありえない表情をした。

 

「や、やっぱり私は別にいい‼︎///」

 

「何言ってるのにゃ!あんなにダンテに見せるって張り切っていたじゃにゃい!!」キェェ〜‼︎

 

「そうですわ!ここで見せなきゃ損ですわ!!」アチョ〜‼︎

 

二人が両手を広げてティアに飛びかかった!

 

「な⁉︎何をするつもりだ貴様ら⁉︎///」あ〜れ〜‼︎

 

速い!一瞬でティアを羽交い締めにしてパーカーのファスナーを開けた!数秒後、二人にパーカーを剥ぎ取られたティアが顔を真っ赤にしながらダンテの前に来た。

 

「ど、どうだダンテ?///」

 

ティアの水着もリアス達同様布面積が小さい蒼いビキニ……いや、サイズは普通だがティアの胸がデカいせいで小さく見えている、紐も少し食い込んでるし乳首も少し浮き出てる。それよりよくこの胸に合うサイズがあったな?なんでもデブ専用…おっと失礼、外国人コーナーで見つけたらしい。

 

「…………」

 

「な、何だ⁉︎やっぱり変か⁉︎」

 

ダンテが顎に手を当てじっと見ていたのでティアは慌てて着ている水着を確認した。ちなみにイッセーはティアのダイナマイトボディに手で鼻を押さえていたが凄い量の鼻血を指の隙間から噴き出していた…吐血に見える。

 

「うーん…いや、改めて見るとやっぱすげぇなって思ってな」

 

「な⁉︎///……ば…馬鹿ァァァ///」

 

次の瞬間ティアのスクリューアッパーがダンテに炸裂した!殴った後ティアはそのままプールに飛び込んでしまった!

 

「あらあら、ティアさんったら(^^)」

 

「…ティア姉って普段露出が高い格好してるのに、こういう時は恥ずかしいんにゃね」

 

「大丈夫ですかダンテさん?」

 

「…おぅ。痛ぇぇ…何だよ、殴るなら最初から見せるなよな、わかんねぇやつだな」

 

「まぁまぁダンテ、それが乙女心ってものにゃ」

 

殴られた頬を摩っているとネヴァンがイッセーに声を掛けた。

 

「ほ〜ら坊や、私はどうかしら?」

 

「はい?…ブッホォォォォ!!?」

 

振り向いた瞬間、イッセーは特大の鼻血を噴き出した!ネヴァンは黒いビキニ姿だったが上は着けておらず丸出しだった!まるで誘惑するみたいに頭の後ろで腕を組み乳を左右に揺らしていた。

 

「お、おっぱい…!!…あ…もう限界……」

 

鼻血の出し過ぎでついにイッセーが気絶した!すぐにリアスとアーシアが駆け寄った。

 

「イッセー⁉︎ちょっとネヴァン!貴女ねぇ!」

 

「うふふ…相変わらず面白い坊やね?いじり甲斐があるわ」

 

どうやらわざとだったらしく満足そうに笑うと蝙蝠を纏い露出度がかなり高めの黒いハイレグ姿になった。

残りはゼノヴィアだが…いねぇな。ゼノヴィアの姿が無い事に気づいてアーシアに聞いた。

 

「アーシア、ゼノヴィアのやつはどうした?」

 

「ゼノヴィアさんは今まで水着を着た事が無いみたいで手間取ってるみたいです」

 

手間取ってるって…どんな水着着てくる気だ?

 

「まぁその内来るでしょうから私達は先にプールを楽しみましょう」

 

やれやれ、ようやく泳げるか。ダンテは先にケルベロスをプールに入れた、少しすると元気が出たのか気持ちよく泳ぎ始めた。

 

「おお!まるで生き返るみたいだ!!感謝する主!」

 

ケルベロスが元気になったのを確認しダンテもプールに入ろうとした時リアスがダンテに頼み事をしてきた。

 

「それでねダンテ、悪いのだけど…」

 

 

 

「ほら頑張れ、足を止めたら沈むぞ」

 

ダンテは白音の手を引きながら泳ぎを教えていた。それにしても白音が泳げないとは意外だったな。

その隣では同じ様にイッセーがアーシアに泳ぎを教えていた。

 

「ぷはっ! すみませんダンテ兄様…付き合わせてしまって…」

 

「いいって気にすんな、ほら端に着いたぞ」

 

「ふにゃ⁉︎」

 

プールの端に着いた拍子に白音がダンテに抱きつくようにしがみ付いた、怖かったのか?

 

「大丈夫か?」

 

「…ダンテ兄様は本当に優しいですね。本当のお兄さんになってくれたらいいのに…」

 

「白音…」

 

白音の頭を撫でていると後ろから黒歌が抱きついてきた。

 

「大丈夫にゃん白音その夢は叶うにゃ!あたしとダンテが結婚したら義理のお兄さんにゃ!もう少し待っててにゃ!」

 

黒歌はダンテに抱きつきながら白音を元気付けたが、ダンテはある感触に気づいた。

 

「おい黒歌、お前…」

 

ダンテの予感は当たった、黒歌は水着のブラを外した状態で抱きついていた!黒歌の胸の感触がダイレクトに伝わってくる!するとそこへ…

 

「あらあら、黒歌さん?抜け駆けは許しませんわよ?」

 

同じく水着のブラを外した朱乃がダンテに抱きついてきた!

 

「あっ!朱乃ちん!何してるのにゃ!」

 

「私もダンテさんに抱きつきたいですわ」

 

朱乃がさらに強く抱きしめたのでダンテの顔は朱乃の胸に埋まってしまった!黒歌も負けじとダンテを強く抱きしめた!

 

「ダメにゃ!ダンテはあたしのものにゃ!」ゴゴゴ!

 

「あらあら、うふふ…!これだけは譲れませんわ…!」ビリビリ!

 

二人からはそれぞれ、魔力のオーラと雷が出ており一触即発の状況であった!おいおい…今日はプールに来たんだぜ?それに黒歌、いつから俺はお前のものになった?そんな光景を見た白音が危険を感じダンテ達から離れていった。

睨み合う二人!女の戦いが始まろうとしたその時!特大の殺気が現れた!

 

「貴様ら…何をしている?」グゴゴゴ!!

 

胸の下で腕を組み般若の様な形相で二人を睨んでいるティアが立っていた!…ダメだこりゃ、後は好きにやってくれ。ダンテもそそくさと三人から離れていった。

 

「ちょうどいいですわ!この中で誰がダンテさんに相応しいか決めましょう!」

 

「ティア姉!第一夫人候補だからって手加減しないにゃ!」

 

「望むところだ!!行くぞ!!」

 

綺麗だったプールは一変して戦場と化した!!

 

「あ、貴女達‼︎いい加減にしなさい!!」

 

イッセーにオイルを塗ってもらっていたリアスが呼び掛けたが三人は止まらなかった、それどころかますます激しくなっていった!

 

「…あ〜あ…プールが……」

 

破壊されていくプール…そしてその中を平然と泳いでいる祐斗…

 

「…もう知らねぇ、後は勝手にやってくれ」

 

付き合いきれなくなったダンテは帰ろうと更衣室に向かっていたが準備室の前を通った時、何者かに引きずり込まれた!

 

「ダンテさん?どうしたんだ?外がずいぶん騒がしい様だが?」

 

引きずり込んだのはゼノヴィアだった。

 

「今は出ない方がいいぞ?…それよりお前、ここ更衣室じゃねぇが何してたんだ?それにずっといなかったし」

 

「あぁ、私自身こういう物に興味が無くてね、着るのにずいぶん時間がかかった、それで…どうかな?」

 

ゼノヴィアの水着は緑と青の布面積が広いビキニだった。

 

「似合ってると思うぜ、クール系のお前にピッタリだ」

 

「ありがとうダンテさん。初めて着た水着を褒められるとは私も中々いけるものだな」

 

ゼノヴィアは黒歌やティアと比べたらやや劣るが中々のプロポーションだ。ゼノヴィアは満足そうに頷くと…

 

「それでダンテさん、礼のついでに折り入って話がある」

 

「何だ?藪から棒に」

 

真面目な表情になった次の瞬間ゼノヴィアの口からとんでもない言葉が飛び出した!

 

「私と…子供を作らないか?」

 

「子供?あぁいいぜ………何?」

 

What's?…子供…?

 

「おお!ダンテさんもその気だったか!ではさっそく…」

 

「…ちょっと待て、今のは冗談だ。どうしたんだ急に?」

 

流れで了承したダンテは訂正した、ゼノヴィアは水着を脱ごうとしていたが説明した……片乳出てるぞ?

 

「うん、順を追って話そう。私は今までの人生を神に捧げて生きてきた、でも悪魔となった今…私は目標や夢が無くなってしまった」

 

「なるほど…それで?どうして子作りに繋がるんだ?」

 

「神に仕えていた時は女の喜びを捨てる事にしていた、けれど今は悪魔だ、何をすればいいのかわからなくなった…それをリアス部長に尋ねたら『悪魔は欲を持ち、欲を叶え、欲を与え、欲を望む者、好きに生きてみなさい』と、だから私は封印していたものを解き放ち堪能しようと思う」

 

…チッ、あの女、また余計なこと吹き込みやがって…!

 

「話はわかったが、何で俺なんだ?」

 

「あなたがいいんだ、ダンテさんはこの世界には存在しない種族なのだろう?私も子供を作る以上強い子に育って欲しいと思っている、父親の遺伝子に特殊な力もしくは強さを望む、そこでダンテさんが適任だと思った。最初は伝説の赤龍帝であるイッセーでも良かったがやはりあなたがいい、それにこれはネフィリムの種族繁栄の好機でもあるだろう?…という事で……抱いてくれ」///

 

ゼノヴィアは水着のブラを脱ぎ捨てると頬を染めダンテを見つめた。…やれやれ、困った事になったぞ。

 

「…う〜ん、そう言われてもなぁ……ッ‼︎」

 

悩んでいたその時!殺気を感じ取りゼノヴィアを抱き上げてその場を急いで離れた!次の瞬間ゼノヴィアが立っていた場所に蒼い龍の頭が飛来し吹き飛び、その場にはゼノヴィアが脱ぎ捨てたブラがボロボロになって落ちていた。

 

「な⁉︎何だ⁉︎一体何事だ!」

 

驚くゼノヴィアを下ろすと吹き飛ばされた準備室の煙が上がる壁の穴から怒りの形相のティアと黒歌、ニコニコ顔の朱乃が入ってきた!

 

「…これはどういうことにゃダンテ?」

 

「ふふふ…!ゼノヴィア?いくら妹分でもこれは調子に乗り過ぎだぞ?わかってんだろうな?」

 

「うふふ…ゼノヴィアちゃんったら、ズルいですわ」

 

「…油断も隙も無い」

 

白音もムスッとした表情で見ていた。

 

「あなた達…まったく……」

 

「何でダンテさんばっかり…!マジ羨ましいッス!!」

 

リアスは呆れイッセーは羨ましがっていた。…はぁ〜…こりゃ簡単には収まらなそうだな、溜め息を吐いていると空気が読めてないのかゼノヴィアがさらに爆弾を投下した。

 

「どうしたダンテさん?さぁ早く子供を作ろう」

 

その瞬間、殺気がさらに強烈になった…

 

「…お前、今の状況わかってるか?」

 

ダンテは逃げようとしたがティアと黒歌が今まで見せたことが無いスピードでダンテの両腕をホールドした!その顔は怖いくらいの笑顔であった!

 

「…ほぅ?子作り?面白いな」ニコニコ

 

「どういうことかはっきり聞かせてもらうにゃ〜」ニコニコ

 

「うふふ…」

 

「…連行です」

 

…これは簡単には逃げられそうに無いな、だったら!

 

「…ドッペルゲンガーからのクイックシルバー!」

 

こっそりドッペルゲンガーと入れ替わり周りのスピードが遅くなっている隙に急いで着替え逃げ出したダンテ。プールから大分離れたその時、黒歌の声が聞こえた。

 

「にゃ〜〜〜!!これダンテじゃないにゃ〜〜!?」

 

「おい貴様!本物のダンテは何処だ!?言わないと…」

 

「グォォォォォォ!??!」

 

喋れないドッペルゲンガーの悲痛な叫びが聞こえた!光でも当てられたか?…すまねぇドッペルゲンガー!許せ。

 

 

校門に向かう途中ダンテは追ってきたイッセーと合流した。

 

「ダンテさん、今日は災難でしたね?」

 

「まったくだ、まともにプールを楽しめなかったぜ……ん?」

 

その時ダンテは校門の壁に寄りかかる銀髪の青年に気づいた、中々のイケメンだ、青年はダンテとイッセーの顔を見ると笑みを浮かべて話しかけてきた。

 

「やぁ、いい学園だね?」

 

「あ、あぁ(誰だ?)」

 

(コイツは…!)

 

イッセーはわからなかったがダンテは気づいた様で目つきを鋭くさせた。

 

「ここで会うのは二度目か、赤い龍(ウェルシュドラゴン)赤龍帝の兵藤一誠、それとデビルハンターダンテ。俺はヴァーリ…白龍皇バニシングドラゴンだ」

 

白龍皇…‼︎

 

「やっぱり、そうだったか」

 

「…その口ぶり、気づいていたのか?」

 

「まぁな、一度感じた力は体が覚えているからな」

 

「なるほど、やはり貴方は面白い……それに比べて…兵藤一誠にはがっかりだ」

 

イッセーの方を見ると発動しかけている赤龍帝の籠手を必死に抑えていた!ドライグも反応しているようだ!その様子を見たヴァーリはイッセーに片手を向けた。

 

「そうだな、例えば…俺がここでキミに魔術的なものをかけたりーー」

 

ダンテが動こうとしたその時!ヴァーリの左右から祐斗とゼノヴィアが聖魔剣とデュランダルをヴァーリの首に突きつけた!

 

「冗談が過ぎるんじゃないかな?」

 

「ここで赤龍帝との決戦を始めさせるわけにはいかないな、白龍皇」

 

「やめておいた方がいい、切っ先が震えてるじゃないか?コカビエルごときに勝てなかったキミ達では俺には勝てないよ」

 

ヴァーリの言う通り二人の剣は音がするくらい震えていた。

 

「祐斗、ゼノヴィア、下がれ」

 

ダンテの言葉に二人は剣を納めると警戒しながらダンテとイッセーの側に戻った。

 

「白龍皇、何のつもりかしら?」

 

リアスの声が聞こえ振り向くとティア達とグレモリー眷属が全員いた。

 

「安心してくれ、今日は戦いに来たわけじゃない。アザゼルの付き添いで来日してね、ただの退屈しのぎさ」

 

その言葉にイッセーを含めた全員がホッとした。ヴァーリはイッセーに質問した。

 

「兵藤一誠、キミはこの世界で何番目に強いと思う?未完成の禁手状態としたキミは上から数えて千から千五百…いや、宿主のスペック的にもっと下かな?」

 

「…何が言いたい?」

 

「サーゼクス・ルシファーでさえトップ10に入らない、だが、一位は決まっているーー不動の存在が」

 

「自分とでも言いたいのかよ?」

 

「いずれわかる、ただ俺じゃない。そこのデビルハンターももちろん違う、だが貴方はかなりの上位に入っていると思う」

 

ヴァーリはダンテを興味深そうに見つめるとフッと笑った。ヴァーリは踵を返すとリアスに警告した。

 

「リアス・グレモリー、兵藤一誠は貴重な存在だ十分に育てた方がいい。だが過去に二天龍と関わった者はろくな生き方をしていない……あなたはどうなるんだろな?」

 

そう言い残しヴァーリは去って行った。

 

 




本来ならダンテの胸には傷跡はありませんが付けときました。
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