ハイスクールD×dmc   作:プラサミット

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第40話 授業参観!魔王少女セラフォルー・レヴィアタン登場!

◇駒王学園、2年教室

 

「イッセーんとこの親は来るのか?」

 

「ん?あぁ、アーシアを見に来るんだと…まったく自分の息子も見ろっての」

 

「あー…わかる。アーシアちゃんのあの可愛さの前では実の息子を前にしても見ちゃうよなぁ!」

 

「お前なぁ…」

 

イッセーが元浜の発言にツッコミを入れていた。一方アーシアの方は…

 

「私、こういうの初めてなんですごく楽しみです!」

 

「いいわねアーシアはお気楽で、私は憂鬱だわ…」ハァ〜

 

アーシアは楽しみにしており、一緒にいた眼鏡少女、桐生藍華は溜め息を吐いていた。

生徒達のいろんな声が聞こえる中、イッセーは窓際で溜め息を吐いているゼノヴィアを見つけ声を掛けた。

 

「ゼノヴィア?どうしたんだよ?」

 

「…ん?あぁイッセーか。いや、ダンテさんのことでちょっとな…」

 

「もしかしてプールの事か?そういえばお前あの後ティアさんと黒歌さんに叱られてたしな……それにしても、お前もいきなり子作りしようだなんてかなり大胆だよな?」

 

プールで二人に叱られた事に落ち込んでいると思ってイッセーは慰めようとしたが…

 

「それで今朝、ダンテさんが寝ているうちに寝込みを襲ったんだが、罠が仕掛けられていたらしく捕まってしまってな…その後ティア姉さんに長時間説教されて尻を叩かれた…あれは…うん、痛かったなぁ、今でも少し痛いな」

 

落ち込んでいるどころか再チャレンジした様だ…ちなみに罠とは以前ティアがやった魔力を使わない仕掛け(片足に宙吊りロープ)であった。

 

「へ、へぇ…お前も懲りないなぁ」

 

「そこで私はわかった…!ダンテさんにたどり着くにはティア姉さんと黒歌さんという双璧を超えなければならない!おっと、朱乃さんと小猫も忘れてはならないな!フフフ…これは攻略のしがいがあるな!この四つの壁を乗り越えて私はいつかダンテさんにたどり着いてみせる!!待っていてくれ!ダンテさん!!」

 

ゼノヴィアは拳を強く握り高く掲げ燃えていた!

 

「ハハ…頑張れよ?」

 

「そうだイッセー、まだいっぱいあるから少しキミにも分けてあげよう、よかったら使ってくれ」

 

そう言ってゼノヴィアはスカートのポケットから掌サイズの小袋を取り出した。それを見た瞬間クラス内がざわつき始めた!ゼノヴィアが出した物それは……コンドームだった……はぁ⁉︎

 

「ちょ!?お前なんつー物を学校に持って来てんだよ!?場所を考えろ!場所を!!」

 

「??」

 

ゼノヴィアは不思議そうな顔をして首をかしげていた。ダメだ…こいつも最初の頃のアーシアと同様に浮世離れしている!

 

「イッセーさん?どうかしたんですか?」

 

そこへ騒ぎに気づいてアーシアが近づいて来た。

 

「ちょうどよかったアーシアも使うといい、無計画な性行はお互い傷つくそうだ、男女の関係は難しいね」

 

「桐生さん何ですかこれ?お菓子ですか?」

 

「アーシア、これはね……」

 

「はい………はうっ⁉︎///」

 

ゼノヴィアはアーシアにもコンドームの小袋を渡した。アーシアは何かわからず不思議そうに見ていたが桐生が耳打ちで教えると爆発した様に顔を真っ赤にして倒れた!

 

「こら桐生!アーシアに余計なこと教えるんじゃねぇ!!」

 

「アハハハハハ♪」

 

イッセーは怒りながら桐生を追いかけ始め、クラス内に笑いが響いた。

 

 

 

ブロロロロ…

 

駒王学園に向かって二台のバイクが走っていた。

一台は前傾姿勢の蒼い大型バイクで胸元が大胆に開いた蒼いライダースを着てヘルメットからマフラーの様に長い蒼髪を靡かせた女性、もう一台はハーレー系の紅い大型バイクで同じく紅いコートにサングラスの男性とバイクに取り付けられたサイドカーに乗る猫耳付きのヘルメットを被った女性……そう、ダンテ達デビルメイクライがバイクで走っていた!

学園に向かっていた理由は依頼ではないが、黒歌が白音の授業参観に行きたいと言ってきたのでついでにダンテとティアもついて来たのである。

数分後、学園に着いたダンテ達はバイクを駐車場に停め学園に入った。黒歌は更衣室に向かうと服を着替えてきた、その姿は初めて出会った時に着ていた黒い着物(着崩していない)であった。

 

「それじゃあたしは1年生のクラスだから、後でまた合流しようにゃ、バイバ〜イ♪」

 

黒歌は鼻歌を歌いながら階段を下り白音の教室に向かって行った。残されたダンテとティア…一応ティアもライダースからいつもの服装に着替えていた。

 

「さてと…俺たちはどうすっか?」

 

「とりあえず…食堂でも行ってみるか?そこでなら飲み物くらい飲めるだろうしな」

 

「そうだな、じゃ行くか」

 

特にやる事が無いダンテとティアが食堂に向かおうとしたがそこへ…

 

「「ティアさ〜ん!!」」

 

「ん?おっと…」

 

二人の女子生徒がティアに向かって走って来て抱きついた!抱きとめたティアも気づいた様で笑顔になった。

 

「おお!お前たちか!久しぶりだな!…こらこらよせ、くすぐったいだろ」

 

その二人はティアが依頼で知り合った片瀬と村山だった、二人は嬉しそうにティアの胸に顔を擦り付けていた。

 

「それでどうだ?あれからアイツらは覗きに来なくなったか?」

 

「はい!流石に懲りたみたいであれ以降来なくなりました、ありがとうございました!」

 

「ハハハ!よかったな、また困ったことがあったらいつでも依頼するといい」

 

「「はい!」」

 

二人の頭を撫でると二人はティアに頭を下げてお礼を言った。

 

「何だティア?知り合いか?」

 

「前に話しただろう?私に依頼してきた女子生徒だ……ん?どうしたお前たち?」

 

視線を戻すと片瀬と村山はダンテとティアを交互に見ていた。

 

「…ティアさんの彼氏さんですか?」

 

「ブッ‼︎か!彼氏ィ⁉︎///ち、違っ!!この男はただの仕事の上司と言うか…同業者と言うか…///私とダンテはまだそのような間柄では…///」

 

「「…まだ?」」ニヤニヤ

 

「ッ///な、何だその目は⁉︎と、とにかく私は…!」

 

ニヤついている片瀬と村山に顔を真っ赤にして必死に言い訳するティア!するとダンテが…

 

「お前から俺の唇奪っといて何言ってんだ?」

 

「なっ⁉︎///」

 

「「ええええええっ!!///」」

 

ダンテの衝撃発言に片瀬と村山は喜ぶ様に叫んだ!しかしティアは震えながら拳を構えていた。

 

「こ、こぉの…馬鹿ァァァァッ!!!!」

 

次の瞬間!ティアのグーパンチがダンテの顔面に炸裂した!…なんか前にもこんな事があったような…?

 

「ダンテの…馬鹿野朗ぉぉぉぉ!!」

 

そのままティアは叫びながら走って行ってしまった!床にうつ伏せに伏したダンテに片瀬と村山が声を掛けた。

 

「あ、あの〜…大丈夫ですか…?」

 

「…おぅ…なんとかな」

 

起き上がったダンテのその頬には殴られた跡がくっきり残っていた…ったくおもいっきり殴りやがって、普通の人間だったら首がぶっ飛んでたぜ。

 

「あ、あのダンテさん…ティアさんには後で謝っておいた方がいいですよ?」

 

「おぅ」

 

♪〜

 

チャイムが鳴り片瀬と村山はダンテに頭を下げると教室に戻って行った。

ティアがいなくなりダンテ一人になった。

 

「やれやれ、一人になっちまったか…黒歌との合流時間までまだまだあるしどうするか……仕方ねぇ、イッセー達のクラスでも行ってみるか、どうせ暇だしな」

 

イッセー達の魔力を感じ取ると教室へ向かった。

 

 

▽イッセー達の教室

 

既に授業は始まっている様で教室の後ろにはスーツ等を着た保護者が並んでいた。ダンテは正装ではなくいつもの紅いコートとリベリオンが入った大型ギターケースを背負っていたのでかなり目立っていた。

ギターケースを下ろし腕を組んで授業を見ているとイッセーとゼノヴィアとアーシアが気づきで驚いた顔をしていた、片瀬と村山も同様だ。

教科は英語らしいが、何故か生徒達の机には粘土の塊が置いてあった…もう一度確認するが英語なんだよな?美術じゃなくて。

教師の説明によると「自分が脳に思い描いたありのままを表現してください、そういう英会話もあります、レッツトライ‼︎」…だそうだ、そんな英会話聞いたことねぇぞ?

 

「アーシアちゃんファイトよ〜」

 

「アーシアちゃんかわいいぞぉ!」

 

アーシアを応援する声が聞こえたので見るとカメラを回して手を振っている保護者がいた……ということはあれがイッセーの両親か…特別な力は無さそうだ、ごく普通の人間だ。

視線をイッセーに戻すと何を作るか悩んでいた、アーシアはもうネズミ…?みたいな物を作ってるぞ?すると突然にやけ顔になったイッセーの手が素早く動き出し粘土がある人物の姿になっていった……おいおい、あれってまさか…

 

「ひょ、兵藤くん…?」

 

「はい?おお…⁉︎これ俺が作ったのか?」

 

無意識だったのか作ったイッセー本人も驚いていた。イッセーが作った物それは…リアスの裸体像だった‼︎

 

「す、素晴らしい!兵藤くん、キミにこんな才能があったなんて!やはりこの授業は正解だった!また一人、生徒に隠された能力を私は引き出したのです!」

 

教師がイッセーの肩に手を置きサムズアップすると他の生徒達も集まってきて何でイッセーがリアスの裸を知っているのかと批判の声が聞こえていたがなにやらオークションが始まった!

 

「なぁイッセー!俺の芸術作品と交換してやってもいいぞ!」

 

「そんなゴミより俺は五千円出すぞ!!」

 

「私は七千円出すわ!!」

 

「リアスお姉様のお体は渡さないわ!」

 

生徒達が騒ぐ中ゼノヴィアだけ机で黙々と作業を続けていた…やけに熱心だな?何作ってんだ?ゼノヴィアが作っている物を見るとダンテは驚いた!ゼノヴィアはリベリオンを逆手に持ちエボニーを構えているダンテの像を作っていた!こちらもイッセーに負けないくらい良く出来ている

 

チラッ…☆

 

ゼノヴィアがダンテの方を向きニヤッと笑った……お前、彫刻家の方が向いてるんじゃねぇか?するとゼノヴィアの作品に気づいた生徒達がこちらでもオークションを始めた!特にさっき会った片瀬と村山はやたら高額を叫んでいた!

 

「おお!こっちの作品もすげぇぞ!!」

 

「ねぇ?この像、後ろにいるあの人じゃない⁉︎」

 

結局イッセーとゼノヴィアは落札しなかった。

 

 

 

一方、白音の教室に行った黒歌は…

 

「白音ぇ〜‼︎頑張れ〜!ほらこっち向いてぇ〜!」

 

他の保護者がいるのも構わずやたらハイテンションでカメラを回しながら白音の授業風景を撮影していた。

 

「…姉様、もう///」

 

白音は顔を真っ赤にして黒歌に呆れていた。

 

「あ、あの〜…塔城さんのお姉さんですか?申し訳ありませんがもう少しお静かにお願いできますか?」

 

教師が黒歌に注意したが…

 

「にゃ?なぁに?」

 

「で、ですから、もう少しお静かに…」

 

「な・あ・に?」ゴゴゴゴ

 

「…い、いえ……なんでも…ありません…そ、それでは授業を続けます…」

 

黒歌の笑顔の圧力に負け教師は授業を再開した。

この後、黒歌は白音と教師によって出入り禁止となった。

 

 

 

授業が終わり休み時間になりリアス達が集まっていた、ダンテも一緒に来ていた。

イッセーは自分で作ったリアスの裸体像をリアスに見せていた。

 

「ホントによく出来てるわね」

 

「あらあら、流石部長のお体を見て触っているイッセー君ですわね」

 

ゼノヴィアもダンテに自分の作品を見せてきた。

 

「ダンテさん!私のも見てくれ!よく出来ているだろう?」

 

「あぁ、久しぶりに驚いたぜ、特にリベリオンの装飾とか…よくここまで再現したもんだな?」

 

ゼノヴィアの再現力を褒めるとゼノヴィアは照れていたが朱乃が興味深そうにダンテ像を見てきた。

 

「ホントによく出来てますわね…まるでダンテさんをそのまま小さくしたみたいですわ。ねぇゼノヴィアちゃん?その像私にくださらない?」

 

「残念だがそれはできない相談だな、ライバルの一人に当たる人に渡すわけにはいかないな。それにこれは私の宝物にするんだ。後で色も塗らないとな」

 

二人の間に火花が散った!…ライバル?よくわからんが女の戦いが始まろうとしていた。

溜め息を吐き止めようとした時、早歩きで何処かに向かう祐斗を見つけリアスが声を掛けた。

 

「あら祐斗?どうしたの?」

 

「あ、部長、それに皆も。体育館で魔女っ娘が撮影会をしてるって聞いて見に行くところだったんです」

 

「…魔女っ娘?」

 

「魔女っ娘…?どんな奴だ?」

 

一行は体育館に向かい始めた。

 

 

 

体育館に向かう途中、サーゼクスとサーゼクスによく似た紅い髪の男性を案内しているソーナと会った、確かあの男は…

 

「あらリアス、今ちょうどサーゼクス様とおじ様をご案内していたところなの」

 

「お父様、お兄様…」

 

「部長のお父さん⁉︎…若!」

 

イッセーがリアスの父の若い外見に驚いて頭を下げていた!確かに若いな、おじさんの外見ではない。そう思っているとダンテに気づいたリアスの父がダンテに話しかけてきた。

 

「おやキミは…リアスの式の時は世話になったね。あの時はまともに挨拶もできなかった、改めてはじめまして、リアスとサーゼクスの父のジオティクス・グレモリーだ、よろしくダンテ君」

 

「おぅ、俺もサーゼクス達の世話になってるぜ」

 

二人は握手した。

 

「ところでリアス、眷属達を連れて何処に行くんだい?」

 

「はい…なにやら体育館で魔女っ娘が撮影会をしているみたいでみんなで見に行くところだったんです」

 

「ほぅ魔女っ娘…面白そうだ、私たちも一緒に行こう」

 

サーゼクス達も一緒に体育館に行くことになった。

 

 

 

 

その頃、ダンテを殴り倒して走り出したティアは学園の屋上に来ていた。ライザーとのレーティングゲームでレプリカの学園で来たことがあるが今はそんなことどうでもよかった。

 

「…まったく、ダンテのやつ……」

 

口の軽いダンテがあっさり喋ってしまった事をイライラしながら呟いて景色を眺めていたその時!

 

「おいそこの女!ここはアタイらのショバなんだよ!勝手に入ってんじゃねぇよ!」

 

そこにガラの悪い女子生徒達が現れ屋上にいたティアに絡んだ。

 

「あ"〜ん?」ギロリ!

 

イライラしていたティアは面倒そうに振り向き不良女子生徒達を睨みつけた。

 

「(うお⁉︎乳デカ!)まぁいいぜ、無断で入ったからショバ代払ってもら……」

 

しかし、その数秒後…

 

「お…覚えてろよ…この…デカ乳女……」

 

ティアによって瞬殺された不良女子生徒達が重なる様に倒れ、その上にティアが腰掛けていた。

 

「まったく…ダンテは……ん?あれはダンテ達か?何処に行くんだ?」

 

不良女子から立ち上がり誰も見ていない事を確認すると屋上の手摺りから飛び降り、隠れる様に後を追い始めた。

 

 

 

 

◇体育館

 

体育館内は騒がしくなっていた。演壇上には魔女っ娘のコスプレをした黒髪ツインテールの少女が素早くポーズを決めてギャラリーを盛り上げていた!さらにギャラリーのリクエストにも応えてポーズを決めていた!本人もかなりノリノリだ。

そこへダンテ達が体育館に入ってきてコスプレ少女の服装を見たイッセーが驚いた声を上げた。

 

「おお⁉︎あの衣装は確か『魔法少女ミルキースパイラル7オルタナティブ』の衣装だ!」

 

「…あ?何だそりゃ?」

 

「イッセーさんはあの衣装をご存知なのですか?」

 

「う、うん、ちょっと…こういうのが好きな常連さんに散々見せられて覚えてたんだ…あはは…」

 

…どんな奴だよそいつ?もし俺だったらドッペルゲンガーと入れ替わって途中で逃げるな。

 

「なっ⁉︎」

 

しかし魔女っ娘を見たリアスは驚いていた!…そういえばあいつから感じる力は……

 

「にゃははww何あれ?コスプレにゃ!…ほら白音、いつまで怒ってるにゃ?」

 

「…姉様、少しは反省してください」

 

後ろから黒歌と少し怒った表情の白音が入ってきて、黒歌がコスプレ少女を見て笑っていた。

 

「オラオラァ!天下の往来で撮影会たぁ、いいご身分だぜ!」

 

そこへ生徒会の匙がギャラリーの中に割って入り撮影会を止めに来た。

 

「ほらほら解散解散!今日は公開授業の日だぞ!こんなところで騒ぎを作るな!」

 

ギャラリー達は文句を言いながら渋々退散して行った。匙はコスプレ少女に向き直ると注意した。

 

「あなたもそんな格好をしないでください、もしかして参観の人ですか?そうだとしても場に合わせた衣装ってものがあるでしょう?困りますよ」

 

「えー?だってこれが私の正装だもん☆」

 

コスプレ少女は注意されても反省してないらしくわざとらしく頬を膨らませていた。

 

「よう匙、ちゃんと仕事してんだな?」

 

「からかうな兵藤」

 

「何事ですか、サジ?問題は早急に簡潔に解決しなさいといつも言って…「ソーナちゃん!見ぃつけた☆」んな⁉︎」

 

ソーナが匙を注意していたその時!コスプレ少女が勢いよくソーナに抱きついた!…ソーナの知り合いか?そう思っていると少女の名を口にしたサーゼクスの言葉でコスプレ少女の正体がわかった。

 

「ああ、セラフォルーか。キミもここに来ていたんだな」

 

…セラフォルー…?…っておいおい、まさかこいつが⁉︎

 

イッセーも同様の反応をしているとリアスが溜め息を吐きながら教えた。

 

「レヴィアタン様よ…あの方は現四大魔王の一人、セラフォルー・レヴィアタン様、そしてソーナのお姉様よ」

 

コスプレ少女の正体が魔王の一人だとわかりイッセーは絶叫し、ダンテは想像してたのと違い微妙な表情をしていた。

 

「リアスちゃん、おひさ〜☆元気にしてましたか?」

 

「はい、おかげさまで。今日はソーナの授業参観に?」

 

「うん☆ソーナちゃんったら酷いのよ?今日のこと黙ってたの!もうお姉ちゃんショックで天界に攻め込むところだったんだから☆」ぷんぷん

 

冗談なのか本気なのかわからないことを言うセラフォルーにリアス達は苦笑いしていた。匙によるとセラフォルーは極度のシスコンであるとのこと…

先に挨拶していたイッセーがセラフォルーに挨拶し終わるとセラフォルーはダンテの方を向き近づいてきた。身長差のせいでダンテがセラフォルーを見下ろす形だったが…

 

「ねぇねぇサーゼクスちゃん、この人が前に言ってた異世界から来たって言うハーフ君?」

 

「そう、彼が数ヶ月前に異世界から我々の世界にやって来た、悪魔と天使のハーフ、ネフィリムのダンテだ」

 

サーゼクスが紹介するとセラフォルーは物珍しそうにダンテを見ると笑顔で挨拶した。

 

「はじめまして☆セラフォルー・レヴィアタンです♪レヴィアたんって呼んでね☆よろしくね♪」

 

セラフォルーは握手してきた、ダンテも握手しながら挨拶した。

 

「(たん?)おぅ、最初見た時はこんな格好の奴に魔王が務まるのかって思ってたけどな、よろしくな」

 

「むぅ(˘・з・˘)もしかして信じてない?だったら証拠にこの煌めくスティックで天使と堕天使をまとめて抹殺なんだから☆」

 

「お姉様ご自重ください、魔王のお姉様が煌めかれたら小国が数分で滅びます…」

 

またしてもセラフォルーの冗談かわからない発言にソーナがツッコミを入れた…ホントに大丈夫かコイツ?

 

「…この前のコカビエル騒動の時は、ソーナちゃん達とこの街を守ってくれてありがとう、感謝してます」

 

セラフォルーはおちゃらけた表情から一変して真剣な表情になると頭を下げてダンテにお礼を言ってきた。

 

「…それでその時にあなたのお兄さんが亡くなったと聞きました…その…辛い戦いだったね…」

 

セラフォルーが悲しそうに言うと周りの者達も同様の表情で俯いていた。

 

「…大丈夫だ、俺はその悲しみも乗り越えてバージルの分も生きていくと決めたんだ、だからもう悔やんでなんかいねぇさ」

 

「よかった…あなたはとても強いのね。でも、困った時や悩んだ時はいつでも私達に相談してね、私達はどんな時でもあなたの味方よ」

 

セラフォルーは微笑むとダンテを優しく抱きしめた、周りの者達も微笑んで見ていた。セラフォルーは再びおちゃらけた表情になるとリアスに尋ねた。

 

「なんか私あなたのこと気に入っちゃった☆ねぇリアスちゃん?ダンテ君リアスちゃんの眷属じゃないよね?だったら、私がもらってもいい?」

 

「…何言ってんだお前?」

 

「た、確かに私の眷属ではありませんが……それにはちょっと問題が…」チラッ

 

リアスはある方向を見ながら苦笑いしていた、セラフォルーも不思議に思って見ると黒歌達が睨みながら猛反論してきた!

 

「ダメにゃ!いくら魔王様でもそれだけは絶対に許さないにゃ!」フシャアア‼︎

 

「…ダンテ兄様は渡しません!」

 

「うふふ、セラフォルー様…ご冗談がお過ぎですわ」

 

「これ以上ダンテさんにたどり着く壁が増えるのは困るからな、残念だが諦めてもらおうか魔王殿?」

 

一人足りないが黒歌達がセラフォルーに猛抗議した!その時!体育館の扉が勢いよく開いた!…おいおい、まさか…

 

「その通りだ!!」

 

そこには怒りの形相のティアが立っていた!こりゃまたずいぶんタイミングよく現れたもんだ、というより今まで何処にいたんだよ?ティアはセラフォルーに指差すと宣言した!

 

「魔王セラフォルー・レヴィアタンよ!ダンテが欲しければこの私を倒してからにしてもらおうか!!」

 

「…貴女は?」

 

「私は五大龍王最強の天魔の業龍ティアマット!ダンテの使い魔で相棒だ!!さぁどうする‼︎」

 

「貴女があの伝説の……ふふん!おもしろいわ!貴女を倒さないとダンテ君は連れていけないということね!それじゃあ久しぶりに本気出しちゃおうかな☆」

 

「面白い!魔王ならば手加減は無用だな!」

 

二人からはドラゴンのオーラと氷の魔力が滲み出ており体育館は所々軋み始めていた!リアス達は顔を青くしサーゼクスとジオティクスも苦笑いしていた…

戦いが始まろうとしたその時!

 

「おやめくださいお姉様!!これ以上騒ぎを起こされたら学園が…!そうなったら私はもう……耐えられません‼︎」

 

ソーナは涙を流しながら走り去った!

 

「あっ!待ってソーナちゃん!お姉ちゃんを置いて何処に行くの⁉︎」

 

セラフォルーも急いでソーナの後を追って行った!

 

「いやぁぁぁん!お姉ちゃんを見捨てないでぇぇ!ソーたぁぁぁん‼︎」

 

「たんを付けて呼ばないでください‼︎」

 

「か、会長‼︎」

 

匙も後を追って行った。

セラフォルー達が去り場の空気が静まり返った、とりあえずティアは殺気とオーラを引っ込めた。

 

「何だったんだあいつ?」

 

リアス達を見ると緊張が解けて腰が抜け大汗を流してその場に座り込んでいた…これで一応些細なこと(ダンテにとって)で始まりそうになった戦いは回避され学園の危機は去った。

 

 

この後、リアスはサーゼクスから話があると会議室に入り眷属達は解散し、授業参観は終わりを迎えたのであった。

 

 

 




次回、ギャスパー登場
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