ハイスクールD×dmc   作:プラサミット

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第45話 狙われた会談!襲撃!禍の団‼︎

三大勢力会談当日。

学園の周りには結界が張られ、その周りには悪魔、天使、堕天使の各勢力が囲っており一触即発の状態だった。

 

「…うん、まさに一触即発の空気だね」

 

「うお〜…誰も中に入れないとは言ってもすごい事になってるな…こんな大群勢初めて見たぜ…」

 

イッセー達は会談が始まるまで部室で待機していたが、まだダンテ達が来ていないのでそちらも待っていた。もうすぐ時間だと言うのに現れないダンテ達にリアスは時計を見ながらブツブツ小言を言っていた!部長が怒ると怖いのでダンテさん!早く来てください〜‼︎

そう思っていると床に蒼い魔法陣が現れダンテとティアと黒歌が現れダンテはリアスに声を掛けた。

 

「よぅ、来たぜ、間に合っただろ?」

 

「もう!遅いわよ!大事な会談なんだからもっと余裕を持って来てちょうだい!」

 

「しょうがねぇだろ、直接中に転移できなかったから結界の前に転移したら外にいる奴らに絡まれたんだからよ。説得するのに時間がかかったんだ、そう怒るな。それよりティアが爆発しなくてよかったぜ、そうなったら会談どころじゃなかったしな」

 

「ッ!黙ってろダンテ///」

 

「そうそう、もう少し説得するのに時間がかかったらティア姉がキレてたかもしれなかったにゃ」

 

「黒歌もそれ以上言うな!まだ言うならこうだ!」

 

「あん♡にゃ〜ん♡尻尾はやめてにゃ〜///弱いのぉ〜〜♡」

 

ティアが黒歌の尻尾を握り黙らせたが黒歌は喘いでいた。そんなダンテ達を見てリアスは溜め息を吐いた。

 

「…まぁ遅刻するよりマシね。もうすぐ時間になるからダンテ達もここで待機してて」

 

そう言われダンテ達はそれぞれ寛いでいたがソファに座ったダンテの隣に朱乃が座りニコニコしながら嬉しそうにダンテの腕に抱きついた。

 

「うふふ、ダンテさん、来ないのかと思って心配しましたわ」

 

「悪い悪い」

 

ダンテが軽く謝ると朱乃はさらに腕の力を入れて擦り寄って来た。溜め息を吐くと反対側の腕に黒歌が対抗する様にダンテの腕に抱きつき、ソファの後ろにはティアとゼノヴィアが立ち、膝の上には白音が座った。

 

「お前らなぁ……ったく」

 

ダンテは溜め息を吐いていたが彼女達の想いはわかっていたのでそのままにしておいた。その様子を見たリアスは神社で何があったかなんとなく察し、羨ましそうに見ていたイッセーを優しく抱きしめ同様にアーシアもイッセーに抱きついたのであった。

数分後、リアスの耳元に小型の魔法陣が現れ会談が行われる会議室に移動となった。

 

「ぶ、部長さぁ〜ん!ダンテさ〜ん!行っちゃうんですかぁぁ!」

 

ギャスパーがダンボールから顔を出し叫んでいたが、リアスは申し訳なさそうに謝った。

 

「ごめんなさいギャスパー、今日の会談はとても重要なの。もしあなたの神器が暴走でもしたら大変なことになるの、ここで待っていてくれるかしら?護衛に小猫をここに残らせるわ。小猫、お願いね」

 

「…はい部長」

 

白音がギャスパーの護衛に残るようだ、まぁ今の白音なら並の奴より強えから大丈夫だろ。イッセーもお菓子やゲーム機をギャスパーに渡して元気付けていた。ダンテもギャスパーに声を掛けた。

 

「心配すんなギャスパー、会談が終わったらすぐ戻ってくるからよ、それまで白音と遊んでな」

 

「ダンテさん…はい…」

 

「…ダンテ兄様、ギャーくんのことは私が責任を持って守ります、安心してください」

 

ダンテは白音の頭を撫でると任せ立ち上がった。

 

「それじゃみんな、行くわよ」

 

 

会議室前に着くとリアスがノックし中に入った。

 

「失礼します」

 

室内には悪魔側からサーゼクスとセラフォルーの魔王二名、その付き添いにグレイフィアとソーナ、天使側からミカエルと付き添いにブロンドの美女天使と前に会った聖剣使いの少女紫藤イリナ、堕天使側からはアザゼルと付き添いに白龍皇ヴァーリがいた。

大物揃いの室内は空気が張り詰めていたが、ダンテの姿を見てセラフォルーが笑顔で手を振りアザゼルも手を振っていた。ヴァーリは…相変わらず興味深そうにダンテを見ていた。一方イリナは複雑な表情でゼノヴィアを見ておりゼノヴィアも気難しそうに目を逸らしていた。

 

「私の妹とその眷属だ、それとその協力者のダンテ率いるデビルメイクライだ。先のコカビエル襲撃で彼らが活躍してくれた」

 

「俺んとこのコカビエルが迷惑かけたな」

 

アザゼルは軽く謝罪した、一応大きな犠牲を出したので責任は感じていたが、リアス達はアザゼルの言い方に睨んでいた。

 

「ではそこの席に座りなさい、ダンテはこの席に」

 

サーゼクスに指示されリアス達は壁際に設置された席に座ったがダンテの席は少し前に設置され豪華な装飾が施されていた…そこまで気を遣わなくてもいいんだがな……ティアと黒歌は他の付き添い同様にダンテの後ろに立っていた。

 

「全員が揃ったところで確認しておくが、ここにいる者たちは最重要禁則事項である『神の不在』を認知している、それを前提として話を進める」

 

全員が頷き、こうして三大勢力の会談が始まった。

 

和気藹々とはいかないまでも会談は順調に進んでいた。

ほぼ聞いているだけのダンテは少々難しい話に眠りそうになっていたがティアに頭を引っ叩かれたり、黒歌に肩を揺さぶられたりしてなんとか聞いていた、それを見てリアスが恥ずかしそうに溜め息を吐いていた。

 

「さて、今回のコカビエルの件について堕天使総督の意見を聞きたい」

 

「あの騒動は堕天使の中枢組織グリゴリの幹部コカビエルが単独で起こしたものだ、当初の予定では白龍皇に処理を任せてその後地獄の最下層コキュートスで永久冷凍にでもしてやろうかと思ったがダンテが消し飛ばしちまった。そのあたりは提出した資料に書いてあったと思うが?」

 

「確かにありましたが報告としては最低の部類ですね。ではあなた個人が我々と事を起こしたくないという話に関しては?」

 

「ああ、俺はコカビエルの戦闘馬鹿と違って戦争に興味なんて無い、それは変わらねぇよ」

 

アザゼルはミカエルの問いに笑って返したが、サーゼクスは目つきを鋭くさせて質問した。

 

「ではアザゼル、ここ数十年…何故神器所有者をかき集めている?最初の頃は神器所有者を集めて戦力増強を図り、我々に戦争を仕掛けるのではないかと予想していたが、いつまで経っても堕天使側は戦争を仕掛けてこなかった、白い龍を手に入れたと聞いた時は警戒心を強めたものだ」

 

神器に詳しいとは思っていたが集めていたとはな、殺せないから所有者ごとってか?

 

「神器の研究のためさ。なんなら資料の一部もお前たちに送ろうか?研究してるからって戦争なんざ仕掛けねぇよ。さらに言うと俺は今の世界に十分満足してる、部下にも人間界の政治にまで手を出すなって言ってるくらいだぜ?ったく、俺の信用は三すくみの中でも最低かよ…」

 

アザゼルの問いにサーゼクス達は躊躇なく頷いた、それを見たダンテは吹き出した。

 

「ブッ!ハハハ!アザゼル!お前信用無ぇなぁwww」

 

「うるせぇよダンテ。チッ、これ以上コソコソ研究するのも性に合わねぇか…わかったよ。和平を結ぼうぜ、お前らも元々そのつもりだろ?」

 

アザゼルが和平を切り出したことにイッセー達は驚いたがダンテは逆に少し感激していた。

 

「和平ねぇ…いいね和平!やっぱり和平なだけに平和が一番ってか?おお!ってことは俺は今、歴史的瞬間に立ち会ってるってことか?」

 

「ま、そういうことだ、異世界の和平の瞬間だ、貴重だぜ?」

 

この後サーゼクスやミカエルも意見を言っていたが和平には賛成した。

さらにアザゼルが言うには次に戦争を起こせば三すくみは共倒れになること、そして人間界にも影響を及ぼし世界は終わる、もう戦争は起こせないという。

話に区切りが付いたところでミカエルが約束していたイッセーの話を聞きアーシアを異端にしたことを謝罪し、アーシアと話を聞いていたゼノヴィアは自分たちの今の気持ちをミカエルに伝え二人の寛大な心にミカエルは感謝したのだった。

 

「よし、それじゃあ俺からもお前ら二人に訊いておきたい、お前らは二天龍として世界をどうしたい?ではヴァーリ、白龍皇としてはどうだ?」

 

「俺は強い奴と戦えればいいさ、特にそこのデビルハンターとかな…!」

 

ヴァーリはダンテを挑戦的な目で見ながら宣言した。

 

「やる気か?喧嘩なら買うぜ?」

 

ダンテもヴァーリの挑戦を受けようと席を立ったがアザゼルとティア達に止められた。

 

「やめろヴァーリ、ダンテ、こんな時に騒ぎを起こすな。じゃ話を戻すぞ、赤龍帝お前はどうしたい?」

 

「世界がどうこうとか言われても…正直よくわからない」

 

「和平が結べばリアス・グレモリーと子作りできるぞ?」

 

ピクッ

 

アザゼルがそう言った次の瞬間イッセーの顔から悩みが消えた!

 

「和平で一つお願いします!!ええ!平和が一番です!!俺は部長とエッチがしたいです!!!」

 

イッセーはサーゼクスがこの場にいるにもかかわらず自分の本音をぶちまけた!リアスは顔を真っ赤にして呆れ、グレイフィアはものすごいジト目でイッセーを見ていた。

 

「ハハハハ!!流石イッセー!期待を裏切らねぇな!」

 

「…ハァ〜……兵藤一誠…どこまでドラゴンの誇りを踏み躙るか…」

 

「イッセーちん、よくこの場で言えるにゃ…」

 

ダンテは爆笑しティアと黒歌は呆れていた。イッセーも自分が言ったことに顔を真っ赤にしていた。

 

すると次の瞬間、時が止まった…

 

「…ん?この感覚はまさか?」

 

周りを見ると魔王達とティアと黒歌、リアスとイッセー、聖魔剣とデュランダルを出していた祐斗とゼノヴィア以外の動きが止まっていた。

 

「ダンテ、この時間が止まっている感覚はもしや…」

 

「あぁ、どうやらこれはーー」

 

ズドォォォォン!!

 

「おわっ⁉︎何事!?」

 

突然窓の外から爆音が響いた!イッセーが窓から外を確認するとグラウンド全体に黒いローブ姿の人影が大量に立っていた。ダンテも外の様子を見た。

 

「アザゼル、何者だアイツら?」

 

「テロだよ、いつの時代も勢力同士が和平を結ぼうとすると邪魔する奴らがいるものだ」

 

…放たれてる魔力を察するに一人一人中級悪魔クラスってとこか。

 

「組織名と背景が判明したのはつい最近だが、『禍の団(カオス・ブリゲード)』これが奴らの総称だ」

 

 




次回、バージルが一時的復活します!お楽しみに
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