ハイスクールD×dmc   作:プラサミット

62 / 126
第59話 決戦前のパーティー

夕方になりダンテ達は集合場所であるグレモリー家の城に戻って来た。城まではタンニーンの背中に乗ってきたので1分もしない内に城に着いてしまった。城の前に着地するとダンテ達はタンニーンから降りお礼を言った。

 

「大したスピードだったな?もう着いちまった、ありがとよタンニーン」

 

「お前の背に乗ったのは初めてだったな、悪くなかったぞタンニーン」

 

「ありがとうおっさん!修行の方もありがとう!」

 

「あぁ、俺も久しぶりに楽しかったぞ、また機会があれば共に修行しよう。今夜のパーティーには俺も出席する、その時にまた会おう。ではさらばだ!」

 

タンニーンは後ろに手を振ると翼を広げ去って行った…あの巨体でパーティーに出られるのか?まぁいいか、それより他の連中はもう来ている様だ、魔力を感じる。

 

「やぁイッセー君、久しぶりだね?修行はどうだった?」

 

城の入り口から祐斗が手を振って来た……祐斗の修行の様子は二回ほど見に行ったが、かなり成長してるな、修行前と比べて魔力が格段に上がっている!あれから師匠の沖田総司とアグニ&ルドラにかなりしごかれた様だな。祐斗はダンテの前に来ると背中に背負っていたアグニ&ルドラを返してきた。

 

「ダンテさん、修行に付き合っていただきありがとうございました!ダンテさんからお借りした新たな師匠に厳しく指導していただいたおかげで技のキレとスピードが上がりました。師匠と共にお礼を申し上げます!御師匠様をお返しします」

 

「おぅ、そいつはよかったな。アグニ&ルドラもご苦労だったな、祐斗との修行はどうだった?」

 

「うむ、あれほど剣に恵まれた者に出会えたのは久しぶりだ!」

 

「あの者に振られてあれほど気分が良かったのは久しぶりだ!」

 

「「楽しかったぞ、木場祐斗!」」

 

アグニ&ルドラも満足だったみたいで楽しそうだった、祐斗ももう一度頭を下げて二体にお礼を言った。

祐斗は頭を上げイッセーの前に来ると、ジッとイッセーの体を見つめた。

 

「よぅ木場、お前も修行終わりか……って何ジロジロ見てんだよ?」

 

「…フフ、いい身体になったね」///

 

祐斗は顎に手を当て頬を染めて呟いた。イッセーはぞくっとすると急いで祐斗から離れた!祐斗…やっぱりお前……ティアも危険を感じたのか咄嗟に身構えていた。

 

∑「や、やめろ!そんな目で俺を見るな!」

 

「酷いな…僕はただ筋肉がついたねって言いたかっただけなのに…あはは」

 

「…ッ⁉︎何という悪寒だ…!木場祐斗…油断出来ん…」

 

ティアは違った意味で祐斗を警戒していた…ハハハ。

 

「おーい、イッセーに木場!久しぶりだな」

 

そこにゼノヴィアが来たが、ゼノヴィアの姿を見てイッセーは不思議に思った。

 

「よぅゼノヴィア…か?何だその格好?」

 

イッセーが言うゼノヴィアの姿は顔以外ほぼ全身包帯だらけだった。

 

「あぁ、怪我して包帯巻いてを繰り返していたらこうなった」

 

「ハハハ、ゼノヴィア…お前の修行には三回ほど行ったが行く度に包帯が増えてたな?そのおかげで今じゃすっかりミイラ女だなぁ?ハハハ!」

 

「そんなに笑わなくても、それに私は永久保存されるつもりは無いぞ?……………………いや、でもダンテさんに保存されるならいいかな?(ぼそっ)」

 

「…あっ?何か言ったか?」

 

「い、いや///何でもない!それよりも…」

 

ゼノヴィアは慌てて誤魔化すと咳払いをし姿勢を直すとダンテに頭を下げてきた。

 

「ダンテさん、修行に付き合っていただき感謝する!おかげでデュランダルの破壊力に翻弄されなくなった、これからはデュランダルと共に強くなっていくよ、ありがとう」

 

「よかったな、お前も祐斗と同じで剣に恵まれていたんだな。正直フォースエッジを振り回せる様になった時は俺も驚かされたぜ、親父も力を貸してくれたんだな」

 

ダンテの体の中にあるフォースエッジが応える様に脈打った。ゼノヴィアはイッセーに借りていたアスカロンを返した。

 

「あっ!皆さ〜ん!」

 

そこへシスター服姿のアーシアが走って来た…あっ、転んだ。

 

「よぅアーシア!久しぶりだな!」

 

「‼︎イッセーさん、ど、どうして裸なんですか⁉︎」

 

「あ〜…燃えちまった」

 

「えっ?燃えた…?火事…?」

 

そう、イッセーの今の姿は上は着ておらず上半身裸であった。まぁあの修行を19日もやればそうなるな。ティアもフッと笑っていた…っておい?お前が燃やしたようなもんだぞ?

 

「それでアーシアはどうだった?」

 

「はい!ダンテさんの指導のおかげで的確に回復の力を飛ばせる様になりました!ダンテさん!ありがとうございました!」

 

アーシアはとびっきりの笑顔でダンテにお礼を言ってきた。ダンテはアーシアの頭を撫でると褒めた。

 

「お前の努力が実った結果さ、よく頑張ったな」

 

アーシアは頭を上げると修行の成果を見せる為に魔力の塊を少し離れた木に当てた。俺が最後に見た時より早く飛ばせる様になったな、関心関心。

 

「あら?外出組は帰って来たみたいね?」

 

リアスが城の入り口から出迎えた。リアスもかなり魔力が上がったな!俺と炎駒の修行は大成功だった様だな。

 

「部長ォォォッ‼︎会いたかったっす!!」

 

イッセーが叫ぶとリアスはキリッとした表情から笑顔になるとイッセーに駆け寄り抱きつきながらイッセーの胸板に手を当てていた、それを見たアーシアが悔しそうに叫んでいた。

 

「あぁ〜久しぶりのイッセーの匂い…イッセー、ずいぶん逞しくなったわね、胸板が厚くなったかしら?」

 

リアスに体を触られイッセーは顔を赤くして固まっていた、リアスは満足そうに顔を離すとダンテにお礼を言ってきた。

 

「ダンテ、私を含めた眷属みんなの修行に付き合ってくれてありがとう、あなたにはお礼を言ってばかりだけど、本当にありがとう」

 

「礼には及ばねぇよ、お前達が努力して実った結果だ、俺はその手伝いをしただけだぜ?まぁ、何にせよよかったな」

 

リアスは笑顔になると手をパンと叩いて全員に声をかけた。

 

「さぁ皆!シャワーを浴びて着替えたら修行の報告会をしましょう!」

 

 

ダンテ達は城に入りシャワーを浴びると広間に入り、残りの眷属に合流した。先に入っていた朱乃、ギャスパー、黒歌、白音はダンテが部屋に入ると笑顔になりギャスパー以外が持っていたティーカップを置き、嬉しそうに抱きついてきた!

 

「うふふ、会いたかったですわダンテさん♡私、強くなりましたわ」

 

「にゃ〜♡会いたかったにゃダンテ〜♡やっぱりダンテの匂いは一番にゃ〜♡」

 

「…お久しぶりですダンテ兄様、会いたかったです///」

 

「おいおい…三回は会ってたじゃねぇか、まったく大袈裟なやつらだな」

 

三人はダンテを押し倒す勢いで抱きついていた、ダンテはやれやれと思いながら肩を抱いた。

 

 

数分後、アザゼルも合流し、修行の報告会を始めた。リアス達はソファに座りダンテたちは壁に寄り掛かっていた。

報告会は先ほど個人から聞いた通りかなり成長した様だ、唯一周らなかったギャスパーも完全では無いがある程度人慣れしたみたいだ。中でも笑ったのはイッセー以外は野宿ではなく別荘やコテージを用意してもらっていたということだ、まぁ黒歌と白音もテントだったがまだマシな方だった。アザゼルも笑っていたがイッセーは泣き叫んでいた!ティアを見ると顔を背けて笑っていた。

次にアザゼルは話題を切り替えてイッセーが禁手に至れなかったことについて話した、イッセーは表情を落としていたが体力向上のおかげで禁手を維持する時間はそこそこ伸びるとのことだった、後は劇的な変化があれば至れるということで報告会は終わった。

 

 

 

その日の夜、ダンテたちはパーティーに出席する為に服を着替えていた。ダンテは黒いスーツ姿だったが着慣れない服にダンテは窮屈そうな顔をしていた。

 

「う〜ん…スーツなんてガキの頃に着て以来だぜ…慣れないもんだぜ」

 

動きにくいスーツにダンテは体を動かしていたが、そこへ着替え終わった面々が次々更衣室から出てきた。

 

「あっ、ダンテ!お待たせにゃ!どう?似合うにゃ?」

 

「…お待たせしましたダンテ兄様、スーツ似合ってますね」

 

黒歌は胸元がセクシーに開いた黒いドレスに少し巻いたロングヘア、白音はまるでウェディングドレスを思わせる様な白いドレスに髪飾りであった。

 

「おぅ、似合ってるぜ…フッ、白音はまるで結婚式みたいだな?」

 

「えっ⁉︎け、けけけ結婚⁉︎///」

 

「あっ!ちょっとダンテ!何口説いてるのにゃ!見てよほら?白音耳まで真っ赤にゃ!」

 

「別に口説いてねぇよ、思ったことを言っただけだ」

 

「…ダンテ兄様、ふ、不束者ですが、よ、よろしくお願いします///」

 

「にゃ⁉︎ちょ、ちょっと白音⁉︎落ち着くにゃ!」

 

白音が暴走し黒歌にツッコミを入れられ黒歌にも口説く様に言われ溜め息を吐いていると着替え終わった朱乃とゼノヴィアが来た。

 

「あらあら、うふふ、盛り上がってますわね」

 

「お待たせダンテさん、初めてのドレスだけど…どうかな?」

 

朱乃は白音同様白いセクシードレスにサイドテール、ゼノヴィアは背中が大きく開いた青いドレスに髪飾りだ。

 

「あぁ、二人とも様になってるぜ」

 

それから黒いスーツのイッセーと祐斗、紅いドレスのリアス、ピンクのドレスのアーシア、黄色っぽいドレスのギャスパーが集まってきた…って何でギャスパーがドレスを着てるのかツッコんだがギャスパー曰くドレスを着てみたかったと言う…もう好きにしてくれ。ネヴァンもパーティーに出席したいと出て来て姿を黒いセクシードレスに変えた。

 

「後はティアだけだが……ティアはどうした?」

 

「にゃ?ティア姉も一緒に更衣室に入ったけど…まだ着替えてるのかにゃ?」

 

ティアがいないことに不思議に思っていると…

 

「待たせたな」

 

更衣室から蒼いドレス姿に蒼い髪を丸くセットしたティアが出てきたが…後ろには何故か頭にこぶを作り申し訳なさそうに頭を下げたメイドたちがいた。

 

「おぅティア、ずいぶん遅かったな?」

 

「あぁ、遅くなってすまない。私の体に合うドレスが無くてな、身体の採寸から始まったんだ。それなら仕方なかったのだが…このメイドども、私の体をベタベタ触りおって…まったく」

 

ティアは腕を組んでフンッと顔を背けた。なるほど、メイドたちの頭のこぶはそういうことか、メイドたちはぺこぺこ頭を下げ再度ティアに謝罪していた。

 

「それでどうだダンテ?ドレスなど着たのは初めてだが似合うか?」

 

ティアが着ているドレスは髪と同じ蒼だ、採寸を合わせたと言うだけあってサイズはピッタリなんだが…やはりはち切れんばかりの胸は凄まじい存在感だった。もはや横乳なんてレベルじゃない!ホルターネック型なので走ったらはみ出るんじゃないか?

 

「あ、あぁ、何というか…流石だなティア、似合うがやっぱ凄ぇぜ」

 

「??…凄ぇというのはよくわからんが、褒めているのならば良しとしよう。そうか、私も捨てたもんじゃないな、ハハハ!」

 

ティアは満足そうに豪快に笑った、すると突然黒歌が後ろから抱きついた!

 

「にゃ〜!綺麗にゃティア姉!やっぱりティア姉はドレス姿も最高にゃ!」

 

「あっ⁉︎こらよせ黒歌!胸がはみ出るだろうが!(ポロリ…)ああああぁぁぁー‼︎///」

 

その時黒歌を引き剥がそうとしたティアのドレスがはだけ片方の乳が丸出しになった!あ〜あ…やっちまった、その瞬間イッセーが恒例の鼻血の噴水を噴き出した!

 

「きゃあ⁉︎ちょ、ちょっとイッセー⁉︎」

 

「ド、ドレスに血が!」

 

「うぅ…ティ、ティアさん…ナイスです…」

 

これにより鼻血まみれになったイッセーと鼻血が付いてしまった者達も着替え直しになり、ティアは胸がはみ出ない様に完全に胸を覆うタイプのドレスに改良してもらった。そして黒歌はティアにこっ酷く説教された。

 

「ガミガミガミガミ!!!!」

 

「ひぃ〜ん!ごめんなさいにゃ〜!」

 

「やれやれ…」

 

数分後、タンニーンも合流しパーティー会場へと移動となった、その際タンニーンが悪魔に転生した理由(省略)を聞かされた。 

 

 

◇パーティー会場

 

会場にやってきたダンテ達。流石パーティーだな、いっぱいいるなぁ…ティアも熱苦しく感じているみたいで溜め息を吐いていた。黒歌とネヴァンは少しワクワクしていた、特にネヴァンは男の悪魔を見て狙いを定めている様に見えた…誘惑するなよ?

 

「いいイッセー?各御家の方に声を掛けられたらちゃんと挨拶するのよ?」

 

「はい…今日のパーティーは若手悪魔の為に魔王様が用意されたんですか?」

 

「それは建て前、本当はお父様方が羽目を外せるお楽しみパーティーみたいなものよ。そう堅くならないでイッセーも楽しみなさい、ダンテも楽しんでいいけど騒ぎは起こさないでね?」

 

「あぁ、わかってる」

 

するとリアスに気づいた貴族悪魔達が集まって来てリアスはあっという間に囲まれてしまった、ハッ、流石お嬢様!

 

「おお、リアス様、ますますお美しくなられて…」

 

「サーゼクス様もご自慢でしょう」

 

リアスは慣れているのか笑顔で対応していた。

 

「流石部長、大人気だな!すでに囲まれちゃったぞ…」

 

「うぅぅ…人がいっぱい…」

 

ギャスパーはイッセーの後ろに隠れて震えており、アーシアも緊張して固まり頭のアホ毛がピンと立っていた。

 

「ほらみんな、飲み物を持ってきたぞ」

 

するとそこへゼノヴィアがお盆に飲み物を持って来た、気が効くな。

 

「ギャスパーはトマトジュース、ダンテさんたちにはワインを持って来たぞ」

 

「サンキュー、ゼノヴィア」

 

「すまないなゼノヴィア」

 

「ありがとにゃゼノヴィアちん」

 

ワイングラスを受け取るとダンテたちは解散しそれぞれ自由にパーティーを楽しむことにした。黒歌は白音と一緒に料理を食べながら仲良く会話をし、ティアは数人の若い男性悪魔に声を掛けられていた、ナンパでもされているのかティアは少し迷惑そうにしていた、頼むからキレるなよ?ネヴァンも数人の若い男性悪魔達を虜にしていた。イッセーを見ると見覚えのある金髪縦ロールの少女と会話をしていた、確かあの娘は…そうだ、あの焼き鳥野郎の妹だ、名前は忘れたが。

ダンテはそれぞれの様子を壁に寄り掛かりながら眺めていたが、ダンテもすでに有名人である為、女性悪魔や貴族悪魔達に声を掛けられた、ダンテなりに丁寧に返していたがある程度話したところでドレスや着物などを着た女性悪魔の一団がダンテの元へ駆け寄って来た!…どいつも見覚えがある顔だな、その一団はかつてリアス達と戦ったライザーの眷属達だった。

 

「あ、あの!ダンテ様ですよね?」

 

「あぁそうだが、何か用か?お嬢さん達?」

 

ライザー眷属達は確認をすると頬を染めて緊張し出した、一体何だ?

 

「あぁ!やっぱり!私達はライザー眷属です!あなた様とライザー様の戦いを見て以降、私達はあなた様のファンになりました!よろしければサインください!!」

 

「サイン?…あぁいいぜ」

 

ライザー眷属達はサイン色紙を差し出してきた。なるほどな、こんな可愛いファンなら大歓迎だぜ!ダンテは色紙を受け取ると少し慣れない手つきでサインを描いた。一人一人違うバリエーションのサインを描いたのでサインをもらったライザー眷属達はお互い見せ合って喜んでいた、まぁ喜んでもらえたならそれでいいが。全員のサインを描き終わると蒼いチャイナドレスを着た少女が緊張気味に聞いてきた。

 

「あ、あの…ダンテ様、私、戦車の雪蘭(シュエラン)です!よろしければ私をあなた様の眷属にしてください!」

 

なんと戦車の少女が眷属にしてほしいと頼んできた!これは予想外だ。するとそれを聞いてドレスに甲冑を付けた女性も同じく頼んできた。

 

「あっ!ずるいぞ雪蘭!抜け駆けは許さんぞ!ダンテ様、私は騎士のカーラマインです!私もあなた様の眷属にしてください!」

 

「あっ、だったら私も!」

 

「私も!」

 

次々ダンテへの眷属志望が殺到しダンテは対応に困っていた。

 

「悪いがお嬢さん達…俺は眷属は…」

 

「およしなさい貴女達、彼が困っていますわ、ここは私が引き受けますから貴女達は向こうへ行ってなさい?」

 

そこへ先ほどイッセーと話していたライザーの妹が仮面を半面付けたスーツの女性と来てライザー眷属達を下がらせた、ふぅ、助かったぜ。

 

「助かったから一応礼を言っとくぜ、焼き鳥の妹」

 

「や、焼き鳥⁉︎失礼ですね!私はレイヴェル・フェニックスですわ!まったく…貴方もイッセー様と同じですか。はじめまして、直接お会いするのは初めてですわね?」

 

「ハハ、悪りぃ悪りぃ、よろしくなレイヴェルの嬢ちゃん。ここには来てない様だが兄貴のライザーは元気か?」

 

ダンテの問いにレイヴェルは溜め息を吐いて表情を落として話し始めた。

 

「ハァ〜、兄は貴方とイッセー様に負けてから部屋に閉じこもってしまいましたわ、よほど貴方達に敗けたことがショックだったみたいですわ」

 

「閉じこもった?何だよ、負けたくらいでか?てっきり俺へのリベンジでもする為にトレーニングでもしてるかと思ったが…意外と情けないな?ティアが聞いたら怒るぞ?」

 

「ティア?…あぁ、ゲームの時にお兄様を圧倒していたあの龍王様ですか?そうですわ、彼女にもお礼を言っておいてください、あのゲームの時動きを封じられなければ彼女が勝ってましたからね。まぁお兄様も才能に頼りすぎて調子に乗っていたところもありますからいい薬になりましたわ」

 

怒られると思ったがこのお嬢さんも意外と容赦ないな、まぁ一度負けたくらいで部屋に閉じこもったら兄の威厳も台無し…妹から見ても情けないか。

するとレイヴェルは今度は頬を染め緊張気味に尋ねた。

 

「あ、あのダンテ様?兄に敗北の機会を与えていただいたお礼に…今度イッセー様と一緒にお茶でもいかがでしょうか?わ、私の手製のケーキでも、ご…ご用意してあげてもよろしくてよ…?///」

 

「お茶?…別に構わねぇが?」

 

「ほ、本当ですか!?」

 

ダンテの返事にレイヴェルはとびきりの笑顔になった!すると一緒にいた仮面の女性がレイヴェルに声を掛けた。

 

「レイヴェル様、旦那様のご友人がお呼びです」

 

「…わかりましたわ、ではダンテ様失礼しますわ!」

 

それを聞いて少し残念そうにしていたがレイヴェルはダンテに頭を下げるとそそくさと去っていった、忙しいお嬢さんだぜまったく…

 

「レイヴェル様もライザー様同様つかめないところがあります。申し遅れました、私は戦車のイザベラです。お会いできて光栄ですダンテ様、それではよい宴を」

 

仮面の女性イザベラは軽く頭を下げるとレイヴェルの後を追って行った。

 

新しいワイングラスを取りしばらくするとダンテは会場のバルコニーに出てきた、冥界の夜空は人間界と違い星空では無いがそれなりに綺麗であった、ワインを飲みながら空を眺めていると後ろから声を掛けられた。

 

「フフ、有名人は大変だな?」

 

「ん?」

 

振り向くとそこには同じくワイングラスを片手に持ったスーツ姿のサイラオーグがいた。

 

「サイラオーグ…フッ、そんな大層なもんじゃねぇさ」

 

「だがお前はもう知らない者がいないくらいの存在だ、あれだけの活躍を見せればな」

 

サイラオーグはダンテと同じバルコニーの手摺りまで来るとワインを飲んだ。

 

「お前がここに来た理由はわかってるぜ」

 

「ほぅ、察しがいいな………それでは返事を聞こうか?」

 

「…あぁいいぜ、お前の挑戦受けてやるよ。久しぶりに俺も血が騒いでたしな」

 

ニヤッ「いい答えだ、お前ならそう言ってくれると思っていた」

 

ダンテの返事を聞いたサイラオーグはニヤッと笑い嬉しそうにそして楽しそうに笑い出した。サイラオーグはダンテにワイングラスを差し出した。

 

「明日を楽しみにしているぞ!」

 

「あぁ、いい勝負にしようぜ!」

 

「「乾杯」」☆

 

ダンテもサイラオーグのグラスに合わせ二人は乾杯した、サイラオーグは頷くとその場を後にした。

 

 

こうして二十日間は過ぎ、明日はリアス達はソーナ達と夢を懸けたゲーム、ダンテはサイラオーグとの決闘となった。

 

 




次回、オリジナル決闘開幕!お楽しみに!
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。