ハイスクールD×dmc   作:プラサミット

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ティアの休日の様子を書きました。


閑話 ティアの休日

◇デビルメイクライ ティアの部屋

 

私、ティアマットは風呂から上がり寝るまで間に終わった依頼書の整理をしていた。最近はグレモリー眷属も依頼を手伝ってくれているので仕事量も増えている、私が街のあちこちに設置した依頼ポストにも溢れるくらいの依頼書が入っていたし、ほんと商売繁盛で良いことだらけだ!

 

「ふむ、先月の依頼量は300件か。冥界に行く前だったが多かったな…中にはくだらん依頼も多かったが金にはなるからな。この調子でどんどん依頼をこなして行こう!…ダンテも私やグレモリー眷属の様に働かんかまったく!(ヴ〜!ヴ〜!)ぅあん⁉︎…びっくりしたぁ…」

 

その時胸の谷間にしまった私のスマホのLINEが鳴った。やわらかく衝撃に強く収納に使えるこの胸は便利だが突然鳴るとびっくりしてしまう、前にも街を歩いていた時に鳴って声が出てしまい周りにいた男達に見られたからな…ちなみにこの収納の仕方は某泥棒アニメの女泥棒の真似をしている。

 

「誰だ?……片瀬と村山から?一体何だ?もしやまた依頼か?」

 

LINEの相手は私の友人の駒王学園の女子生徒、片瀬と村山だった。そう言えばあの二人には夏休みに一緒に出かける約束を断っていたから悪いことをしてしまったな、謝罪はしたが今度お詫びをしないとな、え〜とLINEの内容は…

 

(村山)『今度の日曜日、一緒に出かけませんか?』

 

(片瀬)『近くのショッピングモールですが一緒に行きませんか?』

 

内容はショッピングのお誘いだった…まさか先にあちらから誘いが来るとはな、私は迷わずOKした!ちょうど良い、このショッピングで二人への詫びもしよう!しかし…困った事がある…

 

◇黒歌の部屋

 

「にゃ?最近の女子高生はどんな事をするのかって?どしたのにゃ急に?」

 

正直なところ最近の女子高生のやる事がわからずこういう事に詳しそうな黒歌に相談に来ていた。

 

「ふーん、仲良くなった女子生徒とお出かけ…なるほどね。ん〜そうにゃね〜…あたしもすごい詳しい訳じゃないけど、ウィンドウショッピングしたり、スイーツ食べ歩きしたり、SNSに投稿したり…まぁそんなところかにゃ」

 

「なるほど、買いまくって、食べまくる、そしてその姿を投稿…最近の女子高生は中々やるものだな?」

 

「いや、そういう訳じゃ…てゆうか意味違うにゃ!…まぁ、楽しくショッピングをすればいいにゃ」

 

「そうか、ありがとう参考になった」

 

ティアは黒歌にお礼を言うと部屋を出ようとしたが黒歌は腕を組むとティアの服を観察する様に見始めた。その目つきは少し怪しかった!ティアはぞくっとし身構えた。

 

「な、何だ黒歌?」

 

「後は…出かける服装にゃ。ティア姉はいつもそのチューブトップとローライズパンツだからたまには変えてみるのもいいかもにゃ!」☆

 

∑「い、いや私は別にこのままでもいい!この服装はお気に入りだし!」

 

「遠慮しなくてもいいにゃ、この黒歌さんにお任せするにゃ!綺麗に完璧にコーディネートしてあげるにゃ!それでは…It's show time!!」

 

黒歌は目を怪しく光らせてティアに飛びかかった!ティアは阻止しようとしたが黒歌のあまりに速いスピードに止められず体に仙術を流され金縛りにされると直立状態にされた!ティアはもがくが簡単には解けないレベルの仙術を流された為動けずその間にチューブトップとパンツを剥ぎ取られた!黒歌は大量の服が並ぶクローゼットを開けると服を選び始めた。

 

「さてとそれじゃあ…う〜ん…ティア姉はクール系だからねぇ〜やっぱりジーンズ?でもそれじゃいつもとあまり変わらないし…それとも…ここは思い切ってフリフリのスカートにしてみるのもありにゃ⁉︎あ、でもこの胸を隠せるやつにしないとにゃ…う〜ん…難しいにゃ」

 

「や、やめろ黒歌!人の体で遊ぶな!うひぃ⁉︎どさくさに紛れて胸を揉むな!///」

 

次々と色んな服を着せられ完全に着せ替え人形のティア、するとドアがノックされ部屋に白音が入ってきた。

 

「…すみません姉様、この計算がわからないんで教えて……何をしてるんですか姉様たち?」

 

ノートを持った白音が入ってきたが部屋の光景に固まった。

 

「あっ白音、いいところに来たにゃ、実はね…」

 

黒歌は白音に訳を説明した。説明を聞いた白音は納得すると黒歌同様怪しく笑みを浮かべた。

 

「…話はわかりました、そういうことなら私もお手伝いしましょう」

 

「白音⁉︎」

 

止めてくれると思った白音が加わり着せ替え人形状態の服選びが再開した!二人は楽しそうに時には意見が食い違ったりしながら服を選んでいた、その間もティアは叫んでいたが二人は聞く耳を持たなかった。

 

コンコン…

 

「失礼するっす黒歌さん、洗濯物を持って…うわっ⁉︎どんな状況なんすかこれは〜〜⁉︎」

 

そこへ黒歌の洗濯物を届けに来たミッテルトが来て部屋の状況を見て洗濯物を落とし慌てた!正直見られたくない状況だがこの際構わない!

 

「ミッテルト!助けてくれ!この馬鹿猫姉妹を止めろ!!」

 

ティアはミッテルトに助けを求めたがミッテルトは落とした洗濯物を拾い畳むと自分は何も見てないという様な顔をして現実逃避していた!

 

「お、お楽しみのところ失礼したっす!お邪魔虫は退散するっす!大丈夫っす、ウチは何も見てませんし誰にも言いませんから!そ、それではごゆっくり〜〜///」

 

「ちょ⁉︎ミッテルトォォォォ!??!」

 

助け船だったミッテルトはそそくさと退室しティアの叫びが虚しく響いた…その後ティアは数分間着せ替え人形にされたが、ついにブチキレたティアがデビルトリガーを発動させ二人はお仕置きされたのであった。

 

 

日曜日、ティアは待ち合わせ場所のショッピングモール前に来た。結局服装はいつものチューブトップとローライズパンツであったが黒歌に言われせめて物としてお洒落な上着を着ていた。

待ち合わせ時間より早く来ていた為ハンドバッグから本を出し片瀬と村山が来るのを待った。待っている間に兵藤一誠…変態三人組を見かけたが話しかけるなオーラを出して遠ざけた!片瀬と村山に兵藤一誠と一緒の家に住んでる事を知られる訳にはいかないからな!

 

「「あっ、ティアさ〜ん‼︎」」

 

待って数分後、片瀬と村山が手を振りながら走って来た、二人もワンピースやひらひらした可愛らしい服装だった。二人はティアに嬉しそうに抱きついて胸に顔を埋めた。

 

「「ムギュ〜〜♪」」

 

…別に嫌では無いがこの行為もお約束だな。

 

「ハハハ!久しぶりだな二人とも!元気にしてたか?」

 

「はい!夏休みは会えませんでしたけどまた会えて嬉しいです!」

 

「今日はいっぱい遊びましょう!」

 

二人は笑顔でティアの手を繋いだ。その笑顔を見るだけでティアはストレスが吹き飛んだ…まったく、懐かれたものだ。

 

「二人とも、夏休みはすまなかったな?よし!お詫びの印に今日は私が奢ってやろう!欲しい物食べたい物があったら何でも言ってくれ!遠慮はいらん!」

 

「えっ!いいんですか⁉︎」

 

「ティアさん太っ腹です〜!」

 

「ハハハ!私はスリムだろ〜」

 

三人は笑いながらショッピングモールに入って行った。…そんな三人を気配を消して見ている黒髪と白髪の少女がいた。サングラスを掛けていてもバレバレだったが黒歌と白音が遠巻きに見ていた。

 

「…あの姉様?何で私たちまでこんなことしないといけないんですか?」

 

「ティア姉が上手くやるか心配だから見てるにゃ」

 

「ねぇ?キミたち可愛いねぇ、一緒に遊ばない?」

 

そんな二人にチャラい男二人組が黒歌と白音にナンパしてきた。しかし黒歌と白音は相手にせず無視してティア達を見ていた。

 

「…女同士だから問題無いですよ。こういうことはティア姉様がダンテ兄様とデートすることがあったらするべきじゃないですか?」

 

「確かにそうだけどティア姉気が短いからもし喧嘩になったら心配にゃ」

 

「…いくらティア姉様でもそんな」

 

「ねぇ遊ぼうよ?何でも奢ってあげるからさぁ?」

 

「あ〜もう!うるさいにゃ!白音やっちゃって!」

 

「…はい姉様、お兄さんたち?私と遊びましょう?さぁこちらへ…」

 

「おっ?なになに?何して遊ぶのかな?」

 

鬱陶しい男達に黒歌がキレると白音は勘違いしているチャラい二人組を連れて人気の無い所に誘導した。

 

「ぐほっ⁉︎」

 

「ぐはっ⁉︎」

 

悲鳴が聞こえ物陰から物足りない表情の白音が手を叩きながら出てきて黒歌の所に戻って来ると親指を立てた。

 

「…テイク」☆

 

「ご苦労様白音。あっ、移動を開始したにゃ、行くよ白音!」

 

黒歌と白音はサングラスを掛け直すと尾行を再開した。

 

 

 

ティアたちはショッピングを楽しんでいた。まずはブランドショップで服やバッグなどを見ていた。

 

「これティアさんに似合いそう〜!」

 

「うんそうだね!ティアさ〜ん!これ着てみてくださ〜い!」

 

「あ、あぁ…ハハハ…」

 

片瀬と村山がティアに似合いそうな服を勧めてきたが黒歌と白音に着せ替え人形にされた為無理矢理笑顔にして対応していた。クール系の服を着て二人に見せるとやたら写真を撮られた。

 

「欲しい物は決まったか?」

 

「それじゃティアさん、これをお願いします!」

 

「あっじゃあ私このバッグ!」

 

ティアは二人に欲しい服やバッグなどを買ってあげると(支払いはカード)次にこのショッピングモールで人気のスイーツ店に来た。

 

「SNSとやらはどうやってやるんだ?」

 

「あっはい、じゃあまずパンケーキと一緒に…」

 

「あはは!パンケーキよりティアさんの方が映える〜!」

 

パンケーキを注文するとティアは二人に教わりながらインスタ映えをし楽しそうに笑いながら会話をしていたが、確かにパンケーキよりも「美人〜!」とか「パンケーキよりも輝いてる〜!」などのティアに関するコメントといいねが多かった。その奥の席には普通ではあり得ない量のパンケーキを食べている白音と苦笑いして普通の量を食べている黒歌がいた。

 

「…美味しいです〜♪…あれ?どうしたんですか姉様?それしか食べないんですか?」

 

「う、うん…相変わらずよく食べるわね白音…?」

 

スイーツ店を後にしたティアたちはゲームセンターに来た。ここでは出かけた思い出に三人でプリクラを撮り、某レースゲームや某太鼓ゲームをやってはしゃいでいた…その奥では白音がパンチマシンを壊して店員に怒られ黒歌が必死に謝っていた。

 

 

それからもある程度ショッピングを楽しんだティアたちは流行りのタピオカドリンクを飲みながらベンチに座っていた。ベンチの足元にはティアが二人に買ってあげた物が山積みになっており、二人もとても嬉しそうだったのでティアも笑みを浮かべた。

 

「ティアさん、今日はありがとうございました!」

 

「こんなに買ってくれてありがとうございます!」

 

「いやこちらこそ、久しぶりに羽を伸ばせて(本当の意味で)楽しかったぞ」

 

ティアは二人の頭を撫でるとお礼を言って感謝した。二人は飲みながら唐突に聞いていた。

 

「ところでティアさんは夏休みにダンテさんと何処に行ったんですか?やっぱり海外ですか?」

 

「あっ、そういえば…楽しんで来ましたか?」

 

二人は夏休みの事を聞いてきたが、どうやら二人はティアはダンテと二人きりで旅行に行ったと思っているようだ。

 

「ブゥゥ⁉︎ゲホッゲホッ‼︎なっ⁉︎何を言ってるのだお前たち⁉︎」

 

タピオカドリンクを吹き出し咳き込むと慌てて聞き返したが、二人は妄想を続けた。

 

「あっでもキスは済ませたから新婚旅行かな?それじゃキス以外のことも…?」

 

「新婚旅行ならバキューン!とかドキューン!とかもしたんじゃない?ティアさんも子供じゃないんだし」

 

二人はやや興奮気味に妄想を続けていた。

 

「ワアアアアアアアッ///!!!それ以上言うなお前たち!!ウラァ‼︎」

 

「「きゃああ⁉︎あはははは!!」」

 

「フッ…ハハハハハハ!!」

 

ティアは二人の頭を軽くヘッドロックをして黙らせ釣られて笑った。

 

「ふぅ…まぁ今日はお前たちのおかげで楽しめたよ、ありがとう。さぁもう夕方だ、家まで送ってやろう」

 

「「はーい!」」

 

ショッピングを楽しんだティアたちは荷物を持ち帰路に着こうとしたが、その時モールの奥からガラの悪い男女の集団が歩いて来た!見るからに不良である。

 

「あっ…あの集団、私達の学園でも有名な不良達だ」

 

「うん…関わり合わない方がよさそうだし早く行こう?」

 

片瀬と村山は知っているようで嫌悪感を露わにしていた。あんな不良共を自由にしておくとはソーナ・シトリーは一体何をしているのか…そう思っていると不良の女の一人がティアの顔を見て声を上げた。

 

「ん?あっ!おいそこの女ぁ!てめぇあの時学園でアタイらをボコボコにしてくれたデカ乳女じゃねぇか!あの時はよくもやってくれたな!」

 

その不良女は授業参観の日にティアに瞬殺された不良女子生徒であった!突然言われたティアもイライラしながら倒した為うろ覚えだったがなんとなく思い出した。

 

「んん〜…?……あぁ、あの時の…軽く忘れていたな。フッ、何だ?また私にやられに来たのか?懲りん奴らだ」

 

「ッ!てめぇ‼︎」

 

「まぁまてよ?」

 

ティアの挑発に不良女は眉を吊り上げ殴り掛かろうとしたが、そこへリーダー格と思われる剃り込みに鼻にピアスを付けた男が出て来て止めた。男はティアの前に来ると両手をポケットに入れたままティアを笑いながら舐め回す様に見た。

 

「…ほぉ?お前が俺の女をボコってくれた例の女か?…へぇ、聞いた通りいい胸してんな?へへ、どうだ?俺の女になればここは見逃してやるよ。なんたってこっちは6人だ、ヘタな真似は考えない方が…おごぉぉ!??!」

 

突然男から悲痛な悲鳴が上がった!見ると男の股間にはティアの膝がめり込んでいた!男は目をぐるんと回すと泡を吹いて気を失いティアの胸に倒れ込んだ!ティアは男の首根っこを掴むと気絶している男を鋭い目つきで睨みつけた。

 

「二度とその醜い面を私に近づけるな!」

 

ティアは男を仲間の不良に蹴り飛ばすと周りの不良達を睨みつけた!

 

「リーダー⁉︎」

 

「アニキ⁉︎てめぇよくもアニキを‼︎」

 

リーダーを受け止めた不良達はティアを取り囲み隠し持っていた小型の木製バットを取り出した!

 

「あっ!いた!やっと見つけたにゃ!」

 

「…何やら大変な事になってますよ?加勢に行きますか姉様?」

 

「待つにゃ白音…相手は人間だけどここはティア姉を信じて任せてみるにゃ、あたしたちは手を出しちゃダメにゃ」

 

白音がゲーム機を壊した事を店員に怒られてティアたちを見失っていたがこの現場を黒歌は黙って見守ることにした。

 

 

 

「「ティアさん…」」

 

片瀬と村山は心配そうにティアを見ていた、そんな二人をティアは下がらせると安心させる様に声を掛けた。

 

「大丈夫だ、お前たちは下がっていろ。心配するなすぐに終わるさ」

 

「ッ!ティアさん後ろ‼︎」

 

村山がティアの背後に不良の木製バットが迫っているのを叫んだ!

 

「振り向かなくても、気配でわかるわ‼︎…フッ!!」

 

が、ティアは振り向かずに後ろに向かってハイキックを繰り出しバットを蹴り上げた!そしてそのまま振り向き様に掌底をくらわせ不良を吹き飛ばし戦闘不能にした!他の不良達は一瞬の出来事に放心していたがすぐに正気になるとそれぞれバットを構えティアに振り下ろした!

 

「すまんが少しの間眠ってもらう!はあ!!」

 

ティアは軽くジャンプすると一人のバットを両足で止め足を広げるともう一人のバットを止めた!次の瞬間ティアは素早く回転すると不良の顔面に死なない程度の力で回し蹴りを繰り出し気絶させた!

 

「てめぇこのやろ!ふざけやがってぇ!!」

 

「…ん?お前はコレをくらっておけ、ハッ!」

 

「ぶえっ!??」

 

そして最後に向かって来た不良を最初に蹴り上げたバットを落ちて来たところを蹴り飛ばしヒットさせノックアウトさせた!バットを蹴り上げて落ちて来るまでの間にカタが着いた!その間僅か数秒…まさに瞬殺!ティアの宣言通りすぐに戦いは終わった…

ティアは足元に倒れた不良達を見ると最後に一人残った不良に指差した。

 

「さぁ、残るは貴様だけだ、向かって来るなら相手になってやろう」

 

「く、くそがぁ!来るなら来てみやがれ!この二人がどうなっても…」

 

追い詰められた不良は近くにいた片瀬と村山を盾にしようとした!ッ!マズい!この距離では間に合わない!しかし不良が二人を盾にすることは無かった…

 

「めーん!!」

 

「どーう!!」

 

片瀬と村山は足元に落ちていた不良のバットを拾い上げると素早い面打ちと胴打ちを叩き込んだ!二人の予想外の一撃を受けた不良は声を上げること無く倒れ込んだ。二人は勢いで倒してしまった不良を見て呆けていたがティアと目が合うと笑みを浮かべた。

 

「…お前たち……ハハ…やるではないか」

 

「…あ…あはは…はい…」

 

「まさか剣道部での成果がこんな所で出るなんて…」

 

ティアは二人を褒め近づいたが次の瞬間二人は持っていたバットを落とすと涙目になってティアに抱きついてきた!

 

「「ふぇぇぇぇぇぇん!!ティアさん怖かったよ〜〜!!」」

 

「お〜よしよし…頑張ったな、お前たちも勇敢だったぞ」

 

本当はとても怖かったのだろう、ティアは泣き続ける二人の頭を優しく撫で抱きしめた。

 

「フフ、よかったよかった、流石ティア姉にゃ」

 

「…やっぱりティア姉様は凄い人です。さぁ姉様、私達も帰りましょう」

 

喧嘩の様子を見守っていた黒歌と白音も微笑み安心すると帰って行った。

 

「フッ」

 

同じくその様子を遠巻きに見ていた銀髪の紅いコートの人物も鼻で笑うとその場を後にした。

 

 

 

帰り道…

 

「せっかくのショッピングだったが、お前たちには怖い想いをさせてしまったな…すまなかった」

 

喧嘩騒ぎ後ティアたちは帰路に着いたがティアは片瀬と村山に謝罪した。

 

「いえ、確かに怖かったですけどティアさんすごくカッコよかったです!一緒に出かけられて私楽しかったです!また一緒に出かけましょう!」

 

「私もです、今度は一緒に遊園地に行きましょう!」

 

「お前たち…フッ、ありがとう」

 

ティアは二人にお礼を言い二人の肩を組み胸元に抱き寄せると家まで送り届けたのだった。

 

 

 

「帰ったぞ」

 

片瀬と村山を無事に家まで送り届けたティアはデビルメイクライに戻って来ると自分の部屋に入りベッドに横になろうとしたがそこへダンテが部屋に入ってきた。

 

「何だダンテ?」

 

「よぅティア、とんだ一日だったな?あの不良共を殺しちまうんじゃねぇかと思ってヒヤヒヤしたぜ」

 

「何だ?見てたのか?」

 

「あぁ、遠くからな。よくあの二人を守ったな、不良共も殺さずに…気の短いお前にしては上出来だ」

 

「…褒めてるのか貶してるのかわからんぞ?」

 

ダンテはサムズアップしティアを褒めるとご褒美を渡した。

 

「フッ、気にすんな、それでお前にプレゼントだ、お前なら使いこなせるだろ」

 

ダンテはティアにグリップ部分に女性の顔が描かれた銀と黒の二丁の大型拳銃を渡した。

 

「…何だこれは?」

 

「そいつの名は『ルーチェ&オンブラ』だ。俺のエボニー&アイボリーを元に俺が自作した兄弟銃だ。お前は主に格闘戦を主体に戦っているが銃も使えた方がいいぜ?ちなみにそいつの弾丸はお前の魔力だ、持つとお前の魔力とリンクして魔力が続く限り無限に撃てる。ほらよ」

 

ティアは銃を受け取り見つめるとダンテの顔を見てニヤッと笑い素早くポーズを決め素早く回すとホルスター代わりに腰のベルトに挟んだ!

 

「フッ、様になってるぜ?」

 

「ルーチェ&オンブラ…確かに貰い受けた!ありがたく使わせていただこう!」

 

 




ルーチェ&オンブラはダンテが自作したということにしました。

次回からホーリー編、お楽しみに!
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