◇デビルメイクライB1階トレーニングルーム
次の対戦相手がディオドラだとわかった翌日からイッセーはトレーニングを開始した。ディオドラにゲームで勝てばアーシアのことを諦めてくれるかもしれないと気合いを入れて修行していた。
イッセーは今ティアと実戦方式で組み手をしておりお互いデビルトリガーとバランスブレイクの奥の手状態で戦っていた、こういうことはドラゴンであるティアに指導してもらった方がいいだろう、イッセーも完全な禁手になることが出来たのでそのトレーニングも兼ねて行っていた。
ダンテとリアス達はその様子を見ていた。
「はあぁぁぁ!!」
「おりゃあぁぁぁ!!」
ティアとイッセーの拳がぶつかり激しい衝撃波が発生した!さらに閃光まで発生しより激しくなったがイッセーの拳が押し負けそのまま顔面にティアの拳が食い込み床に叩きつけられた!
「イッセーさん‼︎」
「待ちなさいアーシア!…大丈夫よ」
観戦していたアーシアが心配そうに叫びイッセーの元に向かいそうになったがリアスに止められた、リアスは不安そうなアーシアに頷くと安心させた。
起き上がったイッセーは膝をついたが拳がヒットした兜にはヒビが入っていた。
「痛ててて…」
「さぁ立て兵藤一誠!へばるにはまだ早いぞ!」
ティアは手を向けると連続で魔弾を発射した!イッセーは急いで立ち上がるとフィールド内を駆け回り必死に避けていた。
「うおっ⁉︎ちょ!ちょっと⁉︎攻撃激し過ぎ無い⁉︎」
『相棒!気を抜くな!ティアマットは修行に関しては手を抜かないことはわかっているだろう!あの冥界での修行を思い出せ!』
「でもあの時は龍王の姿だったぜ⁉︎今はティアさん本気モードじゃん!」
ドライグにアドバイスされイッセーはツッコんだが避けながらドラゴンショットを溜めていた。
『explosion』
「よし!くらえティアさん!ドラゴンショットォォォォ!!」
イッセーの手からかなりの出力のドラゴンショットが放たれた!禁手の状態で放ったので今まで見たこと無いレベルだった!その出力と突風にリアス達は悲鳴を上げて身構えていた!
「スッゲェ出力…!いっけぇぇぇぇぇっ!!」
イッセー自身もあまりの出力に驚いていたが手を突き出してドラゴンショットを押した!しかしティアは腕にオーラを纏わせドラゴンショットに向かって飛ぶと腕で薙ぎ払うだけでドラゴンショットを弾き飛ばしてしまった!まさか弾き飛ばされるとは思っていなかったイッセーは呆けていたがティアはオーラを纏った拳をイッセーの鳩尾にめり込ませた!
「ぐっ…は…!…」
イッセーを中心に衝撃波が発生しイッセーは一瞬意識が飛び掛けていた、そのやり過ぎとも思える光景にリアス達はダンテに止めるように言っていたがダンテは黙って見ていた。
膝をつくイッセーの兜をティアは片手で掴むと持ち上げた。
「どうした?これで終わりか?しかしまぁさっきのドラゴンショットは中々良かったぞ。だが私には通用しない、禁手を習得したばかりのお前と私では力の差が有り過ぎる」
手を離すと龍の尻尾でイッセーを吹き飛ばした!飛ばされたイッセーはフィールドに構成された岩陰に隠れると呼吸を整えていた。
「ハァ、ハァ…やべぇな、ティアさんマジで俺を殺す気かよ…何か手を考えないとな」
『相棒、アスカロンを使ってみろ』
「えっ?で、でももし当たったらティアさん死んじゃうぞ⁉︎」
『心配するな、当てずとも向けるだけでいい、効果はある筈だ』
ドライグのアドバイスにイッセーは不安になったが試してみる価値はあると思い準備をした。
「何処に隠れた兵藤一誠!出てこい!…出てこないのならば燻り出してやる!ハァァァ!ドラゴンラッシュブレス!!」
一体の巨大な龍のエネルギー波を放ちフィールドの岩を次々吹き飛ばした!岩を消していると岩陰からイッセーが飛び出して来たが、ティアはイッセーを見つけると素早く拳を構えて飛んだ!
「見つけたぞ!くらえぇ!!」
ティアは拳を突き出したがイッセーもティアに拳を向けた。
「今だ!アスカロン!!」
『Braid‼︎』
籠手からアスカロンの刃が飛び出し聖剣のオーラが溢れ出た!その瞬間ティアは空中で急ブレーキをかけると大きくバク転して急いでその場を離れ身構えていた。
「うわぁ!?ば、馬鹿者‼︎その剣を私に向けるな!さっさとしまえ!!」
『悪く思うなティアマット、正当防衛だ、流石のお前もアスカロンには敵わないようだな?』
流石ドラゴンスレイヤーと呼ばれる剣だ、向けただけでティアをここまでビビらすとは…しかしティアは顔を伏せてゆっくり立ち上がると異様なオーラを纏っていた…どうやら余計怒らせてしまったようだ!
「フフフ…面白い…ここからは手加減無しだ!!覚悟してもらうぞ兵藤一誠!!」
ティアのオーラと殺気が爆発的に跳ね上がりイッセーは腰が抜け尻餅を着いた、流石に危ないと判断しダンテは止めに入ろうとしたが先にトレーニングルームに入って来たアザゼルが止めた。
「ここにいたかお前達…なんか凄い事になってるが、そこまでだ!イッセー、ティアマット、一旦終了だ!」
丁度イッセーの禁手も解除された、どの道ここまでだったな。イッセーはその場に大の字に倒れアーシアに治療されていた。イッセーが戦闘不可能と判断したティアも殺気を収めデビルトリガーを解除した。
「フン、まぁいい今日はこれくらいにしといてやる」
「どうしたんだアザゼル?」
「これから次のゲームに向けて話をするから集まってくれ」
◇ミーティングルーム
少し休憩した後グレモリー眷属は事務所の二階にある広めのミーティングルームに集まっていた。これからゲームに向けての会議をする様だ、ダンテ達も来ていたがダンテは眠そうにしていたオーフィスを部屋に置いてきた、あいつ…最近俺のことを寝具か何かと勘違いしてねぇか?
「皆、集まってくれたわね」
リアスが部員全員が集まった事を確認するとゲームの記録表を取り出した、記録を見終わると巨大モニターが出てきてアザゼルが説明を始めた。
「お前ら以外にも若手悪魔達はゲームをした。バアル家とグラシャラボラス家、アガレス家とアスタロト家、それぞれがお前達のゲーム後に試合をした、今から流す映像はその記録だ。ライバル達の試合だからよく見ておくように」
『はい』
アザゼルの言葉に全員真剣に頷いた。確かに他の若手のゲームは見てないからすげぇ気になる、特にサイラオーグのやつはどんな試合をしたのか他の三家も気になるが一番サイラオーグの試合が気になる。部員達も同様でダンテの膝の上には白音が座って見ていた。
「まずはサイラオーグとゼファードルの試合だ」
サイラオーグとあのヤンキー野郎ゼファードルの試合の映像が始まった!部員全員の顔つきは真剣そのものになり表情は険しいものになっている。
観戦を始めて数時間、試合は終盤になりサイラオーグとゼファードルの一騎打ちとなっていた、しかしゼファードルは追い込まれていた。
『サイラオーグ!サシで勝負しろ!!』
『いいだろう!来い!』
サイラオーグは躊躇うことなく乗りゼファードルが繰り出すあらゆる攻撃を嘲笑うかの様に全てかわした!攻撃の最後にゼファードルの拳がサイラオーグの頬にヒットしたがサイラオーグは何事も無かった様に平然としていた。自分の攻撃が通じていないことに焦りを見せ始めたゼファードルは持てる力の全てを込めてサイラオーグに放ったがサイラオーグはあっさり打ち破り鋭い拳をゼファードルの腹に打ち込んだ!その力は圧倒的だった。
「…凶児と呼ばれ、忌み嫌われたグラシャラボラス次期当主がまるで相手になってない…サイラオーグ・バアル、ここまでとはね」
祐斗があまりの光景に表情を険しくして目を細めていた、リアス達も言葉が出なかった、ギャスパーはぶるぶるに震え膝の上に座った白音も不安そうにダンテを見ていた…しかし冥界で実際闘ったダンテとその闘いを見ていたティアと黒歌は明るい顔で見ていた。
「…お前らずいぶん涼しい顔をしてるな?まぁ直接闘ったダンテにとっては物足りない試合だったかもな」
「まぁな、はっきり言うと今の試合、サイラオーグは全く力なんて出して無いぞ、軽く遊んだ程度だな」
さらりと今のサイラオーグの力のレベルを言うダンテにリアス達の表情がさらに凍りついた。イッセーは震える手で画面を指差しながらダンテに聞いた。
「あ、遊んだだけ⁉︎あ、あれで力を出して無いなんてサイラオーグさん化け物っすか⁉︎」
「驚くのはまだ早いぜイッセー、さらに言うとあいつにはまだ禁手もあるぜ?」
「流石若手ナンバー1と呼ばれるに相応しい男だったな」
さらに爆弾を投下されまるで雷に打たれた様な表情になるグレモリー眷属!流石に衝撃が強かったか?
「そ、そういやあのヤンキー悪魔ってどれくらい強いんですか?」
イッセーの問いにリアスが答えた。
「今回の六家限定にしなければ決して弱くないわ、と言っても前次期当主が事故で亡くなってるから、彼は代理ということで参加しているわけだけれど…」
あのヤンキー野郎、代理だったのか。次に朱乃が説明を続けた。
「若手悪魔の対決前に出したランキングでは、一位がバアル家、二位がアガレス家、三位がグレモリー家、四位がアスタロト家、五位がシトリー家、六位がグラシャラボラス家でしたわ。王と眷属を含み平均で比べた強さのランクです。それぞれ一度手合わせして一部結果が覆ってしまいましたけど」
「ええ、彼は…サイラオーグは怪物よ、『ゲームに本格参戦すれば短期間で上がってくるのでは?』と言われているわ。逆を言えば彼を倒せば私達の名は一気に挙がるけどさっきダンテが言った通りなら相当気合いを入れないといけないわね」
まぁそういうことだ、頑張れよグレモリー眷属!リアス達は一応気合いを入れていたが今は不安が上回っているみたいだ。
「グラフを見せてやるよ、各勢力に配られているものだ」
アザゼルが魔法陣を展開すると立体映像的なグラフが現れた、若手悪魔の顔写真と名前が表示され下からパラメータが伸びていく、おぉ⁉︎サイラオーグのゲージが凄い速さで伸びていく!そのまま表を突き破りやがった!リアスやソーナ、アガレスの姉ちゃんはそこそこ高めでヤンキーが一番低い。流石サイラオーグだ他にも表にはテクニック、ウィザードなどのゲージもあったがパワーのゲージが圧倒的に高い!
「先に言っておくがお前ら、ディオドラと戦ったらその次はサイラオーグだぞ?」
「えぇ⁉︎マジっすか⁉︎」
イッセーが激しく反応しアザゼルに聞き返したがアザゼルは頷くだけだった、リアスも怪訝そうにアザゼルに訊いた。
「少し早いのではなくて?先にゼファードルとやるものだと思っていたわ」
「奴は…ゼファードルはもうダメだ」
アザゼルの言葉にリアス達は訝しげな表情になったが丁度ゲームの映像が終わった、そこには怯えた表情で敗北を認めたゼファードルが映っていた。
「ゼファードルはサイラオーグとの試合で心身に恐怖を刻み込まれた、奴はもう戦えん…サイラオーグはゼファードルの心…精神まで断ってしまったのさ。グラシャラボラス家はここまでだ」
ヤンキー野郎の精神を折っちまったのか、流石俺に本気のほの字を出させた男だぜ。
「お前らも気をつけておけ、あいつは対戦者の精神を断つ程の気迫で向かってくるぞ。あいつは本気で魔王になろうとしてるからな、そこに一切の妥協も躊躇も無い」
アザゼルの言葉を聞いた後リアス達は互いの顔を見合わせた後頷いた。リアスは深呼吸すると改めて言う。
「まずは目先の試合ね、次に戦うアスタロトの試合も見るわよ、何せあの大公アガレスを倒したって話だもの」
「大公が負けた⁉︎」
大公が負けた事に眷属達は信じられない顔で見ていた。さっき見たランキング表ではアガレスは二位だったがそれを四位のアスタロトが倒すとはな、それを打ち破ったディオドラは大金星ということか…レーティングゲームは何が起こるかわからないと言うがまさにその通りだな。
パァァァ…
アガレスとアスタロトの試合映像を再生しようとしたその時、部屋の片隅に緑色の魔法陣が現れた、見た事ない魔法陣だな…誰だ?
「…アスタロト」
朱乃がぼそりと呟いた、そして魔法陣が光るとにこやかな笑顔の優男ディオドラが現れた。
「ごきげんよう、ディオドラ・アスタロトです。アーシアに会いに来ました」
部屋のテーブルにはリアスとアザゼルとダンテ、向かい合うようにディオドラが座っている、朱乃がディオドラに紅茶を入れリアスの傍らに待機する。イッセー達も後ろから状況を見守っていた、アーシアは震えて困惑した表情をしていたのでイッセーが手を握ってあげて安心させていた。
「単刀直入に言います、僧侶のトレードをお願いしたいのです」
トレード…駒となる眷属を交換する事、つまりディオドラはアーシアかギャスパーのどちらかを交換したいと言う事だ。
∑「いやん!ぼ、僕のことですか⁉︎」
「安心しろ、お前じゃねぇよ」
トレードされると思ってギャスパーが身を守る様に震えたがダンテがすぐにツッコミを入れた、眷属達も苦笑いしていた。
「その通り、僕が望むのは僧侶アーシア・アルジェントです。悪い話ではありません、なにせこちらが用意するのは…」
ディオドラはアーシアの方を見ながら躊躇いなく言い放ち、自分から交換する眷属を小型のホログラムで出したがリアスは間髪入れずに返した。
「だと思ったわ、でもごめんなさい、私はトレードする気はないの。あなたの僧侶と釣り合わないとかそういう意味ではなくて、単純にアーシアを手放したくないから。私の大事な眷属悪魔だもの」
リアスは真っ正面から言い拒否した、イッセーは心の中でリアスに感動しダンテ達も関心した。
「それは彼女の能力?それとも彼女自身が魅力だからですか?」
「両方よ、私は彼女を実の妹の様に思っているわ」
「部長さんっ!」
アーシアは口元に手で覆い瞳を潤ませていた、リアスが妹と言ってくれたことが心底嬉しかったのだろう。
「一緒に暮らしてる仲だもの、情が深くなって手放したくないという理由ではダメかしら?私は十分だと思うのだけれど。それに求婚した女性をトレードで手に入れようというのもどうなのかしらね、ディオドラ、あなた求婚の意味を理解しているのかしら?」
迫力のある笑顔で問い返したリアスだったが、キレているのは側から見てもわかるぜ、しかしディオドラは笑顔のままだった。
「…わかりました、今日はこれで帰ります。ですが、僕は諦めません」
ディオドラは紅茶を飲み席を立つとアーシアの元に近づき、アーシアの前に来ると跪き手を取った。
「アーシア、僕はキミを愛している。大丈夫さ、運命は僕たちを裏切らない。この世の全てが僕たちの間を否定しても僕はそれを乗り越えてみせるよ」
聞いてるだけで恥ずかしくなりそうな臭い台詞をペラペラと言いディオドラはアーシアの手の甲にキスしようとする。今の台詞に鳥肌が立ったのか黒歌はぶるッとした後唾を吐く動作をしていた。気づくとイッセーがディオドラの肩を掴んでキスを制止させていた。
「放してくれないか?『薄汚い』ドラゴンくんに触れられるのは…ちょっとね」
ディオドラはまるで叩く様にイッセーの手を払い退け笑顔で言い放った。手を払う瞬間、笑顔だった目が一瞬開いたが、こいつ本性が出てたな。だが、それよりも俺はヤバいと思っていることがある、それは…イッセーがブチギレそうになったが先にティアがキレ凄まじい形相でディオドラの胸ぐらを掴んでいた!そう、ディオドラはティアがいる前でドラゴンを侮辱したのだ。
「…何をするんですか?放してください」
「貴様…今何と言った?薄汚いドラゴンだと…?貴様…殺されたいのか?」
ティアは凄まじい殺気を放っていた!しかしディオドラは笑顔のままで訊いた。
「…何ですか?貴女は?」
「私は五大龍王最強の天魔の業龍ティアマット、兵藤一誠を侮辱するのは構わないがドラゴンを侮辱することを私は許さない!貴様の言葉は私と我々ドラゴンに対する侮辱だ!覚悟は出来ておるのだろうな?」
「なるほど、貴女があの龍王…使い魔になったという噂は聞いてはいましたが…ハァ、貴女といいドラゴンとはつくづく礼儀がなっていない様ですね」
「ッ!!貴様ァ!!!」
ディオドラはティアがキレているのにもかかわらずさらに侮辱し心底不愉快そうに言い放った、それによりティアはさらに激昂しディオドラを殺そうとしたので流石にそれはマズいと判断したダンテは少し力を出しティアを制止した!
「待てティア、そこまでだ!気持ちはわかるが今は抑えろ…!なぁディオドラの坊ちゃん?威勢がいいのは構わねぇが相手を見ないと今みたいに殺されるぜ?それでもいいのなら話は別だがな、俺も相棒を侮辱されていい気分じゃねぇしな。まぁ、今後は気をつけるんだな」
ディオドラに忠告するとティアは怒りが収まっていなかったが手を離し引き下がった、その目はディオドラを激しく睨んでいた…黒歌と白音も睨んでいた。
忠告されたディオドラは乱れた襟元を直すとイッセーとティアを指差し宣言した。
「なるほど、わかったよ。ではこうしよう、次のゲーム、僕は赤龍帝兵藤一誠、天魔の業龍ティアマットの二人を倒そう。そうしたらアーシアは僕の愛に応えてほしい」
なんとディオドラはあれだけ脅されたにもかかわらずイッセーとティアを倒すと宣言した!こいつ本気か⁉︎その発言に流石のアザゼルも驚いていた。
「ッ!お前なんかに負けるわけねぇだろっ!!ディオドラ・アスタロト!お前が薄汚いって言ったドラゴンの力、存分に見せてやるさ!!」
睨むイッセーと笑みを浮かべるディオドラ、イッセーに続き眷属達もディオドラを睨みつけた。既に一触即発の空気!その時アザゼルのスマホが鳴った。
「…わかった。リアス、ディオドラ、丁度良い。ゲームの日取りが決まったぞ…五日後だ、決着はその時につけろ」
ゲームの日取りが決まりディオドラは笑みを浮かべると帰ったが、どうもディオドラのあの余裕が気になる…
「おのれェ…ディオドラ・アスタロト…!ゲームで跡形も無く消してやる!」
「ティア姉…大丈夫?」
「…ティア姉様」
ティアは拳を強く握り締め呟くと黒歌と白音が心配して寄り添った。
「俺も赤龍帝として薄汚いって言われてキレそうでした。だから…やってやりましょうティアさん!俺たち二人でディオドラの野郎にドラゴンの力を焼き付けてやりましょう!!」
イッセーはティアに協力を提案し握手を求めた、イッセーの行動にティアはポカンとしたがフッと笑った。
「フッ…まさか、今まで散々ドラゴンの誇りを傷つけてきたお前に協力を頼まれるとはな…だがお前と組んでみるのも悪くないだろう。いいだろう!お前の案に乗ってやる!私も奴に一撃入れんと気が済まんからな!」
ティアも握手に応じ、ここに赤龍帝と龍王のタッグが結成した。
「よし!そうと決まれば今から修行開始だ!兵藤一誠!ついて来い!」
「はい‼︎アーシア!俺は絶対にアーシアを守る!あんな奴に決して渡しはしないぜ!」
「イッセーさん…はい‼︎」
アーシアを元気付けるとティアと一緒にトレーニングルームに向かって走って行った!
「まさか、あの二人が協力とはな…こりゃ面白くなってきたぜ!」
ダンテもニヤッと笑いリアス達も釣られて自然と笑みを浮かべた。
イッセーとティアが手を組みました!
ミーティングルームにオーフィスがいなかった為ディオドラはオーフィスが禍の団を抜けた事をまだ知りません。
次回、ヴァーリが久しぶりに登場!お楽しみに!