立ち直り修行は続き山岳地帯に来ていたダンテ達。
ここではアグニ&ルドラが相手をしていた、同じ炎と風を司る悪魔なので互角の戦いを繰り広げると思っていたが……ライザーは逃げ回っていた。
「ほらどうした小僧!逃げるな!」
「それでも我らと同じ力の使い手か!」
「くそっ!俺の炎を吸収しておいて冗談じゃないぜ⁉︎」
式で戦った時同様ライザーの炎は二体に吸収されていた!しかも二体は避ける素振りも見せず炎が直撃する度に剣で吸収したり柄頭の頭から直接食べたりしていた。完全にフェニックスの名折れである。
「「さぁ小僧!貴様には炎と風の使い方を叩き込んでやるぞ!行くぞ!デビルトリガー!!」」
アグニ&ルドラはデビルトリガーを発動させ鎧武者の姿になるとライザーに二刀を構え突撃した!
「ちょ、ちょっと待て⁉︎ギャアアアアアアッ!??」
連続斬りジェットストリームを受けて細切れにされたライザー!しかしすぐに復活!
「「ふん!まだ精神は持っているな?では次はこれだ!」」
「ま、待て!そんな立て続けに…ギャアアアアアっ!??!」
炎の竜巻ツイスターが炸裂しライザーは激しい炎に呑みこまれた!炎が止まるとそこには灰しか残っていなかった…
「にゃ⁉︎灰になっちゃったにゃ!ちょっとあれ大丈夫なの⁉︎」
「心配いらねぇよ黒歌、言うじゃねぇかほら?不死鳥は灰の中から蘇るって?灰が残ってりゃ復活するさ、見てな?」
・・・・・・・
「ぶっはぁ‼︎し、死ぬかと思った!」
「ほらな?」
灰になってしまった事に黒歌は心配していたが、数秒後焦った表情のライザーが復活した!あの再生力だけは大したもんだ、まだ精神も大丈夫そうだな。
「「まだ行けるな小僧?では特訓再開だ!」」
山岳地帯にライザーの悲鳴が響いた…
▽
場所を変えて森林地帯。
ここでは黒歌が仙術を使って相手をしていた。ライザーの表情はさっきまでは絶望的な顔だったがいくらか余裕そうだった。
「フッ、猫女、お前は唯一俺に負けている。あの時の様にまた負かしてやる!」
ライザーはゲームで黒歌をリタイアさせた時と同様火球を放った!しかし黒歌はあっさりかわした!
「にゃはは、でもあの時あたしは力に制限が掛けられてたからね、あの時と一緒だと思うと火傷するよ?これからアンタには仙術の恐ろしさをたっぷり味合わせてあ・げ・る♡」パチン!
黒歌は怪しく笑うと指を鳴らした。黒歌を中心に紫色の霧が広がった!その霧に包まれたライザーは咳き込むと膝をついた!
「くっ!何だこれは⁉︎ぐっ⁉︎ゴホッ!ゲホッ!」
「この霧は悪魔だけに効く毒の霧にゃ、でも安心して?死ぬことは無いから、麻痺毒みたいなものよ」
その時霧からダンテ達が飛び出し木の上に飛び移った。
「おい黒歌、俺達まで巻き込むな」
「ゲホッゲホッ!効果は無くてもこれだけ煙いとな」
「…俺は悪魔なのに何とも無いけど?」
「あっごめんごめん、ダンテ達は少し離れてて。イッセーちんは赤龍帝だから効果が無いかもね」
ライザーの方に向き直るとライザーは額を押さえて立ち上がると自ら頭を一部破壊し再生させると呼吸を整えた。
「ふぅ…少しキツいがなんとかなるな。さぁ今度はこちらの番だ!」
ライザーは手に火球を溜めて黒歌に向かうと火球を黒歌の顔に直撃させた!火球が直撃した黒歌は顔上半分が消し飛ぶと血を噴き出し仰向けに倒れた!
「…えっ⁉︎く、黒歌さぁぁぁぁん!??!」
イッセーは黒歌が死んでしまったと思い叫びライザーに向かいそうになったが、ダンテとティアは冷静に見ていた。
「落ち着けよイッセー?大丈夫だ」
「だ、だってだって!顔が無くなっちゃったんですよ⁉︎黒歌さんの綺麗な顔が‼︎」
「だからお前はまだまだなのだ兵藤一誠、見てみろ?」
ティアに言われ黒歌の方を見ると、死んだと思っていた黒歌の体がゆっくり起き上がった!顔が消し飛んだまま…
「にゃはは、中々やるじゃない?あたしの顔を一発で消し飛ばすなんてね、でも無駄無駄♪」
しかもそのままの状態で喋り出した!…流石に気持ち悪いな。
「な⁉︎馬鹿な⁉︎フェニックスでも無いのに何故貴様は生きている!」
「そんなの答えは簡単、それは仙術で作り出したあたしの偽者にゃ、あたしはこっちよ?ハロー♪」
声のした方を向くと木の上から本物の黒歌が笑いながら手を振っていた。
「貴様…いつの前に」
「すごいでしょ〜!あたしくらいの仙術の使い手になるとこんな幻術も使える様になるのにゃ、それじゃ行くにゃよ!」
指を鳴らすと木の影から同様の分身体が数人現れた!分身体達は怪しく笑うと手に仙術入りの魔力を溜め始めた!顔が消し飛んだ分身体も一緒に。
「ッ!くそがぁ…!こうなったら全員まとめて消して本物を燻り出してやる!」
ライザーは舌打ちすると分身体達に突撃し一人一人を炎の拳で貫いた!
「ハズレー♪」
「またまたハズレー♪」
「ほらほら、こっちにゃ♪」
「にゃははは♪」
次々分身体を倒すライザー!ある程度倒したところで木の上に座っている黒歌の前に行き拳で胸を貫いた!
「どうだ!」
「にゃはは!馬鹿ね!いつまでも木の上にいる訳ないでしょ?隙あり!」
分身体と入れ替わっていた黒歌は地面に仙術を流し巨大な拳に変化させるとライザーを打ち上げた!血反吐を吐きながらライザーは炎の翼を広げ体勢を立て直したがその時背後にダンテが現れた!
「後ろに気をつけなライザー!レインストーム!」
「何⁉︎うわぁぁぁぁっ!!」
エボニー&アイボリーで翼を蜂の巣にされたライザーは落下した!何とかライザーは着地したがエアトリックで先回りしていたダンテにスティンガーで追撃されさらに吹き飛んだ!
「ぐあっ!く、くそっ…!」
反撃しようとしたがダンテがバックジャンプで大きく飛ぶとその後ろからティアとイッセーの合体技ウェルシュドラゴンラッシュが炸裂しライザーはエネルギー波に呑み込まれた!煙が収まるとそこには上半身のみのライザーが転がっていた…
「…お、おい…お前ら?…俺を立ち直らせるのが目的…だよな…?」
死んでもおかしくない攻撃ばかりされ体を再生しながらライザーは苦笑いしていた。さらに密かに仙術を体に流されていた為動けなかった。するとそこへ…
「ダンテ様〜!イッセー様〜!」
レイヴェルがバスケットとクーラーボックスを持って手を振って走って来た。
「お茶にしませんか〜?」
▽
森が一望できる岩場の上に来たダンテとイッセー。続きをティアと黒歌に任せ一旦休憩にし岩場に設置した座席とテーブルでティータイムになった。う〜ん、自然の中で飲む茶も中々良いもんだ、風と共に漂う草木の香り、そして…「ギャアアアアアッ!!」…ライザーの悲鳴。
「それで…お兄様はいかがでしょう?」
レイヴェルは心配そうに聞いてきた。
「あぁ、とりあえず大丈夫だぞ?まだ生きてる。ほら声も聞こえるだろ?」
「普通なら死んでますけどね…あれで折れないライザーの精神も結構凄いけど…」
「そうですか…少し安心しました」
それを聞きレイヴェルの表情が少し緩和した。
「うん!このパンケーキ美味いなレイヴェル!」
イッセーはレイヴェルが持ってきたバスケットに入っていたパンケーキを食べると褒めた。
「‼︎ほ、本当ですか!……コホン、と、当然ですわ!私が作ったパンケーキですもの!ありがたく召し上がってくださいな!でも…材料などはここのドラゴンさん達から頂いたものですので、足りないものもあって満足に焼けてないかと…」
「いや美味いよ!マジでイケるって!レイヴェルは本当にケーキを作るのが得意なんだな」
イッセーにパンケーキを褒められレイヴェルは嬉しそうにし、もう一つ一緒に持ってきていたクーラーボックスを開けた。
「そ、それではダンテ様にはストロベリーサンデーですわ!朱乃様から教わって作ったのですが…上手く出来たと思います!どうぞ!」
レイヴェルはクーラーボックスから少々不格好なストロベリーサンデーを出した。移動したこともあり少し型崩れしていたが一生懸命作ったのだろう。ダンテはフッと笑うとスプーンで掬い一口食べた、レイヴェルは緊張した顔でダンテの感想を待った。
「…あぁ、美味いぜ。よく出来てる、朱乃と同じ味だ」
ダンテの感想を聞いたレイヴェルはとびきりの笑顔になった!
「ホッ…よかったですわ。でも私は朱乃様より上手く出来たと思ってますわ!」
フッ、負けず嫌いな娘だ。ダンテはそう思いながらストロベリーサンデーを頬張り続けた。
「ところでレイヴェルは、人間界の学年で言うと何年生なんだ?」
イッセーがパンケーキを食べながらレイヴェルに訊いた。そう言えばそうだな、何年生だろうか、見た目では白音とギャスパーと同じくらいに見えるが…
「はい!人間界のハイスクールで言うところの一年生ですわ!」
「えっ、じゃ高一⁉︎後輩じゃん!」
「つまり白音とギャスパーとは同級生か。良い友達になれんじゃねぇか?」
すると白音の名を聞いてレイヴェルの表情が少し不機嫌になった。
「白音さん?…あぁ、ゲームの時に妙な変身をしてお兄様相手に少し善戦したあの猫の娘ですか?聞きましたけど、あの変身はダンテ様からもらった力だとか…ブツブツ」
レイヴェルは白音に嫉妬してるのか羨ましがってるのかブツブツ小言を呟いていた。これは少し馬が合わなそうだ。
「ですが駒王学園の制服は着てみたいですわ、あのデザインは中々良いですわ」
「だったらウチの学園に来たらどうだ?学園生活は楽しいぜ!部長達もきっと歓迎してくれるぜ!」
「それもいいですわね!では今度お母様と検討してみます!それと…よろしければ今度またお住まいの事務所にお伺いしてもよろしいでしょうか?」
「おぅいいぜ!いつでも遊びに来いよ!ダンテさんもいいですよね?」
イッセーとレイヴェルでどんどん盛り上がり勝手に決まっていく…ダンテはストロベリーサンデーを食べ終わるとレイヴェルの顔を見て答えた。
「あぁいいぜ、ストロベリーサンデーも食わしてくれたしその礼も兼ねてな。ただし、土産にストロベリーサンデーを持ってくる事が条件だ、それでいいなら来てもいいぞ、どうだ?」
「ダンテさん…ストロベリーサンデーなら朱乃さんに頼めば…」
「わかりましたわ‼︎」
「いいのかよ⁉︎」
「今度は型崩れしたのではなくちゃんとしたストロベリーサンデーをお持ちしますわ!ではよろしくお願いします♪」
ダンテの我儘の様な条件をレイヴェルは笑顔であっさり承諾した。するとレイヴェルは思い出した様に告げた。
「そう言えば、今夜リアス様達がこの山に来るそうですわ」
「部長達が?どうしたんだ?」
「えぇ、なんでもこの近くに温泉があるみたいで入りに来るそうですわ」
「温泉⁉︎部長達が温泉に⁉︎」
その瞬間イッセーの顔がにやけ始めた!…またよからぬことでも考えてるのか?
「やれやれ」
この後数分レイヴェルと雑談し今日の修行は終わりとなった。
▽
その日の夜、寝床にしている洞窟でイッセーは寝袋の中で眠れずにいた。
「部長達が温泉に来る…!ぐふふ!こっそり覗いちゃおうかな?」
イッセーは寝袋内で怪しく笑いながら覗きに行こうか迷っていた。性欲の塊のイッセーが数日間我慢していたのだ、そろそろ乳でもいいから見ないと正気が保てなくなる!乳ならネヴァンさんから見せてもらう手もあったけど、やっぱり見るなら好きな人の乳がいい‼︎よし!そうと決まれば行くっきゃない‼︎
「二人とも、寝てる…よな?」
イッセーは寝袋から顔を出すと後ろを確認した。壁にはダンテが腕を組んで座って寝ており、ライザーは自分と同じく寝袋で寝ていたが…やけに静かに寝てるな?寝る前は「上級悪魔の俺が洞窟なんかで寝れるか!」とか言って嫌がっていたのに…静か過ぎる。
そぉっと寝袋の頭の部分を開くとそこには!フェイクらしきダミー人形が入っていた!クソ!アイツまさかティアさんと黒歌さんとの修行中にレイヴェルの会話を聞いてやがったのか⁉︎
「あぁ、アイツならリアス達がいる温泉に向かったぞ?」
起きていたダンテが腕を組んだまま呑気に答えた。
「あぁなるほど温泉に……はあ⁉︎ダンテさん気付いてたんですか⁉︎だったら何で止めなかったんスか⁉︎このままじゃあの焼き鳥野郎に部長達の裸が‼︎」
黙っていたダンテにイッセーが肩を掴んで動揺していたがダンテは冷静にあくびをして答えた。
「それに気づかせるのもお前の修行だと思ってな。それよりも早く行った方がいいぞ?早くしないと大切な彼女の胸がアイツに見られちまうぞ?」
「ッ!そうですね!アイツなんかに部長のおっぱいを見せる訳にはいかねぇ!!行くぜドライグ!!」
『ハァ〜…Welch Dragon balance breaker‼︎』
イッセーは禁手を発動させ勢いよく洞窟から飛び出して行った!
「やれやれ、そんじゃ俺も行くとするか」
ダンテも伸びをして立ち上がるとコートの一部を翼に変えイッセーの後を追った。
洞窟を飛び出して数分後、イッセーは前方にゆらゆら動く炎の塊を見つけた!炎の翼!ライザーだ!イッセーはさらに加速してライザーに急接近した!
「待ちやがれ!この焼き鳥野郎!!」
「チッ、バレたか!」
「てめぇやっぱり温泉を…部長達を覗くつもりか⁉︎」
「それの何が悪い⁉︎温泉に女がいるなら覗く!それが男だ‼︎」
「それが貴族のすることかぁぁぁぁっ!!」
イッセーとライザーは激突した!許せん!このドスケベ焼き鳥が!部長達のおっぱいは俺が守ってみせる!!
「式の時より攻撃のキレが増しているな!だがな、俺はリアスの乳が見たいんだよ!!」
「ふざけんじゃねぇ!お前なんかに見せてたまるかよ!!」
互いの拳がぶつかり叫び合う!
「俺は元婚約者だ!あのデカく素晴らしい胸を一度も見ないで諦められると思うか⁉︎」
…確かに諦められないかもしれない、だがそれはそれ!というか乳が見たいが為にここまで力が上がるってどういうことだよ⁉︎どんだけスケベなんだよ⁉︎根性無いとか言って十分根性あるじゃねぇか!!
「そうだ、雷の巫女の乳も見たいな、あれもけっこうデカいだろ?」
「朱乃さんのおっぱい⁉︎確かに部長のより大きい…ってそうじゃねぇ!もう許さねえ!あの豊満なおっぱいも俺のもんだ!絶対に見せないぞぉぉぉぉっ!!」
イッセーは手に赤いオーラを溜めてライザーに突っ込んだ!ライザーも激しい炎を纏った!
「うるさい!誰がなんと言おうと俺は絶対に覗きに行く!邪魔はさせんぞ赤龍帝兵藤一誠!!くらえ!ゴッドフェニックス!!」
「ちょ⁉︎うわぁぁぁぁああああっ!!」
ライザーは奥義を発動させイッセーを呑み込むとイッセーを吹き飛ばしそのまま温泉へと向かった!イッセーは鎧を半分破壊され後方に吹き飛んだが追いついたダンテに受け止められた。
「っと、大丈夫かイッセー?」
「ダンテさん!このままじゃアイツに!」
「いいんだ、行かせてやれ」
「ハァ⁉︎ダンテさんは部長達の裸がアイツに見られてもいいって言うんスか⁉︎」
まぁ別に俺はいいんだが…納得のいかないイッセーはダンテに食ってかかったがダンテはイッセーを落ち着かせた。
「まぁ落ち着けって。それによく考えてみろイッセー、あそこにはリアス達の他に誰がいるのかを」
「えっ?誰って………あっ」
イッセーも気づきハッとすると頷いた。
「だろ?それにイッセー?お前も行ったらタダじゃ済まないぜ?だからここはどうなるか見てようぜ」
「えぇ、そうですね。ライザー、その温泉を覗いたらどうなるかその身に刻み込め!」
ダンテとイッセーは温泉の明かりが見える位置で様子を伺った。
∇ ∇ ∇
「う〜ん…良いお湯ねぇ〜」
楽しそうな声が聞こえる温泉、リアス達は楽しそうに会話しながら温泉を堪能していた。
「今夜はゆっくり温泉に浸かって明日はイッセー達の陣中見舞いに行きましょう」
「あらあら、でしたら体をよぉ〜く洗っておきませんと」
「ここの温泉は体に良いと聞いています」
レイヴェルも一緒に来ていた。
「なるほど、これで私の女子力も上がるということだね」
「あぁ…これ以上美しくなってしまうのは罪ではないかしら?ミカエル様、お許しください」
「あぅ〜皆さんスタイルのいい方ばかりです…」
それぞれ温泉を楽しむ中、少し離れたところにティア達も湯に浸かっていた。その中には髪を束ねたオーフィスもいた。
「どうだオーフィス?温泉は気持ちいいだろう?」
「今まで入った事無いでしょ?ちゃんと肩まで浸かるにゃよ?」
「これが 気持ちいい…我 この感覚 初めて」
オーフィスは手でお湯を掬うと見つめ、目を閉じると頬を染めた。それを見てティアと黒歌は微笑むと修行の話をし始めた。
「さて黒歌、修行の方はライザーの精神が潰れない程度にはやっているが…どうだろう?」
「うん、ほとんどライザーを虐めてる様にしか見えないけど、あたし達のやってることはアイツの為になってるはずにゃ」
「うむ、そうだな。よし!ならばこの調子でガンガン鍛え上げてやろう!ある意味私にとってストレス解消にもなるしな」
「にゃはは!それはちょっと可哀想じゃない?」
「ハハハ!…ん?どうしたオーフィス?」
その時、オーフィスが二人の方を見ていることに気づいた、その目は二人の胸を見つめている。
むにゅ
「にゃあん♡///って!いきなり何するのにゃ!」
オーフィスはいきなり黒歌の胸を触った!すると今度はティアの胸を両手で触った。
むにゅむにゅ…
「あっ♡あっ♡…何をする!」
官能的な声を上げるとティアはオーフィスに注意した。
「急にどうしたのにゃオーフィスちん?」
「人の胸を気安く触るなど」
訊いてもオーフィスは胸を揉んだ手を見ているだけだった、そして最後に白音を見た。
∑「な、何ですか?」
白音はビクッとし胸を隠したがオーフィスは触りに行かずに白音の胸を指差すと告げた。
「小さい」
ぷっちん!!
オーフィスの一言に白音からキレた音が聞こえ怪しいオーラが発生した!
「…ふふふ、オーフィスさん…いいですか?世の中には言っていい事と悪い事がありましてねぇ…!」
青筋を立てて片手で指を鳴らしながら立ち上がった!
「お、落ち着くにゃ白音!」
「気を鎮めろ白音!相手は無限の龍神だぞ⁉︎」
ティアと黒歌はオーフィスに殴りかかりそうな白音を必死に押さえ込んだが白音は器用に二人から抜け出すと白いオーラを纏いオーフィスの前に来た。
「…だったらオーフィスさん、見せてあげますよ!私の胸が小さくないことを!はぁ!!」カッ!
白音の体が光に包まれるとそこには大人の体になった白音が立っていた!そして大きくなった胸を強調する様にオーフィスに見せた!
「さぁどうですかオーフィスさん!立派になりましたよ!もう小さいだなんて言わせませんよ!これで一番小さいのはオーフィスさんです!」
一番小さい…その言葉にアーシアが反応していた。勝ち誇った表情で言う白音だったが、オーフィスは手を見つめるとティアと黒歌の胸の感触が残る手を自分の胸に当てた、するとオーフィスの体は胸を中心に光り出した!光が収まるとそこには…胸だけアンバランスに大きくなったオーフィスがいた!しかも張りが無くたるんでいる。
「ん 重い…」
「「「………………」」」
「ブッ!アハハハハ‼︎何だそれは‼︎」
「にゃはははは!オーフィスちんウケるにゃ〜‼︎」
「…オーフィスさん…いくらなんでもそれは…プッ」
ティアと黒歌は爆笑し、白音もオーフィスの行為に怒りを忘れ笑っていた。
「ハハハ!…ふぅ、やれやれ」
ティアは湯から上がると風に当たりに行った。
そんな温泉にライザーが魔力と気配を消して覗こうと潜んでいた。
「へへへ…いるいる!ここまで来たら何としてでもリアスの裸を見るぞ!よしもう少し見やすい所まで移動だ」
ライザーは怪しく笑いながら忍び足でよく見える場所に移動した。
『リアス、この後はどうします?』
『そうね、この近くに私の別荘があるからそこでゆっくり休みましょう。レイヴェルも一緒にいらっしゃい?』
『よろしいのですか?ありがとうございます!』
「…ん?何だレイヴェルも来てるのか?まぁいいせっかくだ、妹のお前もどれほど成長したか見せてもらうぞ」
すぐ側に来ていたライザーはレイヴェルもいる事に気づきついでに覗くことにした。ライザーは気配を殺し覗きを始めたが、ほとんど見えていなかった。
「う〜ん…声は聞こえるが湯煙で全然見えんな…よしもう少し近づいて…」
「ん?誰がいるのか?」
「きゃあ⁉︎覗き⁉︎」
その時ライザーが覗いている事に気づいた声がして、温泉内がざわつき始めた!
「ッ!しまった!気づかれたか⁉︎見つかる前に逃げ…」
むにゅん…!
その時、逃げようとしたライザーの顔がやわらかく良い香りで埋まった!
「ん?何だ?この暖かくやわらかい良い香りは…?まるでずっと包まれていたくなるこの感覚…」
ライザーは手で触れ深呼吸し暫しその感覚を味わっていたが、次の瞬間!強烈な殺気を感じ上を見た!そこには顔を真っ赤にし凄まじいオーラを纏ったティアが鬼の形相で睨んでいた!
「あ…あれ…?りゅ…龍王ティアマット…お前もいたのか…?お…温泉はどう…だった…?」
「な…な…な…何を…何さらしとんじゃぁぁぁぁっ///!!!死ねぇぇぇぇっ!!ドラゴンラッシュ!!ブレス!!ギドラ!!おまけだ!オロチィィィィッ!!!!」
「ぐあああああぁぁぁぁああっ!??!でもありがとう〜!!」
四種類のドラゴンラッシュを受けたライザーはお礼を言い叫びながら吹き飛ばされて行った!
「あぁ…力が……」
「ティアマットォォォォ!??」
ドラゴンラッシュオロチを放って魔力が空になったティアは湯船に仰向けに倒れた!リアス達は慌てて駆け寄りアーシアが急いで回復させていた!
「馬鹿ね、ライザーを追い払うだけなのに魔力を全て使い切るなんて。でもおかげで覗かれずに済んだわ、ありがとう」
リアスは気絶しているティアにお礼を伝えた。見ていた黒歌がある事を思いついた。
「あっそうだ、ティア姉の目をすぐに覚まさせる方法って言ったらやっぱりアレしか無いにゃ!白音!やるよ!」
「…えっ?またですか⁉︎もう……でもまた吸ってみたいって思ってました!ティア姉様!いただきます!」
「そうこなくっちゃ♪」
むちゅううううううっ!!
黒歌と白音はティアの乳首に吸い付いた!!その数秒後…
「うひゃーひゃひゃひゃひゃ!!だ、だからそれはやめろと言っただろうがぁぁぁ!!」
「あらあら、うふふ♪改めて見ると美味しそう…私も吸ってみようかしら?」
ティアは飛び起きたが動けず、温泉内は再び笑いに包まれた。
その頃、温泉から吹き飛び頭だけになったライザーをダンテが受け止めていた。
「よぅライザー、生きてるか?散々だったな?でも覗く代わりにそれ以上のことが出来てよかったな?ハハハ!」
「えぇ、確かにティアさんのおかげで部長達の裸は見られずに済んだ…けどな…てめぇなんて羨ましいことを!!ティアさんのおっぱいを触っただけでなく顔を埋めやがって!俺だって触ったこと無かったんだぞ!!どんな匂いだった⁉︎どんな感触だった⁉︎答えやがれ!!」
「あぁ、とても甘く良い香りと今まで触ったことの無い吸い付く様なモチモチの…って馬鹿言ってんじゃねぇお前ら!危うく死ぬところだったんだぞ⁉︎今回はマジで死ぬかと思った!もう覗きは懲り懲りだ!」
完全に恐怖を刻み込まれたライザーは震えていた。
「ちなみにイッセー、俺も触ったことあるが例えると餅やマシュマロに近い感触だな、ある意味国宝級だ」
「あぁそうですか‼︎ちぃぃくしょおおぉぉぉおおぉっ!!!」
ダンテも教えてあげるとイッセーは羨ましそうに悔しそうに絶叫していた。
「フッ、さ、戻ろうぜ」
ライザーの頭をボールみたいに指で回すと洞窟へと戻って行った。
洞窟に戻りしばらくして魔力が回復したライザーは体を再生させた。
「兵藤一誠、さっきお前とやり合ってわかった。…フッ、リアスは良い兵士を持ったな?アンタも…今回は世話になったなダンテ」
「ライザーさん…」
ライザーはイッセーを褒めダンテにお礼を言った。ダンテは寝そべって目を閉じていたが聞いていた。
「俺はもう…リアスのことは諦める」
「ライザーさん…アンタ」
ライザーはリアスのことをキッパリ諦めることに決めた、それを聞いていたダンテも潔いて思って関心していたが、ライザーはゆっくり立ち上がった。
「だから今度…今度一度だけリアスの乳を見せてくれ!!!」
「…なっ⁉︎ふざけんな!この焼き鳥野郎!!やっぱりてめぇは俺の敵だァ!!」
「それはこっちの台詞だぁ!!」
シリアスな雰囲気から再び喧嘩になり二人はオーラを纏うと勢いよく洞窟の外に飛び出して行った!
「やれやれ…うるせぇ奴らだな」
「何だとこの焼き鳥野郎!!」
「このケチ野郎が!お前なんてケチ龍帝だ!ケーチ!ケーチ!」
そのレベルの低い戦いを下からタンニーンとリアスが見ていた。
「ライザー・フェニックス、奴はもう大丈夫そうだな?」
「えぇ。ありがとう、ダンテ、イッセー」
こうしてライザー立ち直り作戦は終わりを迎えた。
そして翌日、レイヴェルからライザーは無事トラウマを克服したと言う報告と感謝の手紙がデビルメイクライに届いた。
Chapter END
蘇らない不死鳥編 完
次回から最終章 お楽しみ!