とある城の大広間。
天井がかなり高く室内もかなり広く教会に似ている。その奥に設置された玉座に額に第三の目を持つ巨大な石像が座っていた。するとその石像の元に巨大な鷹に似た姿の悪魔が現れ石像の前に跪いた。
「ムンドゥス様、裏切り者魔剣士スパーダの息子、ダンテが戻って参りました」
すると報告を聞いた石像の首がゆっくり動き出し目が光り出した。
『フッフッフッ…そうか、来たか。待っておったぞダンテよ!グリフォン、幹部達を引き連れ盛大に持て成してしてやるがいい!』
「畏まりました」
グリフォンと呼ばれた悪魔は激しい電撃を纏うとその場から姿を消した。ムンドゥスは目の光を消すと怪しく笑った。
『フッフッフッ、さぁ早く来るがいいダンテ!我は決してお前達血族を許しはせん、貴様には地獄の苦しみを味合わせてやる。そう、スパーダの様にな!』
▽
「イッセーさん!イッセーさん!大丈夫ですか⁉︎」
アーシアが意識を失っているイッセーを揺さぶっていた。するとイッセーは目を覚まし起き上がった。
「…う…うぅ……ア、アーシア?ここは?」
「無事に着いたみたいです、ここは異世界です」
周りを見るとダンテと同じく意識を失っていた眷属達がお互いの無事を確認し合っていた。
今いる場所は町だが、さっきまでいた駒王町とは違うやや高めの建物が目立つヨーロッパ辺りの街並みだった。しかし町の雰囲気やレトロな電話ボックスや車などを見ると一昔前の感じであった。
「ここが…ダンテさんの世界か」
「うん、でも一昔前って感じだね。僕達が持ってるスマホもちゃんと機能しないみたいだし」
祐斗の言う通りスマホは電源は入っても各機能は使えないみたいだ。するとスマホを見ていたイッセーはハッとすると出発前にアザゼルから渡された通信機を出し呼び掛けた。
「アザゼル先生!アザゼル先生!聞こえますか⁉︎こちらイッセーです!アザゼル先生!」
『…ザザザ…ザザ……ブツ……』
しかし通信機からはノイズ音だけが響き少しすると切れてしまった。
「ダメか…ダンテさん、通信機は繋がらないみたいです……ダンテさん?」
イッセーはダンテに声を掛けたがダンテは周りを信じられない表情で見ていた。ティアやリアス達も同様だ。
「…一体、何が起こったんだ…?」
「酷いなこれは…」
周りには崩壊した建物、ひっくり返った車や炎上している車などがあり、空には禍々しい渦が発生していてまるでこの世の終わりか怪獣でも暴れた様になっていた!そして所々地面から黒っぽいグロテスクな植物の様な物が生えていた。
「な、何これ?植物…?脈打ってるし…まるで生きてるみたいだわ」
「これは…血でしょうか?」
リアスと朱乃がまるで血の様に真っ赤な表面になってる部分の脈打つ植物の前に来て見ていた。何だこれは?こんな植物今まで見たこと無いぞ?
「酷い有り様だ、一体何があったんだ?こんな大惨事冥界でも見たことが無い」
ライザーも町の有り様に表情を歪ませていた。
ダンテ達は町の惨事を見ながら移動を開始した。途中で救助されている人や放心したり泣いている人達がいたが、その中に特に気になる姿になっている人がいた、それは…風によって吹き散らされそうになっているまるでミイラの様な姿になっている人の死体である!一体どうしたってんだ⁉︎その変わり果てた姿にアーシアとイリナが悲鳴を上げていた。
「な!なんなのこれは⁉︎人なの⁉︎」
「どうやら…人ではあったみてぇだな、ついさっきまではな?血が無い…完全に灰化してる。一体何が…まさか、あの植物が犯人か⁉︎」
ミイラの様な死体が所々に並ぶ道を歩いて数分、大通りに出てきたダンテ達。ここも酷い有り様だった、かつて車やバスが行き来したこの通りも車が炎上し地割れが出来ていた。周りの状態を見ていると町の中央に見えた物にダンテは驚愕した!
「おいおい…何だよありゃ⁉︎」
そこにはかつてテメンニグルがそびえ立っていた場所にそれに匹敵する巨大な禍々しい城が建っていた!俺があっちの世界に行ってる間に何があったんだ⁉︎
「「「主‼︎」」」
その時ダンテの体からケルベロスとアグニ&ルドラとネヴァンが元の姿で出てきた。
「おぅお前ら、元の世界でもその姿が維持できるみてぇだな?」
「「「あぁ、あっちではずっとこの姿であったからな、もう体に馴染んでしまった。それよりも主、この町の惨事は…」」」
「「もう既にムンドゥスの侵攻は…」」
「始まってるみたいね。まったく、スパーダが守った人間界をこんなにしちゃって…」
魔具達も町の有り様に表情を歪めていた。聞いたところケルベロス達も町のあちこちに生えた植物のことはよく知らないらしい、魔界の植物であることは間違いないみたいだが。そしてやはり感じる力と気配からあの城はムンドゥスの根城で間違いない様だ。
「そうとわかればダンテ、早いとこあの城に乗り込むとするか?」
ティアの言葉にリアス達も頷きダンテもそうしようとしたその時!ダンテ達の周りを魔力の結界が覆った!
「ハッ、早速歓迎のお出迎えか!気をつけろお前ら!」
全員戦闘態勢を取ると辺りに砂が巻き上がり7ヘルズが次々と現れた!ヘル=グリードも数体いる!やっぱりムンドゥスも俺達が来たことに気づいてやがるな!上等だ!
「もうアンタ達の戦い方はわかってるのにゃ!」
「…さっさと砂に戻してあげます!」
黒歌も白音もやる気満々だな!城に乗り込む前のウォーミングアップにちょうどいいぜ!リアス達も気合い十分だしここはさっさと…
「待てよ」
その時、ライザーが前に出て俺達に手を向けてきた。
「俺にやらせてくれ、コイツらには俺の眷属達を傷つけた借りを返さないといけないからな。貴様ら、よくも俺の可愛い眷属に怪我をさせたな?覚悟してもらうぞ!」
ライザーは魔力を解放し炎の翼を広げるとヘルズ達に向かって行った!ダンテ達は戦闘態勢を解くとライザーに任せることにした。
ライザーは拳に炎を纏わせると擦り抜け様にヘル=プライド数体を砂に戻し吹き飛ばされ反撃してきたヘル=ラストを炎の蹴りでカウンター返しを決めた!
「す、すごいわライザー…!」
「ライザーさん…初めての相手なのにすごいぜ!」
リアスとイッセーは初めて戦う悪魔相手に圧倒しているライザーに驚いた。ティアも顎に手を当てて関心してるし、確かにやるな。しかも立ち直り特訓の時より動きと技のキレが増してるな、あいつなりに今日までの間努力してたんだな。
ヘルズ達を次々倒したライザーはヘルズ達を召喚しているヘル=グリードの前に来るとヘル=グリード本体を棺桶から殴り飛ばし攻撃能力を奪うと真っ赤に加熱させた右手をヘル=グリードの腹に食い込ませ持ち上げた!
「これで最後だ!ヒィィィィトエンド!!」
ライザーの叫びと共にヘル=グリードは爆発し砂に戻った!…イッセーが今の技どっかで聞いたことあるみたいな顔をしていたが、ライザーは残りのヘル=グリードも倒そうと向かったが、その時ヘル=グリードに異変が起こった!目が赤く光り体に禍々しいオーラを纏った!あれはまさか!
「ライザー!気をつけろ!デビルトリガーを発動させたぞ!油断するな!」
ダンテの警告に同じくデビルトリガーを使えるティア達も驚愕していた。
「あぁ?デビルトリガーだと?なんだかよくわからんが一撃で決めてやる!くらえぇぇぇぇっ!!」
ライザーはさっきと同じく炎の拳を放ったが拳を受けたヘル=グリードはまったく怯まず平気な顔をしていた!デビルトリガーの発動によって防御力も跳ね上がったか⁉︎
「何⁉︎ぐあっ!?」
ライザーはヘル=グリードの棺桶を受け吹き飛ばされた!その隙にヘル=グリードは棺桶を立てるとヘルズ達を大量に召喚した!しかも召喚されたヘルズ達全員デビルトリガーを発動させている!こりゃちょっと厄介だな…
「チッ、油断したぜ!だったら全員これで焼き尽くしてやる!ゴッドフェニックス!!」
ライザーの奥義が炸裂しデビルトリガーを発動させたヘルズ達を呑み込んだ!しかしヘル=プライドやヘル=グラトニーなどの体力の低い奴なら倒せたがヘル=スロースやヘル=ラストは耐え切っていた!イッセー達も参戦するも一撃で倒せずしかも一体に集中できない為苦戦していた。ギャスパーもデビルトリガーの力の影響でヘルズ達の動きを止められなかった。ダンテもエボニー&アイボリーで援護しロスヴァイセも魔力のフルバーストを放ったがそれでも簡単には数を減らせない!さらにもう一体いたヘル=グリードもヘルズ達を召喚してくるのでキリが無かった。その時、デビルトリガーを発動したヘル=レイスが召喚された!担いだ塊も普段よりデカい‼︎あれを投げ込まれたら全員タダじゃ済まない!仕方ねぇここは…
「お前ら退け!ここは逃げるぞ‼︎」
ダンテの判断にイッセー達も戦闘を中断して集まってきた!
「だがダンテ、どうするのだ!周りは魔力の結界に覆われているぞ!逃げられないぞ!」
「あぁ、無理矢理破るしかねぇな。下がってろ」
ダンテはリベリオンと一緒に背負っていた魔剣スパーダを抜くと槍の形状に変え渾身のスティンガーを繰り出した‼︎激しい火花が散り衝撃波が発生したが、次の瞬間結界の一部が破れ結界全体が粉々に砕け散った!
「行くぞお前ら!急げ!」
ダンテに続きイッセー達も急いで脱出しすぐ後ろまで迫っていたヘルズ達をティアがドラゴンラッシュで吹き飛ばした。
○●○
デビルトリガーヘルズ達から逃げて大分離れた場所に来たダンテ達。全体肩で息をしており、ティアやライザーは悔しそうに拳を地面に打ち付けていた。
「チッ、まさか奴らもデビルトリガーを発動させるとは…」
「あぁ、お前らの世界に来る前に戦った時もたまに発動させてる奴がいたぜ。流石の俺も全員発動させてるのは初めて見たぜ」
「でもここまで来ればもう大丈夫にゃね。あんなのまともに相手にしてたらこっちのスタミナが先に切れちゃうにゃ。今の内に体力を回復にゃ。」
アーシアが各自を回復させイッセー達は近くの壊れた売店から水や食料を持ってきて休息していた。イッセー達が休憩している中ダンテはとある崩壊した店を見つけた。
「あれは…」
その店は…かつてダンテの行きつけだったカフェ『Freddie』だった。自分のお気に入りだった店の無惨な姿に残念そうに溜め息を吐いていたが、その時ダンテは店の瓦礫にあるものを見つけ走り出した!
「どうしたダンテ⁉︎」
突然走り出したダンテにティア達も続いて行った。店の前に着いたダンテはそこで瓦礫の下敷きになっている一人の女性を見つけ急いで瓦礫を退かした!
「シンディ!おいシンディ!しっかりしろ!」
その女性はFreddieのウェイトレスでダンテとも顔馴染みのシンディだった。ダンテはシンディに呼び掛けたがピクリともしない!生死を確認したところ脈はあるので生きてはいる、しかし腕があらぬ方向に曲がって骨折している!ダンテは急いでアーシアを呼んだ。
「アーシア!来てくれ!シンディを治してくれ!」
「はい!わかりました‼︎シンディさんしっかり!」
アーシアは神器の光でシンディを包み込み治療を開始した。
シンディの治療を始めると再び店の周りを魔力の結界が覆った!チッ、もう気づかれたのか⁉︎シンディのことをアーシアに任せてダンテ達は店の前に出たが、そこにいたのはヘルズ達ではなくボロボロに継ぎ接ぎされたボロ布がたくさん落ちていた。イッセー達が顔を見合わせていると何処からともなく無数の黒い甲虫が集まってきてボロ布に纏わり付くと形状が変わり腕や脚に巨大な鎌状の刃を持つ人型の悪魔(スケアクロウ)に変わった‼︎何だコイツらは?初めて見る奴らだ。
「な、何よコイツら…気持ち悪いわね」
「虫を使って体を作るなんて…」
リアスと朱乃はスケアクロウを見て嫌悪感を露わにしていた。ボロ布の中身が虫だからフラフラしながら立ってるな、布の隙間から虫が行き来してるし確かに気持ち悪いな。女にとっては戦いにくい相手か、ならここは…
「行くぞイリナ!虫が何だ!その程度恐れる程では無い‼︎元教会組の私達の力見せてやろう!」
「えぇ〜…やるのゼノヴィア?ちょっと気乗りしないな…」
ゼノヴィアがやる気満々でイリナに呼び掛けたがイリナはリアス達同様気持ち悪そうにスケアクロウを見ていた。
「でも…この程度で弱音を上げてちゃこの先この世界じゃやっていけないわ!やるわ私!」
イリナは気合いを入れ直し目つきをキリッとさせ背中から天使の翼を出した!
「それじゃあ見せてあげる!私の天使の力を‼︎ミカエル様からAの称号をいただいた私の力にひれ伏しなさいこのボロ布悪魔‼︎この煌めく光の輪であなたに天罰を…「イリナ!避けろ!!」…えっ?」
相変わらずの演技がかった動きを目を閉じながらやっていた為、目の前に来ていたスケアクロウに全く気づいていなかった…やれやれ。振り下ろされたスケアクロウの刃をゼノヴィアが受け止めイリナは無事だった。
「あ、ありがとうゼノヴィア…」
「気にするな、でもあまり気を抜くなよイリナ」
「人のセリフの最中に攻撃するなんて、あなたの罪はさらに重くなったわ!大天罰よ!アーメン‼︎」
イリナはスケアクロウに光の輪を数個投げつけ輪を縮めスケアクロウを圧殺した!スケアクロウは体が膨らむと破裂して消滅した!
「やるねイリナ!私も負けていられないね!」
「きゃあ!?破裂したわ⁉︎ねぇゼノヴィアァ!私に虫付いてない⁉︎ねぇ⁉︎」
「…イリナ、キミは次から虫除けを付けた方がいいな」
ゼノヴィアは少し呆れながらスケアクロウと戦闘を始めた。フラフラしながら歩いてくるのでゼノヴィアは落ち着いてスケアクロウを倒していたが脚に刃が付いた個体が勢いをつけると大きくジャンプし一回転して刃を振り下ろしてきた!ゼノヴィアは刃をデュランダルで防いだ!
「くっ!なんてトリッキーな動きをする奴だ!」
「大丈夫ゼノヴィア?アーメン‼︎」
イリナが援護に入りスケアクロウを弾き飛ばした!ゼノヴィアとイリナは頷き合うと再びスケアクロウに向かって行った!
「ハッハー!ほらどうしたよ?そんなにフラフラしてて戦えるのか?」
ゼノヴィア達と一緒にダンテもスケアクロウを相手に戦っていた。スケアクロウのフラフラした動きをダンテもわざと真似して動き、刃を振ってくれば酔拳の如くかわし脚の刃の個体が飛び上がれば一緒に飛び上がって馬鹿にした様に笑い、相変わらず挑発して戦っていた。
「ハッ、中々クレイジーな奴だなお前ら?もっと来いよほら?」
ダンテがリベリオンを担ぎ手招きして挑発するとスケアクロウ達は挑発に乗り一斉にダンテに飛びかかってきたが、ダンテはニヤッと笑うと飛び上がり一体のスケアクロウの刃を腕から蹴り上げリベリオンで斬り裂き倒すと外れたスケアクロウの刃を掴み回転しながら他のスケアクロウを斬り裂き、刃をラウンドトリップの要領で投げるとスケアクロウ達をまとめて貫きかかと落としで地面に叩きつけた!
「これでとどめだ!」
ダンテはリベリオンを抜きその高さから兜割りを繰り出し刃に串刺しになって動けないスケアクロウ達に振り下ろし消滅させた!リベリオンを背に戻したダンテは腕に付いていた虫をデコピンで飛ばし首を鳴らしていたが、改めてリアス達はダンテの戦いを見て言葉が出なかった。ちょうどゼノヴィアとイリナもスケアクロウを倒しこれで全滅になったので魔力の結界が崩れた。
「ダンテさん、シンディさんが気がつきました」
そこへシンディの治療をしていたアーシアが報告してきたのでダンテ達はシンディの元へ戻った。
シンディはアーシアの治療のおかげで折れていた腕が治りリアスから水をもらっていたのでいくらか元気そうだった。
「シンディ、大丈夫か?」
「…ダ、ダンテ?…あなた生きていたの…?」
ダンテの顔を見てシンディは少し驚いた顔をしていた。
「あぁ、ちょっと遠くにいたんでな。それより、俺がいない間に何があったんだ?」
シンディは表情を落とすと話し始めた。
「あれは…十日前のことだったわ。かつてこの町で起こったテメンニグル騒動が収束して半年、町は徐々に平和を取り戻していったわ。でも、平和は長くは続かなかったわ…半年かけて崩壊したテメンニグルの残骸を撤去したある日、テメンニグル跡に突然あの城が現れたの!空は暗雲に包まれ城から夥しい数の悪魔達が襲いかかってきたわ!逃げ惑っていたその時、空に三つの赤い光が現れて私達人類にこう告げたの『かつてスパーダが守ったこの人間界を再び我が手に!人間共よ!ひれ伏すがいい、我こそは真の魔王にして神!ムンドゥスなり‼︎』と」
シンディは膝を抱えると震えた。リアスはシンディをそっと抱きしめ落ち着かせた。チッ、何が神だ!ふざけやがって!
「それからはずっとこのままよ。今はまだこの町で済んでるけど、このままじゃいずれ全世界がムンドゥスの手に堕ちてしまうわ。人類も自己防衛の為に軍を出動させたけど、あっちの力の方が圧倒的に上なの。だからダンテお願い!テメンニグルの時の様に私達を…この町を助けて…‼︎」
シンディは涙を流してダンテにお願いした。シンディの姿を見てリアス達も頷いていた。ダンテはシンディの肩に手を置くと立ち上がった。
「あぁ、任せろシンディ!こちとら元々そのつもりで来たからな!奴には借りがあるんでな。心配すんな、ムンドゥスの野郎をぶっ倒して人間界を必ず助けてやる!約束だ!だからもう泣くな」
「ダンテ…」
シンディはダンテに抱きつき返事をした。リアス達は微笑んで見守り必ずこの世界を救うと誓ったのであった。
ドゴォォォォン!!ドガァァァァン!!ズガガガガガガガガ!!
シンディを安心させたのも束の間、突然爆発音と銃声が響き渡った!
「ん?何だ?軍の攻撃か?」
「え、えぇ多分。でもあれは…」
やたら激しく撃ってるな…しかもだんだんこっちに近づいてきてる気がする。
「おいおい、市民を守るのが軍の役目だろ?これじゃ逆に被害が出ちまうぜ。よし、ちょっくら俺が行って説得してくるぜ。お前らはここにいろ」
ダンテは店から走り出すとこちらに近づいて来る軍の爆発音の方へ向かった。しっかしほんとに激しく撃ってるな、悪魔の悲鳴も聞こえるし戦闘中の様だが、司令官は何をしているんだ?
ダンテは物陰に隠れるとエボニー&アイボリーを抜き深呼吸すると飛び出すと同時に声を掛けた。
「よぅ、ちょっと攻撃が激し過ぎないか?こっちには怪我人が……ん?」
「…えっ?」
お互い銃を向けていたが両者は固まった、何故なら目の前にいるのは…
「ダ、ダンテ⁉︎」
「…レディか⁉︎」
黒いショートヘアにサングラス、その下に見える赤と青のオッドアイ、白いコートにセクシーな胸元を覗かせる…かつてテメンニグルで出会い共に戦った人間のデビルハンターの女性、レディであった!
人物紹介
シンディ
アニメ版に登場したダンテの行きつきのカフェFreddieのウェイトレス。ダンテが悪魔であることを知っている。恋人にアイザックがいるが消息不明。
レディの服装は黒歌とかぶる為『4』版の服装。
次回もお楽しみに!