オーバーロード The true end 作:やみ もとよし
パンドラズアクター「お連れ致しました。アインズ様」
ペロロンチーノ「モモンガさん!・・・だよな?」
アインズ「お久しぶりですね。ペロロンさん。たっちさんも!」
たっち「えぇお久しぶりです。さっそくですが一体何があったのですか?
今回の襲撃と私達の身に何が起こったのか、ご説明を願えますか?」
アインズ「長い話になります。しかしその前にお二人が私が知っているお二人だと証明をしてもらいたいのですが、可能ですか?」
ペロロン「えーモモンガさん俺達の事疑ってるの?心外だなぁ。
まいっか。じゃあシャルティアの設定について昔語った事でいいかな?シャルティアはさぁ こういう設定の少女が居たら最高じゃん・・・でさぁ・・・」
たっち「そうですね。モモンガさんとの初めての出会いは、、私がPK狩りをしていたときですね。正義光臨のアイコンとポーズが見事に決まったのを見て、モモンガさんが感動に打ち震えている姿を今でも覚えていますよ」
中略
アインズ「あぁ、本物だ。間違いなくお二人は本物ですよ」
感動したのもつかの間、意識が沈静化される。
アインズ「では、確認が取れたのでタブラさんも復活させて4人でかつての話しとこれからの話をしましょう」
中略
アインズ「タブラさんもお久しぶりです。今回の件は申し訳ありません。この世界のNPC達は自我を持ったのです。それでこのような事になってしまいました」
タブラ「いや構わない。私の作ったアルベドが自らの意思で私に向かってきたのだ。これほど創造主として嬉しい事は無い」
アインズ「そうですか。それは良かった。では場所を移しましょう。歓迎の準備をしていました。私は食べた事がないのですがこの世界の美味と言われる食べ物を取り揃えてありますよ」
それからアインズがこの世界に転移したこと、モモンとして冒険をしたこと、世界統一を果たし、今も王として統治している事、そしてかつてのユグドラシルの話等で宴は大いに盛り上がった。
話題はアルベドの襲撃の話へ。
アインズ「なぜアルベドが皆さんを攻撃したのかですが。憶測ですが聞いて下さい。これは私とナザリック随一の頭脳を持つデミウルゴスの共同見解です」
アインズ「結論から言うと、私、モモンガを失いたくない。という気持ちからです。彼女は私が皆さんと出会ってしまえば、一緒にどこかへ消えてしまう。そう思っていたようです」
たっち「なるほど。我々も聞かれました。あなた方はどちらの世界で生きているのですか、とね。元の世界へ帰ると答えると雰囲気が変わり、あとは話した通りです」
アインズ「そうでしたか、それを聞いてやはり私の想像通りだったと確信しました」
(アルベド・・・。俺は、俺はお前達を置いて元の世界に帰ったりなど・・・。)
アインズ「では今後の事をお話ししましょう。まず元の世界への帰還方法は私にもわかりません。ですが方法はあると思っています。それを世界をあげて探しましょう。それまでナザリックに、そしてエランテルに住まわれてください。それとNPC達にも会われて下さい。皆喜びます」
ペロロン「そうだよシャルティアー!」
シャルティア「うぶぶ、ペロロン様ぁ~ お帰りなさい。どうしてどうして私を置いていなくなられたんですか?私もう寂しくて寂しくて・・うぅ。」
ペロロン「ごめんなぁ。俺達ぷれいやーは元々別の世界の住人なんだ。こっちの世界にいられるのはごく短い時間だけ。大半は元の世界で過ごさなくてはならないんだ。でもしばらくはこっちの世界にいる。色々な事があったらしいな。是非聞かせてくれ」
シャルティア「はい!ペロロン様の事もお聞かせ下さい」
場所が変わり、アインズの寝室。
アインズ「デミウルゴスよ。どう思う?」
デミウルゴス「はっ。アインズ様のご判断の通り、プランBになりました。予定通りです」
アインズ「ふむ、彼等を元の世界に戻す方法についてはどうだ?」
デミウルゴス「全く聞いた事が無いですが、未だこの世界に眠る世界級アイテムの中にはそういったものが存在するやもしれません」
アインズ「やはりそうか」
デミウルゴス「恐れながらアインズ様、もしやアインズ様も至高の御方々と共にその、元の世界へお戻りになられるのでしょうか・・・」
デミウルゴスがこの世で最も恐れていた事を聞く。
アインズ「ふむ、それも良いか、とも思ったのだがな…。
私がこの世界で何年過ごしたと思う?100年だ。その間にあらゆることを経験した。私の元の世界はな、上に立つ者が下の者を虐げ搾取し自らの権利の為にルールを破り創り出す。そういう腐った世界だった。つまりだ。私はそんな世界には戻らない。私が作り上げたこの世界を守っていく。そのつもりだ」
デミウルゴス「ぉぉ」
アインズ「この世界は私の理想そのものだ。私に寿命があるかはわからないが、その次はな、デミウルゴス。お前に任せたいと思っているのだよ」
デミウルゴス「おぉぉお・・なんという、なんというお言葉。身に余る光栄でございます、アインズ様。わたくしめの事を後継ぎにご指名下さるのですね」
アインズ「そうだ。だが心得よ。私の理想を理解し、心から納得してもらわねば困るぞ。そしてその際には守護者統括にはセバスを指名する」
デミウルゴス「はっ畏まりました」
アインズ(折り合いをつけるのは難しいとは思うが、私が間に入ってセバスの考え、デミウルゴスの考えを根気よく説明していくしかあるまい。お互いに少しづつ歩み寄る事ができればこの世界はうまくいく。そうもしかしたら俺が統治していたこの100年よりも…)
・・・時は流れ数年後。
ペロロン「本当にこの世界級アイテムを使えば元の世界に帰れるんだな?」
デミウルゴス「はい。ぷれいやーのみが使えると言われ、別の世界へと帰還できるアイテムと記録が残っております。かつてのぷれいやーのごく一部が使用し、煙のように消えたと」
アインズ「皆さんお元気で、皆さんと過ごしたこの数年間は本当に充実していました。またどこかで会いましょう。とは言いませんよ。会わない事がそれぞれの望みなのですから。生きる世界は違えど皆さんの幸せを願っています」
ペロロン「モモンガさん。本当に楽しかった。一回りも二回りも成長したモモンガさんには驚きと新鮮さを感じたよ。人はこれほどに変われるんだなって思った。ありがとう、世界は違うけどモモンガさんの人生を精一杯楽しんでくれよ」
たっち「モモンガさん、あなたの正義しかと見届けました。本当に良い世界です。私の世界も変えられるようできる限り足掻いてみます。任せて下さい。正義再光臨!」
タブラ「モモン君、アルベドをよろしくな。アレは誠にお主の事を愛しておった。自身の存在そのものをかけるほどにな」
鈴木悟「そうです…ね。俺以上に俺の事を理解してくれていました。ですがもう彼女の声を聴く事はありません」
タブラ「ほっほっほ、アレにはあらゆる設定を盛り込んである。生まれ変わってまた逢いに来ることもあろうて」
鈴木悟「本当ですか?!はは・創造者に言われると期待しちゃいますね」
「達者でな」
「バイバイモモンガさん、シャルティア、皆~」
「さようならモモンガさん」
そして3人は直径2メートルほどに空いた黒い空間へと姿を消していった。
アインズ「行ったか…」デミウルゴス「行かれましたね」
鈴木悟「本当に、楽しかったんだ。元の世界を忘れて彼等と未知を旅した事。元の世界が最悪だったからこそ余計にね」
デミウルゴス「左様でしたか。ですが我々の世界はここです。今までもこれからも我々を導いて下さいますか?アインズ様」
アインズ「あぁ任せよ。びしびし行くぞデミウルゴス。覚悟しておけ」
デミウルゴス「光栄でございます、アインズ様」
FIN
後書き
数年ぶりに帰還。完結させる事だけを考えて書きました。
そもそも書き始めたきっかけは本編のオーバーロードの完結にあまりにも時間がかかりそうな事から。
結論から言うと
【オーバーロードの終わりはかつての仲間からの決別】
だと推察しました。
かつてのギルド仲間に執着しすぎているアインズウールゴウン。
本人が望んだことはかつての仲間を探す事。そう名言しています。デミウルゴスが世界征服と言い出してしまいましたが、本来は仲間探し。
そして仲間に出会える可能性があるのは100年毎にある揺り返しと言われるぷれいやー召喚の時のみ。それか隠れ住んでいるか。
いずれにせよなにがしかで出会って、執着していたギルド仲間と決別する事でこの世界で生きていく覚悟を決める。そういう終わりを迎えると思いました。
ちなみにプランAはバトルになりたっちみーペロロンの殺害。プランBは和解。
数年前はバトルにしようと思いましたが、どう考えても戦闘は無理でした。アインズの性格を考えれば戦う選択はなかった。
決別方法としてはかつての仲間は元の世界への帰還。しかしアインズは残るという形がベストと判断、こうなりました。
アインズは仲間への執着を断ち切り、前を向く。自分の人生を生きるという方法としてはこれで十分。
原作はまだまだ完結まで時間がかかりそうです。法国とのバトルはしっかり描いてほしいな。法国、中央大陸、空に浮かぶ元ギルド要塞とのバトルをやってもらって、ツアーは話が通じるタイプだろうから友好関係になって終わりかな。
最後にギルド仲間と出会いそして別れ、しがらみを断ち切ってエンド。
完結まで描ききって下さる事を切に願っております。