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早速1話はメインヒロインに再会します!
第1話 運命の再会とは何か
卒業して1週間が過ぎた頃、俺はこの街に帰ってきた。
荷物は前もって業者に頼んだのを両親が対応してくれた。
ありがとう。親父、お袋。
今日はとりあえず家の中を軽く掃除してから段ボールを開けていこう。
家までの道はスマホがあれば行けるし問題はなかった。
町並みを見ながら家の方に向かう。
流石に記憶も薄れてハッキリと覚えてないがそれとなく見覚えのある建物も見えた。
ふと公園の中を見渡す。
「ここは…」
間違いない、昔より遊具が減っているがここは俺とあの子が一緒に遊んだ場所だ。
「…今もいるのかな」
流石に引っ越してしまったかもしれない。でも、居て欲しいなぁとぼんやり考えているとスマホは目的地までの案内を終了した。
「懐かしいな…」
あの頃見た家に比べていくらか年月が経ったため少し汚れも見えた。だがまだまだ綺麗だ。
ドアの前でカギを取り出そうとカバンを開けた。
「ん?」
カギが見当たらない。
カバンのポケットを全て調べるが見当たらない。
「マジかよ…」
どうやら…カギを忘れたようだ…なんてこった。
急いで家に電話をかける。
数回のコールの後に繋がった。
『もしもし?』
出たのはお袋だった。
「あ、お袋!俺、家のカギを忘れてったみたいだ!」
『はぁ~?アンタ初っぱなから何してんの?』
たしかにな。
『今日はお父さん仕事で帰って来れないから何とかしなさい』
「え?明日まで?」
『それじゃあ、私もパートの時間だから。またね』
ガチャ
「オイオイ…マジかよ」
一人暮らし最初の夜がもれなく野宿とか笑えないんだけど!?
「どっかの窓とか空いてなねぇかな…」
リビングの窓を調べる…開いていない。
「参ったな…」
こうなったら2階の窓だな…
塀を登ってそこから車庫の屋根に移る。
そこから昔俺の部屋だったところの窓に手を伸ばす。
「あと少し…!」
その時、下から声がした。
「昼間からの泥棒さんかな?」
「えっ!?」
思わずビクッと身体が震えた時、伸ばした手が空を切った。そして、そのまま身体を浮遊感が包んだ後背中に強い衝撃がきた。
つまり、車庫から落ちて背中を打った。
「グハッ!」
一瞬息が止まる。
だが、折れてはいない。
落ちたところは昔お袋が手入れをしていた花壇だった。
流石に花は咲いてはいないが下が土だったからなんとかなったようだ。
まぁ…痛かったけどな。
痛みが引いたところで身体を起こす。
「あー、ツイてないなぁ…今日は」
このまま横になっていたい気分だ。
「お、生きてる?」
さっき聞いた声がした。
声の方に視線を向けるとそこには一人の少女が立っていた。
長い黒髪、緑の瞳、整った顔立ち…面影がある。
「なぁ、俺のこと…分かるか?」
もっとマシな事は言えなかったのか!そう思ったがこの状況で俺が頭で紡いだ言葉はこれしかなかった。
しかし、彼女の答えは予想とは違ったものだった。
「う~ん、2階から家に侵入しようとして落ちた泥棒さん?」
「まんまじゃねーか!あと、泥棒じゃねぇよ!!」
思わずそうツッコミを入れてしまった。
彼女はツッコミを聞くとフフッと笑いながら言った。
「冗談だよ。久しぶりだね、ともくん」
やはり彼女は、あの花園たえだった。
安堵と共に思ったことをそのまま言う。
「中身は思ったより変わってないな、花園」
「昔は『おたえ』、だったよね?」
ちょっと膨れっ面をして言う花園。
「昔はな?」
「ともくんをそんなひねくれた風に育てたおぼえはないのになー?」
「そりゃ育てられてないからな」
そんな軽口を叩きながら俺は内心安堵していた…
この時、花園がぼそっと呟いた。
「…1つ目の罰ゲームにしておこっか」
「ん?なんか言ったか?」
「ううん、何でもないよ?」
「そっか」
こうして俺と花園はアニメやドラマの様な運命的なものではない、なんかもう色々と残念な再会をしたのであった。
これにて1話は終了です!
罰ゲームとは…なんでしょうねー?
よければ次回もお楽しみに!ヽ(*゚∀゚*)ノ
今後ヒロインとして出して欲しい子は?
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有咲
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沙綾
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香澄
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りみ
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おたえのみ!