天然なあの子の心に触れて   作:あまぽー

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皆さんどーも!天駆けるほっしーです。ヽ(*゚∀゚*)ノ

さてさて、今回より学校編始まります♪

アニメとは違い、オリ主がおたえの友達作りに奮闘するため、ポピパメンバーとの絡みもだいぶ違うものとなっています!(´・ω・`)

その子とを理解の上読んでいただけると幸いです。

では始まりますー(ノ`ω´)ノ


第6話 決定的瞬間は誰に目撃されたのか

あの出来事以来、花園はすこしは落ち着いた……とは思っていたが実際は前よりも遠慮がなくなった。

 

今朝もそうだった。アイツは目覚ましより早く俺の家に来ると寝ている俺に馬乗りになって起こそうとした。

 

「ともくーん?今日は入学…んっ、式だよ…?」

 

さすがにユサユサ動かれると目が覚める。

 

「…花園。起こしてくれるのはありがたいんだけどさ、普通に起こしてくれないか?」

 

しかし、花園は動くのをやめない。

 

 

「だってこれ…んうっ…いいもん」

 

「は?」

 

「も、もう少し…でぇ…」

 

 

火照ったように顔を赤らめながら動く花園を見て俺は……。

 

 

「ふっ!」

 

 

素早く身体を起こした。

 

 

「っ~~‼」

 

 

素早く俺が起きたから驚いたのだろう。

 

花園はビクビクッと身体を震わせた。

 

 

「これに懲りたら早く離れて……花園?」

 

 

花園はなぜかハァ…ハァ…と全力で走ったかのように息を切らしていた。

 

 

「……ともくんの鬼畜ぅ…」

 

「なんでそこまで言われなきゃなんねぇんだよ」

 

 

花園はフラフラとわきに避けると後ろを向いた。

 

 

「取り替えないと…」

 

よく分からんがのんびりしすぎると時間ないな。

 

俺は花園を置いて替えの下着をつかんで風呂へ向かった。

 

 

ささっとシャワーを済ませてリビングに行くと花園がソファーに据わってテレビを見ていた。

 

 

「花園、お前ご飯は?」

 

 

そう言うと花園は首を傾げながら言った。

 

 

「ともくん作ってくれるんじゃないの?」

 

 

「当たり前のように言うんじゃない」

 

 

頭に乗せてたバスタオルを花園に投げつける。

 

「ふぐっ!」

 

とか言って花園の顔に当たった。

 

ため息をつきながら部屋に戻って制服をクローゼットから出す。

 

制服はベージュをベースにした落ち着いた色のものだ。

 

 

シャツとネクタイをささっと着るとジャケットとカバンを掴んで下に降りる。

 

イスにジャケットを引っかけて代わりにエプロンを着ける。

 

冷蔵庫を開けて卵とベーコンを取り出しちゃちゃっとベーコンエッグを作る。

 

 

みそ汁は昨日の残りのキャベツと人参のみそ汁だ。

 

いつの間にか置かれていた花園の食器一式に呆れつつ盛り付けてテーブルに運ぶ。

 

 

「美味しそー」

 

「ご飯は自分で盛れよ?」

 

「うん」

 

 

花園が自分の茶碗にご飯を盛ってから自分のにも盛る。

 

 

『いただきます』

 

テレビをBGMにご飯を食べる。

 

んー、ベーコンの塩気がご飯をすすませる。

 

 

 

 

 

『ご馳走さまでした』

 

 

食器を流しに下げて洗っていると花園が隣に来た。

 

 

「食器、拭くよ」

 

「おう、頼むわ」

 

 

二人でやるとあっという間に終わるしな。洗った食器を花園に渡すと花園がそれを拭いて棚にしまう。

 

 

「……こういうのも悪くねーな」

 

 

思わずそう呟いた。

 

それを聞き逃す花園ではなかった。

 

ハッと、思って花園を見るとニマニマしていた。

 

 

「まるで新婚さん?」

 

「……」

 

 

なんかその顔がイラっとしたので泡がついたままの手でデコピンをかます。

 

 

「いったーい」

 

「知るか、早く拭け」

 

「はーいー」

 

 

 

片付けを終えて歯を磨きに洗面所に行くとこっちにもコップと歯ブラシが増えていた。

 

 

「…なぁ、花園」

 

「何?」

 

「なんでお前の物増えてんの?置いてんの?」

 

「んー、お泊まりセット?」

 

「持って帰れ」

 

「嫌だよ?」

 

「ったく…あまり持ってくるなよ?」

 

「大丈夫、下着は置いてないから」

 

「当たり前だ!」

 

 

やはり、こいつのペースには勝てない。

 

歯ブラシを取ろうと鏡に映った自身の顔はちょっと疲れた顔をしていた。

 

 

 

 

準備を終えて家を出て学校に向かう。

 

学校へは電車を使っていくこととなる。定期券は前もって購入済みだ。

 

 

二人でぼんやりと電車に揺られると止まるたびに花咲川の制服の女子がどんどん乗ってきた。

 

男子は…あまりいないようだ。

 

それもそのはず俺たちの通うことになる花咲川学園高校はつい最近まで女子校だったのだが入学者数の減少により今年から共学となった。

 

こんなところまで少子化問題が響いてくるとさすがにこの国の今後が心配になる。

 

 

15分ほどで学校近くの駅に着くと学生が一気に降りた。

 

さて、ここからちょっと歩けば学校はすぐだ。

 

 

 

学校に着くと案内にしたがってクラス表を見る。

 

俺はーっと…あった。Bクラスか。

 

花園は…どこだ?

 

「…Aクラス」

 

「あー、でも隣じゃねーか」

 

「ともくん、捨てないでー」

 

そう言うとしがみついてくる花園。

 

もちろん周囲の人に見られる。

 

「は・な・れ・ろ!」

 

「うぅー」

 

新品の制服が伸びるぅぅ!!

 

 

「隣なら遊びにくればいいじゃねーか!」

 

「ともくんが来てよ」

 

「なんでだよ!」

 

「そのほうが嬉しいな♪」

 

「…気が向いたらな」

 

「待ってるね」

 

そう言うとやっと離れてくれた。

 

それぞれのクラスに別れて俺はBクラスに入る。

 

さて、席はどこだろうか。か、き、く…九条

智之。あったあった。

 

カバンをかけて座ると隣にすでに座っている子がいた。

 

小柄で金髪のツインテールのかなり可愛い子だ。

 

スマホをいじっていたが俺からの視線に気づいたのかこちらをチラリと見てから笑顔で頭を下げてきた。

 

 

「隣の…九条くんですよね?私は市ヶ谷有咲といいます。よろしくお願いしますね」

 

「ご丁寧にどうも、九条智之です。よろしく」

 

 

なんかすげーお嬢様って感じだな。こんな子の隣になれてラッキーかもなぁー。

 

 

なお、後にこのラッキーはすぐに幻想だったと知るがそれはまだ後の話。

 

 

 

時間になりクラスメイトと担任の自己紹介を終えて体育館にて入学式が始まる。吹奏楽部の演奏と共に入場し着席。

 

さて、新入生代表の挨拶だ。代表はたしか入試トップの生徒が言うんだったな。

 

 

「新入生代表、市ヶ谷有咲」

 

「はい!」

 

 

意外にも代表はさっき話した市ヶ谷さんだった。

 

可愛くて優しくて頭いいとかなんだこのチート少女。

 

彼女の挨拶を聞いた後に校長の有難い話やらなにやらを聞き流してるうちに校歌を歌って入学式は終了した。

 

校歌?初めて聞いたから歌えるわけないだろ?

 

ホームルームを終えて帰ろうとした時、後ろの席の子から声をかけられた。

 

 

「ねぇねぇ、九条くんってA組の子と付き合ってるの?」

 

「へっ?A組に?いないけど」

 

「でもほら、朝も二人でべったり仲良かったよね!」

 

 

そう言って見せてきたスマホには学校玄関で花園にくっつかれている俺の画像が映されていた。

 

 

「げっ!」

 

「何?どうしたの?」

 

 

俺の声を聞いてスマホを見ようとする市ヶ谷さん。

 

あぁ!見ないでー!

 

その時、廊下からやってきたのは花園だった。

 

んー!バットタイミング!

 

 

「ともくん成分が足りない…ともくーん」

 

 

静まりかえる教室。

 

こうして俺のクラスメイトからの第一印象は「入学早々女子とイチャつく男」で固定された。

 

 

…俺は悪くないよな?




いつもよりは長めに書けましたね(‘ω’*)

次回の更新は1月になります。

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では皆さん、よい御年を!ヽ(*゚∀゚*)ノシ

今後ヒロインとして出して欲しい子は?

  • 有咲
  • 沙綾
  • 香澄
  • りみ
  • おたえのみ!
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