終焉者と魔法少女達   作:ウィングゼロ

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ゴールデンウィーク

なのはが覚悟を決めてから1週間ほどがたった。

 

この1週間ほどにジュエルシードの反応はあったが無視した。なぜなら、なのはとなのはのライバル…まあ、最終的に友達になる『フェイト』の初めての対立だ。流石にそこは邪魔したら悪いし無闇に登場してたら2人とも強くならないからあえて介入しなかった。

 

そして、今日は学生達にとって嬉しい連休、ゴールデンウイークである。

 

そのゴールデンウイークに俺は何をしているかというと…

 

尚哉「…なるほどこのカードにはそんな効果があるのか」

 

なぜカードなんかを見ているかと言うと、俺ら八神家(一応、俺も八神家に居候なので八神家の一員)は家の主であるはやては足が不自由なため、いつも、ゴールデンウイークは家でごろごろしているわけで、俺は自室(はやての部屋でもあるが)そこでディエンドのカートリッジの整備などをして、今はバリアジャケットから外したカードケースから中のカードを見ている。

 

一応いっておくが、ディエンドは既に待機モードにしてあるからはやてにはばれない。

 

…話は変わるが…

 

尚哉「…暇だ」

 

ゴールデンウイークだからか友達は旅行などに行っているし俺が出来ることと言えばはやてのお手伝いぐらいだ。

 

はやて「尚哉くんちょっと来てくれへんか」

 

リビングからはやてが俺を呼び待機モードのディエンドを持って自室から出る。

 

はやて「尚哉くん、ちょっと昼ご飯の材料を買ってくれへんか」

 

そう言ってはやては俺にエコバックと買い物リストを差し出し俺はそれを受け取る。

 

尚哉「了解、それじゃあ行ってくる」

 

はやて「いってらっしゃい」

 

 

はやてSIDE

 

はやて「いってらっしゃい」

 

私の名前は八神はやて、年齢的には小学3年生です。

 

なぜ年齢的に言っているかというと私は生まれつき足が不自由で学校などに行かれへん身体なんです。

 

そのため私は両親に介護されとったんやけどその両親も2年前に亡くなってしもうて親戚も居なくて天涯孤独やったんやけど…

 

その孤独を救ってくれたんが今、家で居候している。浅倉尚哉くん。

 

尚哉くんは私の両親が亡くなった事故に巻き込まれて私と一緒の病院に運び込まれて、あの時は辛いことや悲しいことを溜め込んでる私に優しくしてくれて、尚哉くんは名前以外、記憶喪失で石田先生の提案で尚哉くんは家で居候する事になってそれからは尚哉くんとの2人暮らしなんやけど…

 

この頃、尚哉くんを見てるだけで何故か胸が熱くなる。…まあ、いつかこの熱くなる理由がわかるかな。

 

はやて「さてと、これで洗濯物の干すんはこれで終わりや、自室でゆっくりとしとこ」

 

そう言って私は車椅子を操作して私の部屋に向かう。

 

はやて「?、机になんかおいてある…何やろこれ?」

 

私の部屋…いや、尚哉くんも一緒の部屋やから私達の部屋に着いた私は机に置いてあるものが気になり近づいて手に持ってみると、何かのカードケースの形をしたものやった。

 

はやて「カードケース?…けど尚哉くんがこんなカードケース持ってるとこなんかみたことないし…これ開きそうやな…よし」

 

私は興味本意で尚哉くんのものと思われるカードケースを開け中から数枚取り出す。

 

はやて「えっと、何々…『アブソリュートゼロ』?『アーストゥアース』?『インビンジビル』?何や技の名前が書いてあるカードやな」

 

私はこのカードを見ているとますます興味を持ち他のカードも目に通すのであった。

 

 

尚哉SIDE

 

俺ははやての頼みで買い物に行き頼まれたものを買って帰り道に海沿いの道を歩いている。

 

俺は足を止めて海がある方向を見ると、なんとも美しい海とその海の先にある初音島、その景色がなんとも美しかった。

 

次に初音島に続く橋を見ると車が渋滞を起こしているのが目にわかる。

 

理由は初音島は枯れない桜で有名だから観光地になっていてそれを見にくる人がいっぱいいるのだ。ゴールデンウイークなどの連休になったら見にくる人はたくさんいるのは当たり前だろう。

 

尚哉「初音島か…よし!決めた!!」

 

俺は良いことを思いつき急いで家に帰ろうと走り出す。

 

ディエンド[っ!マスター!!シャドウの反応です。ここから少し離れていますけど数は1つ、それとこの反応は私のデータにはない反応ですからおそらく新種のシャドウです]

 

尚哉「くっ!急ぐぞ!反応があった場所を教えてくれ」

 

ディエンド[了解です。マスター]

 

そう言ってディエンドは目的地を表示し俺は目的地に急いだ。

 

 

 

シャドウの反応があった場所に着いた俺は結界をはり、シャドウがいる方向を見ると言葉を失った。

 

そこにいたシャドウはいつものように戦っているスパイダーやイーグルとは違い体長は軽く30メートルは軽く超えていてそのシャドウは四足歩行でその上に身体を守るためにつくられたであろう頑丈そうな甲羅…ここまで言ったらこのシャドウが何に似ているかは一目瞭然だった。

 

尚哉「亀だな」

 

ディエンド[亀ですね。このシャドウの名前はシャドウタートルと言ったところでしょうか]

 

ディエンドがあのシャドウ…シャドウタートルの名前を決めたことで、そろそろ全力で叩き潰して、さっさと、はやてが待っている家に帰らないとな。

 

尚哉「さっさと終わらせますか」

 

あの甲羅を見るに守りは硬い、ディメンションショット(いつも撃っている魔力弾のこと)では弾かれるだろう。

 

尚哉「それならあのカードだな」

 

そう言って俺はカードケースに……

 

尚哉(あれ?開かない?)

 

俺は不思議に思いカードケースがある場所を見ると……

 

尚哉「ディエンド…俺…カードケース…どうしたっけ…」

 

ディエンド[なにをいっているのですか?家で暇つぶしにカードの能力を見ていて、それから…………マスター…まさかですが…]

 

尚哉「…うん…そのまさかだ」

 

そう言うと少し時間、静かになり、そして…

 

尚哉 ディエンド「[忘れたー!!]」

 

何でカードケースを家に置いてくるミスをしてしまったのだろう。

 

ディエンド[ど、どうすんですか、マスター]

 

尚哉「こうなったらしょうがない、カードなしであのシャドウを倒す。それにあのシャドウ、動きが遅いから攻撃が来るまでじっくり考え……」

 

俺はシャドウタートルの方を見て絶句した。

 

俺の目にはこちらに多数の何かが飛んできている。そしてその何かを甲羅から発射しているシャドウタートルの光景だった。

 

尚哉「ディエンド…あれ…何?」

 

ディエンド[どうやらあのシャドウが中で生成したミサイルのようですね。数は…100は超えてます]

 

そう言っている間にもシャドウタートルから発射したミサイルは着実にこちらに向かって飛んできている。

 

ディエンド[プロテクション]

 

俺は左手を突き出しバリアを張り俺目掛けて飛んでくるミサイルを防ぐ。

 

だが、ミサイルをバリアで防いでいるとバリアにひびが入った。

 

尚哉「やばっ!」

 

だが時すでに遅く、バリアは破壊され防ぎきれなかった、ミサイルは次々と俺の所に直撃し土煙が舞った。

 

 

ミサイルが直撃し土煙が舞う中、俺はなんとか空中へと逃げ延びる。

 

だが、俺の身体は無傷ではなく追加防護服である黒いフードはそこら中破けていて本来のバリアジャケットの白いロングコートにも焦げた跡があった。

 

尚哉「はあ…はあ…久しぶりだな…防護服を傷つけられたのは」

 

ディエンド[そうですね。前に防護服に傷を付けられたのって半年前のらライダー3人との模擬戦以来ではありませんか]

 

そう言っているうちにシャドウタートルがミサイルの第2射目を放ってこちらに飛んできている。

 

尚哉「プロテクションじゃさっきと同じ様になってしまう…ならば!」

 

そう言うと俺は向かってくるミサイルにディメンジョンショットを連射して撃ち落としていく。

 

だが、いつかは俺の魔力が切れてやられてしまうのはわかっている。俺は一か八か賭にでた。

 

尚哉「はっきり言ってこれが通らなかったら負けだな。…ディエンド!!カートリッジロード!!」

 

俺は向かってくるミサイルから離れながらディエンドから4発、カートリッジが排出され、ミサイルから距離をとった後、そこでとまり足元に青い魔法陣が現れシャドウタートルに狙いを定める。

 

尚哉「ディメンジョーーーン……」

 

ディエンドの銃口に魔力が集まりそして…

 

ディエンド[バスター]

 

尚哉「バスターーーー!!」

 

集まっていた魔力は砲撃となってシャドウタートル目掛けて放たれそして射線上にあったミサイルはすべて落としシャドウタートルに直撃した。

 

尚哉「はあ…はあ…やったか?」

 

ミサイル撃ち落としたせいで煙がまいシャドウタートルが目視できない。倒せていなかったならまじてやばい。

 

そう思っていると煙が晴れていき、俺は驚いた。

 

尚哉「まじでかよ」

 

煙が晴れたその先には少し甲羅が焦げていたが健在のシャドウタートルの姿だった。

 

驚いているのもつかの間、シャドウタートルはこちらを目視するとまたミサイルを発射する。

 

俺も迎撃しミサイルを落とす。

 

ディエンド[マスター!!現状はこちらが不利です。一旦茂みの中に隠れましょう]

 

尚哉「くっ!そうだな、一旦隠れよう」

 

俺はミサイルを撃ち落として出来た煙を使って上手くシャドウタートルから視界から消えて近くの茂みに隠れた。

 

 

茂みに隠れた俺はシャドウタートルの様子を探る。

 

シャドウタートルは警戒態勢だが俺を見失ったのがわかっただけでもいいとするか。

 

尚哉「さて、奴を倒す方法…何かないか…」

 

現状でいうと俺の使える魔法で奴を真っ正面から倒すことはできない。一番破壊力があるディメンションバスターが全然効かなかったのが奴の甲羅はすごく堅くできているという証拠だ。

 

ディエンド[マスター、大丈夫ですか?]

 

一向にいい案が浮かんでこないことに心配するディエンド。

 

尚哉「大丈夫だ。俺を誰だと思ってやがる」

 

…つい、あのロボットアニメの名台詞を言っちまったよ。

 

あのアニメの主人公機あれは強かったな…なんせそのアニメの機体が出てくるゲームで100機以上は主人公機のドリルで葬っただろうか。

 

ディエンド[マスター?ちゃんと考えているのですか?]

 

しまった、つい脱線してしまった。

 

尚哉「すまん、ついあの名台詞を言ったらそのアニメの機体が出てくるゲームを思い出して、その機体を使って100以上の敵機体をドリルで風穴を開…け…た…」

 

…ドリルで風穴を開けた……ドリルは回転しながら前に進んでいく……回転は回るってこと…回る…回る…

 

尚哉「これなら奴を倒せるかもしれない!!」

 

ディエンド[マスター!?何か思いついたのですか!?]

 

尚哉「ああ、実は……」

 

説明中………

 

尚哉「…という方法だ。どう思う」

 

ディエンド[確かに試す価値はありますね。ですが試すにはディメンションバスターのように遠距離ではありませんからシャドウタートルにあのミサイルの中で接近しなければなりません。その方法はあるのですか?]

 

尚哉「手ならある。行くぜ!!」

 

俺は茂みから飛び出し空へと上がる。

 

シャドウタートルもこちらに気づきミサイルを発射する。

 

俺はミサイルを迎撃しミサイルの雨の中を突破していく。

 

ディエンド[マスター!シャドウタートル、射程圏内に入りました]

 

俺は動きを止めてミサイルを迎撃するが数が多すぎるため俺がいた場所に爆発し煙がまう。

 

 

作者SIDE

 

尚哉がいた場所に煙がまいシャドウタートルは攻撃を止めて勝ちどきを上げるかのように雄叫びを上げる。

 

???「全く、思った通りだったぜ」

 

突如、煙の中から1人の男の声が消えてくると煙が晴れそこにはさっきよりぼろぼろになった尚哉が足元に魔法陣をだし残りのカートリッジも全て排出し発射体制に入っている姿だった。

 

 

 

尚哉SIDE

 

ディエンド[マスター、作戦通りうまくいきましたね]

 

尚哉「ああ、やっぱりシャドウタートルは敵を目視しないと攻撃をして来ない。おかげで新技のチャージの時間が稼げた」

 

今、ディエンドの2つの銃口に作られている2つの魔力弾はディメンジョンショットで撃っている魔力弾とは違いチャージがかかる強力な魔力弾と言ったところだろう。

 

だがそれでもシャドウタートルの甲羅を貫くことは出来ない。

 

そこで使われるのは俺が思いついた案である。

 

俺はトリガーを引こうと思ったとき茂みに隠れていた時に説明した内容を思い出す。

 

 

数分前

 

 

尚哉「2つの強力な魔力弾をドリルのように突き進んでいく技。その名も…」

 

 

現在

 

尚哉「ディメンショントルネードショット!!」

 

俺はトリガーを引くと2つの魔力弾がドリルのように進んでいきシャドウタートルの甲羅に直撃し甲羅とディメンショントルネードショットの間で火花が散る。

 

尚哉「貫け!!!!」

 

俺の思いが伝わったのかシャドウタートルの火花が散る場所の甲羅にひびが入りそして…

 

甲羅は一部、砕けて火花を散らしていた魔力弾はそのまま砕けた場所に入っていきシャドウタートルは悲鳴に近い雄叫びを上げ海へと沈んでいく。

 

そして、シャドウタートルの身体が目視できなくなると海に異変があり噴水のように水柱ができて海の水が雨のように降る。

 

どうやら倒せたようだ、証拠にさっきの水柱はシャドウタートルの爆発で出来たはずだし。

 

ディエンド[シャドウの反応消滅どうやら倒したようです。お疲れさまですマスター]

 

尚哉「本当にカードなしだとこんなに苦戦するとは…俺ってやっぱカードに頼りすぎなのかね」

 

ディエンド[そうですね…マスター明日の朝の練習のメニュー久しぶりに模擬戦でいかがでしょうか]

 

尚哉「そうだな…明日は模擬戦にするか、まだ10時半か…早いこと帰ろう。はやてに良いこと思いついたことを教えないと」

 

俺は時間を確認するために開けたケータイを閉じて家に帰った。

 

 

あれから数十分、カートリッジを7つも使ったこともあってか体全体に激痛がはしりながらも耐えてなんとか家に帰ってこられ玄関のドアを開ける。

 

尚哉「ただいま」

 

家に帰るといつもならリビングのドアが開きはやてがお帰りと言ってやってくるのだが…はやてが来ない。寝ているのだろうか。

 

不思議に思いながらリビングに入るとそこには誰もいなく俺は自室にはやてがいるのではと思い自室の扉を開ける。

 

思った通りはやてがそこにいて机で何かをしていた。

 

尚哉「なんだ、自室に居たのか返事が無かったから寝てるかと思…っ…た…」

 

俺ははやてが見ているものを見て固まった。

 

はやて「あっ!尚哉くん、お帰り。帰ってきていきなりなんやけど…このカードケース…尚哉の?」

 

はやての手に持っていたのは今日のシャドウタートルの戦いの時、家に忘れてきてこれがあればすぐに終われたであろうカードケースがはやての手に持っている。

 

尚哉「ああ、俺のだ。やっぱりそのまま机に置いて行っちまったからな」

 

俺はカードケースを受け取る。

 

尚哉「そうだ、忘れるとこだった。はやて、お弁当を2つ作ってくれないか」

 

はやて「別にかまわへんけど…いきなりどうしたん?お弁当を2つ作ってなんて言って」

 

尚哉「昼も俺達予定なんて無いだろ。だから、2人でちょっと初音島に観光でも行かないかっと思ってな」

 

はやて「初音島に2人で……それって言い換えたらデート…やんな」

 

はやてが何故かぶつぶつ何かをいって顔も赤くなっている。さっきも初音島に2人でまでは聞こえていたがその後何かいっていたが聞き取れなかった。

 

尚哉「嫌だったか?それなら他に良い案が「行こう!!今すぐに!!」ないか…そ、そうかそれはよかった。でも今すぐには行けないぞ。お弁当作ってないし」

 

はやて「なら、今すぐにお弁当作るから」

 

そう言って俺の左手にあるエコバックを手渡しはやてはリビングのキッチンに向かった。

 

そして自室に俺1人になったのを確認しカードケースをディエンドの中に入れる。

 

そして、リビングに戻るとはやてがキッチンですごい早さで料理していた。

 

その数十分後にお弁当が完成しはやてと一緒に初音島に観光に行った。

 

 

はやて「ここが初音島…遠くから見てても綺麗やけど近くで見たらもっと綺麗や」

 

家を出て1時間ほど経った、今は初音島で幻想的な桜が並び立つ通りを歩いている。

 

尚哉「ああ、俺もここに来たときは本当に綺麗だと思ったしな」

 

俺もはやてが言ったことに共感し桜が並び立つ通りを歩いていると1週間ほど前に義之と別れた公園にたどり着いた。

 

公園には観光客が多くいて中には家で作ってきたであろうお弁当を食べている人もいる。

 

はやて「もうお昼時やな、私達もここでお昼にしよか」

 

尚哉「いや、もうちょい先に行ったところで食べよう」

 

俺達は公園から出て獣道を通り願いの叶うと言われる桜の木にたどり着いた。

 

はやて「周りの桜より大きくて綺麗…」

 

尚哉「それにこの桜は特別らしくてなんでも願いが叶うらしい」

 

はやて「そうなんか…尚哉くんは何か願い事あるん?」

 

尚哉「あるのはあるけど…俺はこんな願いが叶うって言われる桜なんか頼らずに自分の力で願いを叶えるさ」

 

…俺の願い…それは、はやてと一緒にこのまま暮らしていきたいこと。そして、あと1ヶ月ほどで来る夜天の書の騎士達と初代リインフォースを救うこと。

 

原作では初代リインフォースは消えて新たにリインフォースⅡができる。

 

けど、俺は初代リインフォースを救いたい、はやてを悲しませたくないから。

 

はやて「尚哉くん、考え事か?」

 

尚哉「まあな、さてと、そろそろ昼ご飯にするか」

 

はやて「あっ、うん」

 

そう言って俺ははやてが持ってきたバックから床に敷くシートを出し広げる。

 

そこに俺と車椅子から下ろしたはやてが座りはやてが作ったお弁当を渡さる。

 

はやて「それじゃあ…いただきます」

 

尚哉「いただきます」

 

俺は手を合わせたあとお弁当を開ける。

 

お弁当の中身は色とりどりで、栄養バランスもちゃんと取れている。

 

まず、最初にだし巻きを口に運び食べる。

 

尚哉「うん、やっぱりはやてが作った料理はうまいな」

 

はやて「そんなことないって、それに尚哉くんの料理もおいしいやん」

 

そんな話をしながら俺達はお弁当を食べていった。

 

 

尚哉「ごちそうさまでした」

 

はやて「お粗末様でした」

 

お弁当を食べ終わり、片付ける。

 

はやて「尚哉くんこれからどうするん?」

 

尚哉「そうだな……これからどうするか…ん?あそこにいるのは、義之に小恋じゃないか。それにあとの2人は…」

 

俺は今後のことを考えていると義之と小恋、そして以前義之を探していたあの姉妹が俺の目に入った。

 

はやて「ほんまや、あそこにいるん義之くんに小恋ちゃんや、おーい、義之くーん、小恋ちゃーん」

 

そう言ってはやては義之達に手を振る。

 

義之達もこっちに気づいたのかこちらに向かってきた。

 

義之「はやて、それに尚哉も!」

 

小恋「どうして初音島に?」

 

2人は俺達が何故、初音島にいるのか気になり問いかける。

 

尚哉「まあ、ちょっとした観光だよ、初音島なら歩きでも行けるしな」

 

はやて「尚哉くんが突然、初音島に観光に行こうなんていって私もちょっと驚いたんや」

 

尚哉「ゴールデンウイークなのに何もせずにというわけにはいかないと思ってな」

 

小恋「そうだったんだ」

 

女の子1「あっ!君はこの前の、確か名前は…浅倉尚哉くんであってるよね。先日は弟くんがお世話になって、私は朝倉音姫(おとめ)っで私の隣にいるのが…」

 

女の子2「妹の朝倉由夢(ゆめ)です」

 

尚哉「音姫さんに由夢ちゃんだね、まあ、名前は義之から聞いたと思うけど、浅倉尚哉だ。それで、こっちにいるのが…」

 

はやて「八神はやてです。よろしゅうな」

 

自己紹介が終わった後、話に花が咲き、はやては義之達と商店街に行くことになり、俺はここで昼寝でもしとくといってはやて達と別れた。

 

それから、朝のシャドウの戦いがあったからかすぐに眠気が来て熟睡する。

 

熟睡する俺だったがその熟睡はすぐに邪魔されてしまった。

 

熟睡していた俺だが急に殺気を感じ寝ていた身体を起こす。

 

起きて目にしたのは空中に漂う多数の魔力弾と空は赤くなっている。それを見て結界を張られているのがわかった。

 

尚哉「…全く、今日は厄介ごとが多い日だ」

 

そう言って俺はディエンドを起動させようとするが…

 

???「君、デバイスを起動させようとしたら、容赦なく攻撃するよ」

 

この結界などを行った者から警告され俺は起動するのを止めた。

 

尚哉「なら、隠れてないで出てこい」

 

そう言うと桜の木の影から昔の魔法使いが持っていそうな木の杖を持った金髪の少女が現れた。

 

 

少女「君に言われた通り、姿を見せたよ。じゃあ次は僕の質問に答えてくれないかな」

 

尚哉「答えられることならな」

 

俺と少女は互いに警戒しながら話が進んでいく。

 

少女「なら質問するね。君は管理局の魔導士?」

 

尚哉「残念ながら、フリーの魔導士だ。だが、いつかは管理局に入るかもな」

 

少女「なるほど、なら次の質問、この前から海鳴市にロストロギアの反応が感じるんだけど君はそのロストロギアが何なのか、君は知ってる?」

 

まあ、魔導士ならロストロギアの反応があれば気になるよな。

 

尚哉「ジュエルシードという願いが叶うロストロギアが今海鳴市を中心に散らばっているんだ。今は俺を含めて3人の魔導士が争っている。それとまだ管理局は介入してきていない」

 

少女「なるほど、なら君はジュエルシードを集めてなにをしようとしているの」

 

尚哉「俺はただ町を…いや、家族に降りかかる危険をつみ取っているだけだ」

 

少女「家族を…あの時君の横にいた車椅子の女の子のためか…」

 

その言葉を察するにこの少女は俺とはやてがまだいたときにはここら辺にいたということがわかる。

 

尚哉「こっちは質問に答えたんだ。こっちも1つだけ質問したい……この桜はいったい何なんだ……この桜から異様な魔力が感じる…それもロストロギアレベルのな」

 

少女「っ!そ、それは…」

 

この反応を見るとどうやら知ってるようだ。

 

俺と少女の間で静寂が続くがその静寂は長くは続かなかった。

 

尚哉「ん?電話か…相手は…義之?どうしたんだろう。おい、電話に出ていいか?」

 

少女「それぐらいなら別にいいよ。だけど、妙な動きをしたら…」

 

尚哉「それぐらいわかっている」

 

俺は少女が作った魔力弾が漂う中、義之の電話に出た。

 

尚哉「もしもし、義之?どうかした…《大変だ尚哉!!》…どうやらやばいことが起きたらしいな」

 

そう言いながらケータイを操作し少女にも聞こえるようにする。

 

義之《音姉やはやて達がさらわれた!!》

 

その話が少女にも聞こえたからか驚いている。

 

尚哉「はやて達がさらわれたって本当か!?」

 

義之《ああ、俺が少し音姉達と離れたときに狙われて、あと犯人は集団で魔族や神族だった》

 

尚哉(魔族に神族か…結構…いや、かなりやばいな)

 

尚哉「義之、その犯人グループどっちに行ったかわかるか」

 

義之《港の方だった》

 

港となると奴らは船で逃げるつもりだろうっと俺は思った

 

 

義之《あと、それだけじゃないんだ》

 

尚哉「他にもなんかあるのか」

 

義之《実は音姉達以外にも逃走車の中に1人誰か乗っているのが見えたんだ》

 

なるほど、はやて達とその1人を含めて5人捕らわれている。おまけに敵は魔族に神族、全員を救出するのは容易ではない。

 

尚哉「わかった。義之は警察に電話、俺ははやて達を助けにいく」

 

義之《正気か!?いくら何でも無理……》

 

時間が惜しかった俺は電話を切り視線を少女へと向ける。

 

尚哉「悪いが緊急事態なんだ、まずまわりの魔力弾と結界を消して見逃してくれないか」

 

少女「いやだといったら」

 

尚哉「その時は力ずくでも通らしてもらう」

 

少女は考え、少しするとまりの魔力弾は消え結界もとけた。

 

少女「これで配置していた魔力弾と結界は消したよ」

 

尚哉「すまない恩に着る」

 

少女「多分、魔力反応から感じると港近くの廃棄工場だと思うよ」

 

確かに少女が言ったとおり港の方から魔力が2つ感じられる。1つははやて、もう1つは…

 

尚哉「………だな」

 

少女「うん、正解この魔力は……だよ」

 

尚哉「知り合いなのか?」

 

少女「正確には……の祖父が僕の幼なじみなんだ」

 

……の祖父が幼なじみってそしたらこの少女はいったい何歳なんだよ。

 

少女「むっ、今、変なこと思ったでしょう」

 

かなり鋭いな。

 

尚哉「じゃあな、今度あった時は敵でないことを祈るよ」

 

俺は金髪の少女の横を通り過ぎディエンドを起動させバリアジャケット(朝にぼろぼろにされたがすでに修復済み)を身にまとい空へと飛びだった。

 

尚哉「待ってろ、はやて!今助けにいくからな」

 

俺は速度を徐々に上げていきはやての魔力を辿っていった。

 

だが、俺はまだ知らない。さらに厄介事巻き込まれることに。

 

 

 

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