尚哉「くそ!」
ナイト達が去った後俺は心は後悔で満たされる。
多分さっきの戦闘員は俺を誘いだし茜を拐うための陽動でその結果、俺は下手を打つことが出来なくなった。
それに後一時間というタイムリミットによってミッド地上からの武装隊の援軍はまず間に合わない…それに普通の転移ではかなり時間がかかるからそこは銀のオーロラで行けば問題はない。
あるとすれば…
尚哉(どうやって茜を救出するか…)
まず、敵は龍騎系のライダーが9人でまずミラーワールドからの奇襲は無理…だとすれば…
尚哉(誰かが単独行動をすれば… )
そう考えていると俺を見る視線に気づき振り替えると義之達が立っていた。
尚哉「君達は…」
小恋「あ、あの、茜を見ませんでしたか!?こっちに連れ拐われたんですけど…」
小恋は声を荒げながら聞いてくるが…俺に返せる言葉がなかった。
杏「その黙りよう…肯定ってとっていいのかしら?」
黙っていたことを指摘してくる杏…
杉並「おおよそ、人質に捕られなにもできずにいたといったところか」
尚哉「…お前の言う通りだよ、人質がいた以上下手な動きをすれば危ない」
渉「だから黙って見てたって言うのか!」
義之「渉落ち着け!」
杏「渉の怒りもわかるけど彼を責めてもなにも変わらないし茜も戻ってこない…」
それから誰もが黙りこみ中、俺はそんな義之達に背を向けるように歩きだし目の前に銀のオーロラを発生させる。
禀「…っ!?どこにいくつもりだ!」
禀の言葉で黙りこんでいた全員が立ち去ろうとしていた俺に気がつく。
尚哉「……奴等の目的は俺…先程奴等が待っている場所は分かっているから…」
そういって銀のオーロラの中に入っていった。
銀のオーロラから出た俺は直ぐに辺りを見渡しミッドの廃棄ビル地区付近だと確認する。
尚哉「…ディエンド、茜がいるところは割り出せるか?」
ディエンド[あの…その…マスター?]
ディエンドは何故か歯切れが悪くいってくる。
尚哉「どうした?ディエンド?」
ディエンド[その…後ろを見てください]
尚哉「後ろ?」
そして後ろを振り向くとそこには…
尚哉「……目が疲れてるのか…」
そうだあれは幻覚だ…そうでなければこんなところに…
杏「大丈夫よあなたの目は正常よ」
嘘であってほしかった…
そのには杏と義之が立っていた。
尚哉「…それでどうして君達も来ているんだ?」
杏「簡単よ、あなたが入っていったあれに私達も入ったのよ…
尚哉」
俺の名前を呼んだことに少し動揺してしまうが直ぐに冷静さを取り戻す。
尚哉「はて、誰のことかな?」
杏「惚けても無駄よ、さっきの茜の名前が出た時点で確信したわ」
尚哉「それは君達が良くいっているから名前ぐらいわかるだろ」
杏「いいえ、尚哉は気づかれるかもしれないからわざと私達の前では名前を呼ばなかった…違う?」
尚哉「……」
既に杏は確信をもっていっているか…
義之「…もういいんじゃないか?」
尚哉「…はぁ…全く…関わらせたくはなかったんだがな…」
俺は深く被っていたフードをおろし杏達に正体を明かす。
杏「それでどうして私達に隠していたのかしら?それに義之は知っていたみたいだけど…」
尚哉「まあ。なんだこの事はあんまり言うなって言われていてな…でも今はそれより茜の所に「そう簡単にいかせるとでも?」…やっぱ見張りはいたか」
俺は後ろを向くと仮面ライダーベルデが居た。
ベルデ「やはり、お友達を救いにノコノコと来たか」
尚哉「杏、義之下がっていろ、直ぐに終わらせる」
俺はディエンドをソードモードにして構え飛び出しベルデも突っ込んできて拳とディエンドが交わる。
作者SIDE
尚哉達がいる場所から2㎞離れた廃棄ビルの中…そこには警備に出ていったベルデ、王蛇をを除くナイト達と捕まってしまった茜がいた。
シザース「おい、もう後10分しかないぞ、本当に終焉者は来るのか?」
残り少ない時間の中シザースがナイトに尋ねる。
ナイト「この女は終焉者にとって大切な存在、それを見捨てるような男じゃないさ」
ナイトは当然と言わんばかりに答えそれを聞いた茜は困惑を隠せない。
茜(大切な存在!?私が!?それってつまりあの人の正体は…)
茜は黒フードの男が尚哉ではないかと思ってしまう。
そして茜は在るものを見て確信してしまった。
ナイト「漸く帰ってきたか、遅かったな」
ベルデ「終焉者と戦っていたんだ予定より遅れて当たり前だ」
尚哉「ぐ…っ!」
そこに戻ってきたベルデはボロボロの尚哉を連れていた。
ベルデ「後、小柄な女と黒髪の男がいたが逃げられちまった」
茜(もしかして杏ちゃんと義之くんのこと!?)
茜が杏達のことを考えていると尚哉はナイトの前にひざまずかされナイトは片足を尚哉の頭に乗せる。
ナイト「無様だな、ダークディエンドを倒したと聞いていたがこの程度だとはな」
尚哉「ぐっ…」
ナイト「ならば、苦しむ暇もなく殺してやろう」
そういってウィングランスを尚哉に向けて構える。
茜「やめてください!尚哉くんを殺さないで!!」
茜は必死に叫ぶがナイト聞く耳を持たずに…
ナイト「去らばだ、終焉者」
ザシュ!
尚哉「あ…がっ…!」
尚哉の体に突き刺さった。
茜「い、いや…いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!!」
ナイト「何!?」
ナイトは驚愕した。
ウィングランスが突き刺さった尚哉が幻影のように消滅し何もなかったかのように消えた。
この光景を見て全員が呆気にとられるのは当たり前だ。
だが一人だけ驚かなかった人がいた。
ナイト(終焉者が消えただと!どういうことだ…元々こいつは偽者…なら本物は何処に…まさか!)
ナイトは血相をかいてある方向を見るとそいつは既に茜の近くにいた。
ナイト「シザース!ガイ!そいつから離れろ!そいつはベルデじゃない!」
ナイトは二人に警告するが時既に遅し
気づけば二人は断末魔をあげて爆発し元のライドカードに戻りそれをベルデだった者が掴む。
茜「あ、ああ…」
ナイト「やはり、貴様だったか…終焉者!!」
ベルデがいた場所には先程幻影のように消滅した尚哉が立っていた。
尚哉「作戦成功だな」
ナイト「貴様…ベルデはどうした!」
尚哉「ベルデならここにあるさ」
尚哉はカードケースを開けてベルデのライドカードを見せつける。
ディエンド[ディメンション…]
尚哉「悪いが時間が無いんだ…」
ディエンド[バスター]
尚哉「押しとおる!」
尚哉はディメンションバスターを放ち射線上にいたライダー達は上手く避けるが尚哉は倒すために撃った訳でなかった。
尚哉「茜、ちょっとごめん」
茜「え?ちょっ!尚哉くん!?//////////// 」
尚哉は茜を抱き抱える…しかもお姫様だっこで
ディエンド[エナジーウィング]
尚哉はエナジーウィングを展開し先程のディメンションバスターで開けた穴から外に脱出する。
そして尚哉は外に出た後直ぐに上に急上昇し外から向かってきていたあるものを避ける。
そしてあるものは先程までいたビルに入っていき次の瞬間、大爆発を起こした。
尚哉が砲撃を撃った直後のこと…茜達がいるビルの近くにあるビルの屋上では義之と杏…そしてカメンライドして召喚したゾルダが立っていた。
義之「あ!あれが合図じゃないのか!?」
義之は尚哉から聞いていた合図だと思うとゾルダがカードをバイザーに挿入する。
[ファイナルベント]
ゾルダがファイナルベントのカードを挿入するとマグナギガが現れマグナギガの背中にマグナバイザーを装着しマグナバイザーのトリガーを引くとマグナギガから大量のミサイルとレーザーご放たれ尚哉達がいるビル目掛けて全弾飛んでいきミサイルがビルの中に入っていく直前に尚哉が茜を抱いて脱出しミサイルとレーザーはビルに着弾しビルが倒壊する。
ここで尚哉の作戦の概要を簡単に言っておこう。
① ベルデと接触戦闘の後勝利
②尚哉はイリュージョンで分身を作り本人はコピーベントでベルデに化ける。
③ベルデに化けた尚哉が尚哉の分身を連れてナイトの元に行き隙を見て茜を救出し脱出ルートを砲撃で脱出口を作る。
④砲撃を合図にゾルダのエンドオブワールドを発射しビルを倒壊しナイト達を殲滅。
以上が尚哉が考えた作戦である。
尚哉SIDE
尚哉「ふぅ…上手く行ったようだな…」
ゾルダのエンドオブワールドでビルが倒壊して直ぐに俺は義之達の近くに降りる。
義之「茜!大丈夫か!」
茜「う、うん、何ともないよ」
杏「全く、とんでもないこと考えたわね…」
義之「ビルを崩すなんて正気のさとじゃないぞ」
尚哉「大丈夫、大丈夫ビルの破壊は承認がおりてるから」
義之「そう言う問題なのか?」
尚哉「いいんじゃないか?壊す経費が浮いたんだから」
ディエンド[あのマスター?つかぬことを聞きますが…]
尚哉「ん?どうした?」
ディエンド[ライドカードの回収…大変ですけど目処がたっているのですか?]
尚哉「……」
ヤバイカンガエテナカッタ
義之「お、おい!尚哉、お前汗がすごいぞ!」
尚哉「いや、これからあそこを大捜索するということに少し…でもその前に義之達を家まで送り届けないとな」
そういって銀のオーロラを出そうとするが…
杏「待って、私達も手伝うわ」
杏のその一言で踏みとどまる。
尚哉「手伝うって…あの瓦礫のなか探すんだぞどんだけ時間かかるか…」
杏「一人よりみんなで探した方が時間も短縮できるわ」
尚哉「確かにそうだが…家族が心配するぞ」
杏「それなら勉強会っていう理由で友達の家に泊まり込むって連絡すれば心配ないわ」
尚哉「……はぁ…しょうがない…」
俺は腹を決めライドカードの捜索を開始するのであった。
その後俺達は廃棄ビル跡地を隅から隅まで捜索して三時間が過ぎた。
尚哉「ライアのライドカード…後はナイトなんだが…」
既に隅から隅まで捜索したのに関わらずナイトのライドカードだけがなかったので俺はひとつの推測をする。
尚哉「あいつだけ察知して撤退したか…」
そう考えるのが妥当であった。
ぎゅるるるる~
尚哉「ん?」
ビル跡に腹の虫が響き、その発信者を見ると…
茜「あ、あはははは…//// 」
顔を赤くし苦笑いを浮かべる茜が立っていた。
尚哉「…夕飯食べに行くか?」
義之「食べに行くって…そんな金持ち合わせてないぞ」
尚哉「そこは大丈夫、俺が奢るし金は卸せば出せるから」
義之「でもな…」
尚哉「まあ、お詫びだと思ってくれ、ああ…後泊まるとこの金も出すから気にするな」
杏「尚哉がそこまでいうならご馳走になろうかしら」
義之「まあ、尚哉がそこまで言うのならな…」
そういって俺達はライドカード探しを打ち切りクラナガンの市街地へと歩いていった。