視点は祈梨達に戻り、祈梨達は遭遇する下級シャドウ(シャドウスパイダー等)を一撃で…というより優樹の一撃で倒し着実に密林の中を進んでいた。
優樹「うーんここまで来ていっこうに進展なしか…しかも日がくれてきやがった」
祈梨「そんな~お母さんとお父さんに怒られちゃう…」
優樹「お、俺も…帰ったらリニスに説教が待ってる…」
案外似たような状況に二人は陥りそうだった
祈梨「あの、優樹くん…優樹くんって家族っているの?」
優樹「ん?ああ、リニスっていう家庭全般やってくれる山猫の使い魔がな」
祈梨「使い魔?…アルフさんみたいな人?」
優樹「アルフを知ってるのか?それじゃあもしかして時の庭園の決戦に参加したのか?」
祈梨「うん!友達と一緒に」
優樹「…大体な想像通りか…祈梨ちゃんは平行世界とか知ってる?」
祈梨「ん?なにそれ?」
優樹「…いや、知らないならいいよ」
そんな雑談を交わしながら歩いているとふと優樹が足を止め、祈梨も止まったのに気づき自身も動きを止める。
優樹「…なにか来る」
祈梨「へ?何かってなに!?」
ネブラ[む!?この気配は…]
そして遠くの草むらから飛び出してきたのは…
少年「むぅおおおおおっ!」
祈梨「玲音くん!」
飛び出してきたのは祈梨の友達で同じ転生者光玲音で何故か血相をかいて何かから逃げていた。
そしてその玲音が前にいる祈梨に気づいたのだが…
玲音「祈梨!逃げるぞ!」
そういって玲音は祈梨の制服の襟を掴んで祈梨と一緒に逃げ出した。
祈梨「ふぇ!?玲音くん!?」
優樹「どうした!そんな火事場のくそ力みたいにあり得ない速度で走って…」
そんな火事場のくそ力と同等な速度で走る優樹…
玲音「あんた、誰!?いや今はそんなことより後ろから追われてるんだよ!」
優樹&祈梨「後ろ?」
優樹と祈梨は後ろを振り向くと…
巨大なシャドウスパイダー…シャドウスパイダー融合体8体が玲音達の後ろを追いかけてきていた。
祈梨は後ろから追ってくるシャドウスパイダー融合体達をみて体全体が震えだす。
優樹「いや、あれぐらいならなんとかできるだろ?」
玲音「あいつらだけならな!」
玲音がいったことがわからない祈梨は頭の上に?のいくつも浮かび、優樹は少し考え、すぐに玲音がいっている意味がわかった。
優樹「上か!」
優樹は上を見ると顔を青ざめ、祈梨もそれに釣られて上を見ると…
ネブラ[あれは…確かに不味いな…]
空にはシャドウイーグルに小型のガトリングが二門追加されたシャドウイーグルⅡがおうよそ300体に超大型のシャドウイーグル…シャドウイーグル母艦体が5体もいた。
これを見ている皆さんもお分かりだろうか、もしシャドウスパイダー融合体達と戦う場合はその場所に止まることになる。
そうなれば…上からの集中砲火が来るのは当たり前だった。
祈梨「で、でも玲音ならウルトラマントで…」
ウルトラマント…物理攻撃以外の攻撃をすべて防ぐことができる、チートのようなマント…
確かにそれがあればこの状況を打開できるのは可能だろうだがしかし…
玲音「すまん…今持ってない!後バトルナイザーも持ってきてないから打つ手がねえ!」
玲音達は迎撃するのを諦め全速力で逃げるが。
優樹「っ!待てその先は確か!」
優樹はなにかを思い出したのか玲音達を引き留めようとしたが遅かった。
玲音「っ!崖だと!」
優樹達の目の前には地面がなくそのしたには勢いが強い川があり…優樹は一か八かと決死の覚悟でいった。
優樹「こうなれば…祈梨!崖の下の川に飛び込むぞ!」
祈梨「ふえぇぇぇっ!そんなの無理だよ~」
玲音「しゃあねえ…あいつらの目から離れるのはそれしかないのか…行くぞ!」
そういって玲音が飛び込み、次に優樹が飛び込んだ。
祈梨「ふ、二人とも~…うぅ~もうこうなったら~えい!」
祈梨も覚悟を決めて崖から落ちて川に飛び込んだ。
そうして後ろからはシャドウスパイダー融合体達が追い付いたものの目的の優樹達が居ないため辺りを探すも見つからなかったので引き上げていった。
川に飛び込んだ優樹達… 彼らの運命はいかに!