side三人称
前回のあらすじ
五条さんがペンギン出した。超カッコ良かった。
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0-1で帝国学園に先制点とリードを許してしまった木戸川清修。武方三兄弟によるトライアングルZも源田によって止められ、早くも決定力の不足を突き付けられた。側から見れば一縷の望みは豪炎寺のファイアトルネードと三兄弟のトライアングルZのオーバーライド技、爆熱トルネードのみ。
帝国学園もそれを理解しているからこそ、この四人の連携はさせない。
「真キラースライド!!」
成神のキラースライドが炸裂。武方長男はぶっ飛ばされて宙を舞う。だが次は跳山が真横からボールを奪い取り、豪炎寺へと繋ぐ。当然、帝国のディフェンスは爆熱トルネードを撃たせるつもりは無くとも、豪炎寺への警戒は三兄弟以上だ。
「撃たせるかぁ!アースクエイク!!」
即座に大野がディフェンス技で止めようとするが、豪炎寺は素早くフェイントを入れながら躱して突破してしまう。そして風丸と五条が間に合う前に源田の正面に辿り着いた。
ボールを踵で蹴り上げ、爆炎を纏い左回転ジャンプ。炎を左脚に集束してボールを蹴り出す。
「ファイアトルネード改!!」
豪炎寺の代名詞と言える必殺シュート。豪炎寺はかつて昨年のフットボールフロンティア関東予選決勝においてこの技で源田からゴールを奪っている。それは凪人のシャイニングランスをシュートチェインしたものだが、一度は己から明確にゴールを奪った豪炎寺とその技を前に源田は雪辱を果たす為、より気合いを入れて必殺技を繰り出す。
「フルパワーシールドV3!!」
広範囲に展開された巨大なエネルギーの壁がファイアトルネードを阻む。フルパワーシールドの威力ならば豪炎寺の技が相手だろうと遅れは取らないし、他の選手が衝突中にシュートチェインを仕掛けて来ようと破られる事はないと自信を持って言える。
そして源田のフルパワーシールドは豪炎寺のファイアトルネードを弾き飛ばした。
「くっ…!」
「フッ。俺は大会が始まるまで散々斎村のファイアトルネードを受け続けて来た。幾度となくゴールを奪われる屈辱も味わった。だが俺はそれを乗り越えた!今の俺にファイアトルネードは通用しない!例えオリジナルであるお前のシュートだろうとな!!」
豪炎寺の必殺シュートを跳ね返し、自信満々に宣言する源田。実際これ程までのセーブ力を見せ付けられれば木戸川清修の面々も反論は出来ない。本格的にオーバーライド技、爆熱トルネードに一縷の望みを託す他に得点源が無いのだ。その爆熱トルネードは帝国に完全警戒されており、到底撃たせて貰えそうにない。
「くっ!爆熱トルネードが撃てねーとかなり厳しいじゃん!みたいな?」
「恐らくはダブルトルネードも通用しませんね…」
シュートの火力が足りずに攻めあぐねる木戸川清修。シュートには持ち込めてもやはり源田には爆熱トルネード以外通用しないだろう。茂木が跳ね返ったボールを確保するが、そこで狙いすましたかのように帝国イレブンが彼を包囲して襲いかかる。
「インペリアルサイクル発動!」
風丸がボールを奪い取り、前線へ向けてパスを繰り出す。パスを受けたのは不動。不動はそのままドリブルで駆け上がって行く。
「「行かせるか!!」」
木戸川清修DFの黒部と光宗が左右から迫り、不動の進行を阻む。しかし不動のドリブルテクは並のMFを遥かに凌駕していた。木戸川清修のチームディフェンスを以ってしても器用なボール捌きでディフェンスを潜り抜け、突破する。
「オラよっ!」
不動がボールを上空に蹴り上げる。すると不動の左右、そして後ろの三方向から帝国の攻撃陣が飛び上がり、空中でボールを包囲した。
「……デスゾーン、開始だ!」
指パッチンと共に出された宣告。飛び上がった佐久間、寺門、辺見の三人はボールの周囲を回転しながら暗黒のエネルギーを注ぎ、死のトライアングルを奏でる。
そして三人が一斉に両足のスタンプシュートを叩き込んだ。
「「「真デスゾーン!!!」」」
星章学園が放つ灰崎を起点とした同じ技とは比較にならない程、強力な威力のデスゾーン。紫色のエネルギーの塊となった弾丸は木戸川清修のゴールへと一直線に進み、キーパーである大御所と激突する。
「か、カウンターストライク!!」
駄目元で必殺技のパンチングを繰り出す大御所。しかし経験不足云々以上に圧倒的に実力が足りなかった。拳を繰り出そうとあっさりと押し負けて、ボールをゴールネットに食い込ませてしまった。
0-2
『決まったぁーー!!流石はかつての絶対王者帝国学園!!鬼道が不在でもその実力は健在!!一方名門の木戸川清修は持ち前のチームワークでも帝国学園に圧倒されてしまっている!!このまま一昨年の全国大会決勝のように、ワンサイドゲームとなってしまうのかーーー!!?』
帝国学園に追加点。源田から帝国学園のゴールを奪えない木戸川清修にとってかなり苦しい展開になってきた。その様子を観客席から鬼道と灰崎が伺っていた。
「チッ…俺らがあれだけ苦戦した木戸川清修のチームサッカーを物ともしてねぇ…。奴らが強えのは知ってたが、こうも簡単にやってくれると流石に腹が立つぜ……」
「木戸川清修も帝国学園も共通してチームワーク、組織力による連携を重視する傾向にある。だがそれによってメンバーの個々の性質の違いによる差が出たな」
「どういう事だ?」
「帝国はチーム全体が中々に個性の強い選手が多い。一方で木戸川清修は個々の我の強さが攻撃陣に偏ってしまっている。我の強い選手はパスワークや連携だけでなく、個人技も圧倒的な者が多い。木戸川清修はチームプレーを重視し過ぎていた。一対一に持ち込まれてしまえば豪炎寺以外は圧倒されてしまう。それに木戸川清修には司令塔に適正がある者がいない。豪炎寺がストライカーとしての役割と兼任しているようだが……不動には一歩も二歩も劣るだろう。それを片手間でやるなら尚更だ」
「……オマケに帝国は閃電と長い事合同練習をしていた。あの手のチームプレーを相手取るのはお手の物って訳か。ついでに言えばファイアトルネードもな」
見れば見る程木戸川清修に不利な試合だ。最大の決定力である豪炎寺の単独シュートが通用しない事から、いずれ木戸川清修には焦りが生まれ、チームワークにも乱れが生じ始めるだろう。
(だが逆に徹底してチーム一丸となってぶつかり続ければ木戸川清修にも充分に利がある…。やはり最大の鍵は決定打となるシュートを撃てるか…という事になる)
そして木戸川清修のボールで試合再開するも、個々の技量が高く、チームプレーに優れ、不動という優秀なゲームメイカーを有する帝国学園が木戸川清修を圧倒している。
「ククク…貰いましたよっ!!」
五条のスライディングが武方友からボールを掻っ攫う。跳山がボールを奪い返す為に走って来るが、五条はギリギリまで彼を引き付ける為に敢えてスライディングによる滑りを止めず、体勢も直さずにボール押すように足で持ちながら滑り続ける。そして跳山がボールを取るギリギリの距離まで来たら、体勢を直す事無く、そのまま身体を捻りつつ、左へとパスを出した。
「ククッ、頼みましたよ…風丸君?」
「よしっ!ナイスパスだ五条!!」
それを受け取ったのは風丸。持ち前の足の速さを活かしてこのままオーバーラップせんと走る。目の前に豪炎寺が迫るものの、余裕を持って風にその身を任せて突き進む。
「風神の舞!!」
「ぐっ…!うああっ!!」
竜巻のドームに閉じ込められ、解放されると同時に吹き飛ばされる豪炎寺。風丸はそんな豪炎寺に目もくれずに進んで行く。
「辺見!」
「不動!」
帝国学園のパスワークに木戸川清修はチームプレーを崩す事無く対応するが、やはり徐々に隙が生まれてそこを突かれる事で突破を許してしまう。
「オラッ!3点目だ!!」
「「二百烈ショット!!」」
不動のセンタリングからダイレクトに佐久間と寺門が同時に百烈ショット……二百烈ショットを穿ち、木戸川清修のゴールに牙を剥く。しかし木戸川清修のキーパーにボールが届く前に左右から豪炎寺と西垣が割り込んだ。
「「させるかあっ!!」」
豪炎寺が右脚、西垣が左脚。それぞれが利き足とは異なる方の足でシュートブロックを図り、力を合わせてボールを弾き飛ばす事に成功する。それを黒部が確保して大御所にパス。大御所がボールを踏み付け、その僅かな時間の中で豪炎寺と西垣が立ち上がる。
「やはり帝国は強いな…!」
「ああ…だが、このまま一方的に負ける訳にはいかない。爆熱トルネードが撃てないのであれば、それ以外の方法でゴールを決めるまでだ!!」
そして大御所がボールを豪炎寺に渡し、ペナルティエリアから豪炎寺がドリブルをして再び攻めに転じる木戸川清修。まずはその両サイドを木戸川清修のディフェンス陣が共に走り、パスの選択肢を増やす。
「炎のエースストライカー……シュートの他に突破力を直に見せて貰おうか!!」
「リードしているからって随分余裕だな?アッキー」
「テメッ…!」
真っ先に不動が豪炎寺の前に躍り出て、ディフェンスを仕掛ける。しかし豪炎寺は迷わず走り、不動を抜き去ろうと右に左に何度もフェイントをかける。そして不動がそれに着いて行こうと激しく動き、遂に身体のバランスを崩しかける。その瞬間を狙って豪炎寺は一気に加速。そのまま不動を突破した。
「勝!」
ボールを前方を走る武方勝に託し、少しだけペースを下げて走る。このままゴールまで単独ドリブルは戦術的にも体力の消耗的にも愚策だからだ。木戸川清修は帝国学園がボールに触れる前に次のパスを繋いで進んで行く。
「やはり豪炎寺の作り出したチームサッカーは厄介だ…!」
「だが必ずそれを崩す手立てはあるはずです!」
万丈と成神は木戸川清修のパスワークに翻弄される中盤を見て、危機感を強める。大野のタックルが迫ろうと豪炎寺はそれをルーレットで躱すと同時に左サイドを走る武方友へボールを託し、そこから武方友は逆サイドを走る武方努へとロングパスを繰り出す。
「豪炎寺と西垣のプレーで木戸川清修は持ち直して来たようだな」
「結局ゴールを取れなきゃ意味はねぇだろ」
木戸川清修を客観的に分析する鬼道とただ成り行きを見守る灰崎。チーム力で互角である以上、態勢を持ち直そうと個人技で遅れを取り、ゲームメイカーのいない木戸川清修が不利だという事実は変わらないのだ。
猛攻を続ける木戸川清修に対し、帝国のディフェンス陣も対応に乗り出す。まずは武方三兄弟にそれぞれ個人マークを突かせ、豪炎寺をDF二人で止めにかかる。チームサッカーが厄介なのであれば最初からそれをさせなければ良いのだ。
大野と成神が豪炎寺の前に出て、行く手を阻む。しかし木戸川清修はチーム全体の意思疎通が行き届いたチーム。攻撃陣を封殺しても、
「こっちだ豪炎寺!!」
「ああ…西垣っ!!」
後方ーーーディフェンスラインから前線に上がって来た西垣がパスを要求し、豪炎寺はそれに応えてバックパス。そのまま予想外の事態に怯んだ帝国の中盤をMFである茂木や跳山とのパスワークで次々と潜り抜けていく。
「チッ!ちょこまかと……!!」
同じチームサッカーでも時には個人プレーを活かす面を持ち合わせる帝国は皮肉にも今度は個人対木戸川清修全体という構図となってしまい、連携を立て直す前に次々と守りを突破されてしまう。
西垣と武方努のワンツーが辺見を突破すると、この混乱に乗じて豪炎寺達はマークを外し、バラバラに動きつつも西垣を中心とした陣形を即座に作り上げた。
「チームサッカーを一貫させる木戸川清修と連携と個人プレーを使い分ける帝国……今度は木戸川清修に有利な形で違いが出たな」
観客席で試合を見守る鬼道は木戸川清修と帝国の方針の違いから来る性質の違いを見抜いていた。
そして木戸川清修は西垣を中心にその両サイドを豪炎寺と武方勝が走る。平行して同じ速度で走る彼らを見て風丸は既視感を覚える。
「っ!あの動きは…!!させるかあぁぁぁっ!!」
豪炎寺達の狙いに気付いた風丸は蒼き陣風を吹かせ、五人に分身する。
「スピニングフェンス!!」
五本の竜巻が豪炎寺、西垣、勝の前に広がる。しかし三人は臆する事無く突き進み、青い炎と共に竜巻の壁を突き破る。
そして三人の道が交差する時、青い火柱が立つ。そこから現れたのは巨大な青きペガサス。
「「「トライペガサス改!!」」」
西垣、豪炎寺、勝の順で両脚でペガサスの上にあるボールを蹴り込みを入れて行き、ゴール目掛けて発射する。青きペガサスは王者の砦を破壊せんとその翼を羽ばたかせて突進する。
「うおおおおっ!!帝国はもう二度と負けん!!フルパワーシールドV3!!!」
源田は全力全開のフルパワーシールドで対抗。1点も許す訳にはいかないのだ。帝国学園の誇りにかけて。
しかしそれを以ってしても彼らのトライペガサスを止め切る事は出来なかった。フルパワーシールドは打ち砕かれ、源田諸共ゴールネットにボールが食い込む。
「ぐおおおおおおおおっ!!!」
1-2
木戸川清修が1点を返した。そして同時にホイッスルが鳴り、前半終了。帝国学園が優位に立つものの、木戸川清修も完全には負けていない。
「やられた…!まさかトライペガサスを使って来るとは……!!」
「いや、トライペガサスは元々一之瀬、土門…そして西垣の三人で編み出した技だ。円堂とやっていたのは再現に過ぎない。オリジナルの使い手である西垣がいる上に木戸川清修のチームサッカーという特徴を考えれば充分予想出来たはずの事だった……」
「閃電もザ・フェニックスの修得を試みた事から何度も受けてはいたが……完全に盲点だった。だがそれを差し引いてもトライアングルZを上回るパワーだった。ハイビーストファングでも止められるかは分からん…!!」
佐久間、風丸、源田はそれぞれ前半ラストでの失点を別々の意味で悔やんでいた。敵の技と狙いに気付かなかった佐久間、予想出来たはずの事を予想出来ず、未然に防げなかった風丸。相手のシュートに力が及ばなかった源田。
一方で木戸川清修は1-2という未だリードを許してしまっている現状を苦々しく思っていた。
「ここでトライペガサスを使う事になるとはな……爆熱トルネードが撃てない保険という意味では正しい使い道だが、もう絶対に撃たせては貰えないだろう……」
「ええ。もうトライペガサスを撃てなくなる以上、何が何でも爆熱トルネードを撃つしか逆転の可能性はありません」
「あのハイビーストファングって技を破る為にもな。みたいな」
西垣や武方三兄弟が中心となってミーティングをする中、豪炎寺は少しばかり考え込んでいた。爆熱トルネードは警戒され続けている。トライペガサスも二度は通じない。ならばどうするか。
(……誰か個人のシュートで源田から点を奪う他に道はない)
帝国は徹底して爆熱トルネードとトライペガサスを防いで来る。だとすれば豪炎寺の出した結論しか逆転の芽は得られないだろう。そしてかつてのチームメイトからの助言が脳裏に過ぎる。
豪炎寺は話し合う仲間達にある提案を出す。
「皆、聞いてくれ…」
そして木戸川清修と帝国学園が双方共にミーティングを終え、ハーフタイムは終了する。後半は木戸川清修のボールで始まる。
「皆、頼むぞ」
「ええ。数少ない貴方の頼みですからね」
「任せな!絶対お前にボールを繋いでやるぜ!」
「ま、俺達チームだし?みたいな?」
頷き合い、ゴールを見据える木戸川イレブン。豪炎寺が勝にボールを渡し、チームの仲間よりも一足先にゴール前へとまっすぐに向かって行く。
「何!?」
「チームサッカーはどうした!?」
チーム全員での連携で攻守を成り立たせる木戸川清修の方針を投げ出してゴールへ走る豪炎寺を見て佐久間や不動は愕然とする。一方で武方達は揺らぐ事なく、連携してゴールを目指す。
仲間を信じてパスを待ちながら進む豪炎寺の頭に再び相棒の言葉が繰り返される。
ーーー世界に通用するシュート?連携じゃなく、単独で?
ーーーそうだなぁ、化身……狙って出せるもんじゃねぇし……円堂の技を見てみろよ。あいつは力を心臓に集中させて、形を与えて増幅させてる。それと同じさ。
豪炎寺の心に闘争心という名の火が灯る。
ーーーサッカーが大好きだって思いと一緒に力の全てを背中に込めてみろよ。そしたらきっと……
「豪炎寺ィィッ!!」
風丸のスライディングをギリギリで飛び上がって躱した努からのパスが来た。豪炎寺をそれを胸でトラップして受け取り、源田と彼の守るゴールを見て対峙する。
「っ!来い!!」
「う…おおおおおおおっ!!!」
豪炎寺は両腕を交差させて力を込め、その背後から灼熱の爆炎を噴出させる。
そして爆炎の中から現れたのはーーー炎の魔神。
ーーーお前の魔神が応えてくれるはずだ。
『!!!』
スタジアムの誰もが豪炎寺の背後に現れた炎の魔神に注目する。ベンチで試合をコントロールしようとしていた影山ですら、驚愕を禁じ得ない。
そして観客席で観戦していた斎村凪人は、口の端を吊り上げ、その瞳は確かな歓喜を宿していた。この瞬間をずっと待っていたのだと。
魔神は右掌を豪炎寺の足場にすると同時に上空目掛けてボール諸共放り上げる。豪炎寺はそれに合わせて獄炎を纏いながら左回転で上昇。全ての炎を左脚に集束させ、魔神の獄炎を纏った鉄拳と共にボールを撃ち出す。
「爆熱…ストォームッ!!!!!」
ファイアトルネードどころか爆熱トルネードですら比較にならない灼熱の獄炎の嵐。間違いなくこのシュートは今の木戸川清修が撃てる最強の必殺技だ。
王者帝国のゴールを守るキング・オブ・ゴールキーパーはこの獄炎を前にしても臆する事なく迎え撃つ。
「ハイビーストファング!!!」
背後に出現した獣の顎に合わせて両腕で炎のシュートを抑え込む源田。しかしその熱量は獣の牙を焼き崩し、留まる事を知らぬ嵐は全てを吹き飛ばす。
「ぐっ…!!ぐ…ぐおおおおおおおおおおおおおおおおっ!!!」
両腕は弾かれ、ハイビーストファングの力を真っ向から打ち砕いた爆熱ストームは源田を弾き飛ばしてゴールネットに突き刺さり、焦がし尽くしてしまった。
2-2
スタジアム全域に歓声が沸く。後半開始早々に同点に追い付いた事もあるが、それ以上に豪炎寺の新たなる必殺シュートに誰もが興奮を隠せなかった。
『ゴォール!!炎のエースストライカー豪炎寺!!新たなる必殺技、爆熱ストームと共に帝国のゴールを打ち砕いたぁーーーーー!!!』
アレスのアニメで木戸川清修の方針を知った時から、多分木戸川清修はトライアングルZみたいな余程に特殊な連携でもない限り、チームが使える連携技は誰と誰の組み合わせでも発動出来そうだな……と思った。そして西垣の存在からトライペガサス。多分西垣さえいれば他の組み合わせでも発動可能です。
やっと出せた本家の爆熱ストーム。