最近のオリオンの刻印の展開見て、げんなりし続けてます。
アレス編の流れはもう決まってるけど、そのままオリオン編に入って良いのだろうか……。不安過ぎてルートを三つくらい用意してしまった。この先のアニメの展開次第でどのルートにするかを決めます。
side三人称
帝国学園と木戸川清修の試合は2-2のまま後半15分となっていた。互いに次の1点を掴み、リードしようと激しい攻防を繰り広げる。
「インペリアルサイクル発動!」
帝国イレブンの内、六人が豪炎寺を囲い、一斉に襲い掛かってボールを奪い取る。ボールを奪ってからは風丸がその自慢のスピードを活かしたドリブルを駆使して木戸川清修の面々を次々と突破している。チームワークを大切にする木戸川清修と言えどやはり全体的な個人技では帝国に軍配が上がる。連携を取られる前に一対一に持ち込めば良いのだ。
「より一層速くなったな風丸!」
「ああ!閃電との合同練習でより長所を伸ばしたからな!」
後を追う豪炎寺。しかし追い付けない。距離は開く一方。そして司令塔不動の采配により、帝国側にはフリーになっている選手も多い。豪炎寺…ひいては木戸川清修を後手に回らせる為に風丸は前方へとパスを繰り出す。
「寺門!」
「おう!」
「させない!スピニングカットォォ!!」
パスを出された寺門だったが、近くにいた西垣がすかさずスピニングカットを繰り出して彼を弾き飛ばし、ボールを奪い取った。更にそこから間を置く事なく反撃に転じる。
木戸川清修と帝国学園はどちらも強い。チーム連携も決定力もある。しかし木戸川清修は個人技の他に帝国学園よりも不利な点があった。それはゴールキーパー。帝国のキーパーは全国でも上位クラスに入るであろう、かつてキング・オブ・ゴールキーパーと呼ばれた程の実力を持つ源田だ。しかし木戸川清修のキーパーは経験も少なく、実力もまだまだ足りない新入生の大御所。
お互いに決定力があるのなら、後はキーパーの技量にかかっている。源田は豪炎寺が爆熱ストームを撃たない限り、木戸川清修のシュートの殆どを防げるだろう。しかし大御所には帝国学園の必殺シュートを止めるだけの力が無い。帝国の決定力の前ではシュートを撃たれる事自体が即座に失点に繋がってしまうのだ。勿論、これが凡百の実力程度の別チームならば問題は無かっただろうが……。
(まだ大御所にはデスゾーンや皇帝ペンギン2号を止めるのは無理だ!何としてでもこちらが攻め続けて連続して得点を重ねなければ!!)
西垣の機転の利いたプレーで反撃を始める木戸川清修。ここは何としても再び豪炎寺がシュートに持ち込む必要がある。爆熱ストームを以ってすれば必ずや得点が可能。誰もがそう確信している。
「……修也が爆熱ストームを撃てれば試合の流れは木戸川清修に一気に傾く。しかし帝国側は誰がどの技…という限定条件が無い。誰であろうと必殺シュートを撃てればそれは十中八九得点になる。そうなれば流れは再び帝国のものだ」
「やっぱり40年も連続して優勝し続けた名門は伊達じゃありませんね……。合同練習でも凄く強かったし…正直、豪炎寺さんの爆熱ストームを見ても俺は帝国が負けるイメージが湧きません。何れは俺達の手で倒すべき相手なのに……」
観客席で状況を客観的に分析する凪人と改めて帝国学園の強さを思い知る刀条。だが刀条の感想は尤もだと凪人とて思う。同様の考えも彼自身も持っているから。
(……けど、そんなイメージがあっても昨年のフットボールフロンティアの全国大会じゃ、帝国は世宇子に負けた。それに今年は日本全国が世界を目指して戦っている。これからもより激しい戦いになる……)
そういうイメージは早い段階で捨てなければならない。世界の頂点を目指すのならそんな固定概念に囚われたサッカーをしていてはならないのだ。
そんな事を考えていれば帝国の厚い守りを潜り抜けた木戸川清修は先頭の豪炎寺に再びボールが渡り、すぐにでも爆熱ストームを撃つ為、源田の前に出ようとする。
「撃たせないぞ!」
しかしそれを許す風丸ではない。爆熱ストームを不発に抑える為に豪炎寺の前に出た。
「フッ」
しかし豪炎寺は柔らかい笑みを浮かべると同時にボールをヒールで後方へとバックパス。風丸にディフェンスをさせずに、脚に力を込める。
そして後方でパックパスを受け取ったのは武方三兄弟。彼らは即座に豪炎寺の意図に気付き、本来のモーションとは異なる形で三人の中心に置かれたボールを一斉に蹴り上げる。
「「「トライアングルZ!!」」」
トライアングルを模したオーラが幾重にも展開されて天を駆け登る。そしてそのボールに追い付かんと踏み込んでいた豪炎寺がファイアトルネードの要領で爆炎を纏いながら左回転で縦に上昇して行く。
「まさか…!爆熱ストームを囮にしてオーバーライドを確実に決める為に……!?」
重ねられたトライアングルにファイアトルネードの炎が着火。その全てが燃え盛り、豪炎寺の纏う炎と回転を爆増させる。
「源田のハイビーストファングを破れるのは爆熱ストームだけじゃありませんよ!!」
「元々この技で破るつもりだったしな!」
「つーか一人でやるあっちより力を合わせるこっちの方が強いっしょ!!みたいな!?」
木戸川の見事な即席連携。常にチーム一丸となって戦う彼らだからこそ、何の打ち合わせもなくこんな事をやってのける。特にこのチームプレーで変わったのは武方三兄弟だ。かつてのように豪炎寺一人に得点を頼り切る事もなければ自分達だけでやるなどという勝手な事もしない。真にチームを想ってのプレーだ。
『爆熱トルネードッ!!』
試合序盤から警戒され続け、未然に防がれ続けて来た木戸川清修のチームプレーの結晶と言えるシュート。灼熱の炎を撒き散らして帝国のゴールを狙う。
源田はこのシュートを前にしても憶する事なく、己の右胸に手を当てて気合いを高め、自らシュートに接近して止めにかかる。
「ハイビーストファング!!!」
両腕で炎のシュートを抑え込む源田。源田の顔はその威力を抑え込もうと必死で少しだけ苦しそうに見える。そう、ハイビーストファングと爆熱トルネードのパワーが拮抗しているのだ。
「なっ!?」
「源田!!」
「止めろォー!!」
今にも挟む両手から炎が噴出しそうな感覚だ。しかし源田は己のプライドにかけて必ず止めようと、力尽くで抑え込む。獣の牙で灼熱の炎の竜巻を砕く為に。
獣は火を恐れる。だがここにいるのは王だ。
「ぐっ…!!うおおおおっ!!」
そして源田の腕による圧力で炎は消し飛び、ボールは彼の腕の中でギュルギュル…と回転し続けながらもその手に収まった。
「「「何ィィっ!!?」」」
仰天…とばかりに大声を上げて驚く三兄弟と目を見開く豪炎寺。源田はボールを両手で掴みながら、爆熱トルネードに対する己の評価を下す。
「爆熱トルネードか……。良い技だ。爆熱ストーム程の威力は無いが、その爆熱ストームを一度受けていなければ止められなかっただろう……。だがその実態はトライアングルZとファイアトルネードのオーバーライド。つまりはファイアトルネードの延長線上の存在に過ぎない……。今の俺ならコースさえ分かれば充分に止められる。
言ったはずだぞ豪炎寺…!俺にファイアトルネードは通用しないと……!!」
源田は閃電との合同練習で何度も凪人のファイアトルネードを受け、何度もゴールを奪われる屈辱を味わったと……先程そう言っていた。だからこそ、ファイアトルネードというシュートをキーパーの視点からは誰よりも熟知していた。恐らくは円堂よりも……。
まず間違いなくその凪人ですら今の源田からはファイアトルネードでゴールを奪う事は不可能だ。オリジナルである豪炎寺が通用しないのだから。
「何て奴だ……!」
「ああ。あのゴールを守っているのは……奴の中にある王者のプライドそのものだ」
そして源田は前方へとボールを蹴り出し、中盤の不動がそれを受け取って走り出す。茂木が止めようとディフェンスを仕掛けてもやはり個人の技量の差がネックとなり、フェイントをかけられてルーレットで躱されてしまう。
「このまま一気に決めるぞ!!」
「テメェが命令すんな!司令塔は俺だぞ!!」
「お前こそ偉そうにするな!キャプテンは佐久間だ!!」
ギャアギャアと口喧嘩しながらも佐久間、寺門、不動の連携は細かく完璧だ。この口喧嘩すらも動きの波長を合わせる為の確認だと思えて来る。見事なパス回しに連携と個人技の切り替え。それで次々と木戸川のディフェンスは攻略されてしまう。
「発動だ!」
佐久間の指笛が吹かれる事でその周囲にペンギンが五匹出現する。それより少し前に前方へ飛び出した二人に合わせて佐久間がキラーパスを出し、ペンギン達も飛び立って行く。ペンギン達とボールが二人に追い付けば寺門と不動は同時にシュートチェイン。
「皇帝ペンギン2号ーーー!!」
「「V2!!!」」
「うわああああっ!!」
やはり大御所に皇帝ペンギン2号が止められるはずがなく、あっさりとゴールを奪われてしまった。ペンギン達はボールと一緒にゴールネットを大きく揺らした。
2-3
ここで再び帝国学園がリード。そして残り時間はあと7分弱。木戸川清修にとっては絶望的と言える状況だ。この試合は双方共に全国大会の出場がかかっている。帝国学園が勝てば勝ち点18となり、文句無しのトップ通過となり、木戸川清修もまた勝てば勝ち点16で1位通過と言えるだろう。
しかし負けた方はまず全国には進めない。この試合の他に現在勝ち点13の星章学園があと一試合残しているのだから。他のチームに彼らが負けて勝ち点を取り零すはずがない。
「だからと言って諦める訳にはいかない!残り時間で2点を取る。星章戦で奴らは短時間で俺達に追い付いてみせた。ならばそれと同じ…いや、それ以上の事が俺達に出来ない道理は無い!」
「たりめーっしょ!絶対勝って全国行って優勝するんだ!みたいな!」
「帝国学園へのリベンジは僕達の悲願でもありますからね」
「ああ!今日こそ絶対ぶっ倒そうぜ!!」
当然、諦める意思など無い木戸川清修。この短時間でも逆転してみせると意気込んで試合を再開させる。
一方帝国学園も王者復活を目指す故により完璧な勝利を求めて追加点を狙う。
「キラースライド!!」
不動のキラースライドが正面から豪炎寺を狙う。豪炎寺は飛び上がってそれを躱し、次男の友へとパス。しかしそこに来たのは大野だ。
「アースクエイク!!成神!!」
ボールを奪うとすぐに逆サイドの鳴神へとボールを回す。成神もまた素早いドリブルで三男の努を突破しつつ、前線へボールを出す。お互いに体力の限界は近い。そしてタイムリミットも迫っている。
一進一退の攻防。帝国側の陣内で木戸川清修と帝国学園はボールを奪い合う。
「疾風ダッシュ改!」
風丸は疾風ダッシュで跳山を躱す。が、その直後に茂木からのスライディングを受けてボールを弾かれる。そのボールを確保したのは五条だった。
「ククク……これで決めなさいっ!!」
五条は前方を見据え、ボールを踏み付けて指笛を吹く。
すると五条の足元に一匹の何故か宅配業者を彷彿とさせる帽子を被っているペンギンが現れた。そこからは説明はいらないだろう。五条のロングパスと共にボールを咥えたペンギンが飛んで行く。
「デリバリーペンギン!!」
五条のパス技。強制的に敵の守りなど関係無く味方の攻撃の流れを生み出す技。ボールは不動に渡り、地面に潜ったペンギンによって周囲に衝撃波が走る。これでシュートの準備は整った。
「マキシマムサーカs…「させるかあぁぁっ!!」…くっ!?」
前半のようにマキシマムサーカスを撃とうした不動の元に走って来たのは豪炎寺だった。デリバリーペンギンを追って前線から凄まじいスピードで駆け戻って来たのだ。そしてその衝撃波が収まったタイミングで追い付き、ボールを奪いに来たのだ。
流石にこれは予想外だったのか、帝国の誰もが驚いている。
「しつ…けえなっ!!」
ボールを何としても奪おうとする豪炎寺の気迫に押されながらもボールをキープし続ける不動。しかしそれも限界に来たのか、隙を見てセンタリング。それを見た帝国の攻撃陣は一斉に飛び上がる。
佐久間、寺門、辺見の三人がボールの周囲を回転して暗黒のエネルギーを注ぎ、死のトライアングルを奏でる。
そして三人が一斉に両足のスタンプシュートを叩き込んだ。
「「「真デスゾーン!!!」」」
司令塔による合図も無しに完璧にデスゾーンを撃ち出した帝国。会場の誰もが帝国の追加点を確信し、残り時間の面から見て帝国の勝利すら確信する。
あの三兄弟を除いては。
「決めさせねーぞ!!」
「勝つのは僕達なんです!!」
「俺達は……チーム全員で勝ちてえんだ!!みたいなァー!!!」
勝、友、努……武方三兄弟がデスゾーンのシュートコース上に飛び上がっていた。彼らも豪炎寺同様にゴール前まで下がっていたのだ。
そして先程と同じく従来とは違う、一斉に蹴り込む形であの技でシュートブロックを図る。
「「「トライアングルZ改!!」」」
「この土壇場で進化した!?」
トライアングルZは鬼道曰くその威力はデスゾーン以上。勿論それは一年前の話であり、基礎的な技量から見ても今は佐久間達のデスゾーンの方が上だろう。しかし時に人の想いは実力以上の力を生み出す。武方三兄弟の『チームでの勝利』への執念は正にそれだ。そして同時にトライアングルZという技は進化した。
この条件が揃った事でトライアングルZのパワーは一時的にだがデスゾーンを超えた。
トライアングルZとデスゾーンのぶつかり合いと相殺によってボールはパワーを完全に失い、空中を雑に舞う。
「馬鹿な…!俺達のデスゾーンが……!!」
「くっ…!もう走る力は残ってねえ…!」
誰もがそのボールの確保に動きたいが……もう充分に走れる体力が残っていない。しかしデスゾーンを相殺した三兄弟は叫ぶ。
「今だ豪炎寺ー!爆熱ストームを決めろーー!!」
「!!」
「ここまでしたんです!絶対に決めて下さい!」
「信じてるぞ!豪炎寺!!」
彼らの想いに応える為、考えるよりも早く豪炎寺の身体は動いていた。落ちて来たボールを胸でトラップして自陣ゴール前から敵陣ゴールを睨む。源田はこの距離があったとしても、構える。
「させねーよっ!!」
不動は嫌な予感がしたのか、豪炎寺のプレーを不発にしようと接近する。しかし次の瞬間には彼の背中から溢れた爆炎によって吹き飛ばされていた。
豪炎寺は爆炎の中から現れた魔神の鉄拳と共に脚に宿る爆炎によるシュートを穿つ。
「爆熱ストーム!!!!!」
獄炎の大嵐が吹き荒れ、熱を放出する。一直線に帝国ゴールへと向かっていく爆炎は帝国のディフェンス陣を次々と蹴散らす。風丸はシュートブロックをしようと爆熱ストームのコース上に身を乗り出す。
(いくら爆熱ストームが強力なシュートとはいえ、この距離ならかなり弱っているはず……っ!?)
「うわああっ!?」
しかしその希望は打ち砕かれた。爆熱ストームのパワーは全く衰えていない。自陣ゴール前から敵陣ゴール目掛けて撃って、それだけの距離を通過していても……微塵もその炎は消えようとはしない。風丸もまた他のメンバー同様に弾き飛ばされてしまった。
「良いぞ…!ここで必ず止めてやる!!ハイビーストファング!!」
源田は己の背後に還元させた野獣の力を借りてその両腕に牙の力を宿して再度爆熱ストームに立ち向かう。この獄炎を前に高みに立つ獣の牙は焼かれ、崩れていく。
『いっけえええええっ!!』
「絶対に……ゴールは許さんんんっ!!!帝国は……勝たねばならないんだ!!!」
木戸川清修の魂の叫びと王者のプライドが激突する。しかしやはり爆熱ストームの熱に獣の牙は耐えられなかった。
「ぐああああああああああああっ!!」
源田の腕は弾かれ、爆熱ストームはそのままゴールネットに突き刺さり、ネット…そしてボールそのものを黒焦げ…いや、消し炭にしてしまった。
3-3
『ゴ、ゴォール!!木戸川清修、チーム全員の見事な協力と信頼に豪炎寺が応え、超ロングシュートの爆熱ストームで追い付いたぁーーーーー!!!!』
ピッ、ピッ、ピィィーーー!!!
『ここで試合終了!!木戸川清修対帝国学園の試合は引き分けに終わりましたぁーーーー!!』
木戸川清修に帝国学園……双方の誰もが仰向けに倒れ、立ち上がれないまでに消耗していた。本当に全力の全力を出し切ったのだ。
「引き分け…か」
「ちっくしょー…今日こそ勝つって決めてたのによ…」
負けてはいないが勝ってもいない。どちらのチームも落胆を隠せなかった。中でも最後にゴールを奪われた源田は疲労が溜まっていようとも拳をピッチに叩き付けている。だがそれでもお互いの健闘を称える為に暫くして皆立ち上がり、それぞれが握手を交わす。
「やはり、帝国は強かった……。流石だな風丸」
「俺だけで強くした訳じゃないさ。それに……木戸川清修も強かった。まさかトライペガサスを出して来るなんてな」
風丸と豪炎寺は握手を交わして讃え合う。そうしていると実況からある報せが入った。
『只今の試合において、帝国、木戸川清修、共に1点ずつ勝ち点が与えられました!それによって帝国学園は勝ち点16!木戸川清修は勝ち点14!現在関東Aグループにおいてトップ2の戦績となります!そして帝国学園は現時点を以って全国大会出場が決定致しました!!!』
この実況によって会場中の帝国サポーター達は大いに盛り上がる。やはり40年無敗だった強豪校は伊達ではないのだ。
『一方、木戸川清修ですが、現グループ3位の星章学園が勝ち点13で一試合を残しています!木戸川清修のグループ突破は後日予定されている星章学園対緑ヶ丘中の結果次第となります!!』
これを聞いて木戸川清修のサポーター達は落胆する。あの星章学園が緑ヶ丘中に負ける訳がないのだ。もはや木戸川清修の全国出場は絶望的だろう。
当然、木戸川イレブンも同様に落ち込んでいた。
「……勝つべき試合に勝てなかった。それだけだ。だが今は胸を張ろう」
豪炎寺は自分の悔しい気持ちを抑えて仲間達を諭す。それを理解しているからこそ、彼らもその気持ちを抑えて今は帝国学園の全国出場を祝う。
そして風丸はこの試合を観戦していたであろう凪人を想い浮かべる。
(観ていたか斎村?お前のお陰で俺達はここまで強くなれた。実力だけじゃない。心もな。だからこそ、先に全国出場を決めたお前に追い付けた事が嬉しいよ。
だから俺はお前に勝ちたい…!お前と戦える時を心から楽しみにしているよ!!)
こうして、木戸川清修と帝国学園の因縁の勝負は幕を下ろすのだった。
木戸川清修vs帝国学園
3-3
引き分け
MVP・源田幸次郎(帝国学園)
この試合では爆熱ストームの他に武方三兄弟の精神的な成長とキング・オブ・ゴールキーパーたる源田の凄さを描きたかった。
特に三兄弟の本編での扱いが雑過ぎたから……。クロノ・ストーン編の次の章では源田はそこそこ活躍するだろうけど、三兄弟は既に豪炎寺がインフレし過ぎてて……。
関東Aグループ現戦績
1.帝国学園 五勝一分 勝ち点16(全国出場決定)
2.木戸川清修中 四勝二分 勝ち点14
3.星章学園 四勝一分 勝ち点13
木戸川清修と星章の得失点差は同点です。
さて、次回からは初の伊那国・雷門視点。……………書く気が失せて来た。