2話編成にするつもり無かったんだけどなー
まぁ、仕方ない
誤字脱字があったら教えてくれると嬉しいです(^^)
パッド事件(俺命名)からクリスに謝り倒して小一時間
パッドを獲ったのは当然わざとではなく、当たり前だがアレをわざとやれるほど【バインド】に慣れていない
その事をクリスも分かっているので今晩1杯奢るという事で話がついた
まぁ、話がついた後も「ずっと握っていた」とか「ジロジロ見過ぎ」とか散々文句を言われたが・・・
まぁ、一応は穏便に済んで良かった・・・
だが新たな問題として奢る為や冒険者登録する為に借りた金を返すの言う問題が起きてしまった
なので俺達2人は簡単なクエストに出る事にした
クリス「それにしてもキミは運がいいね。」
それはパッド事件の事か?
まぁ、確かに貴重な経験ではあったが・・・・
まだ、叩かれたほっぺがメチャメチャ痛いぞ
この程度で済んで良かったなとかそう言う事か?
俺の邪な目線に気づいたのかクリスが訝しむのような目線で俺を見ていた
クリス「本来ならこんな簡単なクエストなんか受けられないんだよ」
なんでも【駆け出し冒険者の街アクセル】は魔王城から最も離れた場所に位置し
そのおかげで周りのモンスターはザコばかりらしい
街の名前にもある通り駆け出し冒険者ですら簡単に倒せるくらいのモンスターばかりだ
だからこそすぐに周りのモンスターは殲滅され本来ならこの街の周辺はモンスターはいないのが普通だ
モンスターがいないから当然討伐クエストはなく
モンスターがいないから簡単な採取クエストもない
本来なら駆け出し冒険者は土木建築や売店な売り子などのバイトで生計を建てるものらしい
だが今は事情が違う
なんでもつい最近【機動要塞デストロイヤー】という高額な懸賞金をかけられた奴をこの街の冒険者達で討伐したらしい
それにより冒険者達は懸賞金により懐が温まりそれに伴って働かなくなったとか
そしてモンスターは討伐されなくなった
もちろん【機動要塞デストロイヤー】討伐戦後に冒険者になった人や討伐戦に参加しなかった人がクエストを受けてモンスターの殲滅をしてはいる
だが春はモンスターが冬眠から目覚める季節
急激にモンスターが増えた為頑張ってクエストを受けてもクエストが余る状態らしい
まぁ。そのおかげでクエスト依頼者が冒険者によりクエストを受けてもらいやすくする為に、クエスト報酬の単価を上げたりクエスト報酬にアイテムなどをつけたりなどいい事も少しはあるらしい
クリス「さぁ、ハチマン。剣を構えて!」
クリスが声を荒げる
俺達の目の前には黒いモコモコの毛に覆われた巨大な羊が1匹
【デスペラードシープ】
これが今回俺達が相手をするモンスターだ
人よりも一回り大きい巨体
鋭く尖り前にせり出た角
そして特徴的な漆黒の毛
温厚なモンスターである彼らは普段人を襲うことはない
だが食事に関しては違う
1度に食べる量が馬鹿にならないのだ
草食モンスターの為人を食う事はない
だが1匹で畑の作物を全て食われてしまうと言われるほど食う量が多いのだ
その証拠に本来草原である筈のこの場所が所々赤々とした土が丸見えになり荒野のようになっている
草食モンスターである為人を襲うことはない
だが1度食事を邪魔しようものなら強靭な脚力により蹴り殺されるか、鋭い角で刺し殺されるかの2択らしい
そんなモンスターを10匹討伐するのが今回の仕事である
「カチャリ」と音を立てながら腰から剣を抜く
それは刃渡り30センチ程の中途半端な長さの剣
クエストに行く際に1通り装備を揃えた方がいいと言うクリスの助言に従い揃えたものだ
勿論全てクリスに借金して買ったものである
あれ、借金返して今晩奢るためのクエストなのになぜか借金が増えてる・・・
因みに全てクリスチョイスの装備だ
正直素人には何着たらいいかわからん
元々着ていた制服のブレザーとズボンは脱いだ
一応唯一日本から持ってきた物なのでとっておきたい
Yシャツだけ残しブレザーの代わりに「心臓は守ったほうがいいよー」との助言からグレーの革の胸当て
ガチガチのフルアーマーとかも着てみたい気がするがクリスへの借金の為一番安い物にした
ズボンは急なスコールや水没等をしても服が重くならないようにという事で撥水性の高い黒いズボン
そして、火や雷など属性攻撃をしてくるモンスターは直撃しなくても余波でかなりダメージがある為守るものがあった方がいいらしいので、耐火性の高いMAXコーヒーによく似たカラーのロングコートを着込んだ
序盤の街でそこまで想定するのかとも思ったがクリス曰く序盤の街でもゴブリンなどの人型モンスターは弓を使ったり
お化けきのこなどの植物系モンスターは胞子を飛ばしたりするらしく
一枚でも着込んでる分だけ気休めでも守れたり
口を抑える布に使ったりできる為割と便利らしい
実際クリスは自分の羽織っているマントに命を救われた事があるらしい
まぁ、そのマントは俺のコートと違い魔法耐性があったり属性耐性があったりとレア装備らしくその力もあるのだろうが・・・
とりあえずは俺の今の装備はYシャツに胸当てズボンロングコート
【バインド】用の縄にそれを入れるウエストポーチ
武器は中途半端な長さの一番安い剣1本
これが俺の今の格好である
うん。結構ファンタジーらしい
因みに総額は10万エリスを超えている
借金どうしようかな・・・・・
ーーーーーーーーーーーーーーー
ザシュリ、ザシュリと生々しい音が響き真っ赤な血が吹き出す
剣からは肉をえぐる感触を感じ剣を伝って血が柄の部分まで滴ってくる
剣の柄には波状の段が付けられておりそれが滑り止めの役割をしている
これのおかげで手を滑らせずにすんでいる
俺は滑らせないように注意しながら剣を【デスペラードシープ】の顔面に向かって突き刺した
これで3匹目
仲間が倒された事により離れた場所にいた【デスペラードシープ】がこちらに向けて鋭い角を向け突進を仕掛けてくる
八幡「【バインド】!!」
俺は腰のウエストポーチから縄を取り出しモンスターに向けて縄を放つ
ギュキュギュ
縄は音を立てながら【デスペラードシープ】の目を縛りあげる
これにより【デスペラードシープ】は視力を失い動きが止まる
ザシュッ!!
俺は動きの止まった【デスペラードシープ】の喉元を掻き切った
これで4匹目
ザシュリ!
クリス「ふぅ、これで6匹。そっちも合わせれば討伐終了だね」
やはりクリスは戦い慣れてるのか俺より早くモンスターを討伐していた
俺の初戦闘は割と呆気無く終わった
まぁ、ほぼクリスのサポートのおかげだが・・・
他者を殺すという行為にはまだ抵抗がある
相手が気持ち悪いモンスターや植物系モンスターならもう少し気は楽なのかもしれないが、動物型のモンスターだとやはりやりづらい
返り血で体は血まみれ
鉄臭さが見を包みさっきまでの出来事が現実なんだと思い知らせる
少しだけ目がチカチカし気分が悪い
だがこれも慣れていくしかない
でなければこの世界で冒険者になる事はできない
八幡「・・・・・・」
だが、まだ少し踏ん切りがついてない。
クリス「・・・・ねぇ」
八幡「うぉっ!」
突然クリスの顔が目の前に現れる
いちいち近いんだよ。
勘違いしちゃうでしょ
俺は目をそらし距離をとる
だがクリスはそれを許さないとでも言うように再び俺の目の前に体を滑りこませる
そして俺を見つめる
ニコニコとしたその顔はさっきまでの血生臭さを忘れさせるかのように微笑んでいる
クリスのキラキラとした瞳は吸い込まれるように目をはなさせようとしない
そしてクリスはゆっくりと俺の両手を掴み自分の手と絡ませていく
おい。何だこの展開!
ラブコメの神様何をした!
クリスのぷっくりとした唇がゆっくりと近づく
マジでどうした!ホントどうした!
そしてクリスはゆっくりと・・・・
クリス「ねえ、冒険者らしいことしようか!」
八幡「・・・・へ?」
ーーーーーーーーーーーー
クリス「次はこっちのお店に入ってみようよ!」
俺達は今街の露店街に来ていた
【機動要塞デストロイヤー】討伐後、冒険者の羽振りがよくなった事により別の街から商人がやってきた
そして露店を広げ始めた
気づいたら寄り集まってこの露店街が出来上がっていたらしい
そして俺達は俺の替えの服を調達する為にここに来ていた
因みにクエストは既に終わりクエスト報酬と【デスペラードシープ】の素材の買い取りをしてもらった為懐は暖かい
八幡「なぁ、これが冒険者っぽい事なのか?ただのウィンドウショッピングじゃないのか?」
クリスはその言葉に人差し指を立て「チッチッチ」と喉を鳴らした
クリス「冒険者は自由な職業なんだよ。宿代と酒代だけ残してあとは好きに使う。その日暮らしで自由にするのが冒険者なんだよ!」
クリスの目はキラキラと輝いている
もう既に女神という貫禄はない
だが、少年のようにはしゃぐ姿は女神の時にはないあどけなさを感じる
どうやら本当に楽しんでるようだ
八幡「俺は借金があるんだが・・・」
クリス「そんなのいつでもいいからさ!」
クリスは俺の腕を掴むとズカズカと店の中に入っていった
とりあえず俺は着替えの服とズボン下着類を何着かと寝間着を一着買った
今着てるYシャツは血で濡れていて気持ち悪い為店の中で着替えさせてもらった
結局買った服もYシャツにした
正確に言えばこの世界はスーツが無い為Yシャツは存在しず、Yシャツに似たボタン付きシャツになる訳だが
他の服では無くYシャツにしていたのは自分でも驚いた
むこうであった服に似た服を選ぶのはまだ日本に未練があるのかもしれない
クリス「・・・・・・」
まあ、禄に小町に挨拶もしずに死んでしまったしな・・・
小町は元気にしてるのだろうか?
奉仕部の奴らとか戸塚とか平塚先生とか戸塚とか一色とか戸塚とか材・・戸塚とか
あいつらも俺が死んでどうしてるのだろうか・・・・
八幡「・・・・・・・」
グイッ
俺が感傷に浸っていると腕が引っ張らられる
クリス「さぁ、さぁ、次行こっ。アタシも服見たいしさ!」
だから近いって!
由比ヶ浜といいクリスといい本当最近の子のパーソナルスペースどうなってるの!!
あっ!クリスさんは女神だから年齢が・・・
クリス「・・・・キミ今変な事考えたでしょ」
流石年の功鋭痛い痛いイタイぃいいい
八幡「イタァぁぁあああ!!!!」
クリスは両手で俺の手を握り締めるとギリギリと締めつけてくる
クリス「んー?ハチマンどーしたのー?はやく次行こーよー♥」
なんだろう、、♥がついてる感じがするのにこの背中を刺すような肌寒さは・・・
てか、そろそろ離してもらえます?
手に血が巡ってない!黒ずんで来てるから!!
うん。クリスさんは絶対に怒らせていけないな・・・
だから・・その・・・離して?
その後あっちへフラフラこっちへフラフラと
俺達は色々な露店を見て廻った
クリス「へぇ、この板に針を刺して絵を切り離せばいいの?」
その露店では型抜きのようなてか、もろ型抜きをやっている露店に入った
うーん、クリス曰く他にも日本から来た人が居るらしいし日本から来た人に教えてもらって作ったのだろうか?
「おう!1番難しい【エンシェントドラゴン】を型抜けると豪華景品プレゼントだ!!」
日本ではポイントを貰えたがこの世界では景品制らしい
クリス「ねえ、ハチマン。勝負しようよ!」
勝負?
クリス「【エンシェントドラゴン】を2人共チャレンジしてより上手く抜けた方が勝ち。負けた人は・・・うーん・・そうだ、出店で何か1つ奢るのはどう?」
八幡「借金チャラにしてくれると嬉しいんだが・・・」
クリス「それだとアタシが勝ったらハチマンの借金分のお金を追加で払ってもらう事になるけど?」
うっ・・・確かに賭けの釣り合いを取るならそうなるか・・・
八幡「出店の方でお願いします!!」
プチプチプチパキッ!
クリス「あっ!右翼が折れちゃった!コレ難しいね?」
数分してクリスの悲痛の叫びが聞こえる
おおクリス。死んでしまうとは情けない!
こういうのは無駄な力を入れるのは良くない
ゆっくりゆっくりナメクジになったつもりでやって行くのが良い
そういえばガキの頃に家族と祭りに行って型抜きをやってたら時間が掛かりすぎて置いて行かれた覚えが・・・
クリス「ねぇ?ハチマン?なんでそんな目を腐らせながらやってるの?」
・・・・・・うるせ!
結局俺が【エンシェントドラゴン】を完成させて俺の勝利となった
クリス「すごいね!本当に完成させるなんて!」
八幡「はっ、俺はボッチだからな他の奴が皆で仲良く遊んでるのに対して一人で黙々と遊び尽くしてたからな、言ってしまえば一人遊びのプロと言ってもいい。」
クリス「なんかすごい悲しい自慢をされた!」
クリスは苦笑いをしながら頬の傷をポリポリとかく
「お兄さんおめでとう。コレ賞品ね!」
俺に渡されたのは小さな布袋
「ある高レベルダンジョンで発掘された指輪だよ。まだ鑑定してないからどんな物か分からないが、見た感じ何か有りそうな感じだしおそらく良いものだろう!」
おい!どんな物か分から無いのに賞品にしたのか!
まぁ、日本の出店も良い景品は取れなかったりパチモンが置いてあったりするからなー・・・
とりあえず袋の紐を解き逆さにして手の上に落とす
「コロン」と音を立てて出てきたのは小さな指輪・・・
所々に人の骸が悲痛な顔をしている彫刻がびっしりと指輪に彫られているシルバーリング
いや、何か有るって悪い意味なんじゃ・・・
「良かったら彼女さんにでも渡してやんな!」
そう言って露店のおっちゃんはクリスを指差す
クリス「彼女・・・彼女かぁ・・・」
おい!なんだ、その思案顔は!!
勘違いしちゃうから!!
おっちゃんに煽られたせいで少しだけ気恥ずかしくなったが一応聞いておこう
八幡「クリス・・コレいるか?」
クリス「いやぁーせっかくだけどコレは・・・」
まぁ、そうだよな
あまり趣味がいいとは言わないだろう
中二病には人気そうだが・・・
正直俺もコレを身に着ける気はない
禍々しいし、少し怖い顔付きをしてるし・・・
クリス「まぁ、ソレはともかく賭けはキミが勝ちだから好きな物を奢ってあげる!」
勝負の戦利品は近くの出店でスイーツを奢ってもらう事にした
クリス「うーん、美味しい!!クリームが凄くなめらか!!」
クリスはハムハムとリスのように口に生クリームを詰め込んでいる
俺が食べているのを見たら食べたくなったらしい
クリス「コレって、確か【くれーぷ】って言うんだっけ?」
八幡「日本ではそうだな」
店先の看板では全然違う名前が書いてあるが・・・
八幡「この世界にはクレープは無いのか?」
クリス「うーん、アタシが知ってる限りは無いかなー?多分コレは日本から異世界転生した人から聞いて作ったんじゃないかな?」
なるほどそういえば俺以外にも異世界から来た人はいるんだったな。
クリス「1回【くれーぷ】食べてみたかったんだー」
どうやらクリスはクレープについて知っているらしい
八幡「俺の居た世界についてある程度知ってるのか?」
クリス「うーん?あんまりかなー?本来日本担当だったアクア先輩がこっちの世界に連れてかれて別の人が代わりに日本担当代理になったんだけど、その子はまだ女神になってない天使だったから天界規定的に少し問題があったんだよ」
クリス「それで代わりにアタシが代理になってたんだけど代理になってからハチマンとこっちに来るまではちょくちょく日本を見てたから少し知ってる程度かな?」
よく分からんが、天界にも色々とあるようだ・・・・
八幡「今はこっちに来て大丈夫なのか?クリスは元々この世界の担当だったんだろ?担当を掛け持ちするって事は女神はあんまり居ないって事じゃないのか?」
クリス「そこは大丈夫!さっき言ってた天使の子が今は女神に昇格してるから、だからアタシにこの世界に行けって司令が来たわけだし」
クリス「それより!日本について色々と教えてよ!」
クリスはまるで犬のように身を乗り出し嬉々として目を輝かせ俺を覗き込む
八幡「そうだな・・・・」
そこから俺達は日本の話クリスの天界の話をしながら露店を色々と見て廻った
ーーーーーーーーーー
一通り遊び尽くし既に手元のお金もかなり心もとなくなってしまった
とりあえず俺達は風呂屋で今日の疲れを癒やしていた
てか、風呂とかあるんですね?
イメージだがファンタジー世界を俺は勝手に中世ヨーロッパ当たりのイメージをしていたので、湯船に浸かる文化に驚いている
他にもお米があったり、お茶があったり
クリス曰くすき焼きや鍋なんかもあるらしい
うーん。所々日本が混ざっていてちょっと面白い
八幡「・・・ふぅ。」
風呂から出た俺は風呂屋の目の前のマーライオンの噴水前で牛乳片手に寛いでいた
てか風呂屋なのにマーライオンがあったり入り口に女神像があったり
風呂屋イコール銭湯のイメージだが外観は完全に西洋である
クリス「ごめんね、またせちゃって・・・」
ゆっくりしているとクリスが建物から出てきた
そして近くの露店で牛乳を1本買い俺の隣に腰を下ろした
しばらく沈黙が続く
てか近くないですかね?
風呂屋が同じだから同じシャンプーを使ってる筈なのに隣からは異様に甘い香りがする
クリス「・・・ねぇ?」
八幡「?」
甘い香りに少し気を取られているとクリスがゆっくりと口を開いた
クリス「・・・・今日1日どうだった?」
今日1日
俺の人生の中でここまで濃い1日は無かっただろう
朝は普通に登校していたら車に引かれ
気がついたら女神に異世界へと送られ
初めてのモンスターとの戦闘・・・
八幡「そういえば・・・戦闘中サポートしてもらって助かった」
モンスターと戦っている間クリスは俺の方を気にかけながら動いていた
クリス「あははー、まぁアレぐらいのモンスターなら弱いからねレベルの下がったアタシでもサポートくらいできるよ」
八幡「レベルの下がった?」
俺のその言葉にクリスは「ハッ!」っとした顔をする
そしていつもの通り「たはは」と笑って顔の傷をかく
クリス「実は今のアタシはレベルをリセットしてレベル1なんだよ。」
クリス「ほら、神様にはアタシがちょくちょくこっちに来てるって事は内緒だって言ったでしょ?だからキミがレベル低いのにアタシだけレベル高かったらおかしいでしょ?だからあえてレベルをリセットしたんだよ」
クリス「ホントはキミを不安にさせたくなかったから内緒だったけどついつい言っちゃった・・・」
「てへっ」と下を出し片目を瞑った
一色と違ってその行動にあざとさは無かった
クリス「でも安心して!スキルはリセットしてないから、キミに色々と教える事ができるよ!」
そういえばスキルポイントは人によって最初にもらえる量が違うとか言ってたな・・・
その辺は多少差があっても大丈夫って事か・・・
クリス「・・ねぇ。やっぱりこっちに来たこと後悔してる?」
クリスは少し顔を俯きそんな事を言ってくる
クリス「アタシが無理矢理連れて来ちゃったから気になってたんだけど・・・」
あぁ、少し様子がおかしかったのはそう言う事か・・・
クリス「最初は楽しんでるようだったから良かったけど、やっぱり討伐クエストの後から元気ないみたいだったし・・・」
確かに初めて【殺し】という普段やらない事をやって正直少し応えていたのは事実だった
クリス「やっぱり前の世界が心残りでしたか?家族や恋人、友達などを残してしまった事に後悔していませんか?」
気がついたらクリスは初めて会った頃の口調に戻り目元には涙を貯めていた
クリス「・・・・私が、私が無理矢理連れて来てしまって迷惑でしたか?」
確かに最初は無理矢理連れてこられてかなり驚いた・・・
だが迷惑はしていない
クリスはちゃんと俺のサポートをしてくれたし、おそらくさっきまでやっていた買い物も討伐で意気消沈した俺を元気づける為に連れてってくれたんだろう。
迷惑なんてするはずがない。
だが、1つ言いたい事があった
八幡「俺は恋人はおろか友達なんて居ない!」
クリス「そこは胸を張って言う事ではありません!」
そう俺には友達なんていなかった・・・
八幡「友達なんていなかったから、きっと俺の希望通り天国に行っても1人で何だかんだ楽しんでたと思う」
クリス「ーーッ!」
・・・だが恐らく
八幡「だけどそれはそれできっとつまらなかったと思う」
昔の俺ならそんな事は思わなかっただろう
ボッチ最高とのたまい1人遊びを極めていただろう
だが、1度死んで走馬灯で俺の人生を振り返った時奉仕部での事が1番思い出せていた
1番楽しかった思い出が俺の嫌っていた仲間との思い出であった
勿論ボッチを否定する気はない
今でもボッチでいることに誇りを持っているし
無理して仲間や友達を作る気は更々ない。
以前平塚先生が言っていた
「上手くやれと言っているんだ。敵対でも無視でもなく、さらっと無難にやり過ごす術を身につけたまえ」
ボッチでいることは良い
1人は最高だ
だけと奉仕部やクリスと一緒に行動する事を否定する気はない
正直、苦では無かった
だからこそ、俺はクリスにこの言葉を言うべきだろう
八幡「この世界に連れて来てくれてありがとう」
正直小町に会えない事、奉仕部の事が心残りと言えば心残りである
だけどこの世界でも向こうの世界と同じく気にかけてくれる奴がいる
だからもう少しこの世界でも頑張ろうと思う
クリス「はい!どういたしまして!」
目の前の少女は涙を流しながらも女神の名に恥じない柔らかな笑顔を俺に向けていた
女神枠アクアポジションのクリスでした。
正直後半すまんかった。
八幡ぽく無かった・・・
どうしても〆が思いつかなかったんや!
許して?
後はダクネスポジションとめぐみんポジションの確保をするつもりです。
さて、誰にしようか・・・
後、どうやら僕は背景描写を濃く書く癖があるみたいです。
読みづらかったら言って下さい。
以上!