僕のクラスメイトの一人がクソホモで困っています。   作:桃次郎

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何故シャルルくんは嫉妬に駆られる姿が似合うのだろう…

ラウラくん…簪くん…頭に色々な娘が浮かぶけど登場させるのは難しいかな

簪くんは家のしきたりで女装している的な設定が浮かぶけどラウラくんはなー

そもそも「ラウラ」って女性名詞だから名前変えなきゃいけないし…


僕のクラスメイトの1人が僕のパパを名乗って困っています。

ボクと一夏の出会いはよく晴れた日の朝だった。あの時ボクを初めて見た時の一夏の顔はよく覚えている、日本では鳩が豆鉄砲を食らったと呼ぶのだったかな。

それからボク達は挨拶を交わし、言葉を交わし、お互いの時間を共有し。そしていつしか友達と呼べるような関係になっていった。

ボクの大切な思い出、ボクの大切な人。ボクだけの一夏、ボクだけの…だったのに…

 

「花本夕陽と申します、ISを操縦出来るとわかって急遽二学期からこの学園に通うことになりました」

 

花本夕陽…あいつが現れてから一夏はボクだけのものじゃ無くなってしまった。一夏の興味と関心は全てボクからあいつへと移ってしまった…

 

「夕陽!飯行こうぜ。シャルルも来るよな?」

 

「いいよ!」

 

「う、うん…」

 

何をするにも、一夏はあいつを呼び、あいつを連れ、それを当たり前のようにへらへらと能天気に笑いながら享受するあいつ…

 

ふざけるな……… 一夏は渡さない…!一夏はボクだけのものなんだ!

 

ボクは決心した、あいつにだけは負けない、あいつにだけは一夏を渡さない。そうじゃないと…そうじゃないとボクは…ボクは…!

 

 

 

 

「で?何か言い訳とかある?あっても聞かないけどさ」

 

僕達が寮に帰ってくるとシャルルくんは僕の腕を掴んで人気のない場所へと引っ張って来た。今日で4回目となる呼び出しだ。可憐な美貌を嫉妬に歪ませ夕陽に迫るシャルル、整った容姿がそうさせるのか、まるでドラマのワンシーンのような光景だと夕陽は当事者ながら何処か他人事のような感想を抱いていた。

 

「さっきのアレは…」

 

「言い訳は聞かないって言ったろ?毎度一夏を誘惑して何のつもり?」

 

「誘惑って…」

 

誘惑、男の僕が同性である織斑くんを誘惑していると、シャルルくんは仰る。一体シャルルくんの思考回路はどんな作りをしているのか。僕は意を決してシャルルくんに質問を投げかけることにした。

 

「シャルルくんは…」

 

「ん?何?また言い訳するんだ?」

 

「織斑くんの事が………好きなの?」

 

夕陽のその言葉を耳にした途端、シャルルはその表情を変えた。何か恥ずかしい事を言い当てられたような、そんな顔に。

 

「………は………はー?そんな訳ないんですけどー?」

 

「…」

 

目は口ほどに物を言うとは良く言うけどあれは事実のようだった、今現にシャルルくんは目を泳がせこの場を取り繕う様に必死だ。

 

「い、意味わかんないんですけどー?一夏の事なんて全然好きなんかじゃないんですけどー???」

 

「…シャルルくん、僕は…」

 

「な、何ー?ま、また言い訳する気ー???」

 

眼を水族館のショーをするイルカの様にギュルンギュルンと泳がせるシャルルくん、口調もしどろもどろだ。たかが僕の一言でこんなにも動揺するなんてシャルルくんは大丈夫なんだろうか。

 

「い、い、意味わかんないなー?わけわかんねーなー?」

 

結局シャルルくんはそのまま覚束無い足取りで後ろで束長髪を揺らしながら僕の前から立ち去っていった。連れてこられて放置される僕って…

シャルルくんの背を目で追う僕、そのままシャルルくんの姿が見えなくなると今度はシャルルくんが去っていった方向とは真逆の方から一際小さな背の生徒が僕の元にやって来た。

 

「大丈夫か?夕陽」

 

「ラウラくん…」

 

ラウラ・ボーデヴィッヒくん、世界で3番目に発見されたISを操縦出来る男子で、僕のクラスメイトの1人だ。そして…

 

「…夕陽、そんな他人行儀な呼び方をするな、私たちは親子ではないか」

 

ちょっとおかしい人でもある。

 

「何時になったら私をパパと呼んでくれるんだ?夕陽…」

 

潤んだ瞳で僕を見上げるラウラくん、ごめんなさい、僕の両親は健在だしちゃんと父さんも居ます。

 

「良いか?夕陽、私の嫁は誰だ?」

 

「い、一夏くんです」

 

別に肯定したくは無いのだが夕陽は首を縦に振る以外無かった、目だ、ラウラの目が有無を言わさない。

 

「そう、私と嫁は夫婦、そして…!お前は私たちの息子!違うか!?」

 

「違います」

 

「何故だァ!!」

 

「ひいっ」

 

夕陽の両肩を握りしめて揺さぶるラウラ、シャルルよりも小さな体格の何処にそんな力があるのか、夕陽はブルンブルンと揺さぶられた。

 

「パパの言う事を聞け夕陽ィ!!」

 

「うわぁぁぁぁぁぁぁぁ」

 

この不毛なやり取りは夕陽がラウラを自身の父親だと認めるまで続いた。

 

 

 

 

 

 

 

「さぁ夕陽、パパの手を握るんだ、迷子になってしまうぞ」

 

「う、うん…」

 

大人しくラウラの手を握り、先程シャルルに連れてこられた道を再び戻る夕陽。途中何人かの生徒が夕陽達を見ると微笑ましい目で見られた。

 

「見て!ラウラくんが夕陽くんと手を繋いでる!」

 

「親子愛よ親子愛!」

 

「ラウ夕よ!ラウ夕!」

 

何やらおぞましい言葉が聞こえてきたが恐らく気の所為だろう、気の所為だと信じたい。

 

 

「おぉ夕陽どこいってたんだ?寮に入るなりシャルルがお前を引っ張って行ったけど…ていうかラウラと一緒だったのか、シャルルはどこ行ったんだよ?」

 

部屋に戻ると僕とパ………ラウラくんの二人を織斑くんが出迎えてくれた、困惑した表情から察するに未だ状況が分かっていないようだ、僕だって分からない。

 

「おお嫁、私たち親子を出迎えてくれるか」

 

「お、親子…?」

 

「ラウラくんお願いだから少し黙ってて話がややこしくなるから…」

 

「??????」

こうして親子(?)が誕生したのだった…




ラウラくん爆誕、前回投稿した話の感想からインスピレーションを受けて誕生したラウラくん!

あ、ラウラくん登場と共に主人公の設定を「5番目に見つかった男子」に変更しました。

これでこの作品に登場する男子は一夏くん、シャルルくん、ラウラくん、???くん、主人公くんの5人です。
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