Fate、艦これ、オリジナル……馬鹿なんじゃないかと思い始めるマスターBTです。
俺こと、『西村赤也』は神という奴が死ぬほど嫌いだ。
なぜなら、神様っていうのは、残酷だから。
女尊男卑の世の中で、俺の父親は家庭が嫌になり蒸発。残されたのは、俺と女尊男卑の思想に染まりきった姉妹と母。
当然の様に俺は、こき使われ、散々な目にあった。
でも、高校に進学することになり、無理やり遠い田舎の高校に進学し、漸く自由が手に入るとそう思っていた。
「この電車は俺たちが占拠する!」
乗客達は、俺も含め手を頭の後ろに回し、座席に無理やり詰めて座らせられている。俺は運良く?廊下側の端っこに座っている。
電車を占拠する複数の男性達。この世の中で、不満が我慢の限界を超えたのだろう。
でも、だからってなんでこの日のこの電車なんだ……巫山戯んな!こちとら、漸く希望を手に入れたんだ。
男達は銃を持っている。喧嘩すらしたことのない俺が、立ち向かった所で殺されるだろう。
だけど、そんな事を考えられるほど俺の頭は冷静じゃなかった。
「ふざけーー」
立ち上がって、文句を言おうとした所で、電車が大きく揺れ、そして凄まじい衝撃がやってきた。
立ち上がってしまった俺は、宙に浮き窓を破り外に放り出される。
そして、右腕に激痛が走る。
「あっ…ぐぅぅぅぅぅああああああああああ!!!!!」
衝撃はどうやら、電車が脱線した事によるものだったららしく、その勢いで吹き飛んだ俺は、バラバラになった車両の一つに、右腕を巻き込まれグチャグチャになってしまった。
痛みに意識を失いそうになるが、存外俺の身体は丈夫だったらしく、意識を失わずに事故の風景を眺める事になった。
後で知ったが、男性のテロ組織に痺れを切らした女尊男卑に染まった女性が、無理やり電車を運転した事による脱線事故だったという。
「ふんふんふん♪♪おや、息のある虫がいるらしいね。たまーに、事故や事件の場所には君みたいなのがいるから、面白いよね〜」
間延びした気楽な鼻歌を歌う兎がそこにいた。
どうやら、痛みと血の流しすぎで俺の頭も遂にイかれたらしい。
「うわぁ、グチャグチャだねぇ〜」
「…カヒュー……ハヒュー……」
呑気なやつだなと、言おうと思ったがもはやその力すら、俺にはないらしい。
空気が喉を情けなく震わすだけだった。
「もう喋る元気もない?ねぇねぇ、君、生きたい?
ねぇねぇ、ほらほら。ハーリーハーリー、返事をプリーズ!」
何言ってんだこいつ……生きたいかどうかだって?
そんなもん、生きたいに決まってるだろう。俺は死ぬ事を選ぶ死にたがりでもなんでもねぇ。
「……いき……カヒュー……たい!!」
最後の力を振り絞り、目の前の兎に答える。
俺の返事に、満足げに狂気に満ちた笑みを見せる。
「ふふー♪じゃあ、えいっ!」
気楽な声で、俺を俺の右腕を轢き潰した車両から、引っ張り出す。
その際にブチブチと嫌な音が聞こえたが、もう慣れた。
「さぁて。どんな結果になるかなーっと」
兎は手に持っていた実にメカメカしい腕を俺の右腕があった場所にぶっ刺す。
「あがぁぁぁぁああああ!!」
「五月蝿い」
冷たい一言と共に、今度こそ俺の意識は落ちた。
目が醒めると俺は、こちらを怯えた様な目で見てくる複数の女性と、睨むだけで人を殺せるんじゃないかと思うブリュンヒルデーー織斑千冬に囲まれていた。
「は?」
そして、あの時確実に失われたはずの、右腕がそこにはあった。
あの兎が持っていたメカメカしい腕が。
「変な動きは見せるなよ。貴様のその腕にIS反応が確認された。
起動させてみろ。この場で撃ち殺すぞ」
周りの女性達の手には銃。その全てが、俺に向いている。
「ハ、ハハハッ……」
嗤ってしまう。
やはり、神というのは残酷で、気紛れだ。
どんな因果があって俺がこんな目に遭っているのかまるで分からないが、一度消えた命だ。
やりたい様に使って、死んでやる。
「お、あのモルモット生き残ったか。さてさて、どんなデータが取れるかなっと。
役に立つデータが手に入るまでは、死なないでよモルモット」
IS学園の一室をモニターに映し、兎は笑う。
リアルタイムで、赤也の右腕から送られてくるデータを眺めつつ、兎は残酷に冷徹な笑みを浮かべた。
ゆっくり書いていく予定