ガチャから出てきたタマゴがスマホの画面を貫通して現実世界にやってきた 作:マスクまる
3話です。
上げられるうちに上げないとという状況になっています。
それでも見てくれる皆様ありがとうございます。
今回はちょっと物語が進みます。そんな3話でございます。
そんなわけで博士の研究所に着いたわけだが…
仁人「あの,博士?」
博士「なんだ?火宮君」
なんだ,と言われてもなぁ
目の前にあるのは研究所のイメージからは遠い小さな赤いきれいな屋根の家が建っているだけである。
仁人「あの,ここが,博士の…」
博士「ああそうだ。私の研究所だ!」
で,ですよねぇぇぇぇ
でも,そんなに誇らしげに言われてもなぁ
博士「さぁ,遠慮せず入ってくれ。」
仁人「は,はい,おじゃましまs…」
ここが研究所?いやいや,そ,そんなはずは…
中に入るとそこには,パステルピンクのかわいらしい壁紙に,乙女チックな
家具が置かれていた。
博士「ん?どうしたんだ?研究所はこっちだぞ?」
仁人「え?」
博士「早くついてきたまえ」ニヤニヤ
ニヤついている博士が気になるが,それはさておき
博士の後についていく。
博士「ここが,わが研究所だ!」
そこには,いかにもな研究所の風景があった。
大きな機材や,何に使うのかわからない実験道具やらが棚にきれいに整理されているかと思えば
たくさんの書類(多分論文か何か)が山積していたり,パソコンが使いっぱなしになっていたり
ある意味博士らしいといえる研究所だった。
博士「さぁ,早速その謎のタマゴを見せてみろ!」
仁人「あ,はいこれです」
博士「ではここに載せてもらおうか」
台車に載せてあったタマゴを機械の上に乗せる。
博士曰く「この機械は生体反応を特殊な音波で調べられる機械」だそうだ。
仁人「ほんとに大丈夫なんですか?」
博士「ん?なんだ?私を疑っているのか?」
博士からの冷たい視線をまともに受けて一瞬硬直する。
博士「ふふっ,冗談だよ。そんなに怖がらないでくれ」
仁人「は,ははっ」
博士「っと,結果が出たぞ」
機械から何かが印刷された紙が何枚か出てきた。
俺には何が書いてあるのかさっぱりだった。
仁人「どうですか?」
博士「うむ,これを見る限りでは,人間が卵生になったような影がある。見てみろ」
言われるままに紙を受け取り,紙の真ん中に写る影を見る。
そこには所謂「胎児」と呼ばれる人間の生まれる前の姿の影が映っていた。
博士「見えるか?」
仁人「はい,確かに」
博士「構成成分表を見てもかなり生物に近いな。」
博士の持っている紙を覗き込む。
そこにはいろいろな記号の上に入れ線グラフが書かれていた。
博士「違うのはところどころに正体不明の成分が入っていることぐらいだな」
仁人「と,いいますと?」
博士「ここなんだがな,そうだな,これと比べてみよう」
仁人「あ,ほんとだ。全然違うじゃないっすか」
グラフのほとんどが同じだが飛び抜けて高い数値を示している部分があった。
そのまま視線を下にずらすと…
仁人「これって…」
博士「なんだ?これを知っているのか?」
仁人「知ってるも何もこれ,俺がやってるゲームのキャラの主成分っすよ!」
博士「なんだと!?」
仁人「これ,『ミクロバイト』っていうんですけど…
このゲームのキャラクターはほとんどそれが主成分なんです」
博士「ほう,ということは火宮君の話は本当だったってわけだな。」
仁人「わぁ,ゲームのキャラが現実にやってくるとはなぁ」
博士「うむ,さらに興味深いな…」
仁人「じゃあ今日はこの辺で,もうお昼だし俺帰ります。」
時刻は12時を過ぎ,もうすぐ午後1時を指そうとしていた。
博士「そうか,では送っていかなければな。ちょっとまっててくれ。見学は許可しよう。」
そういうと博士はすたすたとどこかに行ってしまった。
研究所を見学していると気になるものがあった。
『電脳世界への入門』
(なんだ?論文かな?おもしろそうだなぁ)
論文と思わしき紙の束を手に取りペラペラとめくっていく。
中には,電脳世界と現実世界をつなぐ,つまり2次元を3次元に,3次元を2次元にという
研究の実験や,考察が書かれていた。
(これは博士の研究なのかな?)
博士「なんだここにいたのか。ほれ,準備できたぞ?さっさと…」
仁人「あ,はい今行きま…す?どうしたんですか?」
博士「火宮君,今何を見ていた?」
仁人「え?」
博士の顔は真昼の太陽の逆光で黒く染まっていた。
いかがだったでしょうか。
次回は博士の過去について書こうかな
なんて思っていたりいなかったり
論文とゲームの関係についてはまた後程。
そんな感じの4話になりそうです。
次回も見てくれるとうれしい限りです。
ではまたノシ