ガチャから出てきたタマゴがスマホの画面を貫通して現実世界にやってきた   作:マスクまる

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とても時間が空いてしまい申し訳ありません。
受験という強敵が迫っているもので。
というわけで8話です。
今回から変更点が1つ。
セリフの隣に人物の名前を書かないようにしました。


ライトオブエッグ

その後、一週間ほどたった頃。

「一か月って意外と短いな。あと20日か。」

卵が孵化するまであと20日。

それまでに博士が言っていた組織がどう動くかは分からない。

まあ、それに関しては博士たちがどうにかすると言っていたし

俺が首を突っ込む必要は無いだろう。

 

そんなことを思っているとスマホの呼び出し音が鳴った。

 

「っと、こっちじゃなかった。」

そう、使っているうちに、この装置とスマホが似すぎて

間違って手に取ってしまうのだ。

 

「もしもし、私だけど。今いいかな?」

「雪葉さん。はい、大丈夫です。」

 

「卵をもっと早く孵化させることができそうなの。研究所に来てくれる?」

「わかりました。すぐに。」

電話を切ると、転移装置で研究所に飛ぶ。

 

「ちょっと貸してね。」

研究所に着くなり雪葉さんは俺のスマホを手から取る。

「ちょっ、それ俺のスマホ!」

「ん?ああ、ごめんごめん。似てたからつい。」

やはり似ていると思っていたのは俺だけではなかった。

「博士これどうにかなりませんか?」

博士にそう言いながら雪葉さんに装置を渡す。

「ちょい貸してみ。」

博士はそれを横取りし研究室に入っていった。

「ところで、この前の組織って。」

「今のところは動きは無いわ。」

「そうですか。」

「でも…」

雪葉さん曰く、その組織は二次元と三次元の壁を破ることで

この世界を更なる段階に進めるという目的のもとうごいているらしい。

「でも、今は卵の孵化が終わらないと何もできないわ。」

 

その数分後

 

「ほい、できたぞ。名付けて『エッグハッチ2』だ!」

 

「エッグハッチてそのままっすね。」

「うるさい、これでいいだろ。」

 

博士に手渡されたそれは今までとは違い、少し小さくなり

さらに角が取れ、まるいデザインになっていた。

「画面が少し小さくなったが充分だろ。」

「ありがとうございます。それで、早く孵化できるっていうのは…」

「これよ!」

雪葉さんはパソコンを立ち上げ、フォルダーを開いた。

そこには『time saving』の文字があった。

「たいむせーびんぐ…時間の節約?」

「時間短縮よ。孵化までの時間のね。」

「なるほど。」

「じゃ、ちょっと貸してね。」

エッグハッチを雪葉さんに渡すと、ファイルを開きプログラムを始めた。

「こうすれば、よし。」

「おお。」

見る見るうちに孵化までの時間が減っていく。

そしてその時間が0になったとき。

 

画面が白く光る。

「ッ!?」

「これは…!」

 

光の中からかすかに人影が見えた。

だんだんと光が消えていく。

 

光が完全に消えるとそこには少女が立っていた。

 

「まったく。改良したとたんに孵化するとはな。まあいいか。」

 




今回で一応孵化編は終わりです。はい。
今後4月初旬くらいまで投稿間隔が広くなると思います。
ではまた次回ノシ
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