死を乗り越えた元霊界探偵が幻想入り   作:タミ

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2度の死を超えて、魔界、霊界、人間界で活躍した元霊界探偵、浦飯幽助。もしも幽助が魔界統一トーナメントののち、幻想郷に迷い込んだら?そんなクロスオーバー2次創作作品です。この作品には、以下の成分が含まれています。

残酷な表現
オリジナル敵
誤字、脱字
都合によって変わる設定

お前の小説は読まれるに値しない、という方はブラウザバックをお願いします。あんたの全てを壊して、オレは読む、という方は巻き方を忘れないように右手の包帯を取ってからお進みください。


第1話 激闘のその先!魔界統一トーナメント終了、そして…

「浦飯!浦飯!浦飯!浦飯!」

 

「黄泉!黄泉!黄泉!黄泉!」

 

スタジアムに選手の名前が響く。

 

個性的な格好をした者たちは浦飯、と叫び、また、同じ灰色の格好をした集団は黄泉、と叫んでいる。

 

 

 

「おおおおおお!!」

 

「はあああああ!!」

 

場所は変わって、荒野。ここで目を閉じた耳が3つある男と整髪料で固めたリーゼント風のオールバックが特徴的な少年が激しい殴り合いを繰り広げている。

 

2人は、互いの信念をかけた拳で相手の頰を殴る。

 

「ぐっ……」

 

「があっ……」

 

2人はそのまま力を使い果たし、倒れこむ。

 

「パパーーー!!!」

 

しかし、耳が3つある男だけは、黄泉、と叫んでいた子供の声に後押しされるようにその場に踏みとどまった。

 

一方、オールバックの少年は地面に倒れ伏して、意識を手放してしまった。

 

「ワン……!ツー……!スリー……!フォー……!」

 

朦朧とする意識のなかで、少年はカウントの声を耳にする。

 

「うっ、くっ……」

 

少年はなんとか立ち上がろうともがく。

 

「ファイブ……!シックス……!セブン……!エイト……!ナイン……!」

 

「ぬうぁぁぁぁ!!!」

 

少年は残る全ての力で起き上がる。

 

「テン!」

 

……………

 

 

「あっ、紫さま!藍さま!目を覚ましましたよ!」

 

「あ……?何処だここ……?黄泉はどうなった……?大会は……?」

 

少年、浦飯幽助は見覚えのない畳の部屋で目を覚ました。

 

真っ先に幽助の目に入ってきたのは、こちらを見つめる猫耳が生えた幼女の姿だ。

 

「誰だお前……?」

 

「私橙!ただの橙!」

 

橙は短くそう返す。

 

すると、襖が開き、2人の女性が入ってくる。

 

「目を覚ましたみたいね浦飯幽助。疲れてるでしょ?まあ60時間も戦ってたんだからそりゃそうか。怪我は完治したけど疲労はとれてないだろうからまだじっとしてた方がいいわよ。」

 

「なんだてめー……?なんで俺の名前知ってやがる?」

 

幽助は訝しげに紫の服の女性を睨みつける。

 

「おい、紫さまに無礼な口を聞くな。」

 

すると、紫の女性の隣にいた狐の尻尾を9本持った女性が幽助を咎める。

 

「あ?知るかよそんなの。てめえの勝手だろケモミミ女。……いや、妖気が出てるからおめーら妖怪だな?」

 

幽助は上半身を起こして2人を再度睨みつける。

 

「そうよ。流石闘神雷禅の息子ね。聞かれる前に教えるけど貴方は負けたわ。黄泉にね。それと、トーナメントも終了してる。煙鬼っていう妖怪が優勝したみたいね。ちなみに、黄泉は4回戦で、躯は準決勝で煙鬼に負けてるわ。」

 

「(オヤジの喧嘩仲間の……)そうか。俺は負けちまったのか。それで、俺もそれとは別に聞きてーことがたくさんあるんだけどよ。おい紫女。ここは何処だ。」

 

幽助はジト目で紫の女性を見つめる。

 

「順番に答えていきましょうか。ここは幻想郷。貴方がさっきまでいた魔界とは違う世界よ。」

 

「違うってどうゆうことだよ?じゃあここは人間界か霊界のどっちかなのか?」

 

「んー、まあ人間界には近いわね。」

 

紫の女性は顎に人差し指を当てながらそう答える。

 

それを聞いて、幽助はふうっ、と一息ついて、

 

「だったら都合がいいぜ。トーナメントも終わっちまったんなら、一旦人間界に戻んなきゃいけなかったからな。約束してんだ。じゃあな。俺は帰らせてもらうぜ。」

 

幽助は起き上がって側に置いてあった薄い水色の上着を羽織って靴を履いてその家を後にする。

 

「あっ、おい待て!お前にはやってもらわなきゃならないことが……!」

 

九尾の女性が幽助を引き止めようとするが、紫の女性がそれを制止する。

 

「いいのよ。彼、どのみちここからは私の力がないと帰れないんだし。」

 

 

 

 

 

 

 

 

「ふー、参ったな。完全にど田舎じゃねえか。地図かなんかがありゃあなぁ。ぼたんもコエンマもまだ魔界にいるんだろうし、連絡とれねえもんかなぁ。」

 

幽助はポケットに手を突っ込んで持ち合わせていたタバコに火をつける。

 

「おっ、家だな。ちょうどいいや。ごめんくださーい!皿屋敷中ってここらへんにありますかー?」

 

幽助は家の前でそう叫ぶ。

 

「あら、おかえり。早かったわね。」

 

すると、縁側から見覚えのある人物が声をかけてきた。

 

「なっ、おめー、いつのまに先回りしやがったんだ?!」

 

「先回りもなにも、ここが私の住処なんだから。」

 

「はぁ?!んなわけねーだろ?!」

 

「実際そうなのよ。私が結界を張ってるからここからは私の力がないと出られないし。結界までたどり着くと強制的に反対側に飛ばされるから永遠に出られないわ。……そうね、ものすごく小さな星にいる、と考えてくれればいいわ。」

 

「………!!」

 

幽助は言葉を詰まらせてしまう。

 

「てめー、何もんだ……?魔界の妖怪じゃねえな?!」

 

「そうよ。私は八雲紫。幻想郷の賢者の1人。そして、私の式神の藍とその式神の橙。」

 

紫が自己紹介していると、その両サイドに藍と橙が現れる。

 

「賢者ねぇ。じゃあお前、結構年取ってんだな。ババアじゃねえか。」

 

「バッ………!きっ、貴様!紫さまになんて口を!」

 

藍が幽助を粛清しようと前に出るが、紫が再度制止する。

 

「結局ババアじゃねえか。まあ安心しろよ。人間にも若くなれるばーさんはいるからな。まぁ、今はもう死んじまってるかもな。」

 

「おい、フォローになってないぞ貴様!」

 

藍は幽助を怒鳴りつける。

 

「それで、どうやったら帰してくれるんだよ?まあ、てめーをぶっ倒せば余裕だろうがな。」

 

幽助は妖気を高めていく。

 

それを見て、紫は小さくため息をついて、

 

「なら、これから連れて来る人に勝てば、帰してあげてもいいわよ?」

 

「ゆっ、紫さま?!」

 

藍は慌てるが、

 

「いいのよ。今の彼じゃどうあがいても霊夢には勝てないわ。」

 

「そうじゃなくて、あの男が死んでしまいます!」

 

「バカねえ。それくらい分かってるわよ。霊夢も手加減くらいできるでしょうし。それに、霊夢に負けて死ぬんじゃあ、悪いけど戦力になれないわ。」

 

紫と藍が話していると、

 

「おい、ベラベラ喋ってねーでとっととその霊夢ってやつを連れて来やがれ!俺は急いでんだよ!」

 

「はいはい。わかったわかった。霊夢!」

 

紫が一回り大きな声で声を発すると、屋敷の奥から誰かが歩いてくる。

 

「あー、なに?私が呼ばれたってことは交渉決裂?」

 

赤い巫女服の少女、博麗霊夢は首を回しながら地面に降り立つ。

 

「まあ、当初の予定通り彼と戦ってちょうだいな。殺さない程度にね。」

 

「はいはい。そこまで強くなさそうねぇ。悟空の足元にも及ばないじゃない。」

 

霊夢がやれやれといった感じで準備運動をしていると、幽助が訝しげに霊夢を見つめる。

 

そして、妖気を解放し、霊夢を睨む。

 

「俺のこと弱いとか言ってるけどよ、魔界じゃそこそこ名が知られてるんだぜ?」

 

「そう?だとしたらあんたの居た魔界ってのは大したことないのね。」

 

霊夢は幽助を挑発する。

 

「へっ、言うじゃねえかてめえ……」

 

(あの霊夢ってのの力は今は入魔洞窟で戦ったときの銃使う仙水くらいしかねえ。だとしたらフルパワーは飛影くらいか?)

 

幽助は冷静にそう思案する。しかし、この時の行動を幽助は後悔するだろう。

 

霊夢は足を肩幅に開いて、

 

「はっ!!」

 

霊気を解放する。

 

直後、霊夢を中心にクレーターが出現し、石つぶてが飛散する。

 

「なっ………?!」

 

幽助は霊夢の気の上がり具合に目を見開いた。それもそのはずだ。彼女の気は幽助が今までで戦った一番強い霊気使いである仙水、それも忍となった仙水とは比べものにならないほど上がっていたのだから。

 

(……くそっ、純粋な気のエネルギーなら黄泉とか躯が可愛いくらいだ……!)

 

「お前、本当に人間か?」

 

幽助は霊夢を睨んでそう言う。

 

「悪いわね。正真正銘の人間様よ。」

 

霊夢はキッと幽助を見つめたまま表情を変えずにそう答える。

 

「おいばーさん!」

 

幽助は紫を呼ぼうとそう叫ぶ。

 

「おい!紫さまをそんな呼び方で呼ぶな!」

 

「ま、まあいいわ。なに?」

 

怒る藍を宥め、紫は幽助に尋ねる。

 

「こいつ、ここではどのくらい強いんだ?」

 

「そうね……上から2番目くらい?」

 

「はッ……冗談きついぜおい……!!こんな奴の更に上がいんのかよ……?!」

 

幽助はそうぼやいてから地面を蹴って霊夢に突撃する。

 

そして、霊夢の顔面に向けて鋭いパンチを繰り出す。

 

が、霊夢にはあっさり止められてしまった。

 

「ちっ……!」

 

「今度はこっちの番よ……」

 

霊夢は掴んだ幽助の腕を引っ張り、ついてきた幽助の腹部に空いた手でパンチを繰り出す。

 

「がっは……!!」

 

幽助の肺から空気が全て押し出され、幽助は後方に吹き飛ばされる。

 

幽助の体は木々をなぎ倒しながらどんどん進んでいく。

 

「ねえ紫。これで十分でしょ?、つーか、あの幽助っての、使いもんになるわけ?」

 

「あら、油断は禁物よ霊夢?後ろをよく見てみなさいな。」

 

紫に促されるまま、霊夢は幽助が吹き飛ばされた方を再度確認すると、

 

「ってて……、やるじゃねーか……!口切ったぜ……」

 

「………まあ、あれくらいで死んでもらっちゃあこっちが困るのよね。ほら、早くかかって来なさいな。」

 

霊夢は再度構える。

 

「喰らいやがれ……、フルパワーの霊丸だ……!!」

 

幽助は足を片足分下げて、踏ん張る体制を整えてから、右手の人差し指を霊夢に向ける。

 

直後、幽助の人差し指からバチバチと閃光が電流のように迸り始める。

 

「霊丸!!」

 

幽助は霊気を解き放ち、霊夢に霊丸を発射する。

 

「……」

 

霊夢はおもむろに左手を突き出す。

 

霊丸は霊夢を飲み込み、大爆発を起こす。

 

「へっ……ざまぁみやがれ……!」

 

幽助は額の汗を拭う。

 

しかし、爆煙の中から出てきたものに幽助は目を疑った。

 

「今の技は凄かったわ。紫に見込まれただけはあるわね。」

 

「……ふざけんなよな……!?」

 

幽助は薄ら笑いを浮かべ、霊夢を睨みつける。

 

「でもあの程度なら……!」

 

霊夢は左手の人差し指を幽助に向ける。

 

「霊丸!」

 

そして、幽助が先程放った霊丸より一回り小さい霊丸を放つ。

 

「ちっ!!」

 

幽助はとっさに左に飛びのく。

 

「霊気をそのまま放出するのではなく、互いが互いを侵食するように練っていき、放出する……。こんなものでしょう?」

 

霊夢は指先から立ち上る煙を吹き消しながら言う。

 

「これでわかったでしょ?さっさと降参しなさい。あんたにはやってほしいことがあるのよ。」

 

「ふざけんな……!まだ終わってねえよ……!!」

 

幽助は再度気を高める。

 

「おい浦飯!お前にはもう勝ち目はないぞ!潔く降参したほうが身のためだ!」

 

藍も幽助を怒鳴りつけるが、

 

「いや、まだ俺には勝機があんだよ……!!」

 

「あら、苦し紛れの見栄っ張りは見苦しいわよ?」

 

霊夢は幽助に言うが、

 

「てめーらは理由は知らんが俺を殺すわけにはいかないらしいじゃねーか。だったら否が応でも手加減しなきゃいけねえだろ?ならそこに勝ち目があんだろうが!」

 

幽助が再度構えた瞬間、紫から拍手が送られた。

 

「流石ね浦飯幽助。その目は闘神雷禅にそっくりよ。」

 

「……なら俺は合格ってことか?」

 

幽助はゆっくり紫に問う。

 

それを聞いた瞬間、紫の表情が一瞬で強張る。

 

「あら、わかってたの?いつから?」

 

「てめーら、俺が必要だ、とかやってもらわなきゃいけないことがある、だとか言ってただろうが。」

 

幽助はゆっくり語り始める。

 

「こんなことするんだったらある程度の実力が必要なんだろ?それに俺は合格したってわけだ。」

 

「お見事。まさかそこまで見破られるとは思ってなかったわ。」

 

紫は素直に幽助を賞賛する。

 

「……それでも勝負には負けてた。本当ならてめーを今からぶん殴って無理にでも俺を元の世界に戻してもらおうと思ってたが……、そういうルールだったからな。霊夢に勝ったら帰れるって。」

 

幽助は臨戦態勢を解く。

 

「ご理解感謝するわ。本当に、ありがとう。それで、貴方にはとある異変を解決してほしいの。」

 

「異変、ってなんだよ?」

 

幽助は紫に問う。

 

「平たく言うとこの幻想郷に起こる異常事態、ってとこかしらね?」

 

紫の代わりに霊夢が答える。

 

「なるほどな……、それで、異常事態って、具体的にどうなってんだよ?」

 

「ええ。今幻想郷には、燼魔(じんま)と呼ばれる怪物が出現しているの。妖怪でも神でもない、生きている"何か"……、彼らは神出鬼没、狂瀾怒濤、紫電一閃、鎧袖一触、大逆無道、一騎当千、焼肉定食……。」

 

「紫さま、焼肉定食は違うと思いますが……。というか、適当に四字熟語並べただけじゃないですか……」

 

藍は小首を傾げて、目を細めながら紫に言う。

 

「そ、そうだったわね。こほん。そいつらはいつも群れで攻めてくるの。それも一箇所だけをね。」

 

「あ?それがなんか問題なのかよ?そこの一箇所に強いヤツ集めてぶっ飛ばしゃあいいだろうが。」

 

幽助は首を回しながら紫に問う。

 

「大問題よ。ここは沢山の組織、派閥があるの。吸血鬼、幽霊、地の底に住む妖怪、天界に住む天人たち……、その人たちのところに毎回一箇所だけ攻撃を喰らったら……、自分たち以外の誰かの差し金、と考えない?」

 

「……なるほどな。」

 

「もう既に幻想郷の住人たちはほぼ全員が疑心暗鬼になってそれぞれの住処に閉じこもってから音沙汰なしよ。組織を持たない者たちのごく少数は動き出してるみたいね。私の友人や、幻想郷最強の人物。」

 

「(最強……。ってことは霊夢より強い野郎か。)それで、なんで俺が必要なのか、ってのはまだ聞いてないぜ。さっさと答えろよ。」

 

「そうね……。燼魔の最も厄介な点、それは霊気による攻撃でしか致命傷を与えられないのよ。」

 

「つまり、霊気を使わないとそいつらは倒せねえと。」

 

「ええ。本来なら昔私たちを救ってくれたとあるサイヤ人にまたお願いするところだったんだけれど……生憎彼は霊気を使えないからね……。今この幻想郷には霊夢を除いて貴方を超える霊気使いは存在しないわ。」

 

「そうか。ならその燼魔ってのを倒せばいいんだな。」

 

「ええ。それも、なんだけど」

 

「?」

 

「燼魔の攻撃には規則性があるのよ。前回の襲撃からぴったり1日後、とか2日後、とかね。これには裏で操っている者の存在は否めないわ。貴方と霊夢には、その裏で操っている者との戦闘、及び無力化をお願いするわ。……実は、心当たりがあるのよ。」

 

紫は頭を下げたあと、表情を強張らせながら言う。

 

「心当たり……、何なの?紫。」

 

霊夢は真剣な表情で紫に問う。

 

「ええ。霊夢にはまだ言ってなかったわね。霊奈との戦いを覚えてる?」

 

紫の問いに、霊夢はええ、と答える。

 

「そこで、悟空が龍神さまの気を借りて復活したあとで、幻想郷の人々を逃している途中、気になる人がいてね……。お面をつけた橙より少し高いくらいの身長の女……。それに背負われているローブで全身が覆い隠された女……。彼女には何かを繋ぎ止める為のベルトのようなものが付いていたわ。(世界を救ったサイヤ人が幻想入り第86話参照)」

 

紫は目を閉じて、あの時の情景を思い出す。

 

ーーー「大丈夫。」

 

お面の少女の一言を思い出し、紫は思わず身震いする。

 

「まだ犯人である、という断定は出来ないのだけれど、重要参考人レベルの人物よ。見つけたら捕らえてもらえる?」

 

「わかった。見つけたらとっ捕まえるわ。」

 

霊夢は大幣を握る手に力を込める。

 

「とりあえず、黒幕を倒すにはやはりみんなの協力が不可欠よ。だから、まずは幻想郷の人々の疑心を解いて、協力してもらえるように頼んで。また霊奈のような大事になると思うの。私たちだけじゃあ敵わない可能性も大いにあり得るわ。」

 

「よし。わかった。じゃあレミリアとか片っ端からあたってみるわ。ほら、幽助、行くわよ。」

 

霊夢はそう言って幽助の腕を掴む。

 

「え、いや、おい、離せよ!」

 

霊夢は知らんぷりして幽助を連れたまま紫が地面に開けたスキマに飛び込んでいった。

 

「………頼んだわよ、2人とも。」

 

紫はスキマに向けてそう零した。

 

こうして、魔族の血を引く元霊界探偵の、幻想の物語が、幕を開けたのである……




いかがでしたか?第1話は以上です。

〜〜〜次回予告〜〜〜
「霊夢のやつ、協力してもらうったって当てはあんのかよ?あぁ?吸血鬼の館に行く?なんだそりゃ。まぁとにかく戦うんだろ?」
「そうよ。あいつら相手に負けるんならそれこそ拍子抜けよ。あんたの実力見せてちょうだい!」
「野郎……っ!まぁ見てやがれ、オレがちゃっちゃとやってやるよ!
次回、「出撃、スカーレット・デビル!」
伊達にあの世は見てねぇぜ!」
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