死を乗り越えた元霊界探偵が幻想入り   作:タミ

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2度の死を超えて、魔界、霊界、人間界で活躍した元霊界探偵、浦飯幽助。もしも幽助が魔界統一トーナメントののち、幻想郷に迷い込んだら?そんなクロスオーバー2次創作作品です。この作品には、以下の成分が含まれています。

残酷な表現
オリジナル敵
誤字、脱字
都合によって変わる設定

お前の小説は読まれるに値しない、という方はブラウザバックをお願いします。あんたの全てを壊して、オレは読む、という方は巻き方を忘れないように右手の包帯を取ってからお進みください。

白蓮との戦いで、その邪悪な本性を現した真澄。彼女はきっと燼魔と繋がっている、そう確信した霊夢たちだったが、果たして彼女らが次に向かう場所は……?


第13話 不幸な強敵!紫苑の秘技

「くそっ!!逃げられた!!」

 

魔理沙は悔しそうに地団駄を踏む。

 

「気も全く感じられなかった。あんにゃろう、気も消せるのか……!」

 

「俺も全く気配を感じなかったぜ……」

 

幽助も憎々しげに呟く。

 

「あいつは、多分燼魔と繋がってる。」

 

すると、霊夢が口を開く。

 

「だろうな。あいつが消えた途端周囲の燼魔の気配が消えた。」

 

「まぁ今の幽助の報告だけじゃ、燼魔が真澄を狙ってるってだけかもしれねえが、私の勘じゃあ違うな。あいつ、なんか雰囲気が嫌な感じだ。」

 

魔理沙も幽助に同調する。

 

「まぁ、勘ってだけじゃ断定は出来ないけれど、私も同感よ。」

 

すると、神子も腕を組んで考える仕草をとる。

 

「それに……」

 

そして、神子はかつてリングがあった場所の外を見る。

 

「私の部下も気絶してますし。」

 

神子は半笑いで頭の上で星を回転させている布都や屠自古を見る。

 

「そういえば、星たちもそのままに……」

 

霊夢に肩を貸されながら起き上がった白蓮もリング外を見る。

 

すると、一輪たちも地面にめり込んでいたり星を回していたりしていた。

 

「………とりあえず、彼女らを助けましょうか。」

 

神子はため息をついてからリング外でのびている布都と屠自古、青娥を叩き起こす。

 

そして、白蓮も一輪たちを救助した。

 

 

 

 

 

「とりあえず、ヤツは逃してしまいましたが、人里を一度は守らぬくことができました。……ありがとう。聖白蓮。貴女が耐えてくれたおかげでヤツの正体暴きが一歩進みました。」

 

神子は白蓮に手を差し出す。

 

「ええ。こちらこそ。私も自分の実力が理解できましたから。それに、私の仲間との絆を深めてくれた。感謝します。」

 

白蓮は神子の手を握り返す。

 

「なんだなんだ。お前ら仲良くなったのか?」

 

すると、魔理沙が冷やかしに来る。

 

魔理沙がそう言った瞬間、2人はさっと手を離してしまった。

 

「前言撤回。やはり貴女に感謝することなど1つも無いわね。」

 

「こちらもやはりそうでした。我々も前言撤回します。」

 

「あり?」

 

魔理沙は小首を傾げてしまう。

 

「……今のは魔理沙が悪いわ。」

 

「だな。」

 

幽助と霊夢はジト目で魔理沙を見つめる。それと同時に、珍しく2人の意見が一致した。

 

「……とりあえず、解散ね。」

 

神子は布都たちを抱えてそう言う。

 

「……ですね。ではまた。」

 

そして2人はお互い背を向けて、逆方向へ歩いていった……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「なるほど。私が寝てる間にそんなことが……。なんか悪いことしたな。ゴメン。」

 

翌日、昨日の苦しみようとは一変した栞が水を飲みながら霊夢たちに謝罪する。

 

「私たちのことはいいのよ。それで、体は大丈夫?」

 

「え?ああ。まぁな。よく動くみたいだ。悪くない。」

 

栞はぶんぶんと手を動かす。

 

「………」

 

しかし、幽助だけは厳しい顔で栞を見つめていた。

 

「それで?次はどこ行くんだよ。」

 

幽助は頭をかきながら尋ねる。

 

すると、

 

「おーい!」

 

と命蓮寺の外から誰かの声が聞こえてくる。

 

「この気は……」

 

魔理沙が外を見ると、

 

「霊夢さーん!幽助さーん!魔理沙さーん!」

 

手を振ってこちらに向かってくる美鈴と咲夜の姿があった。

 

「やっぱりあいつらか。」

 

安堵するように零す魔理沙だが、彼女らの後ろに何者かがついてきていることに気がついた。

 

「ありゃ………妖夢か?」

 

魔理沙は目を細めて遠くを見る。

 

「やっぱり妖夢だ!」

 

魔理沙は確信したのか、声を荒げる。

 

 

 

 

「とりあえず、幽々子さんに話をつけて、妖夢さんを同行させてくれました。」

 

美鈴は簡潔に報告する。

 

「お久しぶりです、霊夢、魔理沙。そして……浦飯幽助さん。」

 

「けっ、俺も有名人だな。」

 

幽助はため息をつく。

 

この女性は魂魄妖夢。冥界の管理をしている西行寺幽々子の従者であり、幽霊と人間のハーフ、半人半霊である。

 

妖夢のそばに浮いている人魂も妖夢なのだ。

 

「こっちもとりあえず白蓮と神子の協力は得られたわ。人里をお互いに守っておくって。まぁ、この二勢力を同じとこに置いとくのは些か不安が残るけどね。」

 

霊夢も情報交換をする。

 

「それで、次はどうするよ?」

 

幽助が霊夢が問う。

 

「そうね。……とりあえず、今残っているのは天界、妖怪の山、地底、彼岸、紫は隠岐奈に話をつけておくと言ってたわ。彼岸は映姫にもう話をつけてある。……そして、月。」

 

「月……永琳が言ってた1番クロに近い奴らだな。」

 

幽助はそう言うが、

 

「ええ。でも、私はあいつらはクロとは思わない。」

 

「なんでだよ。」

 

「魔理沙が言ってたけれど、月の人間は穢れ、人間の持つ気を嫌って、それを持たないの。でも、ある程度地上と関わりを持てば、微量気を持つ。けれど、魔理沙。真澄とか言うやつから感じた気は……」

 

霊夢は魔理沙を見る。

 

「ああ。依姫や豊姫のそれとは全く違う。ありゃ明らかに地上人のそれだ。仮に月に行ってたとしても月の奴らは地上人にゃ依姫や豊姫とかサグメを除いてまず協力しねえだろ。それうえ依姫たちもあんな気を持つやつに協力なんかしないからな。」

 

「じゃあ月はシロってことかい魔理沙?」

 

今度は栞が魔理沙に問う。

 

「グレー。50%50%(フィフティフィフティ)だ。あとは行ってみりゃあわかるさ。」

 

「そうか。……私としては、お月さんに人がいるだなんてこと自体驚きなんだがな。」

 

栞はそう言って吹き出す。

 

 

 

 

 

 

「………じゃあ、月には魔理沙、美鈴、咲夜で行くことにして、残りの私たちは天界に行くわ。ローラーで妖怪の山、地底に行く。それでケリがつくはずよ。」

 

「今んとこ燼魔に一回しか会ってないのは幸運だったな。」

 

魔理沙も真剣に言う。

 

「私たちは白玉楼で交戦したんだけどね…….」

 

咲夜が少し怒気を孕みながら魔理沙に言う。

 

「う、そうだったのか。ゴメン。」

 

「よし、じゃあ天界だな。」

 

幽助はぐっと気合を入れなおす。

 

「幽助ぇ、またお別れなんだな……」

 

魔理沙が寂しそうに泣くフリをして幽助を見つめる。

 

「どーせまた合流すんだろ。てめーがさっさと月を片づけりゃあいい話だ。」

 

「ん、それもそうだな。」

 

魔理沙は口をωマークにして言う。

 

「よし、じゃあ行くか。2人とも、私に掴まれ。」

 

魔理沙がそう言うと、咲夜と美鈴がそれぞれ魔理沙の右肩、左肩に手を置く。

 

「……依姫、依姫、っと……、捉えた!んじゃあなみんな!」

 

魔理沙はそう言い残して、瞬間移動していった。

 

 

 

 

 

 

「………じゃあね白蓮。ご飯美味しかったわ。」

 

「はい。人里は任せてください。燼魔は私たちでどうにかできますから。皆さんは真澄を追ってください。」

 

「そのつもりよ。あいつがクロだろうがシロだろうが、どのみちあいつとはもう一度会う。そのときはっきりさせてやるわ。」

 

霊夢はそう言って飛んで行った。

 

「では、私もこれで。」

 

そう言って妖夢、栞も霊夢を追って飛んでいく。

 

「………」

 

「……行かないんです?」

 

「いや、行くさ。じゃあな、白蓮。」

 

「ええ。また。」

 

幽助と白蓮は小さくそう言の葉を交わし、幽助は飛んでいった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「よく来たわね!」

 

天界。雲の上にあるここで、やってきた霊夢たちを待ち伏せるように2人の女性が立ちふさがっている。

 

「うげっ、ウザい奴が待ってたわ。」

 

霊夢が露骨に嫌そうな顔をする。

 

すると、遅れて幽助がやってくる。

 

「なんじゃありゃ。」

 

「あっちの青い髪のやつ……いや、どっちも青髮か。帽子をかぶっているやつが天人の比那名居天子。そんであっちのビンボくさい、いや実際にボンビーなやつが依神紫苑。」

 

「依神……」

 

幽助は引っかかるものがあるようだ。

 

「そ。あれが命蓮寺にいた依神女苑の姉。貧乏神よ。」

 

「ほんとに最悪な姉妹だな。」

 

幽助は僅かに口角を上げる。

 

「女苑もみんなも、私をそんなに扱って……、そんなに言うことないじゃない……!!」

 

紫苑はぶつぶつとジト目で霊夢たちを睨みつけ、ゆっくりと歩み寄ってくる。

 

「ちょ、ちょっとあんた、まだ私が喋ってる途中……」

 

天子が紫苑を止めようとするが、青い蛇のようなオーラを纏う紫苑を天子は止められなかった。

 

「あいつ、いきなり全開みたいだな。」

 

栞も冷静に状況を分析する。

 

「そういえば、魔理沙にボコボコにされてましたからね、あの人。」

 

妖夢も思い出したように呟く。

 

「よーし、私がでる。」

 

すると、栞が腕を回しながら一歩前へ出る。

 

「ちょっと栞姉?!まだ体が治ってないんじゃ……」

 

「だいじょぶだいじょぶ!リハビリにゃちょうどいいさ。」

 

栞はピースサインを送る。

 

「待たせたな貧乏神!私が相手だ。」

 

「………!!」

 

紫苑はぶつぶつと何かを言っているが、ボソボソ言っているせいで何を言ってるかはさっぱりわからない。

 

「神さまと喧嘩するのは初めてだね!」




いかがでしたか?第13話は以上です。

蓮子「あれ?なんだかタミくんの様子がおかしいな……、いろいろ投稿が遅れてない?」

タミ「私は帰ってきたぁぁぁ!!」

「……」(無言の腹パン)

「ゴファッ!!」

「なんで生きてんのよあんた。」

「ギャグ補正。」

「………くそっ、どうりで投稿が遅いわけだ。………それで、なんでこんなに遅いのよ。もう一回反省させてあげようか?」

「うぐっ、それはご勘弁を……。最近本当に忙しくてなかなか小説に時間を割けず……。」

「なるほどね。お前の言い分もあるだろうから今回は謝罪だけで私は許すわ。読者の方はあんたに愛想尽かしてると思うけど。」

「申し訳ない。昨日もまた寝落ちしてしまいまして……」

「まったく……」

「これからもちょくちょく遅れてしまうこともあるかもしれませんが、必ず、完結させますので、よろしくお願い致します。それでは、次回予告をどうぞ!」

〜〜〜次回予告〜〜〜
「おいっす!魔理沙だぜ!」
「おい、最初のセリフくらい俺に言わせろよ。」
「いいだろ別に。それより、栞のやつもなかなかやるよな!あの紫苑相手に善戦してるぜ!」
「……だといいんだがな。
次回、燃えろ栞!アネキの底力!
伊達にあの世は見てねーぜ!!」
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