死を乗り越えた元霊界探偵が幻想入り   作:タミ

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2度の死を超えて、魔界、霊界、人間界で活躍した元霊界探偵、浦飯幽助。もしも幽助が魔界統一トーナメントののち、幻想郷に迷い込んだら?そんなクロスオーバー2次創作作品です。この作品には、以下の成分が含まれています。

残酷な表現
オリジナル敵
誤字、脱字
都合によって変わる設定

お前の小説は読まれるに値しない、という方はブラウザバックをお願いします。あんたの全てを壊して、オレは読む、という方は巻き方を忘れないように右手の包帯を取ってからお進みください。


第16話 幻想の運命、危険な足音

「八雲……真澄だぁ?」

 

幽助は真澄を睨みながら言う。

 

「そうさ。私は八雲紫の元部下……、今やあの女には恨みしかないが……。直々に私が出張ったんだ。感謝して欲しいな。」

 

「へっ、感心しねーな。みすみすぶっ飛ばされに来るなんてよ。」

 

「ふん、私だって玉座に座ってのんびり陰謀でも企てていたいんだが、お前のせいで出てこざるを得なくなった。どうしてくれるんだい?」

 

真澄は幽助を指差す。

 

「ちょうど人里んときの続きをやりたかったんだ。かかってきやがれ。今度は俺が相手だ。」

 

幽助は妖気と霊気を解放する。

 

「悪いな幽助君。私も敵の大将様の前でのんびり観戦とはいかないからな。参戦させてもらうよ。」

 

すると、栞も幽助の隣に立って身構える。

 

「ちょ、ちょっと霊夢、離れてくれよ。」

 

「やだー…♡」

 

が、栞にべったりな霊夢を引き剥がすのには、しばらく時間がかかりそうだ。

 

「ちっ、とりあえず栞、てめーは霊夢引き剥がすのに集中してやがれ。俺が闘る。」

 

幽助はそう言って地面を蹴り真澄の元へ向かう。

 

「浦飯幽助……、お前は私の計画の邪魔でしかないんだ。消えてはくれないか?」

 

「へっ、それで首を縦に振るバカがいるかよ。」

 

「そうかそうか。それもそうだね。………じゃあ、死ね!」

 

真澄はそう言って幽助に襲いかかる。

 

真澄は右ストレートを幽助に繰り出すが、幽助はあっさりと避け、真澄にボディブローを喰らわす。

 

「これでも喰らいやがれぇーっ!!」

 

幽助は真澄を滅多打ちにして、超至近距離から霊丸をぶっ放す。

 

「がぁっ!!」

 

真澄はそのまま霊丸に飲まれ、天界の端っこまで吹き飛ばされてしまった。

 

「ちっ、この程度かよ……」

 

幽助ががっかりしたように言うが、

 

「待て幽助君!あいつの気配が消えてない!まだピンピンしてるぞ!」

 

栞が幽助に叫びかける。

 

「んなこたぁわかってんだよ……、それ含めてだ。明らかに弱えー……」

 

幽助は表情を崩さずに真澄が吹き飛んでいった先を見る。

 

「悪かったな弱くて。」

 

するお、真澄が瞬間移動してきて、幽助の腹部に弾幕の雨を撃ち込む。

 

「くっ!」

 

幽助は咄嗟に回避行動をとろうとするが、既に間に合わず、弾幕に飲み込まれてしまった。

 

「ゆ、幽助君!」

 

霊夢を引き剥がした栞は落ちてきた幽助に駆け寄る。

 

「……いってて……何もんだあいつ……、俺のパンチや霊丸、明らかに手応えはあった。なのにまったく体力が衰えてねー……。あいつ、何か隠してやがるぜ……」

 

「ああ。私もそう思う。どうだ幽助君。勝てそうか?」

 

「さぁな。俺にもわかんねーが、あのタネを見破んねー限り勝ち目がねーな。人里んときもそうだった。あいつ、白蓮から受けた攻撃をまったく効いてないように振舞ってた。いや、本当に効いてねーのかもな。」

 

「どうしてだ……?」

 

「ちょっとちょっと!あいつはなんなのよ!天界をめちゃくちゃにしないでくれない?!」

 

「み、皆さんどうしたんです?!なんの騒ぎですか!?」

 

すると、天子と妖夢が幽助と栞の間に割り込んでくる。

 

「邪魔だ。おめーら、霊夢連れて引っ込んでやがれ。」

 

幽助は妖夢と天子に霊夢を押し付け、再度身構える。

 

「あ、あの、彼女はどちら様で……?」

 

一方、マーシーはのほほんとしてるのか頭に疑問符を浮かべたまま幽助に尋ねる。

 

「あれが俺たちの敵だってんだよ!見ててわかるだろーが!」

 

「ええ?!そ、そうだったんです?!」

 

「あのな……、お前、危機感ねーだろ。」

 

「……え、ええ。よく言われます。その都度褒めないで、褒められることは何もしてないです、と返していますが。」

 

「それって馬鹿にされてるだけなんじゃ……」

 

栞が呆れ気味に呟く。

 

「とりあえず、離れてやがれ。巻き添えくうぞ。」

 

幽助はマーシーに離れるよう促す。

 

「ええ。そ、そうさせてもらいます。玉は使ってしまったので眠くて眠くて……、あ、天子さんにお布団を貸してもらえるよう頼んでみます!」

 

「そーゆーどーでもいい情報はいらないんだけどな……」

 

栞は頭をかく。

 

「さて幽助君。どう見る?」

 

「あいつもなんらかの力を持ってんだろうよ。それを見破んねー限り、だ。」

 

「なるほど。それじゃあ私が奴を引きつけるから、幽助はそのうちに霊丸を溜めていてくれ。その技は溜めれば威力が増すんだろう?」

 

「まあ、そうだが……、いいんだな?それで。」

 

「大丈夫だ。あいつ1人くらい私で楽勝さ。」

 

栞はVサインを送って、真澄の方へ向く。

 

 

 

 

「……作戦会議は終わったかい?」

 

「ああ。終わりさ。これでお前もここまでさ。………その前にいくつか質問させろ。」

 

「ま、いいでしょう。冥土の土産にでもするといいです。」

 

栞は了承した真澄を確認するやいなや、質問を投げかける。

 

「お前は元式神と言ったな。辞めたのか?」

 

「違うな。追い出されたのさ。」

 

「追い出された……?」

 

「あの女、八雲紫は冷徹にも私を切り捨てた!私は誰よりあの女を信じ、信用していたのに、だ!」

 

「2つ目だ……。燼魔をつくったのはお前か?」

 

「………答えはyes。そう。あれは私の作品だ。」

 

「じゃあお前が黒幕ってことでいいんだな?」

 

「それじゃあ、私を蘇らせたのも、お前なのか?」

 

「……それは」

 

真澄がそう言いかけた途端、真澄の体を霊丸が飲み込む。

 

「ちょ?!幽助君、まだ話してたんだけど……?!」

 

「ああ、悪い悪い。隙だらけだったもんでな。」

 

栞は幽助の元へ降りてくる。

 

未だに霊丸はバチバチと音を立てて弾けている。

 

「あれじゃあ生きちゃいまいな。」

 

栞は哀れむように言う。

 

しかし………

 

 

 

「少しは効いた………。いい攻撃だったぞ……?」

 

真澄が無傷で、こちらを睨んでいた……




いかがでしたか?第16話は以上です。

〜〜〜次回予告〜〜〜
「おっす!栞だ!真澄のやつ、全然体力を減らさないし、こっちの体力が先にやられてしまう………!どうする……?!」
「とにかくやるしかねーだろうが!行くぞ栞、足引っ張んじゃねーぞ!
次回、「やり直す程度の能力」、時に潜む罠
伊達にあの世は見てねーぜ!!」
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