残酷な表現
オリジナル敵
誤字、脱字
都合によって変わる設定
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一度は幽助に引っこ抜かれた霊光玉を自ら奪い返し、再び自分の中へと押し込んだ霊夢。幽助と魔理沙は霊夢の無事を祈って咲夜たちの加勢に赴く。その時、霊夢の体が金色の気と共に眩い発光を始める……!!
「真澄……っ!!」
幽助は真澄を睨みつける。
「遅かったじゃないか。もうとっくにおっぱじめられてるよ?どうだい私の究極の最高傑作は。」
「てめーらしいくそったれなもんだな。」
「お褒めに預かり光栄だよ。」
「褒めてねーよ!!」
幽助はそう言って霊丸を放つ。
霊丸は真澄に着弾し、大爆発を引き起こした。
が、
「どうした、以前より力が落ちているぞ?ナメてるのか?」
真澄は右手を突き出したままで微動だにしていない。
「ちっ……」(まさか霊光玉を無くしたときの霊力の低下量は半端じゃねーな……、ばーさんはこの状態で戸愚呂と戦ってたのか……!)
「幽助、無理すんな!」
魔理沙も幽助のとなりに立って八卦炉を構える。
「霧雨魔理沙……、どうだ?お前の細胞が、仲間を滅ぼすんだ。」
「最悪だぜ、お前ってやつは。」
「それより、博麗霊夢が居ないが、なにか作戦でもあるのかな?」
「……へへっ、まーな。」
魔理沙は真澄を嘲るように言う。
「まぁいいさ。私は計画の最終形態に入る。それで終いだ。燼魔ども、相手をしてやれ。」
真澄は踵を返して燼魔にハンドサインを送る。
刹那、咲夜たちと交戦していた完全体燼魔が一斉に幽助たちの方を向き、襲いかかってくる!
「ちっ、来るぞ幽助!」
「わかってらぁ!!」
魔理沙は気を解放する。
それに続いて幽助も妖気を放出する。
「ガァァァァ!!」
燼魔のうち、1匹がまず幽助に右ストレートを使用してくる。
「そんな軽いパンチじゃぁ……、効かねーんだよ!!」
幽助は持てる力と残った霊気を拳に込めて燼魔にパンチを浴びせる。
「ガァァッ!!」
燼魔はパンチを喰らった右半身が消し飛んでしまうが、すぐに組織が復活して、傷が癒えてしまった。
「なにっ?!」
「ああそうそう、言い忘れてた。そいつらは受けたダメージを分析し、より強固に修復される。つまり、君たちが死にものぐるいで燼魔を潰したところで、完全体の燼魔は蘇るのだ……、何度でもな!」
刹那、真澄の口から衝撃のセリフが飛び出した。
「クソが……!!」
魔理沙も幽助に背中をくっつける。
「咲夜!みんな!私たちは1匹でもなんとかしてみせる!みんなは他の燼魔を止めておいてくれ!頼む!」
魔理沙の呼びかけに応じたのか、咲夜たちは先程幽助に攻撃を仕掛けた燼魔以外の個体と幽助たちの間に割り込むように立つ。
「………いいか幽助。私たちの全力を使って突撃すれば、あいつ一体ならなんとかできるかもしれねえ。だからフルパワーで行くぜ!」
「……それしかなさそうだな。気をケチるんじゃねーぞ!!」
幽助と魔理沙は一斉に気、霊気&妖気を放出し、燼魔に向かって突撃する。
「「はぁぁぁぁぁっ!!!」」
幽助と魔理沙はそれぞれ1つずつ燼魔の肉体に大穴を開けた。
が、燼魔の体はすぐさま復活しようと組織がものすごい勢いで再生しようとする。
「させるかよ……!!消えてなくなりやがれぇぇーーーっ!!!」
幽助は振り返って左手の人差し指から小さな霊丸を連射しだす。
「ガァ……ァァ………!!!」
燼魔は襲いくる霊夢に身を焼かれる。
「喰らえぇぇーーーっ!!!」
愛符「キャノンスパーク」
魔理沙は八卦炉からキャノンスパークを放ち、跡形もなく燼魔を消滅させた。
「はぁっ、はぁっ、はぁ……っ!どうだ、この野郎……!」
魔理沙は膝に手を当てて肩で息をしながらそう呟く。
「…………やってくれたな。まさか私の想定していない量の気で焼き尽くした、ということか。」
「これで、霊気だけじゃなくても勝てるってことが……証明されたぜ……?!」
魔理沙はやってきた真澄に嘲笑を浴びせる。
「ふん、それでも君は今たった一体の燼魔にあれほど苦戦していたではないか。………いいだろう。今度は私が相手をしてやる。」
真澄はそう言って魔理沙の目の前に瞬間移動し、魔理沙にとどめを刺そうと拳を振り下ろす。
(し、しまった……!!)
魔理沙がそう思い咄嗟に目を瞑った瞬間、
真澄の拳は何者かに止められる。
「なに?!」
真澄は自分の攻撃を止めた者の方を見る。
そこには………
「待たせたわね2人とも。おかげさまでまた一歩成長できたわ。」
霊光玉による傷が全て癒え、金色のオーラを放つ霊夢であった。
「博麗………霊夢………?!」
真澄は喫驚の表情を浮かべる。
それもそのはず。霊夢は先程までとは打って変わり、オーラが金色になっており、更に霊気の量が先程までとは段違いに上がっていた。
「ありがとね幽助。あんたのおかげで私は前に進めたわ。魔理沙、あんた、能力が覚醒した……、とか言ってたわよね。」
「え?あ、ああ。それがなんだってんだ?………ま、まさかお前……?!」
魔理沙は何かを察したかのように目を見開く。
「多分そう。私も、起きたのよ。覚醒って奴がね。」
ここで補足をしておく。覚醒とは、魔理沙たちに備わっている能力が上の段階に進化することである。その引き金はある程度の実力と強い怒りなどの気持ちの高ぶりだ。
しかし、覚醒した能力自体は強力だが、魔理沙たちはそれを実力が足りないために持て余してしまい、本来の真価を発揮できないと言われている。現に魔理沙が覚醒した「不可能を可能にする程度の能力」も魔理沙自身が100パーセントを使えていない。
「私の能力は「霊力を操る力」……今の私は……」
霊夢はそう言って右手を薙ぐ。
瞬間、空間が裂け、時空の歪みが発生する。
「なんだありゃあ?!」
魔理沙は思わず声を荒げる。
「私は夢想、世界のズレを見ることもできる。そして小さなパラレルワールドを作ることだってきっとできるはず。ま、今の私にはできないんだけど。そうね、魔理沙みたいに名前をつけるとしたら……、「夢想を司る程度の能力」でいっか。わかりやすいしね。」
「いやわかりにくいだろ……」
魔理沙がこっそりツッコミをいれる。
「そして、私は霊光玉を取り込み、更に霊力を増した……、それでもね、私にとっちゃ霊光玉の霊気は持て余すものなのよ。だから覚醒して増えた私の霊気で蓋をしてる。溢れてこないようにね。………もしそれを、解放させたらどうなると思う?」
霊夢は金色のオーラをどんどん高めていく。
「………はっ!!!」
霊夢は霊気を解放する。
瞬間、眩い光が周囲を包み込んだ。
そして………
「お、おいおい……なんて気の嵐だよ…!!」
魔理沙は思わず賞賛の声が出てしまう。
霊夢の髪は少し逆立ち、左目からは炎、否、炎のように揺らめく霊気が溢れ出している。
「これが今の私の本気。神眼状態ってとこかな。どう?少しは驚いてくれたかしら。でもこの姿、おそらく魔理沙の身勝手の極意と同じで長くは保たない。一気に決めさせてもらうわ、八雲真澄…!」
霊夢はそう言って右手の人差し指を真澄に向け、
「BANG!」
刹那、幽助でも考えられないようなレベルの大きさの霊丸が現れ、真澄を襲う。
真澄は避ける暇も無く、そのまま霊丸に飲み込まれてしまった。
「………さぁ、ケリつけようじゃない!」
いかがでしたか?第22話は以上です。
〜〜〜次回予告〜〜〜
「おい、なんだよあの霊夢のデタラメな強さは?!」
「もとは幽助の気なんだろ?!それが合わさったってだけであんな強さが出せるもんなんだな……」
「とにかく、あれでとっとと真澄をぶっ飛ばしてほしいな。
次回、究極の戦い!最強の証
伊達にあの世は見てねーぜ!!」