残酷な表現
オリジナル敵
誤字、脱字
都合によって変わる設定
お前の小説は読まれるに値しない、という方はブラウザバックをお願いします。あんたの全てを壊して、オレは読む、という方は巻き方を忘れないように右手の包帯を取ってからお進みください。
「…………」
「………ふぅ。」
霊夢は緑茶の入った湯のみを置いて一息つく。
周りではまだ異変を解決したわけでもないのに宴会でどんちゃん騒ぎをしていた。
「まったく、気が緩みすぎじゃないかしら。」
霊夢はため息をついて周囲を見る。
「まぁいいじゃないか!もう勝ったようなもんだろ?!パーっとやろうぜ!さすがは私の霊夢だよなぁ!」
栞は既に酔いが回っているのか、霊夢に肩を預けてくる。
「マーシーだっけ?!飲まないの?ん?」
栞はマーシーに擦り寄って酒を飲ませようとする。
「あぁ、いえ、私はまだそんな……、それに私、お酒あんまり飲めないんです……」
マーシーはやんわりと断る。
「んだよ……、つれねーな……」
栞は残念そうに顔を顰める。
「あぅ……、あれ……、霊夢、が、走って、くるよ……?」
栞は不可解なことを言ったかと思うと、目を回して倒れてしまった。
「ちょ、ちょっと、栞姉!?」
霊夢は慌てて栞の側に駆け寄る。
「なんだ?どうした?!」
騒ぎを聞きつけた魔理沙と幽助も近づいてくる。
「ま、まさか……」
魔理沙は ハッとして、
「そういや、サイダーくれって言ってたけどジョークかと思ってソーダ割り出しちまった!」
魔理沙は頭を抱える。
「バカ!何してんのよ!ほら、栞姉運ぶから足持って!」
霊夢と魔理沙は栞を抱えて部屋から出て行った。
「うーん、ただの飲み過ぎだと思うわ。」
魔理沙によって連れてこられた永琳はそう言う。
永琳は栞に異常が見られたら呼ぶように、と魔理沙たちに釘を刺していた。
そのため、魔理沙が慌てて瞬間移動で捕まえてきたのだ。
「それにしても……、やっぱり、魔族の核の力が弱まってきてるのか……、生気を感じられなくなってきたわ。」
「………。」
霊夢は永琳の声に俯いてしまう。
そして、夜が明けた翌日、幻想郷中に真澄の声が響き渡った。
「幻想郷に生きる蛆虫たちに告ぐ!私は真澄!八雲紫よ見てるか?私は貴様らのせいでいよいよ最終兵器すら使う羽目になった!!よぉく聞け……、現在この幻想郷に、私の放った人間がいる!そいつの心臓部は特別製でな……、今日の夕方、5時にはそいつを中心に心臓部を木っ端微塵に爆発させる!心臓部はその余波で自身も大爆発を引き起こすのだ!………この幻想郷程度ならそれこそ粉々にできるレベルまでな!今からそいつを探し当てるなど不可能だ!八雲紫!それが嫌ならお前一人で間欠泉地下センターまで来るんだな!」
幻想郷中に真澄の声が大音量で響き渡った。
それと同時に、栞が起き上がる。
「………」
「栞姉!起きたのね!」
つきっきりで看病していた霊夢は栞を見て大喜びする。
「………」
しかし、栞はハイライトが消えた目で霊夢を睨みつける。
「栞、姉?」
違和感を感じた霊夢は栞の名を呼ぶ。
「……あぁ!悪い悪い!ボーッとしてた!」
が、いつのまにか栞は元に戻っており、はははと笑っていた。
「まったく、びっくりさせないでよ。」
霊夢は顔を赤くする。
「幽助、聞いたか、あの放送。」
「ああ。真澄の奴が言う最終兵器……、だいたい察しがついちまった。」
「………殺すのか?」
「………ああ。俺がやる。お前らにはできねーだろ。」
「ねぇ栞姉。なんであなたはあの時私を助けてくれたの?」
霊夢と栞は縁側に座って団子を挟んでいる。
「んー?そうさなぁ。私とおんなじ感じがしたからだ。」
「同じって?」
「ひとりぼっちの奴の雰囲気、っていうかさ。」
「ほら、前にも話したろう?一緒に泣いてくれる奴がいれば……」
「あー。あー。それは耳にタコができるほど聞いたわ。わかってるわよ。あなたが連れ出してくれた世界、おかげさまでたくさん仲間が、友達ができた。」
「そうか。そりゃよかった。」
「ねぇ、栞姉には、友達、私以外にもいるの?私を友達と思ってくれてる?」
「愚問だろ。んー、でも、お前は友達というよりは、ほんとうに妹みたいになっちまったなぁ。」
「そう……。ねぇ、栞姉……?」
「ああ、わかってるさ。私はもう長くない。自分の命の終わりくらいわかるさ。」
「………なんで、そんなこと言うの?私はあなたが生きてたってとき、本当に嬉しかったの。私の仲間にあなたを紹介するのが楽しみだった。なのにこんな……、こんなことに……」
「ほんと、ごめんな、霊夢。」
「頼む。殺さないでやってくれ、とは言わない。あと少し、ほんの少しでいいんだ。霊夢とあいつの時間を作ってやってくれ!あいつにとっちゃ、せっかく帰ってきた姉貴なんだ、だから、頼む!」
魔理沙は幽助に頭を下げて土下座までする。
幽助と魔理沙は霊夢と栞のいる部屋の隣まで来ていた。
「………悪いな。」
「もう死ぬ覚悟も、正直できてた。なのにここまで生き残っちまったのは、最後に霊夢の顔が見たかったからだ。これでもう思い残すことはないさ。」
栞は霊夢の方を向いて微笑みかける。
「お前とまた会えて、よかっ」
「ふっ!!」
瞬間、幽助が霊夢の置いていたお祓い棒を持って栞の肩を貫く。
「邪魔だ」
「どいつもこいつも暗いツラしやがって。嫌になるな。霧宮栞?」
幽助はお祓い棒を引き抜く。
「………っ!!」
栞は苦しそうに肩を抑えている。
「ちょっと幽助?!何してんのよ!!止めて!!お願いよ!!」
霊夢は幽助に摑みかかるが、
「邪魔だっつってんだろ」
幽助は霊夢の手を掴んで放り投げる。
「うっ、くっ!!」
霊夢は地面を転がる。
「ちっ、逃げられたな……」
幽助はイライラしながら栞が居た方を見る。
「幽助、なんで、なんでこんな酷いことすんのよ!!栞姉は、栞姉はもう死ぬ覚悟は出来てるって!!」
「んなことあいつにできるわけねーだろ。なにせもうアレはあいつの身体じゃねーからな。てめーが一緒に団子食ってたのは、ただの死体だ。」
「!!!」
「もう一回……、言ってみなさいよ……!!」
「ふん」
幽助は霊夢を無視して栞を追おうとする。
「待てよ……!」
幽助は止まらない。
「待て……!!」
…………
「待てって言ってんのが、聞こえねーのかぁぁぁっ!!」
霊夢は幽助に殴りかかる。
が、幽助は体の軸をずらしてそれを躱し、霊夢を壁に叩きつける。
「てめーにやれないんなら俺がやる。霊光玉をくれてやったせいで霊力は落ちたが……、今の我を忘れたてめーなんぞにやられる俺じゃねー」
幽助は霊夢を睨んだままそう言う。
「じゃあな」
幽助はそのまま行ってしまった……
いかがでしたか?第24話は以上です。
〜〜〜次回予告〜〜〜
「おっす、魔理沙だぜ……、ちくしょう、こんなのって……、どうにか、どうにかならなかったのかよ!」
「私は…、どうすれば……」
「へっ、横でメソメソ泣かれながら殺し合いしたって乗れねえからな。ほら、来いよ。俺が相手してやるぜ。
次回、残された手段!幽助の決断
伊達にあの世は見てねーぜ!!」