残酷な表現
オリジナル敵
誤字、脱字
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栞を救うため、単身栞に戦いを挑んだ幽助。が、しかし、霊夢に霊光玉を渡したことにより霊力が落ちた幽助とフルパワーで真澄の投与した薬の効力を発揮した栞とのパワーの差は歴然であった。終始幽助を圧倒した栞が幽助にとどめ刺そうとした瞬間、霊夢が現れる……
「れっ、霊夢……!!」
幽助は困惑した顔で霊夢を見る。
「博麗霊夢………、貴様今更……」
栞は霊夢を睨んで、
「何をしに来たぁぁぁぁっ!!!」
拳を振るう。
しかし霊夢はそれを受け止める。
「私は、救いに来たのよ!」
「何を寝言を言ってる?この
「勘違いしないでもらえるかしら。幽助はあんたを殺しに来たんじゃない。助けに来たんだ。本気で幽助がお前を殺しに来てたんなら、あんたはもう原型留めてないわよ」
「………何を言いたい?」
「私はあんたを殺しに来た。あんたを殺してでも、栞姉を取り戻す。あんたを殺してでも、私は霧宮栞の誇りを取り戻す!」
「恩人を殺して、その痛みを背負って生きていくと?」
「ええ。そうよ!」
霊夢はお祓い棒を構える。
「ば……っか野郎が………、なんで……来ちまうかな……」
幽助は腹部に突き刺さったパイプを抜き、膝を折る。
「魔理沙から全部聞いた。あんたが1人で戦ってること。栞姉が、もう帰って来ないこと。」
「……っ、ざけんな……誰が決めたんだんなこと……!」
幽助はヨロヨロと起き上がる。
「あいつは、きっと帰ってくる、俺がお前らのもとに帰してやる……、だから、もうちっと、待ってやがれ………」
「バカね……、そのせいであんたが死んだってなったら、きっと私たちは悲しんだままよ。せっかくまたできたダチ公を、また失うなんて、そんなの嫌。」
霊夢はゆっくり栞を射程範囲に入れる。
「だから、後のことは任せて。あんたは真澄の元へ行って。燼魔は魔理沙たちが抑えてる!」
「………安心して。ここにいるのは泣き虫の霊夢じゃない。私は、第16代目博麗の巫女にして、霊光波動拳継承者、博麗霊夢よ。」
「霊夢……」
「幽助、永琳から貰ってきたわ。こいつを飲みなさい。」
すると霊夢は幽助に小ビン入りの薬を投げ渡した。
「なんだこれ……?」
「ドーピング薬みたいなもんよ。あんたはそれで今日一日だけ、痛みを忘れられる。ただし、猛烈な後遺症が伴うっつってたけど、今更あんた気にしないでしょ?」
「へっ、わかってんじゃねーか……」
幽助はビンの蓋を開き、中身を口に流し込んだ。
「痛みが消えた……、マジか……スゲーな……!」
幽助は更にグッと力を入れる。
すると、妖気による風圧が霊夢と栞を襲った。
「いいわね、完全に痛みを忘れてる。ダメージが消えたわけじゃないから、注意しなさい。体が限界を迎えたら、意識に関わらずダウンもあり得るから。」
「ああ。大暴れしてやらぁ……!!」
幽助は栞の横をすり抜け、走り去ろうとする。
「おい、誰がここの通過を許可したんだ?」
しかし、栞は黙って見過ごすわけではない。幽助の横に瞬間移動し、幽助を蹴りつけようとするが、
「邪魔!!」
霊夢がそれを上回るスピードで栞を蹴り飛ばした。
「あぁ、そうそう。許可出したのは私よ。なにか文句ある?」
「ちっ………」
栞は瓦礫の山をどかし、霊夢を睨みつける。
「幽助!!持って行きなさい!あんたなら扱える筈よ!」
すると霊夢は幽助にお祓い棒を投擲する。
「わかった!借りるぜ!!」
幽助は見事お祓い棒をキャッチし、そのまま走り去っていった。
「ねえ栞姉、久しぶりに組手でもやろうか」
霊夢はパワーを解放して、金色の気を纏う。
「………最後の組手になるぞ」
「………承知の上よ」
霊夢と栞はお互いに構える。
「………ならば、死ね!!」
時は十数分前に遡る。
「霊夢、燼魔は私たちがなんとかする!だからお前は幽助を!」
「魔理沙……、本当に大丈夫なの?あの進化した燼魔も幽助と二人掛かりでようやくなんとかなってたのよ……?」
「策ならあるさ。大丈夫!なんとかなるって!」
魔理沙は霊夢にピースサインを送る。
「ほんとでしょうね……?」
「それでこの量か……」
魔理沙はため息をつく。
霊夢と別れたのち、咲夜や妖夢たちは合流しつつ文字通り大軍団と化した燼魔たちと交戦していた。
一方、魔理沙は単独で進化した燼魔を相手に戦っていたのだ。
数はざっと500はいるだろうか。
「……ちっ、目眩がするぜ……!」
魔理沙は気を解放する。
燼魔たちはケダモノのような声を上げながら魔理沙に襲いかかってくる。
「上等だ……、この私の首、取れるもんなら……取ってみやがれぇぇーーーっ!!!」
魔理沙はそう叫んで燼魔の群れに飛び込んでいく。
「はぁっ、はぁっ、はぁっ……!!」
栞は息を荒げつつ霊夢を睨む。
魔穿「夢想封滅」
霊夢は息もつかせぬまま栞に追い打ちをかける。
霊夢が放った霊気の球は栞を捉え、大爆発を引き起こした。
が、栞はギリギリそれから脱出し、上に飛び上がる。
そして、上から垂れ下がっていた鎖を掴み、後ろに下がって壁に足をつける。
「はっ!!」
そして栞は壁を蹴って霊夢に猛スピードで突撃する。
栞はそれと同時に右手を突き出し、霊夢にパンチを繰り出す。
が、霊夢はそれを体の軸をずらして躱し、栞の腹部に蹴りを入れる。
「ぐっ!!」
栞は吹き飛ばされるが、地面を転がって受け身を取り、地面を思い切り殴る。
瞬間、地面が割れ、土埃が舞い上がった。
「ちっ……」
霊夢は左腕で顔を隠し、土埃を吸わないようにする。
「おらっ!!」
刹那、栞が土煙の中から飛び出して、霊夢の顔を右足で横から蹴る。
「いっ……!!」
霊夢は首がへし折れそうになるのをなんとか耐える。
(くっ……、首がイカレるわね……)
「……!!霊丸ッ!!」
霊夢は咄嗟に右手の人差し指を突き出し、霊丸を放った。
「………」
栞は右手を突き出したまま動かない。
霊丸は栞を捉え、爆発する。
「………」
霊夢はしばらく爆煙を見つめていたが、
「……うそ……」
そこには全くダメージを受けていない栞がいた。
「………終わりにしよう、博麗霊夢。」
「………上等よ。私の全てをこの一撃に乗せるッ!!」
霊夢は金色の気を放ち、栞に突進する。
「栞姉ぇぇーーーーっ!!!」
霊夢は右手を振りかぶる。
栞の目に、霊夢が映る。
その姿が、かつて彼女に何度打たれようと立ち向かってきた小さな少女と重なって見えた。
「………!!!」
すると栞は一瞬俯き、口角を上げて……
「来い………っ!!!霊夢ぅぅーーーっ!!!」
左手を振りかぶった。
「だぁぁぁぁっ!!!」
2人は同時に拳を振り抜いた………
いかがでしたか?第26話は以上です。
蓮「…………」
タミ「……………」
「2週間も何してたわけ?」
「…………病魔と闘っておりました」
「それで、今何曜日?」
「………金曜、いえ、もう土曜日です」
「…………」
「…………誠に申し訳ありません……」
「………あんたねぇ、体は大事にしないといけないけれど休みすぎよ、わかる?」
「………はい」
「それで、どうすんの?2週間分の遅れをどう取り戻すつもり?」
「………一応年末に完結する予定でした。ですからこれから水曜、土曜に二話ずつ投稿し、大晦日に最終回、としていこうと考えてます……」
「それでいけんのね?」
「………はい、多分……」
「不安ね……、読者の皆さん、ウチのバカが申し訳ありませんでした。これから馬車馬の如く働かせてますので、年末までご辛抱願います。」
「……うう、じ、次回をお楽しみに……」
〜〜〜次回予告〜〜〜
「見つけたぜ、真澄………!!」
「来タな浦飯幽助…!!おマえを倒せバ私の復讐がようやク成就スるんだ、覚悟シろ!!」
「てめー、なんだそりゃあ……、自分に何しやがったんだ……!」
「全て貴様ノせイだ!!貴様さエいなけれバ、私は八雲紫を殺せタのニ!!………今ここデ殺しテやる!!死ね、浦飯幽助ェぇーーっ!!!」
「ふん、知るかよんなこと。てめーは俺がぶっ倒す!!死ぬのは、てめーだ!!
次回、俺の力、これが全てだ!!
伊達にあの世は見てねーぜ!!」