死を乗り越えた元霊界探偵が幻想入り   作:タミ

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2度の死を超えて、魔界、霊界、人間界で活躍した元霊界探偵、浦飯幽助。もしも幽助が魔界統一トーナメントののち、幻想郷に迷い込んだら?そんなクロスオーバー2次創作作品です。この作品には、以下の成分が含まれています。

残酷な表現
オリジナル敵
誤字、脱字
都合によって変わる設定

お前の小説は読まれるに値しない、という方はブラウザバックをお願いします。あんたの全てを壊して、オレは読む、という方は巻き方を忘れないように右手の包帯を取ってからお進みください。

真澄の計画は、栞の命をかけた行動で、完璧に叩きのめされた。真澄が消え、燼魔が消えた今、幽助、霊夢、紫……それぞれに待ち受ける運命は……?


第30話 エピローグ!さらば幽助

「………?」

 

「お、よう。目が覚めたか。」

 

「………何処だここ……」

 

苦しそうに目を開けた幽助を頭に包帯を巻き、ほっぺに絆創膏をつけた魔理沙が迎える。

 

「ここは地底。旧都だ。」

 

「魔理沙……」

 

「お前、3日、寝てたんだぜ。よっぽどダメージを負ってたんだな。」

 

「そうか……。栞は?」

 

「さぁな……。行方不明のままだ。」

 

「…………そうか。」

 

幽助は目を閉じて、それ以上聞かないことにした。

 

「レミリアたちは?」

 

「宴会、だってよ。大異変解決のな。準備中だぜ。」

 

「はっ、ったく、あいつら……」

 

幽助は呆れ気味に言う。

 

「………ばぁさんと霊夢は?」

 

「霊夢は地霊殿の屋根の上だ。あれから3日間何もせずあそこに座ってる。」

 

「………まぁそうだろうな。」

 

「紫は今療養中だぜ。真澄の奴に本当に死ぬ寸前までやられたからな。」

 

(それにあいつ、俺に妖気を分け与えやがったしな……)

 

幽助がそう思案していると、

 

「あら、死にかけてた割には元気そうね。」

 

永琳が部屋に入ってくる。

 

「なんだ、お前が手当てしてくれたのか?」

 

「まぁね。あなた、あれ以上戦い続けてたら本当に死んでたわよ。身体中ズタボロだったんだから。……今は宴会で盛り上がってるわよ。……ごく一部を除いてだけどね。」

 

永琳は少し申し訳なさそうに言う。

 

「そうだ幽助、宴会行こうぜ宴会!飯だ飯!私腹減っちまって!」

 

魔理沙が幽助の手を持って起こす。

 

「あ、おい!ったく、俺は怪我人だぞ……」

 

幽助はやれやれ、とついて行く。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「おっ、来たな主賓!」

 

幽助たちが宴会場へ着くと、レミリアや妖夢、優曇華や聖たちが酒を酌み交わしていた。

 

そこに霊夢、紫の姿はない。

 

「よっ、異変解決者!」

 

幽助は1番いいところに連れていかれ、酒のジョッキを持たされる。

 

「そら、飲め飲め!私らの酒だ!」

 

勇儀が幽助と肩を組む。

 

「ったく、しょうがねえな…」

 

幽助もそれを流し込む。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「…………」

 

「下ではどんちゃん騒ぎよ霊夢。行かないの?」

 

頭に包帯、腕にギプスをつけた紫は、地霊殿の上で1人酒を飲んでる霊夢に声をかける。

 

「………いいのよ。ウチの神社でやられるより迷惑じゃないからいいわ。」

 

霊夢と紫はそれだけ言葉を交わす。

 

「………そう。幽助、もう帰っちゃいそうよ。霊夢、お別れの挨拶くらいしなさいな。」

 

「………そん時になったら呼んで。」

 

「………はぁ。わかったわよ。」

 

紫はため息をついてスキマに入る。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「………、」

 

幽助は黙って席を立つ。

 

「あれ、どこ行くんです?」

 

妖夢に呼び止められるが、

 

「便所だ」

 

とだけ言って宴会場から姿を消した。

 

 

 

 

 

 

 

 

「よう幽助。便所はこっちじゃないぜ。」

 

魔理沙は幽助の前に立ちはだかり、呼び止める。

 

「俺はこっちで合ってんだよ」

 

幽助は頭をかいてそう答える。

 

「………幽助、私、お前のこと忘れないぜ。」

 

「なんだよ、俺は便所に行くだけだっての。」

 

「あははっ!別に、言ってみただけだぜ。」

 

魔理沙は満面の笑みで幽助に言う。

 

「そーかい。じゃあな魔理沙。」

 

「おう!私はいつでも待ってるぜ!」

 

手を振る魔理沙を背に、幽助は手だけヒラヒラさせた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「さて、と。」

 

幽助は旧都の外れにやってくる。

 

「あら、もういいの?宴会をもうちょっと楽しんでいけば?」

 

すると、紫が幽助の目の前に現れ、そう尋ねる。

 

「いーよ。俺はああいうの苦手だ。それに、俺はしんみりした別れも嫌いだからな。大勢に見送られんのも慣れてねーし。」

 

「そう。それじゃあ、あなたの世界に繋がるスキマを開くわね……」

 

紫は目玉だらけの空間を開く。

 

「………幽助」

 

すると、幽助の後ろから誰かが声をかけてくる。

 

「なんだ、霊夢かよ」

 

「なんだとは何よ」

 

幽助と霊夢は再び嫌味を零す。

 

「………帰るのね」

 

「ああ。待たせてるやつがいる。それに、ここは俺の帰る場所じゃねーからな。」

 

「そう………。ねぇ、幽助。」

 

「? んだよ。」

 

「あんたといた時間、悪くなかったわ。ありがとう。」

 

「なんだ、お前がそんなこと言うんだな。明日幻想郷は雪だな」

 

「ったく、余計な一言が……」

 

霊夢は眉間に皺を寄せる。

 

「そんじゃーな霊夢。元気で」

 

幽助は手を軽く振って、スキマに入る。

 

「ばーか!二度とくんな!!………あんたも元気でね!!」

 

霊夢はそう言って幽助に微笑みかける。

 

「へっ、二度と来るかよ!!……じゃあな霊夢!!」

 

そう言うと幽助は消えてしまった……

 

「………まったく、あなたたちは変わらないわね……」

 

紫は額を抑えて微笑む。

 

「いいのよ、これで。そうじゃないと、私、あいつを引き止めてしまいそうだったから。」

 

「………そうね。あなたらしいといえばあなたらしいのかしら。さぁ、私たちも宴会に行きましょう。」

 

「そうね………」

 

そうして、霊夢と紫は宴会会場に向かっていった………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「それじゃあ、お世話になりました……」

 

数日後、人里。ここで白髪の女性が1人の医者に頭を下げていた。

 

「まったく、君は……、あんな大火傷、どこで負ったんだい?私が山菜採りに妖怪の山に行かなかったら、間違いなく死んでたよ?」

 

「は、はぁ。い、色々ありまして……」

 

「まったく、火遊びには気をつけなよ!元に戻ったのも奇跡としか言いようがないし……」

 

「き、気をつけます……」

 

そうして女性は歩いていった。

 

「あっ、君!忘れ物だよ!」

 

すると、医者が溶けかけの鉄パイプを持って叫んだ。

 

 

 

 

 

幻想郷に、また平和が戻った。これで、魔族の血を引く元霊界探偵の物語は、とりあえずおしまいです。

 

彼がいたことで、、幻想郷に新たな変化がありました。

 

彼がいたから、幻想郷はまた1つにまとまり、強大な敵を打ち倒せた。

 

本当に、外の世界の人には興味が尽きません。

 

異変の首謀者は、また別の機会に。

 

特筆すべきは、やはり浦飯幽助という不思議な男のことでしょう。

 

私は彼を幻想郷縁起に載せ、後世まで語り継ごうと思います。

 

というか、もう書いてますし。

 

本当に、孫悟空さん、浦飯幽助さん。2人とも不思議な人です。

 

何もしなくても、自然と人が集まっていく。

 

一種のカリスマの持ち主なのでしょう。

 

………とりあえず、今日はここまで。

 

次はこの異変のことを綴ろうと思います。

 

あ、あと、最終回じゃありません。もうちょっと続きますよ。

………………………………………稗田阿求




いかがでしたか?第30話は以上です。

蓮子「あけましておめでとうございます」

タミ「………おめでとうございます」

「私の言いたいこと分かるわよね」

「………もちろんでございます」

「何故年を明かした」

「………時間が無かったとです」

「ならなぜ最初から投稿ペースを守らなかった」

「………時間が………無かったとです」

「……もう、本当にこいつは……(呆)」

「申し訳ないです……。最終回はそれぞれお昼に出しますので……」

「今度は信用していいのよね……?」

「は、はい!だ、大丈夫です!……多分。」

「………心配だ……」

「と、とりあえずネタバレ防止の為、次回予告は無しで……」

「次回はもうほとんど後日談みたいなものですし……」

「わかった、わかったわよ。ちゃんとしなさいよねまったく……」

「で、では、またお昼に……、今年もよろしくお願い致します……」
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