残酷な表現
オリジナル敵
誤字、脱字
都合によって変わる設定
お前の小説は読まれるに値しない、という方はブラウザバックをお願いします。あんたの全てを壊して、オレは読む、という方は巻き方を忘れないように右手の包帯を取ってからお進みください。
レミリアたちを仲間に引き寄せられた幽助たち。そこに現れたのは、霊夢の姉貴分、栞であった。栞と霊夢の出会いが語られていたとき、突然燼魔の強襲が……!
レミリアたちが正面玄関に出てくると、ガルル、だとか、ウガァ、だとかの猛獣の唸り声が聞こえてくる。
「………おでましね。」
霊夢はお祓い棒に更に力を加える。
「いよいよ燼魔ってのが来るんだな……」
幽助も拳を握りしめる。
すると、門がガン、ガン、と強引に叩かれて、決壊する。
「来るわ!!」
レミリアが声を荒げる。
刹那、門の外からシャッと謎の影が侵入してくる。
そして、霊夢たちに攻撃を仕掛けてくる。
「それ」は、腕を振りかぶり、長い腕と爪で引っ掻いてくる。
「っ!!」
霊夢たちは各々防御する。
「こいつが燼魔か……!!」
幽助は燼魔の腕を掴みながらそう呟く。
「それ」は黒い表皮と鋭いキバ、まるで「スパイダーマン」のヴェノムや「バイオハザード」のハンターを彷彿とさせる姿であった。
「ウガァァァッ!!!」
燼魔は吠えた後、幽助の腹部を蹴りつけてくる。
「ぐぁっ!!」
幽助はモロに喰らってしまい、紅魔館に叩きつけられてしまう。
「ったく!なにやってんのよあのバカ!」
霊夢は霊夢の目の前の燼魔を無視し、幽助を吹き飛ばした燼魔のところに瞬間移動し、燼魔に蹴りを繰り出す。
「ガウッ!!」
燼魔は紅魔館の塀にぶつかり、塀はガラガラという音と共に崩れてしまう。
「幽助!しっかりしなさい!ヤツらは待っちゃくれないわよ!?」
霊夢は壁にめり込んだ幽助に呼びかける。
すると、霊夢の背後から燼魔がジャンプで襲いかかってくる。
「しっ、しまっ……!」
霊夢が後ろを振りむきしまった、と言いかけたとたん、霊夢の後ろから霊丸が飛んでくる。
「!!」
霊夢が慌てて幽助の方を見ると、いつのまにか幽助は壁から抜け出していた。
「一匹一匹はそこまで脅威ってわけじゃねーが……、この量だ。俺たちでやれんのか?」
幽助は周りを見渡し、そう呟く。
目測で測っても、軽く300体は燼魔がいる。
「やれるのか、じゃなくて、やるの。わかる?」
「さっぱりわかんねーな。」
霊夢と幽助は互いに嫌味を言いながら戦線に復帰する。
神槍「スピア・ザ・グングニル」
レミリアはグングニルを召喚し、燼魔を切り裂いたり貫いたりしている。
が、燼魔たちは切られた箇所はたとえ頭部であったとしても再構築され、貫かれた箇所は瞬時に塞がっている。
よって、レミリアたちは一匹も倒せず、ただただ体力だけが削られていった。
(このまま戦っててもおしまいになるのは私たちね……。それに、燼魔の数がいつもより多いような……?)
レミリアはグングニルを振りながらそう思案する。
直後、パチュリーが背中合わせにレミリアと再会する。
「どうレミィ?ヤツらの霊気以外の弱点は見つかった?」
「残念だけど、ヤツらにダメージを蓄積させることしかできないみたいよパチェ。」
「お嬢様!」
すると、咲夜も合流してくる。
「咲夜、いよいよヤバそうよ。
「はい。ヤツら、幽助が来てからかはわかりませんが、数が圧倒的に増えています。おそらく敵も霊気が使える幽助を感知してるようで……」
「みたいね。今も私たちをどこかで監視してるのかも……?」
レミリアは周囲を見回す。
「はっ!」
栞も持ち前の鋭い勘と喧嘩の腕で燼魔と互角以上にやりあっている。
しかし、一匹も倒せず、なおかつ傷も瞬時に治癒してしまう燼魔相手に、このまま戦い続けていても、負けることは目に見えている。
「は……っ、は……っ!!」
栞も肩で息をしている。
「栞姉!」
すると、霊夢と幽助が合流してくる。
「霊夢と、幽助くんか。どうだ、そっちは?」
「まだ数えられるほどしかトドメをさせてないわ。栞姉は?」
「へへっ、こんなにぶん殴っても倒れないタフなやつらは人里には居なかったな……」
栞は少しにやけて、再び気合を込めなおす。
「!!」
その時、幽助が上空に物凄い気配を感じ、上を見上げる。
「おい、上になんかいるぞ!!」
幽助が声を荒げると、その場の全員が上を見上げる。
愛符「キャノンスパーク」
「喰らいやがれこん畜生どもがぁぁーーーっ!!」
空にいる人物は、紅魔館中庭目掛け、特大のレーザービームを放つ。
レーザービームは霊夢たち全員と燼魔を巻き込み、大爆発を引き起こした。
「どうだ、見たか!」
その者は鼻を自慢げにこすって、地面に降り立つ。
「ふうっ」
その者は一息つく。
「こら魔理沙!私たちがいるのは気でわかってるはずでしょ?!なんでぶっ放すのよ?!なに考えてるわけ?!」
霊夢はススを服や肌に付着させながら魔理沙と呼ぶ女性を怒鳴りつける。
「わ、悪い悪い、奇襲が1番かなって思ってよ。へへへ。」
その女性、霧雨魔理沙は悪びれる様子もなく頭をかく。
「おいてめぇ!!なにしやがる!お陰で死にかけたぞ!」
幽助も霊夢に続いて魔理沙に怒鳴る。
「お、見ない顔だな。誰だ?……あっ、もしかしてお前が紫の言ってた霊気使いってヤツだな?!私は霧雨魔理沙!普通の武道家兼魔法使いだ!」
魔理沙は表情を緩め、幽助と半ば強引に握手する。
「それで、お前は何しに来たんだよ?」
「……?そりゃ燼魔をぶっ飛ばすためだろ?それに、霊夢と美鈴とフランとお前の気が激しく上下してたからな。またここでドンパチやってんだろ、と思って飛んで来たらこのザマだった、ってことさ。」
魔理沙は八卦炉の煙を吹き消しながら言う。
「おい霊夢、お前の知り合いか?」
「まぁね。腐れ縁よ。あんたがここに来た時に、幻想郷最強って言ってたのはこいつ。」
霊夢はめんどくさそうに魔理沙を親指で指差す。
「んな?!こいつがそうなのか?!」
幽助は目を見開く。
「んー、世の中には私なんかより強いヤツがゴロゴロいるからよ。一概に私が最強、とは言えないだろ?」
「それでもあんたにタイマンで勝てるやつなんて今の幻想郷にはいないわよ。この前も貧乏神の異変で貧乏神姉妹をボコボコにしてたじゃないの。」
「人聞きの悪いこと言わないでくれよ。あれはただ真剣勝負しただけだぜ?」
魔理沙はやれやれ、と言った表情で再び頭をかく。
すると、魔理沙はある異変に気付く。
「燼魔どもがいなくなってんな。逃げたか。気も感じなくなってるし、また逃げやがったな。」
魔理沙が周りを見回すと、紅魔館の中庭には黒焦げになったレミリアたち以外誰もいなくなっていた。
「とりあえず防衛は成功ね。でも、あのまま燼魔どもが増え続けていくと、今度こそ手がつけられなくなるわ。」
霊夢の表情は険しいまま戻らない。
「幻想郷のみんなも霊奈んときのダメージがまだ癒えてないのに、あんなのと戦うハメになっちまったんだから、大変だよな……。で、霊夢。黒幕は見つかったのか?」
「手がかりだけね。」
霊夢の反応が気に食わなかったのか、魔理沙はそうか、とだけ言って、
「ところでさ、お前なんていう名前なんだ?!強いんだろ?私といっぺん勝負してみないか?!」
目を輝かせながら幽助に詰め寄る。
「あのな、まず1つ、質問をそんなにするんじゃねぇ。あと、俺は浦飯幽助、元霊界探偵だ。それにな、今俺は結構ショック受けてんだからな。こいつに手も足も出なくてよ。」
幽助は親指で霊夢を指す。
「なんだよ霊夢。まさか本気でやったのか?大人げねえなぁ。」
魔理沙はため息をつきながら霊夢に言う。
「そんなことないわ。6割くらいよ。」
「あのな、私たちは四年前よりバカみてえに強くなってんだぜ?お前が6割も出せば簡単に博麗大結界もぶっ壊せるだろうよ。」
「博麗大結界?」
幽助が魔理沙に問う?
「博麗大結界ってのは、この幻想郷と外の世界を隔てる大きな結界のことさ。ここは外の世界で忘れられたものが集う場所だから、この結界が壊れたら、幻想と現実の区別がなっちまうから、私たちは消滅してしまう。まあ簡単に言うと、この結界が壊れちまったら私たちも死んじまうわけさ。」
「じゃあ俺は結界ってのが壊れても生きてるわけだな。」
幽助は安心したようにそう言うが、魔理沙は表情を曇らせて、
「んー、それはどうだろうな。」
と言う。
「あ?俺は皿屋敷中なら知らないヤツなんていねえんだぞ?」
「まず1つ。外の世界にお前の言う皿屋敷中ってのはおそらくない。」
「はぁ?!」
幽助は目を見開く。
「私も外の世界には行ったことがないんだが、昔私たちと戦ったヤツが外に出たときには、そいつは全く認識されてなかったんだ。まぁ、私の師匠なんだけど。」
「じゃあ結界が壊れたら、俺もなかよくてめーらと心中ってことか。」
幽助は憎々しげに呟く。
「そうなるな。」
魔理沙はさらっと言う。
「じゃあ魔理沙、私は先にレミリアたちの介抱するから、幽助に説明してやんなさい。」
「へいへい。」
霊夢はススだらけになった栞やレミリアを抱えて紅魔館の中へ入っていった。
魔理沙もそれにやる気なく返事をする。
「それで、博麗大結界は昔一回壊れたんだが、その時私たちは並行世界に避難してたから無事だったのさ。」
「並行世界?」
幽助は首をかしげる。
「世界ってのは数え切れないほど存在するんだ。お前の世界や私の師匠の世界、そしてこの世界とかな。受け売りだけど、無限にページのある本をイメージしてくれ。ページが近ければ近いほど、その世界は似通っている。」
「じゃあ俺は比較的に近い世界から連れてこられたんだな。それで、俺は元の世界に戻れんだろうな?」
「あ、そこは安心していいぜ。私の師匠も無事に帰れたって紫が言ってたし。」
「あのばーさん、人の迷惑も知らずに好き勝手やってくれるぜ……。」
幽助はため息をつく。
「ま、こんなもんだな。さ、霊夢だけにやらせるのもやだし、私たちもレミリアたちを紅魔館に運んでやるか。」
そう言って魔理沙と幽助はフランやパチュリーたちを紅魔館に運び、ベッドに寝かせ、そのまま一夜を明かした。
「まぁ、上から爆撃したことは今回だけ目をつぶってあげるわ。それで、」
レミリアたちは魔理沙を囲みこむ。
「本、返して。」
パチュリーは冷徹にそう言い放つ。
「ま、待てよ!あれはまだ読んでなくて……、」
「いいから全部返せっつってんのよ!」
パチュリーは声を荒げる。そのせいでパチュリーは咳き込む。
「まあまあパチュリー様。この異変が終わってからでもいいではないですか。魔理沙は逃がしませんので、それで手を打っていただけませんか?」
咲夜がパチュリーを宥める。
「むぅ…」
パチュリーは頰を膨らませる。
「まぁ、いいわ。とりあえず、みんなもわかってるとおり、燼魔の量は圧倒的に増えているわ。」
レミリアは話題を変えて、全員の注目を集める。
「そこで、霊夢と一緒に考えたんだけど、それぞれ回っていると時間がかかりすぎるから、今度は手分けして回っていくことにするわ。」
「なるほど、それで白玉楼だったり命蓮寺だったりを回るんだな。」
魔理沙も納得したようだ。
「それで、二人一組で行動することにするわ。私たちは紅魔館の守りを固める。そして、咲夜、美鈴、行ってきてくれるかしら?」
「仰せのままに。」
「わかりました!」
レミリアの頼みを咲夜と美鈴は快諾する。
「じゃあ2人組を……」
レミリアがそう言いかけたとたん、
「はいはい!私は幽助とがいいぜ!」
魔理沙は手を挙げる。
「はぁ?!」
当然幽助は嫌がる。
「じゃあ私は霊夢とだな!」
栞も霊夢を引き寄せる。
「ちょ、ちょっと!」
霊夢は頰を赤らめる。
「じゃあもうこれでいいわね。魔理沙、幽助グループ、霊夢、栞グループ、咲夜、美鈴グループ。」
「ちっ……」
幽助は不満そうにはしているが、最終的にレミリアに従った。
「じゃあ私たちは命蓮寺に行ってくるわ。」
霊夢は行き先を決める。
「ではお嬢様、私たちは白玉楼に。」
それに続いて、咲夜たちも決めたようだ。
「わかった。じゃあ、魔理沙と幽助はどうするの?」
「そうだな……、じゃあ永遠亭にでも行くか!」
「永遠亭?」
「人里付近の迷いの竹林の中にある月の人間が住んでるとこよ。」
霊夢が幽助に勧告する。
「わーったよ。そこ行きゃあいいんだな。」
幽助も渋々承諾する。
「よし、じゃあ、解散!」
レミリアの一言でメンバーはそれぞれ出立の準備に入った。
「……幽助お兄ちゃん、行っちゃうのね。」
「ああ。またなフラン。」
幽助はフランに挨拶する。
既に霊夢グループと咲夜グループは出かけていた。
「んじゃあ、行くか!幽助、飛ばすから頑張ってついてこいよ?!」
魔理沙は帽子を抑えて地面を蹴って飛び上がる。
「あっ、おい!待ちやがれ!」
幽助は先に行った魔理沙を追いかけるように飛び上がる。
「じゃあな!」
幽助はそれだけ言って魔理沙を追いかけ始めた。
いかがでしたか?第5話は以上です。
〜〜〜次回予告〜〜〜
「ったく!お前霊夢よりめんどくさいやつだな!」
「そうか?霊夢よりはマシだと思うけどな。おっ、見えてきたぜ、あれが迷いの竹林だぜ!」
「へっ、上等だ!どんな奴が来てもぶっ飛ばしてやるぜ!次回、「竹林の中のルナティックワールド」
伊達にあの世は見てねーぜ!」