残酷な表現
オリジナル敵
誤字、脱字
都合によって変わる設定
お前の小説は読まれるに値しない、という方はブラウザバックをお願いします。あんたの全てを壊して、オレは読む、という方は巻き方を忘れないように右手の包帯を取ってからお進みください。
「あ、うう……っ!!」
栞は倒れ伏したまま胸を押さえて苦しそうに布団に寝ている。
「栞姉っ!!」
すると、襖を思い切り開けて霊夢が入ってくる。
「!!」
すると、そこにいた星やナズ、封獣ぬえや幽谷響子が一斉に振り向く。
霊夢は肩で息をしながら栞を見つめる。
「おいっ、どうしたんだ?!」
それに続いて魔理沙、幽助、白蓮、女苑も部屋に駆けつける。
「聖!栞さんが……!」
栞の近くには大量の包帯や血が入ったボウルが置いてあった。
栞の口の端から血が滴っている。
おそらく大量に吐血したのであろう。
「げほ……っ、げほっ!!」
栞は激しく咳き込む。
「栞姉!栞姉っ!!」
霊夢は栞の側に駆け寄り必死に呼びかける。
「な、なんかヤバそうだぞ!ちょっと永遠亭行って永琳連れてくる!ちょっと待ってろ!!」
魔理沙は額に指を当て、瞬間移動した。
「彼女の容体は?!」
白蓮は栞の側に近寄り、しゃがみこむ。
「胸を押さえているから心臓に異常があるのかと思ったら、彼女、心臓が動いてないの!」
ナズーリンは慌てて説明する。
「心臓が動いてない……?」
白蓮はとっさに栞の右手の手首に触れる。
しかし、拍動は全くしなかった。
「どういうことでしょう……?!」
白蓮は顎に手を当てて考える。
しかし、栞は今も息をしているのだ。きちんと体温も感じられる。
すると、魔理沙が永琳を連れて帰ってきた。
「見せて!」
永琳はそれだけ言い放ち、白蓮たちの間に割り込む。
「……ふぅっ」
永琳は汗をぬぐって一息つく。
「栞姉は?!大丈夫なのよね!?」
霊夢は永琳の肩を持って揺さぶる。
「離しなさい。」
永琳は冷徹に言って霊夢を引き剥がす。
「とりあえず今は大丈夫でしょう。」
永琳は霊夢にそう言う。
だが、でも、と続け、
「彼女、もう長くはないわ。」
と言い放った。
「え……?」
そのセリフに霊夢が硬直したのは言うまでもないだろう。
「彼女の馬鹿力、それはね、とある薬を打たれているからこうなっているの。差し詰め、残りの寿命を全て使って究極の戦闘力を手に入れている……ってところね。」
「嘘だろ……?!」
魔理沙も困惑の色を隠せない。
「俺が感じた違和感はこれかよ……」
幽助も憎々しげに呟く。
幽助には何かが引っかかっていた。
初めて出会った時からまるで生気が感じられなかったこと。
自分で制御できないほどの馬鹿力を持っていたこと。
「それにね、彼女、もう人間じゃないわ。」
「どういうことですか?」
今度は白蓮が尋ねる。
「彼女の臓器機関はほぼ全て停止しているわ。もちろん心臓も。代わりにね、もう一つ心臓のようなものが見られるの。」
それを聞いた途端、幽助ははっとする。
「おい、それって核みたいなものじゃないか?」
幽助はそう永琳に尋ねる。
「……ええ。そんな感じね。」
「そりゃあおそらく魔族の核だ。」
「魔族の、核?」
霊夢たちは首をかしげる。
「今の俺の心臓だ。昔俺は仙水って野郎に殺されちまってな。そのまま心臓は止まっちまったんだが、魔族なんたらってやつで妖怪として生き返ったってわけ。」
「それが、栞姉を生かしているの?」
「いや、逆だ。こいつは魔族の核に
幽助がそう言った途端、霊夢が幽助の胸ぐらを掴む。
「……答えて。なんで、なんで栞姉なの?なんで栞姉がこんなことに……?」
「さぁな。」
「……そんなのあんまりだろ……。せっかく昔の姉貴に会えたってのに、もう保たないなんてよ……」
魔理沙も視線を落としてしまう。
「とりあえず、様子を見ましょう。おそらくあと1日は目を覚まさないから。」
永琳がひとまずそう言う。
「………〜〜〜〜っ!!!」
霊夢はそう言って出て行ってしまう。
「あっ、霊夢!おい、待てよ!」
魔理沙も霊夢を追いかけていく。
「じゃあ永琳。俺も行くぜ。じゃあな。」
「あ、待って。」
と、永琳が幽助を呼び止める。
「?」
幽助は振り向く。
「彼女、ものすごい量の切り傷や縫い傷があるわ。彼女、昔に火事で亡くなったんでしょう?それを無理やり蘇らせるなんて……」
「……さあな。嫌なやつの考えてることはさっぱりだ。」
幽助はそれだけ言い残して去って行った。
「霊夢、ここにいたんだな。」
魔理沙は命蓮寺のはずれにいた霊夢を見つけ、近寄っていく。
「魔理沙……」
「霊夢、栞のことだけど、もう大丈夫だってさ。……しばらくは。」
魔理沙は消えそうな声で呟く。
「それでも、もうあと一月保つか保たないかなんでしょう?」
「………」
霊夢の反応に魔理沙は黙りこくってしまう。
「でもな、霊夢。それでも、せっかく会えたんだ。終わりが来るまで、そばにいてやるのが、妹なんじゃないか?それが例え、血が繋がってなかったって。」
「……。私は、どうすれば……」
霊夢は顔を落としている。
「おい、霊夢。」
すると、幽助の声が響いてくる。
「……なによ。」
霊夢は目元をぬぐって、幽助の方を向く。
「表でドンパチ起こりそうだぜ。」
「そういや、この気は……神子だな?」
魔理沙は命蓮寺の正面の方を向く。
「とりあえず、行くわよ。」
霊夢の合図と共に3人は命蓮寺正面へ向かって行った。
「お久しぶりですね、聖白蓮。」
「そちらこそ、久しぶりですね、豊聡耳神子。」
白蓮と神子は互いに睨み合っている。
その後ろには、白っぽい装束を着た少女と足がない少女がいた。
彼女らは物部布都と蘇我屠自古。神子の側近であり部下である。
彼女らと白蓮らは宗派の違いからか仲がいいとは言えず、週2のペースで布都が命蓮寺に火を放ちに来る。
「いよいよ全面戦争でも引き起こすつもりですか?」
「いいや、そんなことはしないよ。ただ……決着をつけに来たのさ。」
神子はそう言うと再び白蓮の顔を睨む。
「決着、というのは?」
「武術勝負をします。5対5でね。」
「それぞれ選抜した先鋒、次鋒、中堅、副将、大将を決め、先鋒から順に戦い、先に敵の大将を倒した方の勝ち。どうです、簡単でしょう?」
神子はニヤリと不敵な笑みを浮かべる。
すると、幽助と魔理沙、霊夢が合流した。
「よう、神子。久しぶりだな。」
「ええ。お久しぶり。」
魔理沙の挨拶に神子もぎこちなく捉える。
そのとき、白蓮が咳払いをした。
「話を戻しますが、私はそれでも構いません。」
「どうします?結局それで、受けるのですか?」
「いいでしょう。受けて立ちます」
白蓮はそう答える。
「では、翌日正午より、人里の中心にリングを用意しておきます。それでは。」
そう言って神子は消えていった。
「武術勝負か……。面白そうだな!」
魔理沙もワクワクを隠せない。
「よし、明日、神子とか言うやつらに勝ってやるぜ……!」
幽助も拳を握りしめ、そして、1日の日はあっという間に過ぎ去っていった………
いかがでしたか?第9話は以上です。
〜,〜次回予告〜〜〜
「これが武術勝負か。俺も大会はトーナメント以来だ。へっ、思う存分暴れさせてもらうぜ。」
「まったく、なんで私は出られないんだよ?ま、しょうがねえか。頑張れよ幽助!」
「次回、激突!代表5人、出揃う
伊達にあの世は見てねーぜ!!」