レーベの村を発ち、しばらく魔物を少年に狩らせながら進んでいくと祠が見えてきた……けど、ここには何も力を感じない
力を感じるのはもう少し北からだな
「あれ、ここに入るんじゃないんですか?」
「多分だけどこの祠はハズレだね 北に何かがありそうだから、そっちに行ってみよう」
「はぁ、ライアさんがそう言うなら……ライアさんがすごいのは分かりましたし、こうして何かを感じるのもそう言ったところから来てるんでしょうし、信じます」
「それは良かった、じゃあ行こうか」
というわけで更に北へと進むと、そこには一つの洞窟があった
「ここ……かな、うん この先にムーンゲートのような気配がある」
「むーん……?」
「あぁいや、私の地元にある、世界を繋ぐ門の事だ、多分そのものはここには無いから、気にする必要は無いよ」
「そ、そうですか……とりあえず、先に進んでみましょう」
洞窟を少し潜ると……すぐに行き止まりだ
「うぅん、ここであってるんですかね?」
「あぁ、多分合ってるはずだよ」
と、私は壁の前に立って壁を殴る
「な、いきなり何を……って、道が出来た!?」
「採掘スキル、極めればほとんど全ての壁を掘り抜けるスキルだよ
もちろん私も極めている じゃ、この先に行こうか」
少年を連れて洞窟を進んでいく
道中出てきたのは虫やウサギ、アリクイ、洗礼者のような人型の魔物
私がデバフ魔法で援護をしながら、直接的な戦闘は全て少年に押し付けつつ、洞窟を更に進んでいくと、道が三つに分かれているところに出た
まぁ、魔法の地図の魔法を定期的に使っている私には関係が無い話だけれど
途中の扉をロックピックで開錠して部屋に入ると、そこには青い渦のようなものがあった
「旅の扉、ですね」
「なるほど、これに長距離を繋ぐ力があるって事か」
私はすぐに旅の扉とやらに入っていった
「ちょっといきn」
視界が一瞬途切れたと思うと、先程まで居た洞窟の中とは風景が一変していた
なるほど、ムーンゲートを通った時に似ているな
「ライアさん、いきなり入っていくなんて、危ないことがあったらどうするんですか!」
「その時は君もすぐに旅の扉を潜れば良いだけだろうに」
「いや、そうじゃなくて扉の先で……いえ、もういいです
ここから出てみましょう、多分近くに国か街があると思います
旅の扉は国で管理されている事も多いので」
「うん、それじゃあ行こうか」
少年の提案に従って祠を出ると、北の方に人工物が見えた
あの大きさだと、多分城壁辺りかな
「それじゃあ進路を北に、進んでいこうか」
「はい、行きましょう
………ところで、道中魔物が出てきたら………」
「もちろん君が相手するんだよ、修行修行」
「わかりました………」