東方神笛抄 〜秘封少女がゼル伝入り〜   作:タミ

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美術館の絵に吸い込まれ、消えてしまった宇佐見蓮子。もしも彼女がゼルダの世界へ転生し、ガノンドロフに戦いを挑んだら?そんなクロスオーバー2次創作作品です。この作品には以下の成分が含まれています。

残酷な表現
やはり駄作
誤字、脱字
都合によって変わる設定

馬鹿野郎ーーっ!何を書いてる!ふざけるなーっ!という方はブラウザバックをお願いします。最終話まで見て勝ちを宣言しよう…!という方はこのままお進みください。

大人になってからの初の強敵、ファントムガノンにどうにか勝利した蓮子。これで森の賢者が復活するのだそうだが、果たして誰が賢者だったのか……?!


第14話 ゴロンの英雄と炎の邪悪!

……私は、また時の神殿で目覚めたときと同じ場所で目覚めた。

 

「蓮子、賢者の間に出たみたいだヨ。」

 

「うん。みたいね。」

 

すると、目の前にあった緑の模様がある台に、ひとりの少女が現れた。

 

「……やっぱり、あんただったのね、サリア……」

 

私の言葉に、サリアは深く頷いて、

 

「ありがとう。あなたのおかげで賢者として目覚めることができました……。私はサリア。森の神殿の賢者……」

 

「そんな改まって話さなくてもいいのに。」

 

あ、そうか。私が大人になってるからわかんないのかな?

 

「きっとあなたが来てくれると信じてたわ。だってあなたは……。」

 

サリアは何か言いかけたが、首を振って、

 

「ううん、何も言わないで。あなたと私は、同じ世界では生きていけない運命だもん……」

 

………そんなに悲しそうな目をしないでよ。サリアらしくもない。

 

「サリアは森の賢者として、あなたを助けていくの。さぁ、このメダルを受け取って。」

 

すると、私の手の中に緑色のメダルが現れた。

 

「それは森のメダル。賢者が目覚めた証だヨ!」

 

直後、私の意識にどんどん靄がかかってくる。

 

「サリア……また、お別れなの?」

 

私が尋ねると、

 

「ううん。きっとまた会えるわ。大丈夫。サリアは、ずっとずっと、あなたの友達だからネ……」

 

サリアがそう言った途端、私の意識は完全に暗転した。

 

 

 

 

 

 

 

「ん………」

 

私は目を覚ました。

 

どうやらデクの樹サマの前に出てきたらしい。

 

すると、ナビィが何かに気づく。

 

「あれ?デクの樹サマの前に、なんか生えてるヨ?」

 

「あ、ほんとだ。なんだこれ?」

 

私が顔を近づけてみてみると、

 

急に植物が生えてくる。

 

「うわっ!!」

 

「ボク、デクの樹のこどもデス!君とサリアが森の神殿の呪いを解いてくれたから、ボク、生まれてくることができたデス!本当にありがとうデス!」

 

「え、ええ。はぁ。」

 

私は半分くらい何が起こってるのかわからないまま返事をする。

 

「昔の仲間には出会ったデスか?みんな大きくなった君に気づかなかったデスね。」

 

うん。サリアを除いてはね。

 

「それもそのはず。コキリ族は大人にならない民族。7年経ってもこどものままデス。」

 

ってことは、私の元々のポジションにいる人は……

 

「そうデス。おおかた察しはついてると思うデスけど、君はコキリ族じゃないんデス。」

 

「君は本当はハイリア人。その秘密をいつか話すことが、ボクの使命だったんです。」

 

「昔。ハイラルの統一戦争があった頃。戦火を逃れるため、ハイリア人の母親と赤ん坊が禁断の森に逃げ込んだデス。深い傷を負っていた母親は、森の精霊、デクの樹に我が子の命を託したデス。」

 

なるほど。その赤ん坊、それが私のポジションってことか。

 

なんか、めんどいポジションについちゃったわね……

 

「母親が息をひきとったあと、赤ん坊はコキリ族として育てられ、ついに運命の日を迎えたのデス!!」

 

「君はもともとハイリア人。いつかこのコキリの森を出て行く運命だったのデス。自分の宿命を知った今、君にはやることがあるのデス。」

 

そうね。あいつに負けっぱなしは嫌だし、私がこんなにしてしまったハイラルは、私がなんとかしなきゃ。

 

「………ボクから言えることはこれだけデス。さぁ、蓮子。全ての神殿を解放し、平和を取り戻すのデス!!」

 

「ありがと、デクの樹サマ。お陰で気が引き締まったわ。」

 

よし、と帯を締め直せた。

 

「そうだ、蓮子。このこと、シークさんに報告したら?」

 

「それもいいけど、どこにいるのかな?」

 

「……多分、時の神殿に行けば会えるヨ!」

 

「うーん、ほんとでしょうね……?」

 

それで、私は渋々時の神殿へと向かっていった。

 

 

 

 

 

時の神殿。マスターソードが刺さっていた台座の横に、シークが立っていた。

 

「………待っていたよ。神殿に取り憑いた悪霊を浄化し、賢者を目覚めさせたんだね。」

 

「お陰で大事なもん一個失ったわ。ま、すぐ取り戻せたけどね。」

 

「………そうか。だが、君を必要としている賢者はまだいるはずだ。そのため、君はまだまだ強くならなくちゃあいけない。時には時間を遡った方がいい時もあるだろう。」

 

「ならば、時の台座にマスターソードを刺せ。そうすれば7年の時を遡ることができるだろう。」

 

なるほど。剣を戻せばいいのか。

 

「蓮子、君はいずれここに戻って来なければいけない時がくる。その時のため、このメロディを授けよう。時の神殿へと帰還のメロディ、光のプレリュードを。」

 

すると、シークはハープを取り出し、奏で始めた。

 

希望が持てそうなメロディが響き渡った。

 

うん。覚えた。maybe.

 

「時のオカリナとマスターソードがある限り、時は君の中にある。では、蓮子、また会おう!」

 

シークはそういって再び地面になにかを叩きつけ、いなくなってしまった。

 

……そうしないと帰れないのか……?

 

 

 

 

「それで、蓮子、次はどこへ行くの?」

 

そうね………

 

「……デスマウンテン行く?」

 

「そんな喫茶店感覚で言うの……?」

 

「そんなんじゃないわよ。」

 

「ただ、私の勘がここへ行けって言ってる!」

 

私はそう言って走り出した。

 

 

 

 

 

 

 

………ゴロンシティ。帰ってきた。

 

………そういえば、こどもの時逃げ帰ってから一度も来てなかったな。

 

そこで私たちはある違和感に気づく。

 

ないのだ。人気が。

 

「おかしいわね。こんなにしんとしてたっけ?」

 

「ううん。もう少し活気があったはずだヨ。」

 

「!!」

 

すると、なにかが私に向かって突進してくる。

 

私は咄嗟に右足を突き出してそれの回転を止めようとする。

 

数メートル下がったのち、ようやくそれは止まった。

 

「よくもやったなコロ!ガノンドロフのこぶんめ!オラの名前を聞いて驚け!オラは……ゴロンの勇者、蓮子だコロ〜!!」

 

………ん?

 

「いや、私はガノンドロフの子分でもないし、蓮子って私の名前だし。」

 

私がそう言うと、

 

「え?オマエも蓮子っていうコロ?じゃあオマエがあのでんせつのドドンゴバスター、ゆうしゃ蓮子?!」

 

ドドンゴ……バスター?

 

ゴーストバスターズ的な?私掃除機持ってないよ?

 

「お、オラのとーちゃん、ダルニアだよ!おぼえてる?」

 

ええ?!

 

「あ、あんたもしかして、ダルニアさんのこども?!」

 

「オラの名前、とーちゃんが蓮子のゆーきにあやかってつけたんだコロ!……でも、オラ女じゃないコロ。」

 

うん。それは私も思った。

 

「でもいい名前コロ!オラ気に入ってるコロ!」

 

そう?まぁ、そう言ってくれるなら嬉しいよ。

 

そんなにいい名前してるかね、私。

 

「蓮子はオラたちゴロンにとってえーゆーコロ!あとでサインしてほしいコロ!「ゴロンの蓮子くんへ」って書いてほしいコロ!」

 

ええ……?私サインなんてしたことないよ……?

 

「え?ああ、わかった……」

 

すると、蓮子、いや、私じゃなくて、ゴロンの蓮子はなにかを思い出したかのように

 

「あ、そうだコロ!それどころじゃないコロ!みんなを助けてコロ!」

 

「助けるって、ドユコト?」

 

「ダルニアとーちゃんも炎の神殿に行っちゃったコロ!あそこにはリュウがいるコロ!」

 

龍……?

 

「はやくしないととーちゃんまでリュウに食べられちゃうコロ〜!!」

 

そう言って蓮子は泣き出してしまった。

 

……なんか私が泣いてるみたいで気分悪いな。

 

「え、えと、とりあえず落ち着いて。リュウってなんなの?」

 

私はどうにか蓮子をあやして、リュウについて尋ねる。

 

「むかしこの山には、ヴァルバジアっていうわるーいリュウが住んでたコロ。そのリュウはオラたちゴロンを食べる恐ろしいリュウだったコロ。」

 

おとぎ話みたいな話ね……

 

「そいつを昔のゴロンのえーゆーが、ドッカーン!とハンマーでやっつけちゃったコロ!これ、ずーっと昔だけど、ほんとのことだよ!だってそのえーゆーの子孫がとーちゃんなんだもん!ゴロンのみんなもガノンドロフの子分に炎の神殿に連れてかれちゃったコロ。みんなヴァルバジアに食べられちゃうコロ!」

 

そう言って再び泣き出してしまった。

 

私は大きく息を吸って、

 

「かーーーーつ!!!」

 

急に大声を出したので、蓮子はびくっとしてしまう。

 

「じゃあ、あんたもそのゴロンの英雄の血をひいてるんでしょ?だったらそんなとこでいつまでも泣くな!その目ん玉ひん剥いて、今為すべきことを成しなさい!あんたも「蓮子」なんでしょ?!」

 

私の一喝に、

 

「……わかったコロ。オラもう泣かないコロ!お願いコロ!オラ、炎の神殿に行くコロ!」

 

蓮子の一言に私はため息をついて、

 

「炎の神殿は私が行くわ。ダルニアさんもゴロンの人助けるために神殿にいるんでしょ?」

 

「でも、オラ……」

 

「あんたはここで、この街を守ってなさい。それがあんたの役目よ。」

 

「………わかったコロ!オラ、ここを守ってるコロ!」

 

「よし!大丈夫。2人も英雄がいるんなら、リュウなんてお茶の子さいさいよね!」

 

私の言葉に蓮子は頷く。

 

「よーし!炎の神殿……行きますか!!」




いかがでしたか?第14話は以上です。

〜〜〜次回予告〜〜〜
「おいっす!蓮子だ!あっつ!なんつー熱さよこれ……!地獄の釜茹でにあってる気分だわ……!」
「蓮子!まずはこの熱さをどうにかしないと……!って、これがヴァルバジア?!」
「へっ、お前なんぞに食わせるゴロンなんて1人もいないわ!!
次回、炎熱血戦!ヴァルバジア!!
すべてを破壊し、すべてを繫げ!」
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