残酷な表現
やはり駄作
誤字、脱字
都合によって変わる設定
馬鹿野郎ーーっ!何を書いてる!ふざけるなーっ!という方はブラウザバックをお願いします。最終話まで見て勝ちを宣言しよう…!という方はこのままお進みください。
インゴーからエポナとロンロン牧場を取り戻した蓮子。エポナを奪われたインゴーは蓮子を逃すまいと牧場を閉鎖するが、蓮子はなんなく柵を飛び越えて平原へと戻っていった………
「おおおお!!」
速い!
まさかこんなにも速いもんだとは………
ロンロン牧場から脱出した私たちはエポナを駆って平原を疾走していた。
「それでナビィ、次の神殿は?そういえば、もう子供時代に行ったところは全部行っちゃったよ?」
「それもそうだネ………、うーん………」
私とナビィが頭を悩ませていると、
デスマウンテンの麓の辺りから大爆発が起こる。
「なに今の?!あの場所ってもしかして……!!」
私は焦燥感を抱きながらナビィに問う。
「うん!カカリコ村だヨ!蓮子、急ごう!」
「もち!」
私はエポナを加速させてカカリコ村に急行した。
「エポナ、ちょっとここで待ってて。」
私はカカリコ村入り口付近の木にエポナを括り付ける。
「じゃあ行こうナビィ!」
「うん!」
そうして私たちナビィはカカリコ村ひ入っていく。
「なによこれ……?!炎の神殿に行くときに寄ったときはこんなになってなかったのに……!」
私がカカリコ村に入った瞬間、私たちを襲ったのはサウナのような熱気と焦げ臭いにおいだった。
カカリコ村の民家からは次々に火の手が上がっており、カカリコ村の上に小さな黒雲を作り出すほどだった。
すると、私は井戸の前に立っているシークを見つけた。
「シーク!これいったいどうなってんの?!」
私はシークの元に駆け寄るが、
「下がれ蓮子!」
と言われ、私は慌てて急停止する。
「………?」
私が小首を傾げた瞬間、井戸の柱が吹き飛んだ。
そして、地面と激しく衝突し、粉々に砕け散ってしまった。
「なんで急に柱が……?」
私が柱が落ちた場所を見ていると、
「うわっ!!」
急にシークの体が浮き上がり、ブンブンと振り回され、先ほどの柱と同じように吹き飛ばされる。
「ちょ、ちょっとシーク!どうしたのよ!」
私はシークに駆け寄る。
瞬間、井戸から"何か"が出てくる。
私には全く視認できなかったが、なにか巨大な黒い影がカカリコ村を回りながら私の方へ突撃してくる。
「くそっ、そっちがやる気ならやってやる!」
私はマスターソードを引き抜き、構える。
「よっ、よせ蓮子!待て!」
私はシークの警告を無視して、影に剣を突き立てるが………
「ん、くく………っ……」
私は重い体を起こす。
「目が覚めたか……」
シークは私の顔を覗き込む。
「そうか、私、あの影にやられて……」
「蓮子、大変なことになった……。闇の魔物が復活してしまったんだ!」
「闇の、魔物……?」
「闇の魔物はカカリコ村の長、インパによって井戸の底へ封じられていた……。だが闇の魔物の力が強まったため封印が解け、奴は地上に現れたんだ!」
奴……か。私は影が見えただけでなんにも見えなかったぞ……。
あれ、でもなんかなんとなく気配は察せたな。おそらく人型の魔物。人間なわけないんだけど。
「インパはおそらく魔物を再び封じるため、闇の神殿に向かった筈だが………、このままでは彼女が危険だ!インパは六賢者の1人なのだ!このままでは彼女はやられてしまう……!頼む蓮子。インパを助けてくれ!」
「あんたがここまで言うのは初めて聞いた気がするわ。まぁでもやるわよ。あいつには借りができたし。」
「………そうか。ありがとう。闇の神殿はこの地下、墓地の下に入り口がある。」
うげっ、墓暴きでもするの?……でも懐かしいなぁ。メリーとも墓暴きとかしてたっけ。
「わかった。とりあえず墓地に行けばいいのね。」
「ああ。すまないが、今の僕にできることは闇の神殿に誘うメロディを伝えることだけだ。時をも飲み込む無限の闇に奏でし者を誘う調べ、聞け、闇のノクターンを。」
シークはそう言ってハープを構えた。
そして、飲み込まれそうな感じのメロディがカカリコ村に響いた………
うむ、覚えた。かもしれない。
「村のことは僕に任せろ。蓮子、闇の神殿は頼む!」
「がってん承知!」
私はシークに笑みを送る。
そしてシークはいつものように消えてしまった。
「あ、一応消えはするんだ。」
「あれ?蓮子、闇の神殿には行かないの?」
「ん、まぁね。ちょっち気になることがあって。」
私は"何か"が這い出してきた井戸の底へ降りていった。
「この下には多分牢獄みたいなのがあるはずなのよ。多分。ここ、普通の井戸じゃないから。」
私がそう言っている間に、私たちは底までたどり着いた。
「ほら、やっぱり。」
確かに井戸の底には通路があった。
が。
「よし、入るぞ……!」
ぎゅむ。
…………
「あれ、は、入らない……」
その穴は余りにも小さく、私はお尻が引っかかってしまった。
「ぬー!にー!!にゃーー!!」
私は思いっきり先に進もうとしてみるが、ビクともしない。
「蓮子、ダメだヨ……、お尻が引っかかってる。」
「むぅ、ダメか……、絶対なんかあるんだよなぁ……」
私は穴から出てパンパンと埃を払う。
「しゃあない。戻りますか。」
私はそう言ってハシゴを登る。
「あー、ムカつくぜ……!!」
私がハシゴを登り終え、地上に出てきた瞬間、そんな声が聞こえてくる。
「?あのどうしたんですか?」
私が声をかけると、オルゴール?のようなものを回している男はイライラしながらこう答える。
「ああ、すまねぇ。いやな、俺は風車の下で働いてるんだが、7年前、あんたみたいな女の、オカリナ持ったガキが急に現れ、おかしな曲を吹いたかと思うと、もの凄い速さで風車が回り出す始末。ったく!忘れもしねえこの曲さ。なぁあんた、聞いちゃくれねえか。」
「え?あ、はい。」
私は思わずそう答える。
男はオルゴール?を回して今日を奏でる。
嵐のような荒々しさを持つメロディが響いた……
「………すまねぇなあんた、俺の愚痴を聞いてもらって。おかけで7年前、井戸まで枯れちまってあんな化け物が出る始末よ。くそっ、ガノンドロフが現れてからこの世界はどうなっちまったのかね。」
………そうか。
7年前。全て合致した。
「ねぇ蓮子、どういうことかな?」
私たちはカカリコ村の出口に向かいながら会話する。
「あれやったのは多分私よ。」
「え?」
ナビィは小首を傾げる。
「多分未来のことを知ってる私が過去であの曲を吹いて井戸を枯らしたんだ。そうしないとあの井戸の底の穴に入れないから。多分そこで何かを手にする……んだと思う。」
「なら、あの化け物は……」
「さあね。でもあの化け物を封印しているのが水だったら私が井戸を枯らした瞬間に出てきてるわよ。だから多分大丈夫。」
「で、でもちょっと待って!7年前って、どうやって戻るの?」
「その点については心配ないわ。ほら、シーク、時の神殿で言ってたでしょ?あの台座にマスターソードを戻せば、7年前に戻れるって。」
「あ、そうか!」
「よーし、そうと決まれば!」
私とナビィは顔を見合わせて、
「「行くぜ、7年前!」」
………なんか私とナビィもいいコンビになったなぁ。
いかがでしたか?第22話は以上です。
〜〜〜次回予告〜〜〜
「おいっす!蓮子だ!さて、7年前に戻ってきたぞ!………体は子供に戻っちゃったけど。」
「仕方ないよ蓮子。我慢して井戸の底に行ってみよう!」
「まぁしゃあないか。さて、あの巨人の弱点でも見つかればいいんだけど。
次回、潜入、井戸の底!真の瞳を手に入れろ!
君にこの謎が解けるか!?」