東方神笛抄 〜秘封少女がゼル伝入り〜   作:タミ

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美術館の絵に吸い込まれ、消えてしまった宇佐見蓮子。もしも彼女がゼルダの世界へ転生し、ガノンドロフに戦いを挑んだら?そんなクロスオーバー2次創作作品です。この作品には以下の成分が含まれています。

残酷な表現
やはり駄作
誤字、脱字
都合によって変わる設定

馬鹿野郎ーーっ!何を書いてる!ふざけるなーっ!という方はブラウザバックをお願いします。最終話まで見て勝ちを宣言しよう…!という方はこのままお進みください。


第29話 ガノン城へ……、蓮子、決意の進撃!

「ん……く……」

 

私はまた賢者の間で目を覚ました。

 

すると目の前にナボールがいる。

 

「あんたにはまず感謝しなきゃね。へへへ……7年前のあの子供がもういっぱしの剣士じゃないか。まぁ……、このアタイとしたことかとんだドジ踏んじまったよ。あのバァさんたちに洗脳されていいようにガノンドロフに利用されちまうなんてね……」

 

ナボールは目を閉じる。

 

「でも面白いじゃないか!そんなアタイが魂の賢者だなんて!6賢者としてガノンドロフと戦うことになるなんてな!この借りはキッチリ返させてもらうヨ!」

 

ナボールはニヤッと笑う。

 

「あ、あはは……。まぁ程々に……」

 

「時の勇者蓮子……。あの時の礼として、このメダルをやるよ!受けとんな!!」

 

すると、私の手の中に黄色いメダルが収まった。

 

「やったネ蓮子!それが魂のメダルだヨ!これで、全ての賢者が復活したんだ!!」

 

「ほんと?!やった!!」

 

私は顔色をぱあっと明るくする。

 

「………あんたがこんないい女になるってわかってたら……、あんたを相棒にでもしたかったよ……」

 

「………あはは……、私は盗賊なんて似合わないよ……」

 

「………あとはガノンドロフだけだ。頑張れよ蓮子。お前ならできる!自分を信じて、全力でぶつかってこい!!」

 

ナボールは純粋に私を応援する言葉を送ってくれた。

 

「…………うん!!」

 

それに私は目一杯の笑顔で答える。

 

そして、私の意識は暗転した……

 

 

 

しかし、そこでラウルさんが現れる。

 

「勇者蓮子よ……、遂に我ら6賢者は復活した!魔王との対決の時が来たのだ!が、その前に、お前を待っている者に会うがよい。その者は時の神殿でお前を待っておるぞ……」

 

「時の神殿……」

 

ラウルさんはそれだけ言い残して居なくなってしまった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「………ん……」

 

私は巨大邪神像の前で目を覚ます。

 

「よし……これで全ての賢者が復活したんだよね?」

 

「そうだよ蓮子!でもその前に時の神殿に行かなきゃネ!」

 

「そうね。待ってる人がいるらしいし。」

 

………でも十中八九察しがつくなぁ。

 

ま、いっか。

 

私はオカリナで光のプレリュードを奏で、時の神殿へと飛び立った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「………待っていたよ蓮子。」

 

時の神殿入り口に入った私の背後から聞き覚えのある声が聞こえた。

 

「やっぱりあんたねシーク。」

 

やっぱり、後ろにいたのはシークだった。

 

「時の勇者蓮子……。君は数々の苦難を乗り越えて、6賢者を目覚めさせてくれた……。そして今また、魔王ガノンドロフとの対決の時を迎えようとしている。だがその前に君だけに話しておきたいことがある。聞いてほしい。」

 

「難しいのはナシにしてよね」

 

私は予め断っておく。

 

「君にもわかるように話すよ……。闇の民、シーカー族に伝わる、トライフォースの知られざるもう一つの伝説を……」

 

ああ。あったわねタライとホース。

 

「………聖なる三角を求めるならば心して聞け。聖なる三角の在るところ……聖地は己の心を映す鏡なり。そこに足踏み入れし者の心、邪悪なれば魔界と化し、清らかなれば楽園となる。」

 

その古典単語をやめてほしいんだけどなぁ。私古典はダメだ古典は。

 

「トライフォース……聖なる三角……。それは力 知恵 そして勇気……。3つの心を測る天秤なり。聖三角に触れし者、その3つを合わせ持つ者ならば、万物を統べる真の力を得ん。」

 

よーするに、力、知恵、勇気を持つ者がタライとホースに触ると、めちゃんこつおくなれるってことでしょ?

 

ならそんなむずかしーい単語使わなくたっていいのに。

 

「しかし……その力無き者ならば、聖三角は力、知恵、勇気の3つに砕け散るであろう。後に残りしものは3つの内の1つのみ……。それがその者の信ずる心なり。もし真の力を欲するならば、失った2つの力を取り戻すべし。」

 

つまりタライとホースに見合う人じゃないと、そいつが信じるひとかけらだけが残って、後の2つはどっかいってしまうと。

 

そしてめちゃんこつおくなりたかったら、失った2つの力を取り戻せと。

 

………なんとなく理解はできてるな私。

 

「その2つの力、神により新たに選ばれし者の手の甲に宿るものなり。」

 

うーん、わかったようなわかんなかったような……

 

「ガノンドロフ……、奴は君が7年前に開いた時の神殿の扉をくぐり、聖地に到達した。しかし、奴がトライフォースを手にした時、伝説は現実となった。」

 

なるほど。ガノンドロフはタライとホースに見合わなかったってわけだ。

 

運が良かったんだなぁ私たちは。

 

「トライフォースは3つに砕け、奴の手に残ったのは力のトライフォースのみだった。」

 

「そ、それじゃあ残る知恵と勇気が……」

 

「………。奴はトライフォースの力で魔王になったが、その野望が果てることはなかった。完全な支配のため、ガノンドロフは残る2つのトライフォースを持つ神に選ばれし者を探し始めた……。」

 

まぁそりゃそうだろうね。

 

しかし次にシークが発した言葉は私の度肝をぬくのであった。

 

「その1つ、勇気のトライフォースを宿す、時の勇者、宇佐見蓮子。」

 

!?

 

「わ、私?!」

 

うせやろ……

 

「そしてもう1人は……、知恵のトライフォース宿る者、賢者の長となる7人目の賢者……」

 

あ、やっぱラウルさんが言ってた7人の賢者ってのは間違ってなかったんだ!

 

するとシークは右手の甲を私の方へ向け、光を放った。

 

「うっ!」

 

私は咄嗟に目を瞑る。

 

光が徐々に晴れていき、私が次に目を開けるとそこには、見覚えのあるドレス、長いブランドの髪の女性……

 

「この私、ハイラル王女、ゼルダです。」

 

……………

 

……………

 

…………

 

………嘘?!

 

マジで?!シークがゼルダ姫?!

 

にしては声とか全然違ったぞ……

 

「魔王の追及を逃れるためとはいえ、シーカー族と偽り、接してきたこと、どうか許してください……。」

 

いやいや、それより私の方がだいぶ失礼なこと言ってたような……

 

うぐ、処されるな、私。

 

「え、ええ。私もずいぶん失礼なことを……」

 

「7年前のあの日、ハイラル城はガノンドロフの襲撃を受けました……,。私は乳母のインパとともに城から脱出する時、見たのです、貴女の姿を。」

 

確かにあの時精霊石が揃って、ゼルダ姫のところへ行こうとしてたんだよな……

 

「私は思いました。あなたにオカリナを託そうと。そしてそのチャンスは今だ、と。オカリナがあなたの手にある限り、ガノンドロフは聖地へ入らないと思っていましたが……、私の予期せぬ事態が起こりました。」

 

封印か……

 

「時の扉を開いたあなたを、まさかマスターソードが聖地に封印してしまうなんて……。あなたの魂は聖地に封印され、トライフォースはまんまとガノンドロフの手に……。そしてガノンドロフは魔王となり、聖地は魔界となりました。それらは全て不幸な偶然……」

 

まぁ私がトライフォースを手にできてもめちゃんこパワーを手にできたとは思えないけどね……

 

「私はシーカー族になりすまし、あなたが戻ってくるのを信じて7年待ちました。しかし、あなたが帰ってきたことにより、ガノンドロフが支配する暗黒の時代は終わるのです!6賢者たちが開いた封印にガノンドロフを引き込み、私がこちらの世界から閉じる……。それで魔王ガノンドロフはこの世から消えるでしょう。」

 

できれば完全に倒しきりたいけどね……。

 

正直、相手との力量の差は理解してるつもりだ。だからこその封印だろう。

 

「蓮子、それにはあなたの勇気が必要です。今一度、私たちに力を貸してください!」

 

………まぁそんなの答えなんて決まりきってるよね。

 

「もちろんです!」

 

私は即答する。

 

元はと言えば私が引き起こしてしまった事態だ。私が解決しないと…。メリーには申し訳ないけど、命だって賭けても構わない。

 

「………ありがとう。では、あなたにさいごの力を託します、魔王の守りを破る、選ばれし者に神が与えたもう力、聖なる光の矢を!!」

 

すると、光の矢が授けられた。

 

おお!!かっちょいい!!勇者っぽいっ!!

 

すると、その時、いきなり地震が起こる。

 

「こ、この地鳴り、まさか?!」

 

ゼルダ姫がそう叫んだ瞬間、ゼルダ姫の体が水晶に覆われてしまう。

 

「な、なにこれ?!」

 

それと同時に、ガノンドロフの声が響いてくる。

 

「愚かなる反逆者ゼルダ姫よ。7年もの長き年月、よくぞオレから逃げおおせた。だが、油断したな。この小娘を泳がせておけば、必ず現れると思っておったわ!!」

 

「くっ、この、こんな水晶ごとき……っ!!」

 

私は引っ叩いたり、蹴っ飛ばしてみたものの、水晶はビクともしない。

 

「唯一のオレの誤算はその小娘の力を少々甘く見ていたことだ。」

 

すると、水晶はどんどん浮かび上がっていってしまう。

 

「いや、小娘の力ではないな。勇気のトライフォースの力だ。そしてゼルダの持つ知恵のトライフォース……。この2つを得たその時こそ、オレはこの世界の真の支配者となるのだ!!小娘!ゼルダを助けたくば、我が城まで来い!!」

 

そう言うとゼルダ姫は消えてしまった………

 

 

「〜〜〜〜………っ!!!くそっ!!」

 

私は思い切り地団駄を踏む。

 

私は迷うことなく外へ向かおうとする、

 

「れ、蓮子!!ダメだヨ!!罠だヨ!!」

 

ナビィが私を止めようとするが、

 

「ごめん、罠でも行くしかないよ!私が行かなくて、ゼルダ姫から知恵のトライフォースをガノンドロフが奪ったら、それこそ私は太刀打ちできない!だから今、あいつが一個しかトライフォースを持っていないうちに、奴を叩く!!」

 

「そっ、それでも!ガノンドロフとの力の差は…」

 

「………わかってる。私とあいつの力の差くらい。それでもやらなきゃ。やるしかないなら、やるだけよ。」

 

「蓮子……、わかった。もうあなたに着いて行くって、デクの樹サマの時から決めてたもん。最後まで着いてくヨ。」

 

「……へへ、ありがと、ナビィ。」

 

「ううん。さぁ、早く行こう!」

 

「よし!」

 

そうして私たちはガノン城へと進んでいく……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

うひゃあ……

 

かつてハイラル城があったそこは、もうハイラル城としての面影はなく、不気味な城が宙に浮かんでいた。

 

すると、ラウルさんから通信が入る。

 

どうやら頭に直接話しているようだ。

 

所謂、「こいつ、直接脳内に……ッ!」ってやつ。

 

「勇者蓮子よ。聞こえるか、賢者ラウルじゃ、我ら6人の力を結集し、ガノンドロフの城に橋をかける。頼むぞ、ゼルダ姫を救うのじゃ!!」

 

「元からそのつもりだっつの……!」

 

私は頰をバンバンと叩いて気合いを入れて、構える。

 

すると、6つの光が合わさって、大きな橋が架かった!

 

「よし、行くよナビィ!」

 

「うん!」

 

そして、私はガノン城に侵入する。

 

待ってろよガノンドロフ……、決着つけてやる!!




いかがでしたか?第29話は以上です。

〜〜〜次回予告〜〜〜
「おいっす!蓮子さんだぜ!遂にガノンドロフとの全面対決!あいつ、トライフォースの力を暴走させて、世界をぶっ壊すつもり?!やってやるわよ!!あんたに世界は渡さない!みんなの生きる思いを、喰らえ!!
次回、この世界の全てを照らす、奇跡の光
ぜってえ読んでくれよな!」
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