東方神笛抄 〜秘封少女がゼル伝入り〜   作:タミ

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美術館の絵に吸い込まれ、消えてしまった宇佐見蓮子。もしも彼女がゼルダの世界へ転生し、ガノンドロフに戦いを挑んだら?そんなクロスオーバー2次創作作品です。この作品には以下の成分が含まれています。

残酷な表現
やはり駄作
誤字、脱字
都合によって変わる設定

馬鹿野郎ーーっ!何を書いてる!ふざけるなーっ!という方はブラウザバックをお願いします。最終話まで見て勝ちを宣言しよう…!という方はこのままお進みください。

息を引き取ったデクの樹サマの願いを叶えるため、旅立つことを決めた蓮子。デクの樹サマの言う通り、ハイラル城に潜入した蓮子はそこでハイラルの王女、ゼルダ姫と出会う……


第4話 死の山、デスマウンテンとゴロン族!

「それでは、これから王家に伝わる伝説をお教えしますね……」

 

ゼルダ姫は神妙な面持ちで私に言ってくる。

 

「あっ、そうだ!誰にも言わないでくださいね!」

 

「あっ、はい!もちろんです!」

 

私は慌てて返事をする。

 

「では。それはこう伝えられているのです……」

 

そうしてゼルダ姫は語りだした。

 

「3人の女神様はハイラルのどこかに神の力を持つトライフォースを隠されました。その力とはトライフォースを手にした者の願いを叶える、というものです。心正しき者が願えばハイラルは善き世界へと変わり、心悪しき者が願えば世界は悪に支配される。そう伝えられていました。」

 

なんでも願いが叶う、ね。さすが神さまの力ってやつなのかしら。唆るわね……

 

私は真剣な表情のまま話を聞いていた。ナビィも私の隣で黙って話を聞いている。

 

「そこでいにしえの賢者たちは心悪しき者からトライフォースを守るため、時の神殿を造られました。そう、時の神殿とは、この地上から聖地へ入るための入り口なのです。」

 

なるほど。じゃあその時の神殿ってとこに行けばトライフォースを手に入れられるってことね。

 

「でもその入り口は「時の扉」と呼ばれる石の壁で閉ざされています。そしてその「扉」を開くには……、3つの精霊石を集め、神殿におさめよ、と伝えられているのです。」

 

精霊石……、じゃあ私の持ってる一個の他に、あと2つあるのね。

 

「さらにもう一つ必要なもの……、言い伝えとともに王家が守っている宝物……、時のオカリナです。………私の話……わかりましたか?」

 

「あ、はい。」

 

私がそう答えると、姫の表情ははぱあっと明るくなる。

 

「よかった!あ、そう!忘れていました!私は今、見張りをしている最中なのです。夢のお告げのもう一つの暗示……、黒い雲、それがあの男……。あなたものぞいてみてくださる?」

 

すると、ゼルダ姫は場所を私に譲る。

 

私はコクリと頷いて、窓から中を覗き込んでみる。

 

「蓮子、お城の中だね……」

 

「しっ、ナビィ、静かに!私たちが忍び込んでることバレたら切腹じゃ済まされないわよ?!」

 

「なんでそんなSAMURAI視点なの……?」

 

私とナビィがそんな会話をしていると、1人の男が窓の奥に現れた。

 

「鋭い目つきの男が見えるでしょう?あれが西の果ての砂漠から来たゲルド族の首領、ガノンドロフ……」

 

あれ、クロ○ダイルじゃないんだ……

 

「今はお父様に忠誠を誓っているけれど、きっとウソに決まっています……」

 

まあそんな決めつけることは……、ほら、人は信頼って言うし……

 

「夢に見たハイラルを覆う黒い雲…、あの男に違いありません!」

 

「………」

 

私が黙ってガノンドロフを見つめていると、ふとガノンドロフがこちらを睨みつけてくる。

 

「っ!!」

 

私は慌てて窓から体を離す。

 

「どうしたのです?気づかれたのですか?構うことはありません!私たちが今何を考えているか、奴にはわかりはしないのですから!」

 

「だといいんですけどね……。」

 

殺気。ガノンドロフから浴びせられたのは間違いなくそれだった。

 

背中に巨大なつららを突き刺された感覚だった。

 

もし仮に私たちの作戦が失敗したとして、あいつと戦うことになるとしたら、と考えるとゾッとする。

 

ここでふと、私の中に疑問が浮かんだ。

 

「王様には、相談はされなかったんですか?一応話は聞いてくれるとは思いますけど……」

 

私がそういうと、ゼルダ姫は表情を曇らせる。

 

「ええ。お父様には相談しました。けれど、お父様は私の夢のお告げを信じてくださいませんでした…。でも、わたしにはわかるのです!あの男の悪しき心が……!」

 

ゼルダ姫はそう言うと拳を握りしめる。

 

「ガノンドロフの狙いはおそらく聖地におさめられたトライフォースです。それを手に入れるためにハイラルにやってきたのでしょう。そしてハイラルを、いえ、この世界をも手中に収めるつもりなのです!蓮子、今ハイラルを守れるのは私たちだけなのです!どうか、信じてください!お願いです!」

 

ゼルダ姫はまっすぐな目で私を見つめてくる。

 

「はい。信じます、その話。私も、記憶を取り戻したいですし。その代金としては、安いもんですよ。」

 

「よかった!ありがとう!私は、怖いのです。あの男がハイラルを滅ぼす、そんな気がするのです。それだけの恐ろしい力を持った男なのです。でもよかった。あなたが来てくれて。……とにかく、ガノンドロフにトライフォースを渡してはいけません!時のオカリナはなんとかしてあの男の手に渡らぬよう、守ります。」

 

「そこで、あなたは残る2つの精霊石を見つけてください。ガノンドロフよりも先にトライフォースを手に入れて、あの男を倒しましょう!」

 

「はい!」

 

私も力強く返事をする。

 

「あ、そうだ!それから、この手紙を渡しておきます。きっと役に立つはずですから。」

 

すると、ゼルダ姫は直筆の手紙をくれた。

 

「私の乳母が城の外まで案内してくれますから、怖がらず、話をしてくださいね。」

 

「わかりました!色々ありがとうございます!」

 

私はゼルダ姫にお辞儀をしてから、踵を返し、中庭の入り口に戻る。

 

するとそこには、長身の女性が立っていた。

 

私も記憶の中ではそこそこ身長あったはずなんだけどなぁ……

 

「私はシーカー族のインパ。ゼルダ様をお守りする者だ。全ては今姫が話された通り。勇気ある少女よ。新たな旅へ向かうのだな。」

 

「はい。それが私の使命だってんなら、やってやります。」

 

「……私の役目は森の使者に1つのメロディを授けることだ。そのメロディは、古代より王家に伝わる歌。私がゼルダ様に幼き頃より子守唄としてお聞かせ申し上げていたが……私はこのメロディに不思議な力を感じるのだ。さぁ、心して聞くがいい。この歌を、覚えるのだ。」

 

すると、インパさんは指笛を吹き始める。

 

なんだか心が落ち着くメロディが周囲に響き渡った。

 

「さぁ、お前の持っているオカリナ、それで復唱してみろ。」

 

私はインパさんの指示通り、サリアから託されたオカリナで、先ほどのインパさんの指笛のメロディを復唱した。

 

よし、覚えた。ぼんやり。

 

「城の兵士たちに見つかるとなにかと厄介だ。城の外までお送りしよう。」

 

そうして私はインパさんに連れられ、ハイラル平原に戻ってきた。

 

「………勇気ある少女よ。我々はこの美しいハイラルを守らねばならない。」

 

するとインパさんは、城下町入り口の左手にある、大きな山を指差した。

 

「見るがいい、あの山をあれが炎の精霊石がある、ゴロン族の山、デスマウンテン。」

 

いきなりラスボスの根城感が溢れてる〜……

 

「デスマウンテンの麓には、私の生まれ育った村、カカリコ村がある。村人たちに話を聞いてから、デスマウンテンに向かうといい。」

 

「はい。お世話になりました!じゃあ、2つ、精霊石集めたら、戻ってきます、約束しますね。」

 

「ああ。約束だ。……さて、お前に託された歌は王家の者にだけ許される不思議な力を持った歌だ。王家に関わる者の身の証にもなろう、よく覚えておくのだ。姫はお前がこの城に戻ってくるのを待っておられる。では、頼むぞ。」

 

私はこくりと頷く。

 

すると、インパさんはパンッ、と何かを地面に叩きつけ、激しい光を放ったかと思うと、インパさんは消えてしまった。

 

……忍者かあの人は。

 

 

 

 

 

 

 

 

山の方へ向かい、歩いていくと、看板と階段があった。

 

デスマウンテン登山口、カカリコ村入り口、と書いてある。

 

「よし、ここね。」

 

「うん、行こう蓮子!」

 

私とナビィは顔を見合わせて、階段を上っていった。

 

 

 

 

 

「ここがカカリコ村……。随分とのどかな雰囲気ね。」

 

私は思わずそう零す。

 

そして、道なりに進んでいくと、門と、その前に1人、兵士が立ちふさがっていた。

 

「あの、そこ、通してもらえませんか?」

 

「キミ、ここは通行止めだ。そこの看板が読めんのか?そうか、子供には読めんな!はっはっは!!」

 

むかっ……

 

「ナビィ、こいつ殴っていい?」

 

「蓮子!ダメだヨ!!」

 

殴ろうとする私をナビィが必死に止める。

 

「はぁ。これでどうよ!」

 

私はイライラしながら兵士にゼルダ姫の手紙を突きつける。

 

「おお、これは、たしかにゼルダ姫の御筆跡!なになに…ふむふむ、「この者、宇佐見蓮子という ハイラルを救う為、我が使命を受けし者なり」……?はっはっはっはっは!!姫さまもまたおかしな遊びを思いつかれるものよ!まぁ、よかろう!通るがよい!気をつけて行けよ勇者チャン!ハーッハッハッハ!!」

 

いらっ……

 

「ナビィ、こいつ蹴っていい?」

 

「流石に今のは酷いネ……って!ダメよ蓮子!!」

 

蹴ろうとする私をナビィが再度止める。

 

はぁ、と私はため息を1つ。

 

「まあ、とりあえず進みましょう。こんな奴に構ってる暇ないしね。」

 

私たちはゆっくりと歩みを進めていく。

 

ラスボス感漂う山、デスマウンテン。そこに住むゴロン族とは何者なのか?!果たして、どうなってしまうので、あろうか?!(界王様風)




いかがでしたか?第4話は以上です。

〜〜〜次回予告〜〜〜
「おっす!オラ蓮子!さすが活火山ってだけあってコキリの森とは大違いね!」
「蓮子、炎の精霊石持ってる人がいるみたいだけど、何故かドアを開けてもらえないヨ……」
「うーん、せめて話くらいは聞いてもらいたいんだけど……。次回、
「熱いアニキと燃える洞窟?!」
伊達にあの世は見てねーぜ!!」
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