東方神笛抄 〜秘封少女がゼル伝入り〜   作:タミ

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美術館の絵に吸い込まれ、消えてしまった宇佐見蓮子。もしも彼女がゼルダの世界へ転生し、ガノンドロフに戦いを挑んだら?そんなクロスオーバー2次創作作品です。この作品には以下の成分が含まれています。

残酷な表現
やはり駄作
誤字、脱字
都合によって変わる設定

馬鹿野郎ーーっ!何を書いてる!ふざけるなーっ!という方はブラウザバックをお願いします。最終話まで見て勝ちを宣言しよう…!という方はこのままお進みください。

トライフォースを世界征服の野望に燃えるガノンドロフより先に手に入れ、ガノンドロフを倒そう、というゼルダの頼みを受け、蓮子は次なる精霊石、炎の精霊石があるというデスマウンテンにやってきた。麓にあるカカリコ村の門番にイライラしながらも、なんとか許可をもらった蓮子。果たして、蓮子はデスマウンテンに太刀打ちできるのであろうか……?


第5話 熱いアニキと燃える洞窟?!

私がしばらく歩いていると、先ほどの村の景色と一変し、ゴツゴツした山道が続き始めた。

 

「登山なんて初めてだなぁ……」

 

ナビィは私の周りを回りながら言う。

 

「とりあえず、てっぺんに住んでるのかな、そのゴロン族ってのは。」

 

「うーん、どうだろう?わかんないな。とりあえず、登ってみようヨ。」

 

「ま、それもそうね。」

 

私は納得して、さっさと先に進み始めた。

 

道はゴツゴツしているが、登りにくい、ということはない。緩やかな坂道が続いているだけだ。……今は。

 

「ん、看板?」

 

すると、私の視界に大岩と看板が入り込んできた。

 

「「ドドンゴの洞窟 勝手にはいるな!」……ドドンゴってなに?」

 

私はナビィに問う。

 

「ドドンゴはこの先の洞窟に住む魔物のことだよ。結構強いから注意した方がいいね。」

 

「ふぅん。」

 

私はそれだけ言って、大岩を見上げる。

 

「まあでも、こんな岩があるんじゃあ入れないわね。」

 

私は諦めて踵を返し、さらにデスマウンテンを登っていこうとする。

 

その時、私の横にあった岩が急に動き出し、ゴツい体の生き物に姿を変えた。

 

「っ!!魔物か?!」

 

私は剣に手をかける。

 

「あ、違うヨ蓮子!あれがゴロン族だよ!」

 

ナビィの一言で私は頭に疑問符を浮かべてしまう。

 

「うーん、人と魔物の区別ができないわね……。」

 

すると、ゴロン族は私に話しかけてくる。

 

「オラ……、デスマウンテンに住んでるゴロン族だゴロ。」

 

ゴロ……?

 

「この大岩見てほしいゴロ。ここはドドンゴの洞窟。オラたちゴロン族にとって大事な場所だったゴロ。中はてきとーに薄暗くて燃えてて、美味い特上ロース岩がとれてたゴロ。」

 

「でもある日突然洞窟内のドドンゴが凶暴化!コワい所になっちまったゴロ。さらに黒いゲルド人が魔法で入口を塞いじゃったゴロ。」

 

ああ、クロ○ダイル……じゃなくて、ガノンドロフか。

 

「このあたりの話を聞きたいならオラたちの町に行けばいいゴロ。」

 

町?山の中に町があるの?

 

「ゴロンシティはこの真上。歩いてちょっとゴロ。」

 

ゴロンシティて……ハイカラな名前ね。

 

「ありがと。この上にあるのね?」

 

「そうゴロ。……ところで、おめえ、見ない顔ゴロ。どっから来たゴロ?」

 

「ん、森から。」

 

「んー……?森?おめえ森から来たゴロ?森はいいとこゴロ。オラたち森から聞こえてくる歌が大好きゴロ。」

 

「そうなの?じゃ、まあ、私はこれで。じゃね。」

 

私はそれだけ言って登山道を再び歩きだした。

 

 

 

 

しばらく進むと、道が二手に分かれていた。

 

「蓮子、ゴロンシティはこっちっぽいよ。」

 

すると、ナビィが私を先導しだす。

 

「あ、待ってよナビィ!」

 

私も慌てて追いかける。

 

 

 

「あ、またいた、ゴロン族。」

 

私の視線の先には、先ほどより大きなゴロン族がいた。

 

「おっす。オラはここでこの、バクダン花の為に日避けになってるゴロ。おめえ誰ゴロ?」

 

「私は宇佐見蓮子。ねえ、バクダン花ってなに?」

 

私が聞くと、ゴロン族は快く説明してくれた。

 

「そこにはえてるのがバクダン花。デスマウンテンにしかはえない「鉱山植物」ゴロ。」

 

ゴロン族が示した先には、本当に爆弾のような花が生えていた。

 

「ふつうは暗いところにはえる花だから、こんなところにはえてるのは珍しいんだゴロ。こどもでもゴロンのうでわがあれば、こう、摘み取れるゴロ。」

 

「そうなんだ……。ありがとう。」

 

「どういたしましてゴロ。」

 

私はゴロンにお礼を言ってさらに先に進み始める。

 

 

 

 

 

先に進むと、大きな洞穴のようなものと看板が見えてきた。

 

「「ゴロン族の国 ゴロンシティ」……」

 

国なのに町とはこれいかに……

 

まあそんなこといちいち突っ込んだら負けか……

 

私は諦めてゴロンシティに入っていった。

 

 

 

 

 

「おお……」

 

そこは巨大な洞穴で、いたるところに壁画が描いてあった。

 

「お、こどもゴロ。」

 

うっさいな。私は体は子供、頭脳は大人なの。

 

私はそう思いながら、ゴロン族に耳を貸す。

 

「よくこどもがこんなとこまで来れたゴロね。なんか用があるゴロか?オラたちややこしいことはニガテだから、そういうことはアニキに聞いてほしいゴロ。」

 

「アニキ?」

 

私は首をかしげる。

 

「ダルニアのアニキってば、キゲン悪いと怒るからコワいゴロ。でも、オラ知ってるゴロ。アニキのヒミツ!」

 

とりあえずそのアニキさんに会えばいいのね。

 

ってか秘密?なんだろう、無性にウズウズするこのフレーズは……

 

「アニキはあれでもダンスが趣味なんだゴロ。リズムに乗せてやればきっとキゲンよくしてくれるゴロ。ダルニアのアニキはここの1番下にいるゴロ。…そういやアニキ、最近はよく森から流れてくる歌を聞いてたゴロなぁ……。あの頃が懐かしいゴロ…。」

 

うーん、みんな森、森って……、コキリの森のこと言ってんのかな……どっかで繋がってたりするの?

 

「昔はあそこに赤いキラキラした石があってオラたちの町を照らしてたんだけど……、アニキが持ってっちゃったまま部屋から出て来てくれないんだゴロ、それ以来町は灯が消えたよう。オラたちまでゆーうつな気分なんだゴロ、」

 

「それってもしかして、精霊石?」

 

私はハッとしてゴロンに問う。

 

「うーん、たしかそんな名前だった気がするゴロ。アニキは赤い石は狙われてるって言って、「王家の使いを待つ」っつって、自分の部屋に閉じこもってるゴロ。」

 

「ナビィ!」

 

「うん!きっとダルニアって人が持ってるんだよ!」

 

なーんだ、チョロいもんじゃない。これで残り1つね!

 

私はそう考え、ゴロン族にお礼を言ってから下まで降りた。

 

 

 

 

私が下に着くと、石の壁が立ちふさがっていた。

 

私が目の前にたっても、うんともすんとも言ってはくれない。

 

うーん、やっぱなんかがいるのかな……

 

「ねえ蓮子。王家の使いの証明をしたら、アニキも開けてくれるんじゃないかな。」

 

王家の、使いの証明……

 

そこで、私はインパさんの言葉を思い出した。

 

「ーーーお前に託された歌は王家の者にだけ許される不思議な力を持った歌だ。王家に関わる者の身の証にもなろう、よく覚えておくのだ。」

 

「そっか。それなら……」

 

私はサリアから譲り受けたオカリナを取り出し、インパさんから教わったメロディを奏でた。

 

すると、アニキが聴いてくれたのか、扉が開いた。

 

「おっ、開いた!お邪魔しまーす……」

 

 

 

「なんでぇ!王家の歌が聞こえたからどんな使者がきたのかと思えばガキンちょ、しかも女じゃないか!」

 

私が部屋に入ると、アニキから罵声を浴びせられた。

 

「このダルニア様もあまく見られたもんゴロ!ふん!もう完全にヘソ曲げたゴロ!!とっとと帰れゴロ!!」

 

いらっ……

 

なんでこうここの奴らは人をイライラさせるのが上手い奴らばっかなのかな……?!

 

「あの、なんでそんな怒ってるんです?」

 

イライラを抑え、私が怒りの理由を尋ねる、

 

「なに?なんでそんなにキゲンが悪いのかって?ドドンゴの洞窟における古代生物、ドドンゴの異常繁殖!名産品バクダン花の不作!岩不足による空腹!だがな!これはオレたちの問題だ!よそ者の力なんか借りねぇゴロ!!」

 

……はぁ。

 

「……なんか、精霊石の話を切り出せなくなっちゃったネ……」

 

ナビィが私に耳打ちする。

 

「そうね。ここは大人しく一旦引き下がりましょうか。」

 

 

 

 

「チクショー!なんであんなに怒るんだよ!逆にこっちがムカつくわ!」

 

ブツブツと文句を言いながら私は来た道をもどる。

 

「仕方ないよ蓮子。」

 

ナビィも半分諦め気味だ。

 

「ん?」

 

すると、ゴロンシティの中の洞窟から歌声が聞こえてきた。

 

「もしかして、森の歌って、これかな?」

 

「そうかも……、行ってみようよ蓮子!」

 

私とナビィは穴の奥へと進んでいった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

次に私たちが目にしたものは、森の景色であった。

 

「あっ、本当に森に出た!」

 

「とりあえず、歌が聞こえる方へ行ってみよう!蓮子!」

 

私はこくりと頷き、歌が聞こえる方へとどんどん進んでいった。

 

 

 

 

 

しばらく進むと、とある建物の前に出た。

 

「あっ!蓮子!待ってたヨ!」

 

そこには、切り株に座ってオカリナを吹くサリアがいた。

 

「サリア!あんただったのねあの歌って!」

 

「あ、聞こえてた?ごめんネ。……ここは森の聖域。サリアのヒミツの場所!なんだかここって……、これから2人にとってすっごく大事な場所になる、そんな気がするの!ここでこの曲吹くと妖精たちとお話しできるのよ。蓮子、いっしょにオカリナ吹いてみる?」

 

サリアの提案に、私が首を横に振るはずがなかった。

 

「じゃあ、私の吹くオカリナのメロディを真似してね!」

 

そう言って、サリアはオカリナを吹き始める。

 

なんだか心が躍るようなメロディが響いた。

 

私もそれを真似して吹いてみる。

 

「うまいうまい!その曲、忘れないでね!アタシのの声、聞きたくなったらサリアの歌をふいてね!いつでも話せるから……」

 

「ありがとう!いろいろお世話になっちゃって……」

 

「いいの!アタシたち友達だから、助け合うのはトーゼンでしょ?」

 

「ありがとうサリア!じゃあ私行くね!じゃあ!」

 

「うん。またね!」

 

そう言って私はサリアに背を向け走り出した。

 

よし、これでアニキの機嫌が直るかな……?

 

「よし、ゴロンシティに戻ろう!」

 

ナビィは急いできた道を引き返し始めた。

 

 

 

 

 

「なんだおめえ!まだいたゴロか?!何回来たって同じゴロ!」

 

再びアニキの前に来た私たち。

 

「ま、まぁまぁ。とりあえず、この曲でも聞いてくださいよ。」

 

私はさっそくオカリナを取り出し、サリアの歌を奏でる。

 

すると、アニキの顔に笑みが戻り、私のオカリナに合わせて踊り出した。

 

「お……、おっ……!来た!来た!来たっ!!このアツいビート!!」

 

ビートではなくね……?

 

そうして、しばらく踊り続けたアニキは、

 

「うーん、いい曲だぁ!沈んだ気分がスッキリしたぜ!ネエちゃん!さっきはすまなかったな!オレに用があるんだろ?」

 

「あ、はい。精霊石について……」

 

「おめえも炎を精霊石を探してるんだな。あれは別名ゴロンのルビー。オレたちの大事な秘宝だ。カンタンにゃ渡せねえ。どうしても、っていうんなら、」

 

「ドドンゴの洞窟の怪物倒して、オトコになってみな!」

 

いえ、私女です。

 

いや、そういう意味じゃないか。

 

「そうすりゃオレたちもみんな幸せ!精霊石だってもちろんくれてやろうってもんだ!」

 

「わかりました、……やってみます!」

 

私の返答に満足したのか、アニキは嬉しそうに言う。

 

「さすが王家の使い様は器が違えや!じゃあ頼むぜ!」

 

そして私はよし、と気合を入れなおすのであった……




いかがでしたか?第5話は以上です。

〜〜〜次回予告〜〜〜
「ドドンゴの洞窟の怪物って、こんなにデカいの?!」
「蓮子!どんな奴にもきっと弱点があるよ!頑張って!」
「あーもう!とりあえず、やるっきゃない!
次回、「熱戦!キングドドンゴ!!」
みんなもポケモン、ゲットだぜ!」
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