【リリス】
「うぉ……!」
男は氷、女は炎の弾幕を放ち、それが混ざり密度の高い弾幕へと変化し、私を襲う。
私はそれを創造したグラムと身体能力を生かして弾いたり避けたりしていなしていく。
すると男はいきなりパンッ!と手を合わせ───。
「《龍殺陣》」
そう言った瞬間、私の足元にも大きな術式が現れた。すぐさまその場を離れるため、六翼を使い浮遊して回避する。
私が回避した瞬間にはその術式から霊力が吹き出し、巨大な柱となり地面を抉っていた。
─────退魔の力?
「《陰陽宝玉・滅陣砲殺》」
私がそう考えていれば、今度はその他からを使った砲撃が私を襲う。それを横に避けて躱していく。
─────これもさっきと同じ力。
あの男の術者はそういう系の男か────。
とはいえ、こっちもやられている訳にも行かない。私は魔法陣を展開して、魔法を二人にはなった。
「《
その光の雨が二人を襲おうとした瞬間。
「───《陰陽結界》」
その術式が展開され、白と黒の術式の結界が現れてその光の雨を防いだ。そしてその隙に、女の方が───。
「《炎陣》」
炎の巨大な球体を、こちらへと飛ばしてきた。
────なかなか隙のない連携だ。さすが門番と言うべきか。
ならこちらも、少し切り札を切るとしよう───ッ!
私はグラムを無数に展開し、そしてその展開されたグラムに
そのグラムの雨は、炎の球体を
それを見た二人はすぐさま球体となり、全速力でその場を離れ、被弾を避ける。
──────へぇ、今のを初見で避けるんだ。
けれど、まだ終わらない。私は身体強化の魔法をかけ、先程の能力を付与し、グラムで切りかかった。それを見た球体はまた男と女になり、男が結界を張るがそれは大きな音を立てて崩れ落ちる。
そして今度は、女が炎の弾幕を出してきた。流石に近距離で食らうのは避けたいので私は遠距離からの攻撃に変更し、魔法を駆使しして二人にダメージを与えていく。
「《陰陽宝玉・封魔針》」
「《滅炎》」
男が退魔の力を込めた札を針へと変え、女は爆炎の火柱を放ってくる。柱はともかく、針を食らうのは避けたい。
しかも柱は一発一発大きく、しかも洞窟なため回避場所が限られる。そこに小さい針の雨が降ってくるのだから打ち落とすしかない。私はフランが決闘でやった方法を思い出し、すぐさまそれを実行した。
─────ごめんフラン、あなたの武器、使わせてもらうよ!
「──
そしてフランがそうやったように思いっきりレーヴァテインを振りかざし、針と柱にぶつかり、大爆発を起こした。
そしてそれによって発生した煙幕を利用し、気配を探して二人の背後へと回る。そして私は近距離でレーヴァテインを振るい、二人を吹き飛ばす。
「「《陰陽深淵結界》」」
体制を立て直した男と女は、術式を展開した。男が私を囲うように結界を貼り、暗闇が発生して視界を闇が支配する。
そして、女が放ったであろう炎の弾幕が迫る。それを感覚で避けていくが、それも時間の問題。
「───《
だから、壊す。
私はグラムに魔力を回し、尚且つ先程創った能力を付与して、レーヴァテインのように振るう。その余波により弾幕は愚か、暗闇、そして結界も破壊した。
─────これで、トドメ……ッ!
怯んだ二人にすぐさま近づき、私はグラムを振りかざし、二人にトドメをさした。
トドメをさし、肩で息をする二人は、私に疑問をぶつけた。
「なぜ、私達の術を行為とも簡単に──」
「私の能力だよ。その力とやらをかき消す能力を付与して、攻撃しただけ」
────まぁ、一筋縄では行かなかったけれど。
思ったよりやるなと感心していた。門番だからそこまで強くないだろう程度だったのだが、思ったより強かったため、私は感心していたのだ。
「…完敗だ。私達は敗者だ、進むがいい」
私は門番の二人にそう言われ、私は魔界への入口を開いた───。
戦闘描写ムズいよぉ………