抜錨!銀平提督!   作:ジム指揮官用

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人気キャラは年月を経ても、人気キャラ。

 

銀平 「深海棲艦の尋問?」

 

吹雪 「はい、なんでも深海棲艦が起死回生の作戦を計画しているという情報を大本営がキャッチしてその情報を握ってるかもしれない深海棲艦が、こちらに護送されてくるみたいです。」

 

銀平 「ったく、おれは、Sだがそんな趣味はねーのによ。」

 

加賀 「提督。捕虜が尋問室に着きました。」

 

銀平 「どうなっても知らねーぞ。」

 

 

 

尋問室

 

ヲ級 「ヲ。」

 

吹雪 「空母ヲ級ですか。」

 

赤城 「ええ、なんでも大本営で、いかなる尋問、拷問を施しても何も喋らずああやって黙っているらしいわね。」

 

ヲ級 「ヲ。」

 

吹雪 「ってか、あいつ喋れるんですか?さっきからヲしか喋ってませんよ。」

 

銀平 「おい、吹雪。お前行ってこい。」

 

吹雪 「えっ、なんでわたしが?」

 

銀平 「あいつキャラグッズが発売されるほど人気なんだろ?その秘訣を盗んでこいよ。」

 

吹雪 「…。分かりました。第一期主人公の力を見せてあげますよ。」

 

室内

 

吹雪 「えー、ごほん。色白吐け!コラァ!てめえはいつまでしらばくれてるつもりだ!こちとらネタがほとんど尽きてんだよ!お気に入りもしおりも貰えず苦しんでんだよわかるかコラァ!」

 

銀平 「おい、なんか作者の弱音吐いてね?あいつ。完全に駄作者の心情代弁してね?」

 

吹雪 「しかも、わたしは、二期主人公の座を親友の身内に奪われたんだよ!人気はそいつに敵わないし、芋顔定着して、同人誌の数でも大差開けられてんだよ!」

 

銀平 「ついに、自分の愚痴吐き出したぞ。大丈夫か?あいつ。」

 

吹雪 「ちくしょー!どうせ…。私なんて…。私なんて…。」

 

ヲ級 「白く白く吹雪のようだー♪」

 

吹雪 「?それは?」

 

ヲ級 「確かに、お前は駄目主人公だ。」

 

吹雪 「くっ、人外のあんたに言われたくない!」

 

ヲ級 「地味だからじゃない。自分の良さを軽視し、卑屈になってるからだ。」

 

吹雪 「?」

 

ヲ級 「お前の魅力はなんだ?可愛い容姿か?強力な武装か?違うな。たとえ劣勢にあっても仲間を守り自分の矜持を守り続けたことだ。」

 

吹雪 「あなた…。」

 

ヲ級 「確かに、お前らは前世で臣民を守りきれなかった。だが、最後の瞬間まで誰かを守ろうとした魂は、本物だったはずだ。それに、感動したやつらも大勢いる。そういう生きた経験を与えるのが主人公の責務だろ。お前はそれを十分全うしたはずだ。金の亡者達の思惑など気にする価値はないはずだぞ。」

 

 

吹雪 「ありがとうございました。」

 

銀平 「なんでテメーが色々吐いてんだ!コラァ!」

 

吹雪 「仕方ないじゃないですか!あの人良い人だし。」

 

赤城 「仕方ないわね。私が行くわ。」

 

銀平 「何か手があんのか?」

 

赤城 「…。取って置きの秘策が有ります。一航戦の誇りお見せします。」

 

室内

 

赤城 「捕虜用の不味いご飯はもう沢山でしょう。ここに赤城スペシャルがあります。どうぞお召し上がりください。」バクバク

 

銀平 「いや、自分で、食うのよ。」

 

赤城 「…。私にも、あなたと同じくらいの後輩がいてね。よく手を焼かされたのよ。あれもよく調子に乗って自分より優秀な艦を随伴艦呼ばわりしたり、ヒモパンつけて色気付いたり…。」

 

銀平 「なんか後輩いびる感じになってね?完全に日頃の愚痴溢してるよね。」

 

赤城 「挙げ句の果てには、提督方が堀りという苦行にいそしんであるときに、JALとコラボして海外にいったり、あの(自主規制)が。」

 

銀平 「ついに、自主規制入ったよ!放送事故まっしくらだよ!」

 

赤城 「…。わたしの言いたいことがわかりましたか?つまり、あまり調子に乗って天狗になっているとこうなりますよ。」指差し

 

飛鶴 「…。」反省中の札をつけて正座

 

赤城 「…。わかったら、さっさと吐きなさい。手柄をたてれば、肉が、肉が腹一杯食べられるのよ!」

 

銀平 「私欲むき出しになってる!!一航戦の誇り台無しだよ!ただのチンピラのやりくちだよ!」

 

ヲ級 「…。そうか、腹一杯になりたいのだな。可哀想に…。」

 

赤城 「そうよ!ギブミー焼き肉!!」

 

ヲ級 「焼き肉ではないが、これをやろう。」つダークマター

 

赤城 「…。これは?」

 

ヲ級 「深海で、大人気の食べ物だ。さあ、食え。」

 

赤城 「ちょ…。まっ…。ぎゃああ!!」

 

銀平 「…。さあ、次いくか。」

 

加賀 「赤城さんの仇は私が討ちます。」

 

銀平 「加賀…。そうか同僚と後輩に問題児をカカエテルフォローの達人のお前なら…。」

 

加賀 「そういうことよ。では行くわ。」

 

室内

 

加賀 「わたしは、一航戦加賀。今までのようには、行かないわよ。」ギロッ

 

銀平 「いきなりかましたぞ。」

 

加賀 「…。ふっ、慌てなくていいわ。わたしは、あくまで艦娘としての義務を果たしたいだけ。あなたが、従順な態度をとるのなら取って食べはしないわよ。」

 

銀平 「出た!数多の提督達を葬ってきた必殺のクーデレ!これならば…。」

 

ヲ級 「…。さっきから、気になっていたが、口の端にボーキかすが溜まっていて気になって話が入ってこない。」

 

加賀 「…。心に来ました。」(ノ_・、)

 

銀平 「逆に心折られた!?」

 

吹雪 赤城 加賀 チーン

 

銀平 「ったく、俺がいくしかねえか。」

 

室内

 

銀平「…。率直に聞く。てめら何を企んでやがる?俺らの国を犯すつもりならこの侍が黙っちゃいねえぞ。」

 

ヲ級 「ふふっ。」

 

銀平 「なに笑ってやがる?」

 

ヲ級 「いやなに、お前らも私達と変わらないと思っただけだ。私達も私達の領分を守りたかっただけだ。己の食い扶持くらい自分で取りたかっただけなんだ。」

 

銀平 「…。てめえは…。」

 

ヲ級 「さあ、どうする?このssはシリアスな話は無しだったはずだが。」

 

銀平 「…。興が冷めた。きりもいいし、ここで落とすわ。」

 

 

 

 

 

 

 


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