地球外生命体を宿した暗殺者   作:蛇廻

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気づいたらお気に入りが100件を超えていた・・・・。

ありがとうございます!これからも『地球外生命体を宿した暗殺者』を宜しくお願いします!

今回の話はサブタイから分かる通り彼が登場します!

さぁ、どうなる第10話!!


第10話 ナイトローグ

惣一side

 

 

固定砲台・・・・いや、律が俺の改良によって生徒達と仲良くなってからすでに数日が経過していた。

 

みんな俺が律の改良をしたことを知った瞬間、結構驚いていたな。あんな驚くもんなのか?

 

『生徒達からしたら、普段授業をサボっている奴があそこまで機械をいじれるなんて夢にも思ってなかっただろうからな』

 

そんなもんか、有希子は前から知ってたからか大して驚かなかったしな。

 

『いや、初めてそのことを知ったときは驚いていたぜ。そのあとは慣れたのかもな』

 

「まじか」

 

「ん?石動なんか言ったか?」

 

「あぁ、いや、何でもない」

 

どうやら声に出てしまったらしく、前を歩いている磯貝に聞かれたが、適当にごまかした。

 

今、俺はクラスメートの磯貝、前原、渚、片岡、倉橋、茅野、そして有希子と一緒に街中を歩いていた。

 

なぜ、普段関わりもしない俺がこいつらと歩いているのかというと、今日の昼休みに遡る。

 

 

<回想中>

 

 

「カフェ?」

 

昼休み、俺がいつも通りエボルトが作った弁当を食べていると、隣で同じく弁当を食べている有希子が話しかけて来た。

 

「うん、駅の近くにこの間カフェができたでしょ?今日の放課後に行ってみない?」

 

駅近くにカフェ・・・・あったか?あんま覚えてねぇや。

 

「んで?どうして俺なんだ?」

 

「ほら、最近は律の改良とかで夜更かししてたでしょ?だから、息抜きも兼ねてどうかなって」

 

う〜ん・・・・それはすでに数日前の話であって、もう問題無いんだけどな・・・。

 

『行っとけよ、お前は普段あまりそういうところ行かないんだからさ』

 

「そりゃ、一応家はカフェだしな」

 

『せっかくの機会だ、有希子の誘いなんだし、たまには羽根を伸ばせ』

 

「ん〜・・ま、エボルトがそういうなら、行くとするか。いいぜ、行ってやるよ」

 

俺の返事を聞くと、有希子はホッとした。

 

「それで、他には誰か来るのか?」

 

「あ、うん。一応、渚君と茅野さん、あと磯貝君と片岡さんが来る予定で、四人も数人に声かけるって」

 

「ふ〜ん・・・ま、そのメンツなら問題ないか」

 

 

 

<回想終了>

 

 

 

とまぁ、こんなことがあった。昼休みに聞いたメンツから前原と倉橋が増えているが、まぁ大丈夫だろう。

 

「あ、ここだよ!」

 

倉橋がとある建物を指差して言う。その先には、確かに真新しい洋装のカフェがあった。

 

「こんなところにカフェなんてあったんだな」

 

『有希子は新しいって言ってたし、お前が知らなくても不思議じゃねぇさ』

 

他のみんなが中に入っていき、俺も着いていく。中も外見と同じく綺麗であり、客にそれなりに入っていた。

 

家とは大違いだよな・・・・。

 

『あんな場所にあるのが悪い。そもそもやってるのかすら分からん』

 

一応やってるさ、店員は俺一人だけど。しかもお前のせいでコーヒーは激マズだ。

 

『さて、何のことかな?』

 

誤魔化すな。

 

「惣一君?行くよ?」

 

「ん?あぁ、今行くよ」

 

有希子に言われて案内された席に移動する。テーブルに置かれているメニューを開いて注文を決める。つってもコーヒー一択だけど。

 

それぞれが注文を選び、店員に頼む。さて、コーヒーが来るまでどうするか・・・

 

「なぁ、石動。普段お前って何してんだ?」

 

「あ?何って?」

 

いきなり前原が話しかけて来た。何のことだ?

 

「ほら、お前って普段授業サボってるだろ?そん時に何してんのかなって」

 

「うんうん」

 

前原の言葉に倉橋が頷く。つってもなぁ・・・、

 

「何してるって言われても、寝るとか、寝るとか、寝るとか」

 

「寝てばっかかよ!」

 

ま、当然本当じゃない。確かに寝てる時もあるが、スマッシュを倒しているときもある。だけど、その事は言えないからなぁ・・。

 

「ま、そんなところかな」

 

「あ、そう言えば前から気になってたんだけどさ、石動君と神崎さんってお互い名前呼びだよね?」

 

「そう言えばそうよね」

 

「まぁ、そうだな」

 

「二人ってさ、どう言う関係なの?」

 

「はっ?どう言う関係って・・・」

 

横目に有希子を見ると、有希子の方もどう答えればいいのか分からないのか戸惑っていた。

 

まぁ、普通に答えればいいか。

 

「ただの幼馴染だよ。昔は俺もこの町に住んでいてな、その頃から有希子の事は知ってるんだ」

 

「へぇ〜」

 

「昔はってことは、一時期は違ったのか?」

 

「あぁ、小学校の途中からな。ま、中二あたりから戻って来たけどな」

 

そこまで話したところで、注文した品が届く。早速コーヒーを一口飲んで味を確かめる。うん、うまい。エボルトのコーヒーとは全く違うな。

 

『お前失礼だぞ!そこまでまずいか!』

 

まずいだろう、あのコーヒーは。有希子だって一回飲んだっきり、ずっと飲んでねぇじゃねぇか。まずいからだよ。

 

『こいつ・・・』

 

「それにしても驚いたよな。まさか石動があんなことできるなんてな」

 

「あ、それ思った」

 

「あんなこと?」

 

「ほら、この間律のアップグレードをしただろう?殺せんせーがしたならともかく、まさか石動がしたなんてな」

 

「あぁ、昔から機械関係は得意でな。気づいたら、できるようになっていたんだ」

 

「得意ってレベルじゃないだろう・・・」

 

「「「「「うんうん」」」」」

 

今度は有希子以外の全員が同意した。そんな驚くことか?

 

『だからな・・・』

 

エボルトがなんか呆れてるけど、まいっか。

 

その後は普通に日常的な会話をしながらそれぞれ注文した物を飲み終わらせて、店を出る。このカフェ結構良かったな。また来るか。

 

「にしても、石動が来てくれて良かったぜ」

 

「は?」

 

「ほら、お前って普段他の生徒とはほとんど関わらないだろう?だから俺たち、お前のこと全然知らなかったんだよ」

 

「でも、今回のことでほんの少しだけど、石動君のことを知れた気がする」

 

「そうそう、また明日もよろしくな!」

 

前原がそう言って俺に拳を突き出した時だった。

 

「!危ない!!」

 

「えっ?・・うわっ!?」

 

俺は急いで前原を押し出し、その場から離れさせる。その瞬間、先ほどまで前原がいた場所がスッパリと切れていた。

 

「な、なんだこれ・・・」

 

前原が驚いている。それはそうだろう、これは明らかに人間業じゃない。ってことは・・・

 

「スマッシュか・・・」

 

空間を切った斬撃が飛んで来た方向を見ると、頭には四角いブロック、異様に長い左手指、そして右手には長い剣を持っているスマッシュがいた。さっきの斬撃があの剣からか・・・・。

 

「な、なんだあの化け物・・・」

 

普通ならあんな化け物、しかも攻撃を受けてんだ。見た瞬間逃げ出すだろう。だけど、こいつらはあの教室の生徒、普段とは違えど化け物は見慣れている。しかも周りには隠れられそうな場所もない・・・・。

 

どうする?エボルト・・・。

 

『とにかく、まずはあのスマッシュとこいつらを引き離すんだ。なんにせよ、まずはブラッドスタークになれなきゃ勝ち目はない』

 

そうだよな・・・、よし。

 

「俺が注意を引く。その間にお前たちは逃げろ」

 

「お、おい!何言ってんだよ!うわっ!」

 

再びスマッシュが俺たちに向かって斬撃を飛ばして来た。だが、そこまでの速さはないため避けることはできる。

 

「このまま固まってても、全員やられるのがオチだ!いいから早く行け!」

 

そう叫んで、俺はスマッシュに向かっていく。途中振り返ってたけど、有希子も促してくれたらしく逃げ始めていた。

 

よし、これなら・・・・。

 

『コブラ!』

 

「蒸血!」

 

『ミスト・マッチ!コブラ・・・・ファイヤー!』

 

『ふっ!』

 

ブラッドスタークに変身した俺はスマッシュの剣を左手で受け止める。結構衝撃強いな・・・・。

 

『そっちが剣なら、こっちも剣だ』

 

スチームブレードを取り出し、スマッシュの剣に対抗する。それにこっちは・・・・

 

『アイススチーム!』

 

『はっ!』

 

バルブを回し、剣先に煙をまとわせてスマッシュの剣を受け止める。その瞬間、スマッシュは剣から凍っていく。

 

『相変わらず便利だよな、これ・・・。さすがは俺の発明品だ!』

 

俺はのんきに言ってるが、その間にもスマッシュはどんどん凍っていく。ひとまずこれで動きは封じれただろう・・・。

 

そう、思っていた。

 

俺の後ろからいきなり飛んで来た煙をまとった弾丸。それは凍っていたスマッシュに直撃し、スマッシュは巨大化した。

 

『なんだと・・・・』

 

『そのスマッシュには新しいガスを注入した』

 

『!?誰だ!』

 

『教えるわけがないだろう?さて、俺はここで帰るとするか』

 

それっきり、声は聞こえなくなった。おそらく本当に帰ったのだろう。

 

『くそっ!厄介なやつ残しやがって!』

 

前にも同じようなこと言った気がするが、それに関してはどうでもいい。とにかく、このスマッシュを止めないと!

 

だが、先ほどよりも巨大化した分、俺の攻撃が当たる前にスマッシュの攻撃が当たっちまう・・・。

 

トランスチームガンで攻撃しようにも、大して効いてもいない。

 

『くそっ・・・どうするか・・』

 

『困ってるようだな』

 

『!?』

 

いきなり上空から声をかけられ、思わず見上げる。そこには、大きな羽を生やし、コウモリの意匠とバイザーがある黒い姿のやつがいた。

 

『なんだ?お前・・・コウモリ男か?』

 

『ナイトローグだ』

 

そう言って、俺が持っているのと同じ銃・・・トランスチームガンを見せて来た。

 

『なぜお前がそれを・・・まぁいい、あとで詳しい事は聞かせてもらうぞ』

 

コウモリ男・・・じゃなかった、ナイトローグは俺の言葉を無視してさっさとスマッシュに向かっていく。

 

だが、やはりスマッシュに攻撃は届かず、ナイトローグは地上でも攻撃は諦めて空を飛んでスマッシュを翻弄させる。

 

『飛べるって便利だな・・・・あっ、今ならこいつを使って攻撃を当てられるな!』

 

『ライフルモード!』

 

トランスチームガンとスチームブレードを合体させてライフルモードにし、戦車が描かれている『タンクフルボトル』を数回振って装填する。

 

『フルボトル!』

 

『よいしょっと!!』

 

蛇のようにスライディングし、スマッシュに懐に潜り込む。そしてちょうど真下に来た瞬間、スマッシュ目掛けてトリガーを引いた。

 

『スチームショット!』

 

放たれた光弾はすぐにスマッシュに直撃し、大爆発を起こした。

 

『タンクフルボトルで普通よりも威力は高くなっている、そいつは効いたはずだぜ?』

 

『動きが止まったな。これならばいける』

 

『バット!』

 

『ふっ!』

 

『スチームブレイク!』

 

トランスチームガンから放たれたコウモリ型のエネルギーはスマッシュを飲み込み、爆発する。

 

スマッシュは元のサイズに戻り、俺は成分を回収、人間に戻す。

 

ナイトローグはその一連の行動を見てから、再び羽を広げて立ち去ろうとしたが、

 

『待てよ』

 

俺がそれを止める。こいつにも聞きたいことがあるからな。

 

『お前はどうしてそのトランスチームガンを持っている?そいつは俺しか持ってないはずだぜ?』

 

『それは教えられない。だが、一つだけ言うなら、俺は君の敵ではない』

 

ナイトローグはそう言い残して、去って行った。

 

『敵じゃないって・・・答えになってないんだけどな・・』

 

ま、過ぎたことを考えてもしょうがない。スマッシュは倒したし、誰か来る前に退散するか。

 

俺はそのまま家に帰り、いつも通りボトルを浄化していた。翌日、有希子達に怒られたが・・・・・。

 

 

 

 

惣一side out

・・・・・・・・・・

◎side

 

 

 

「ふふふ・・・これはいい実験結果が手に入った・・・」

 

日本のとある研究所。一人の男がブラッドスタークとナイトローグがスマッシュと戦っている映像を見ていた。

 

彼の手にはトランスチームガンとよく似た形をした紫の銃が握られていた。

 

「そろそろ私も動かなくてはな、イトナの調整もしなければいけない・・・・」

 

男は再び映像を・・・いや、映像に映っているブラッドスタークを見る。

 

「あの時の借りを返しにいくよ・・・・石動惣一君?」

 

 

 

 




最後に出て来た男・・・一体何者なんでしょうね?

それとナイトローグの正体ですが、しばらくは明かされない予定です。

一つだけ言うとすれば、すでにこの作品内で出ている人です。

感想、評価等宜しくお願いします!

それでは、チャオ!

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