地球外生命体を宿した暗殺者   作:蛇廻

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今回のジオウを見て思ったこと、まさか戦兎としてではなく葛城巧として出てくるとは思わなかった!龍牙も名前で呼んでたし!次回はエグゼイドで永夢が出てくるそうだから楽しみですね!


あ、第11話どうぞ。


第11話 殺し屋ロヴロ

惣一side

 

 

 

「さぁ〜て、そろそろ帰るか」

 

放課後、いつものように屋根の上で起きたが、その時にはすでに夕方になっていた。

 

スマホを見ると、有希子からメッセージが入っており、今日は先に帰るとのことだった。

 

『一人で帰るのって、久しぶりじゃないか?』

 

「う〜ん・・・エボルトがいるからあまり一人って感覚じゃないんだよな」

 

とりあえず、バックを取りに行くか。屋根を降り、教室に入る。窓からな。

 

教室に入ってバックを取り、廊下に出ようとしたところで誰かの話し声が聞こえる。しかし、日本語ではない。

 

『この言葉・・・英語でもないな。一体誰だ?』

 

「さぁな・・・、とりあえず確認するか」

 

扉を少し開け、廊下の様子を見る。そこには、見覚えのない男、そしてワイヤーと思わしきもので吊るされているビッチ先生の姿だった。

 

それを見た俺はトランスチームガンを取り出し、その男に突きつける。

 

「おい・・・一体何してんだ?あんた・・・」

 

男は両手をあげる。だが、次の瞬間には俺の顔に拳が迫っていた。

 

「くっ!!」

 

俺は急いで両手でガードし、顔を守る。だが、それによってトランスチームガンを男から離してしまい、振り向きざまの攻撃を許してしまう。鋭い蹴りが俺を襲うが、瞬間エボルトが俺の体を乗っ取り、急いで後ろに回避する。

 

『無事か?惣一』

 

あぁ、おかげさまでな!

 

俺はスチームブレードを取り出し、男に迫る。男もナイフを取り出し、スチームブレードに対抗しようとしたが、あいにく俺に狙いはお前じゃない。

 

「ふっ!」

 

「なっ!」

 

俺は男の横を素通りし、ビッチ先生を吊るしているワイヤーを切る。これで大丈夫だろう。

 

「ふっ、まさか狙いがワイヤーだったとはな。騙されたよ」

 

「っ・・日本語も話せんのかよ・・・。一体何者なんだ?あんた」

 

「それはこちらのセリフでもあるんだがな・・・まぁいい。私はそこにいるイリーナ・イェラビッチをこの地に斡旋(あっせん)した者・・・殺し屋『ロヴロ』だ」

 

「殺し屋・・・・」

 

「こちらの質問にも答えてもらう。君は一体何者だ?私の攻撃をあぁも簡単に防ぎ、加えてあの避け方。明らかにただの中学生ではあるまい」

 

「っ!・・・・そうだな・・・トランスチームガンも見せちまったし、下手に隠すないか・・・」

 

『おい、惣一!』

 

「悪い、エボルト。この人には隠し事は通用しなそうでな」

 

エボルトが止めるよう言うが、今更だろう。俺はその言葉を無視してコブラフルボトルを装填する。

 

『コブラ!』

 

「蒸血!」

 

『ミスト・マッチ!コブラ・・・ファイヤー!』

 

『俺はブラッドスターク・・・スマッシュを狩る者だよ』

 

ブラッドスタークに変身し、改めて自己紹介する。ビッチ先生は驚いているが、男・・・いや、ロヴロの方は思ったよりも反応がなかった。

 

「ブラッドスターク・・・・君がそうだったか・・・」

 

『なんだ?知ってるか?』

 

「あぁ、仕事柄色々な国に行くが、そんなときにこんな噂が耳に入ってな。『怪物を狩る怪物』・・・・その者の名をブラッドスターク、と」

 

『あぁ、そんな噂があったとはね。日本じゃないから、油断してたな』

 

この町を離れた後、スマッシュを倒したり、修行のために日本国内はもちろん、海外にも足を運んでいた。おそらく、その時にできたんだろうな。

 

『それで?どこまで噂があるか知らないが、あんたはどうするんだ?』

 

「ふふ・・・・本来であればイリーナを撤収させるだけのつもりだったが・・・まずは君の実力を確かめておこう・・」

 

そう言って、ロヴロは手に持っていたナイフを構える。実力を確かめる、ねぇ・・・。

 

エボルト、今回は手を出すな。

 

『何?』

 

俺自身の実力がどうなってるのか、この手で確かめたいんだよ。

 

『そうか・・・わかった。今回は何もしねぇよ』

 

サンキュー、エボルト。さて・・・。

 

最初に動き出したのはロヴロの方だった。ナイフを最小限に大きさで振るい、攻撃してくる。ブラッドスタークの装甲ならばダメージを受けないが、それでは意味がない。これは俺自身の実力を確かめるための戦闘だ。

 

『ふっ!』

 

スチームブレードを取り出し、ナイフを受け止める。そのままナイフを弾き、今度は俺がスチームブレードを振るう。が、ロヴロには簡単に避けられてしまう。

 

『ふぅ・・・やっぱりちゃんとした知性がある分、スマッシュよりも厄介かもな』

 

今まで俺が戦ってきたのは基本はスマッシュのみ。修学旅行の時に不良とは戦ったが、あれは戦闘ではなくて喧嘩だ。その後の殺せんせーとの戦いも俺ではなくエボルトが戦った。だから、こうして知性を持っている相手との戦闘ははっきり言って今回が初めてだ。

 

「さすがの対処だ。これまで怪物を相手にしてきただけのことはある」

 

『お褒めに預かり光栄だ。ま、あんたもあんただけどな。俺の攻撃を躱すとは』

 

「あの速さであれば、十分見極められる。君の実力は、その程度か?」

 

『なにぶん、あんたのような奴との戦闘は今回が初めてでな』

 

「ふふ・・・なるほど。君には見所がある。どうだ?私の教え子にならないか?」

 

『教え子だ?』

 

「あぁ、君には私が直に戦闘を教えよう。君はまだ成長できる。君自身、その必要があるとわかっているはずだ」

 

その言葉に、俺の心に迷いが生じる。確かに、俺はまだ強くなる必要がなる。今まではなんとかなったが、これからの戦いにはおそらくあのカイザーも参戦してくるだろう。生身の人間相手に勝つことができてない以上、このままじゃおそらくカイザーには勝てないだろう。

 

「戦闘では、その一瞬の油断が命取りだ」

 

『!何!?』

 

俺の心に迷いが生じたその瞬間、ロヴロは俺の手からトランスチームガンを奪い取り、俺めがけてトリガーを引いた。いきなりのことに俺は対応ができず、もろに光弾を受け、後ろに吹き飛ぶ。

 

『ぐぅ・・』

 

壁に衝突し、変身が解ける。

 

「まさか、ブラッドスタークの状態で負けるとはな・・・」

 

「いや、君の攻撃や対処の仕方自体は素晴らしかった。どうする?私ならば君をもっと強くできるが・・・」

 

「強く・・ねぇ・・」

 

どうする?エボルト・・・・。

 

『こいつに悪意はない。敵になる可能性はないだろうし、今後のためにも、承諾した方がメリットが大きい』

 

やっぱ、そうだよな・・・・よし。

 

「受けるぜ、その提案。俺自身、今よりも強くなる必要があるからな」

 

「交渉成立だな。だが、今日はもう遅い。教えるのは明日からだ。さて・・・イリーナ、さっき言った通りだ。お前は今日限りで撤収しろ」

 

ロヴロは俺からビッチ先生に視線を移し、話しかける。そういえばさっきそんなこと言ってたな・・・・忘れてたわ。

 

「そんな!必ず殺れます!先生!私の力なら!」

 

「それならばイリーナ・・・お前に彼の攻撃を捌けるか?実際に戦った私だからわかるが、彼の戦闘に関しての力量はお前よりも上だ。さすがに怪物とやりあってきただけはある。・・・・・お前は正体を隠しての暗殺なら右に出る者はいないが、こうなっては話は別だ。相性の問題は誰にでもある。先ほど、お前は教室で発音を教えていたが、この教室こそが、お前にとって『L』と『R』ではないかね?」

 

「半分正解で、半分不正解です」

 

いきなり現れた殺せんせーがビッチ先生とロヴロの間に触手を入れ込む。顔は朱色と紫色に別れていた。

 

「相変わらずどうなってんだ、その皮膚・・・」

 

「彼女は確かに暗殺者しては未熟・・クソです」

 

「誰がクソだ!!」

 

俺の疑問は思いっきり無視された・・・・。殺せんせーにクソと言われたビッチ先生は声を荒げたが、まぁそれが普通だな。

 

「ですが、彼女はこの教室に必要な存在です。こうしてみてはどうでしょう。明日一日、一回でも烏間先生にナイフを当てられたら方が勝ちとし、イリーナ先生が勝った場合はこの教室に残り仕事を続ける。ロヴロさんが勝った場合は、イリーナ先生はこの教室から出て行くと」

 

「要するに模擬暗殺か・・・いいだろう」

 

ロヴロはそれを承諾し去って行った。今の話を聞いた限りだとまた明日もくるだろうし、詳しい話は明日聞こう。

 

「あっ、そうだ。ビッチ先生、さっきのことは他の奴らには内緒で頼むぜ。くれぐれも気づかれないようにしてくれ」

 

トランスチームガンを拾い、バックに入れてビッチ先生にそう言い残し、俺は校舎から立ち去って行く。

 

そういえば、烏間先生いなかったけど・・・・勝手に暗殺の対象(ターゲット)にしてよかったのか?

 

 

 




人間との戦いが一番難しい気がする・・・・。

しっかり書けたかな?

感想、評価等よろしくお願いします!

それでは、チャオ!
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