地球外生命体を宿した暗殺者   作:蛇廻

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今回は少し短いです。

それでは第14話、どうぞ!


第14話 もう一人のカイザー

惣一side

 

 

「ここがそうか?」

 

「あぁ、ここで間違いねぇ」

 

あの後、万丈の案内のもとで洞窟を進み、明らかに人の手が加えられている場所に出た。中は広く、四人で固まって動いては時間がかかると考えたため、俺と万丈、有希子と殺せんせーの二手に別れて中を捜索していた。本当だったら有希子と一緒に行動しようと思ったんだけどな・・・・こいつを殺せんせーと一緒に行動させるわけにもいかないしな。

 

「にしたって、なんだこの部屋?お前はなんでこの部屋に居たんだ?」

 

部屋の中央には大の大人がすっぽり入れるほどの大きさがあるガラスケースがあり、その中には枷のようなものと何かわからない液体が入っていた。

 

「さっきまでその中に入れられてたんだよ。手も足も拘束されて、周りにはガスマスクをつけている奴らが居て・・・でも、途中からなんか力が湧いてきたんだよな」

 

万丈の言葉を聞きながら、部屋の中を捜索する。他にもいくつかのベットがあり、その全てに枷が付いていたり、壁際にはパソコンもあった。

 

「律、ここのパソコンに侵入してデータを取れないか?」

 

俺はスマホを取り出し、律に話しかける。あの後、律は自らのデータをクラスメート全員のスマホにインストールしたため、こうしてスマホを通して話すことができる。

 

「お任せください!今からここのコンピューターベースに潜入します!」

 

律はそう言ってスマホから姿を消した。コンピューターベースに侵入したんだろう。とりあえずそっちに関しては律に任せるとして・・・・

 

「それで、お前の妹はどこに?」

 

「それが、いねぇんだよ」

 

「は?」

 

「だから、いねぇんだよ。香澄だけじゃなぇ、ここには他にも何人か居たってのに、誰も居なくなってる」

 

まさか、万丈の逃走をきっかけにここを捨てたのか?だとしたら、ここの捜索はほぼ意味がなくなってしまうが・・・・。

 

「・・・・一応、ほかのところも捜索しよう。もしかしたら別の部屋に移っただけかもしれないからな」

 

「お、おう・・・」

 

『いや、もう遅いさ』

 

「!誰だ!?」

 

俺が大声を出すと、部屋の奥から赤い歯車はついた人型の怪人が現れる。その姿はカイザーを彷彿させた。

 

「お前、カイザー・・・じゃないな」

 

『あぁ、そうだ。俺は『カイザー・リバース』っていう、よろしくブラッドスターク!』

 

「やっぱり正体はバレてんのか・・・」

 

『当然だ、むしろ正体がバレていないとでも思ってたのか?』

 

「まさか・・・」

 

『コブラ!』

 

「蒸血」

 

『ミスト・マッチ!コブラ・・・ファイヤー!』

 

『おいおい、戦う気満々ってか?だが、あいにくお前の相手は俺じゃない』

 

カイザー・リバース・・・・・長いからリバースでいいや・・・・・がそういうと、後ろで爆発が起こった。

 

後ろを向くと、そこには頭が丸い形をしている、右手がバーナーのようなものになっているスマッシュがいた。

 

『スマッシュか・・・』

 

『そこにいる男は逃走したから、急いで作った奴だ。ま、ハザードレベルは1だから、成分を抜いてもそのスマッシュになった女の子は助からないだろうな』

 

「女の子・・・だと・・まさか!」

 

『そうそう、確かそいつはお前の妹だったけか?』

 

「どういうことだよ・・・なんで香澄がこんなになってんだよ!!」

 

『!万丈避けろ!!』

 

「あ!?うわっ!!」

 

 

惣一side out

・・・・・・・・・・・

有希子side

 

 

 

惣一君と万丈君と別れたあと、私は殺せんせーと一緒にある部屋に入っていた。

 

中にはたくさんの機械やコンピューターが置かれていた。

 

「どうやら、ここで研究が行われていたみたいですね・・」

 

「でも、こんなところで一体何の研究を・・・」

 

「それはわかりません。ですが、何か手がかりがあるはず。手分けして探しましょう」

 

「は、はい!」

 

殺せんせーに言われて、部屋の中の捜索を始める。書類やら本やらがたくさん散らばっていて、とにかく手がかりになりそうなのを重点的に見ていく。そして、たくさんのコンピューターが置かれている机の引き出しを開けたとき、その中に入っているものが目に入った。

 

「これって・・・ USBメモリ?」

 

「にゅや?神崎さん、何か見つけましたか?」

 

「あ、はい。これはどうでしょうか、殺せんせー」

 

「USBメモリですか、確かに何かデータが入っていても不思議ではありませんね。先生の方もこんな書類を見つけました」

 

そう言って見せてきた書類には、レバーと大きい歯車が付いているドライバーのようなもの、そしてそれを腰につけている人型の存在が書かれていた。そして、何よりも気になったのはそこに書かれていたことだった。

 

「二本のフルボトルとビルドドライバーを使うことで変身する事ができるって・・・先生これ!」

 

「やはり神崎さんも気になりますよね。おそらくここではこの資料に書かれていること・・・『PROJECT BUILD』が行われていたんでしょうね・・」

 

その後、殺せんせーの考えでこの資料とUSBメモリは持ち帰り、惣一君達と合流することにした。

 

 




今回はカイザー・リバースとバーンスマッシュに登場してもらいました。

まぁ、もうどうなるかはバレてると思いますけど・・・。

感想、評価等よろしくお願いします!

それでは、チャオ!!
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