とりあえず第16話、どうぞ。
惣一side
「それで、有希子達が見つけたUSBメモリってのは?」
地下室に一気に転移した俺たちは早速情報を共有することにした。まず始めに有希子と殺せんせーが見つけたというUSBメモリと書類の確認からだ。
「これ」
「よし、早速中を見てみるぞ」
受け取ったUSBメモリをコンピューターにつなげ、中のデータを開く。パソコンの画面には『PROJECT BUILD』という文字が出て、すぐにパスワードの入力画面が出て来る。
「プロジェクトビルド?」
「やはり、これですか・・」
「やはり?わかってたのか?」
「予想はしていました。我々が見つけた書類にも、同じくプロジェクトビルドの事が書かれていました」
殺せんせーのいうとおり、書類の方にもプロジェクトビルドと書かれている。おそらく、書類の方が詳細なデータが得られるだろう。だがまずは・・・
「プロジェクトビルドっと・・・・どうやら、中は動画が一本みたいだな」
パスワードにプロジェクトビルドと入力すると、一本の動画が表示された。早速再生する。
・・・・・・・・・・
動画と書類からわかったことは、このプロジェクトビルドはとある研究者が考案したものらしく、赤いレバーに歯車が付いている『ビルドドライバー』というベルトに二本のフルボトルを装填することで防衛システムである『仮面ライダー』に変身できる、という内容だった。しかもこの防衛システム、通称『ライダーシステム』はフルボトルを変えることで様々な姿になれるらしい。
「まさか・・・こんなものがあったとはな・・」
あの研究所は、このライダーシステムの研究を行っていたらしい。
「そういえばよ、このフルボトル?ってやつ、お前も持ってなかったか?」
「あぁ、確かにフルボトルは持っている。だが、全てではない」
「全てじゃない?フルボトルは一体幾つあるんですか?」
殺せんせーが聞いて来る。そういえばまだ言ってなかったな。
「ボトルの数は合計で60本だ。その内、俺たちが所有しているのは約34本・・・まだ半分近く持っていない」
「60本・・・そんなに・・」
ちょうどその時、浄化装置がから爆発音がした。
「うわっ!!いきなりなんだよ!?」
「おっ!ちょうどボトルの浄化が終わったみたいだな」
浄化装置からボトルを取り出す。ボトルにはドラゴンの顔が描かれていた。
「こいつは・・・『ドラゴンフルボトル』か。万丈!」
俺はそのフルボトルを万丈に投げ渡す。いきなりのことで万丈は慌てていたが、なんかキャッチしていた。
「そいつはお前の妹がなっていたスマッシュから採取した成分で生成されたボトルだ。・・・・そいつはお前が持っとけ」
「ヌルフフフ、万丈龍我君にドラゴンのフルボトルですか。いい組み合わせですね」
「そのフルボトル、香澄ちゃんの想いが詰まってる気がする」
「香澄の想いが・・?」
「うん!」
万丈は有希子の言葉を聞いて、ボトルを笑顔で見ながら大事そうに握る。
「ボトルのことはここら辺でいいだろう。次に・・・・律、手に入ったデータを教えてくれ」
「わかりました!」
律が返事をすると同時に、パソコンの画面に情報が映し出せた。
「どうやらあの場所では、『ネビュラガス』と呼ばれる気体を人間に注入したらどうなるか、という実験を行っていたらしいです」
「人間にってことは・・・」
「人体実験・・・・」
「そして、そのネビュラガスを注入された人間はとある存在に変わるみたいです。それが・・・」
「スマッシュ!?」
画面に映し出された文字を読んで有希子が驚愕の声を上げる。だが、やっぱりか・・・・。
「おそらく、今まで俺が戦ってきたスマッシュはほとんどがあの場所で誕生したやつだろう・・・」
「それともう一つ・・・・先ほどの動画に出てきたビルドドライバーの設計図です」
「!!」
「何かと使えるかと思い、一応コピーしておきました!」
「ありがとな、律!」
俺は律がコピーしてきたビルドドライバーの設計図を確認する。見た感じ、どうやら俺でも作れるみたいだ。まぁ、作ったところで使うことはないだろうけど・・・。
設計図を見ていると、ある名前が目に入った。どうやらこのプロジェクトビルドの考案者みたいだが・・・。
「・・・・・は?」
「?どうかしたの、惣一君?」
「あ、いや、なんでもない・・・」
「?」
有希子はイマイチ納得してなさそうだが、正直今の俺にはどうでもよかった。それほど、その名前は衝撃だったからだ。
設計図には確かに書かれていた。
『石動健二』と・・・・・・。
次回から原作に戻ります!
感想、評価等宜しくお願いします!
それでは、チャオ!