次回はフォーゼ編であり、ファイズの巧が出るみたいなので楽しみです!!
あ、第26話どうぞ。
惣一side
7月に入り、気温も高くなり始めた頃。烏間先生指導の元で体育をやっていた。だが、俺と万丈だけはみんなとは離れた場所で模擬戦をしていた。
「やはり、石動君の方は力が少々足りないな。特訓に筋トレも混ぜてみた方がいい。万丈君は逆に力は申し分ない。だが、攻撃が単純すぎる。もう少し考えて攻撃をしなさい」
「んな難しいこと言われたって・・・」
そんな俺たちの模擬戦を観戦して助言を出してくれているのはビッチ先生の師匠であるロヴロさんだ。怪我は完全に治ったらしく、こうして俺たちを教えにここに来てくれたらしい。
ちなみになんで万丈もかというと、あの研究所のことを話したからだ。もともとはロヴロさんに頼まれて行ったからな、報告はしないといけなかった。その時に万丈のことを話したら、俺と一緒に戦闘を教えてくれることになった。それでまずは万丈がどれくらい戦えるか確かめる時に模擬戦をしている。
『やっぱ筋トレか・・・・この間の球技大会でもわかったけど、お前力無いもんな』
「うっせぇエボルト・・・」
「あー、考えながら攻撃ってどうやるんだよ!!」
「お前もうるさいよ・・・」
万丈がバカなことを叫んでいるが、そんな難しいことか?そう思った時、後ろの方で何かが思いっきり地面にぶつかった音がした。振り向くと、渚が地面に倒れていた。そんな大した事もないのかすぐに立ち上がったが・・・大丈夫か?
「すまない!少し強く防ぎ過ぎてしまった!」
「あぁ、いえ、大丈夫です!」
烏間先生がそんな失敗するなんて珍しいな・・・、普段はそんな事全くないのに・・・・。
『サボりながらな』
黙れエボルト。
その後すぐにチャイムが鳴り、授業は終了した。
「ありがとうございました、ロヴロさん。ほら、お前もお礼言え」
「おぉ、ありがとな!」
「もっと礼儀をもって言えよ!!」
「いや、別に構わない。そのままでいいさ」
『おぉ、これが大人か』
「いや、うん、まぁ・・・・それでいいや」
ロヴロさんはそれで立ち去り、俺たちも校舎に戻ろうとする。そこで、階段の上に見覚えのない人が立っていた。
「太ってんな」
「お前はもう少し遠慮という事を知りなさい」
「あ?」
まぁ、万丈が言った通り確かに太っている。両手に大量の段ボールを抱えているが、何者なんだ?あいつは・・・・それに・・・
・・・・・・・・・・・・・・
その男・・・・名前は『
どうやら、あいつは国が送り出して来た防衛省の人間らしく、烏間先生の補任として来たらしい。んで、まずは挨拶がてらみんなにスイーツを奢ってるみたいだ。ちなみに俺は甘いのは嫌いってわけじゃないけどそこまで食わないから遠慮している。万丈はばくばく食っているが・・・・。
「お!お前は食いっぷりがいいな!!ほら、そこのお前もこっち来て食えよ!!!」
「いや、別にいいです・・」
「遠慮しなくていいんだぞ!」
いや、別に遠慮してるわけじゃねぇんだけどな・・・・。
どうやらこれからの体育はこいつが受け持つらしい。だけどな・・・・・信用できないんだよな、あいつ。
・・・・・・・・・・・・・
翌日、昨日聞いた通り体育は鷹岡が指導するため校庭に来ていた。
「惣一君、珍しいね?授業に出席するなんて・・・」
「あぁ、あいつがどんな授業をするのか気になるからな。・・・・・なぁ、有希子。お前から見てあいつはどう思う?」
「あいつって・・・鷹岡先生の事?普通にいい先生だと思うけど・・・」
「そうか・・・」
有希子に言った事も正しいが、俺が授業に出席しているのはなんか嫌な予感がするからだ。何があってもいいようにしないと・・・・。
「さて、今日から俺が体育を教える。それに伴って時間割を変更した。今までよりきつくなるかもしれないが、終わったらまたうまいもん食わせてやるからな!」
そう言って鷹岡が配ったのは時間割表だった。だが、その時間割表は明らかに以上で、本来ありえない十時間目が存在し、夜の9時まで訓練するよう書かれていた。
「な、なんだよこれ・・・」
隣で万丈がそう呟いたのが聞こえる。正直俺もそう思うよ。
「世界も救うならこれぐらいしないとな、それじゃ、早速・・・」
「冗談じゃねーよ!こんなのできるわけがねぇよ!勉強の時間も少ないし、遊ぶ時間だって!」
前原が立ち上がって抗議し始めたが、その瞬間鷹岡の様子が変わった。前原の肩を掴み、腹に思いっきり膝蹴りを入れた。
「がぁっ!!」
「出来ないんじゃない、やるんだよ」
崩れ落ちた前原に磯貝たちが駆け寄る。が、それを見る鷹岡の目はとても冷たかった。
これがあいつの本性ってことかよ・・・・!
「これは地球を救うための訓練なんだぜ?これくらい当然だ。やめたい奴はやめてもいいぜ?その時は俺の権限で新しい生徒を補充する!・・・だけどな、俺はそんなことしたくないんだ・・・ここにいるのは家族なんだから!な、お前は父ちゃんについて来てくれるよな?」
鷹岡は歩き出し、有希子と三村の二人に腕を回した。この時に鷹岡の顔は、笑顔だが何かを企んでいるのがわかる。そんな顔だった。
「は、はい・・・あの・・・」
有希子がゆっくりと立ち上がって鷹岡に向かい合った。
『惣一、すぐに動けるようにしておけ』
あぁ、わかってるさ・・・・。
「私は嫌です。烏間先生の授業を希望します」
有希子が笑顔で、そうはっきりと告げた。次の瞬間、鷹岡の腕が動いていた。
「ふっ!!」
「何?」
その腕が有希子に当たる前に、俺が間に入って腕を止める。くっ・・・力が強い・・!
「やめてもらおうか?そうやってすぐに暴力を振るうのは・・・!」
「おいおい、何を勘違いしてんだ?これは暴力じゃなくてお仕置きだ。父ちゃんの言うことを聞かない子にな!!」
「うぉ!!」
空いていた鷹岡の腕が振るわれ、俺は吹き飛ばされてしまった。やっぱ力が足りねぇ・・!
「惣一君!!」
「惣一!テメェ!!」
万丈がドラゴンフルボトルを振って鷹岡に殴りかかった。鷹岡は片手で止めようとしたが、フルボトルによってパンチ力が高められている万丈を抑えることはできずに後ろに後退していた。
「ちっ・・・お前はなかなか強いな。教えがいがありそうだ」
「うるせぇ!!誰がお前なんかに従うかよ!!」
「それだったら殴り合いでもするか?父ちゃん、そっちの方が得意だぞ?」
「やめろ鷹岡!!」
鷹岡が腕を振りながらそう言った時、烏間先生が校舎から走って来た。
「大丈夫か?石動君。前原君も!!」
「これくらい、大丈夫ですよ」
「平気っす・・!!」
「おいおい、邪魔するなよ烏間。俺の子供なんだし、手加減はしてるさ」
「あなたの子供ではない、私の生徒です!!」
そんな鷹岡の後ろには顔を真っ赤に染めて怒っているのがわかる殺せんせーが立っていた。
「私が見ていない隙に、何をしている!!」
「ふん、文句があるのかモンスター。これはお前を殺すための訓練であり、俺は訓練内容を決める権限があるんだぜ?それとも何か?教育方針が違うだけで、俺に攻撃するのか?」
そう言われてしまっては殺せんせーは何もできない。それをわかって言ってるんだ、こいつは!!
結局、殺せんせーは何もできず、鷹岡が指導する体育が始まった。
これ書いてて思った・・・・今回主人公活躍ほとんどないかも!
て言うか、あるかな?ま、いっか!(良くない)
・・・すいません、この回では別の人を活躍させようと思っているので、主人公はプール回で活躍してもらいます。
感想、評価等宜しくお願いします!
それでは、チャオ!!