とりあえず第33話、どうぞ!
惣一side
「というわけで有希子、国語を教えてくれ」
「・・・・うん、なんでそうなったのかはわからないけど分かった」
よし、これで国語はまだどうにかできるな。あとは万丈だが・・・
「ヌルフフフ、いいですか万丈くん。この問題を解くにはまずはこの公式を覚えましょう」
「あぁ、それは今まで何回も惣一に言われたぜ。全然覚えられねぇけど」
「ご安心を、そうだと思ったので先生、万丈くんで覚えられるようにまとめて来ました!」
万丈の方は殺せんせーが直接教えている。ちなみに今は地下室にいるが、殺せんせーがここに来てくれた。
「・・・・よし、万丈の方は殺せんせーに任せよう。俺たちは俺たちで勉強だ」
「そうだね。まずは何からする?」
「まずは、自分が不得意のやつからだ。俺の場合は国語や社会。有希子は確か数学と理科が苦手だったよな?その二つは俺ができるから、わからないところがあったら聞いてくれ」
「うん、ありがとう。惣一君の方も国語で質問があったら聞いてね」
「あぁ、頼む」
こうして、俺たちはお互いが得意、不得意のところを質問しあって理解していき、テスト勉強をしていった。・・・・・万丈は一人殺せんせーの授業を受けていたが。
・・・・・・・・・・・・
テスト当日。普段旧校舎で授業を受けている俺たちだが、この日は本校舎に行ってテストを受ける必要がある。そのため、俺たちは今本校舎を歩いていた。
「今日がテスト当日な訳だが、自信の方はどうだ、二人とも?」
「うん、理科や数学もわからないところは惣一君や殺せんせーに聞いたし、学年一位は無理でもある程度は行けると思う」
「おう、俺は完璧だ!」
「お前の完璧ほど信用できないものはないな」
「なんでだよ!!」
なんでって言われてもなぁ・・・・エボルトもそう思うだろ?
『あぁ、正直言って俺も信用できねぇ』
「ふふふ・・・・あれ?渚君と中村さん?」
テストを受ける教室に着くと、その教室の入り口に渚と中村が立っていた。だが、なぜか中に入らず立ち止まっている。
「渚、どうしたんだ?」
「あ、あぁ・・石動君・・・いや、あれ・・・」
「ん?」
渚が指差す先には、一つの人影が。ピンク色の髪の毛を束ね、二つに分けている。どことなく見覚えがある髪型だが、俺たちの気持ちは一つだった。
「「「・・・・・誰!?」」」
「律役だ」
「あ、烏間先生」
後ろから声をかけられたかと思うと、そこには烏間先生が壁に寄りかかって立っていた。その顔からは、どことなく疲れたような表情が伺えた。
「さすがに人工知能の参加は認められず、律が勉強を教えた替え玉で決着がついた。交渉する際の、『大変だな、こいつも』と哀れみの目を理事長に向けられた俺の気持ちが、君たちにわかるか?」
「「「「いや、ほんと頭下がります!!」」」」
『お疲れ、烏間』
ほんと大変だなこの人!よくそんなことをできるよ・・・さすがは防衛省の人間ってことか?いや、この人がすごいだけか。
「律の伝言と合わせて俺からも。・・・頑張れよ」
「はい!」
烏間先生の応援に、渚が元気よく頷いた。最初は英語、その次に国語、社会、理科ときて最後に数学。俺が苦手とする教科はどちらかというと最後の方だが、とにかくやるだけだ。万丈も心配だが、テストが始まっては何もできない。とにかく俺は自分のことに集中しよう。
そして時間が経ち、テストという名の戦いのゴングが鳴り響いた。
・・・・・・・・・・・
テストから数日が経過した。窓際では不破が紙を用意している。どうもそこに学年一位の数を記していき、A組とE組の戦いの結果をまとめるんだと。そうそう、言い忘れていたがあの後戦いの報酬についてA組から詳しく伝えられてな。勝っても要求できることは一つだけだって言われたんだ。ちなみに俺たちの要求はすでに決まっているため、あとは勝つだけだ。
「さて皆さん、テストの結果が届きました。・・・それでは、発表します」
殺せんせーが最初に出したのは英語。どうやら受けた順番に返すらしい。
「まずは英語から・・・E組の一位・・・・そして学年でも一位!中村莉緒!」
「「「「おぉーー!!」」」」
さすがは中村・・・・英語はバッチリだな。すぐに全員も英語は返却され、確認する。うん・・・・97点か、惜しかったな。だがま、とりあえずこれで触手一本とA組との戦いではリードだな。
「それでは次は国語です・・・・E組一位は・・・・・神崎有希子と石動惣一!!・・・・ですが残念、学年一位は浅野学秀!」
「「「「あぁ〜・・・」」」」
ちっ・・・学年一位は取れなかったか。ま、あの
『てか、お前国語もやればできるんだな』
失礼な、仮にも俺は天才なんだぞ?今までは必要ないから取ってなかっただけだ。
『嘘つけ、今回は有希子に教わったからだろ?じゃなければおかしい』
「次は社会です。E組一位、そして学年一位は・・・磯貝悠馬!!」
「よっしゃ!!」
おぉ〜・・・よく社会で一位を取れたな。今回はアメリカの会談の回数とか、知るわけがないような問題があったけど、すげぇな。これで触手は二本、ポイントも二点で今のところは勝ってる。次は・・・
「次は理科です。E組一位は奥田愛美と石動惣一!そして・・・・・素晴らしい!!学年一位も奥田愛美と石動惣一!!」
「よし!!」
やっと一位を取れた!まぁ、理科だったら取れると思ってはいたが・・・やっぱ取れると嬉しいな!!
『ふぁ〜あ・・・・これで触手は計4本か・・・そこそこいけたな』
おいエボルト、なんかいうことはないのか?
『いや、んなこと言われたって・・・理科と数学に関してはむしろお前が一位を取れてない方が驚きだしな・・・ってか、なんで理科と数学は毎回一位を取れるんだ?』
いや、特に難しくもないし・・・・普通にやってて解けちまうんだよ。
『普通に考えたら相当羨ましいことだぞ、それ・・・』
まぁいいじゃねぇか。とりあえずこれで賭けの方は数学の結果を待たずに勝ち越し決定だな。
『数学の結果だってわからなくてもどうせお前は一位だろうが』
多分な。俺以外はあとは・・・カルマか。
「さて、最後に数学ですが・・・・・」
そうして、全てのテストが返された。結果は数学のE組一位は俺、学年一位は俺と浅野の二人だった。
ちなみに惣一の順位は二位です。一位とは三点差で。
何かアドバイスをいただけるとありがたいです。
感想、評価等宜しくお願いします!
それでは、チャオ!!