地球外生命体を宿した暗殺者   作:蛇廻

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サブタイ通り、クローズドラゴンが出ます!と言っても最初の方にだけですが。

今回はシリアスはないです。

それでは第35話、どうぞ!


第35話 クローズドラゴン

◎side

 

 

 

とある研究所、そこでは一人の男が何かを作っていた。すぐ近くには様々な実験器具が一つに繋がれており、その内の一つには二本のフルボトルが装填されている。二本の内一本は、以前グリス・・・イトナが惣一から奪ったタンクフルボトルだった。

 

「ふむ・・・・ラビットとタンクだったか。どうりで見つからなかったわけだ」

 

その男は顎に手をやり、納得したように言った。

 

「さて・・・私もそろそろ動くとするか」

 

男は実験器具から二本のボトルを、さらに机の上に置かれていた数本のフルボトルと黒いベルトのバックルのような物を手の取り、立ち上がった。その男の顔は、どことなく惣一と似ていた。

 

 

 

◎side out

・・・・・・・・・・

惣一side

 

 

一学期が終了し、夏休みに入ってから四日が経過した。その間というもの、俺はずっと研究に専念していた。カフェ?どうせ客来ないから大丈夫だ。だが、そのおかげで予定よりも早く完成した。しかもタイミング的にはちょうどいい!

 

「よし、万丈!ちょっときてくれ!」

 

俺は早速万丈を呼ぶ。ちなみにあいつは今宿題をさせていた。のだが、あいつサボってんな。ん?俺は宿題どうしたって?んなもん渡された日に終わらせたわ。

 

「んだよ・・・こっちは疲れてるっとのに・・・」

 

「サボってたやつが言うなよ。お前のために作ってたやつが完成したんだよ」

 

「は?俺の?」

 

万丈がそう呟いた瞬間、俺の後ろから青い影が飛び出した。

 

『ギャオオン!!』

 

「うお!?なんだこいつ!?」

 

「そいつは『クローズドラゴン』。お前のお目付役として俺が作ったドラゴン型自立行動メカだ」

 

そう言ってる間にも、クローズドラゴンは空中を飛び回ってる。万丈がなんとか捕まえようとしているが、ジャンプ力が低く捕まえられない。

 

「簡単に言えば監視役だ」

 

「監視?なんのために」

 

「今さっきのようにお前がサボらないようにだよ。もしサボったりしたら・・・・」

 

『ギャオオン!!』

 

「うわっ!!あっち!!」

 

「・・・こんな風に炎を吐くから」

 

ちょうどいいタイミングでクローズドラゴンが青い炎を万丈目掛けて吐いた。あー・・・ちょっと焦げてんな。どうでもいいか。

 

『しかもそのクローズドラゴン、背中にフルボトルを装填できてな、装填したフルボトルに応じて様々な攻撃ができるんだ』

 

「説明サンキュ、エボルト。さらに言うとカメラ機能も搭載されているから、何かあったらクローズドラゴンを通じて俺に連絡がいくようになっている」

 

「なんの意味があるんだよ、その機能!!」

 

なんのためにって・・・そんなの決まってるだろ。

 

「お前のことだから勝手に何かしそうだろ。だからだよ」

 

「何かってなんだよ!」

 

「そんぐらい分かるだろ」

 

全く、全部説明しなきゃいけないのか?こいつは・・・。

 

『ん?おい、惣一。誰か来たぞ』

 

「は?誰か来たって・・・誰が?」

 

『この感じは客だな。3人いる。1人はわかるが・・あと2人は誰だ?』

 

「客?珍しいな・・・・ってかエボルト、お前なんでわかるんだ?」

 

純粋に疑問に思った。ここからは見えないはずだが・・・・

 

『あぁ、言ってなかった?気配をなんとなく感じれるんだよ』

 

「気配?」

 

『あぁ。E組の生徒の気配だったら覚えたからな、この距離なら感じれるし、今来たのは1人は少なくともE組の生徒だよ』

 

ふ〜ん、E組の生徒か・・・とりあえず接客だな。

 

「は〜い、いらっしゃ・・・あれ?磯貝じゃん」

 

「お、よう!石動!」

 

カフェに行って挨拶すると、そこには磯貝がいた。なるほど、エボルトが言ってたのは磯貝だったのか。んで、あと二人は・・・・

 

「「こんにちは!!」」

 

「お、おう、こんにちは」

 

よく見ると子供が二人いた。磯貝とかなり似てるし、妹と弟かな?

 

「悪いな、いきなり来て」

 

「いや、別に構わないさ。一応カフェんだしな。それで、どうしたんだ?」

 

俺が聞くと、磯貝は困ったような顔をした。なんでだ?

 

「それが・・・この間さ、前原たちと一緒にここに来たろ?」

 

「あぁ、そうだな」

 

「その時のことを二人に話したんだけどさ、そしたら行きたいって言うこと聞かなくて・・・」

 

「なるほどな。・・・・あれ?でもお前の家って確か・・・」

 

「あぁ、その通りだ」

 

だよな。確か磯貝の家は貧乏だったはずだ。だからこの間来た時も何も頼まなかったし。

 

「なぁ、石動。一番安いのってなんだ?それを二つ・・・・」

 

「ん〜・・・・一番安いのか・・・・それならサンドウィッチがあるけど」

 

「それを二つ頼む」

 

「わかった。少し時間がかかるが、待っててくれ」

 

俺はそう言いながら水を3人の前に出す。さてと・・・・

 

「そういえば万丈は?」

 

「あいつなら地下で宿題させてるぜ。さっさと終わらせたほうが後が楽だからな」

 

「それ、見てなくていいのか?」

 

「大丈夫だ。お目付役を作ったから」

 

「お目付役?」

 

「あぁ、まぁそれはまた今度見せるよ」

 

「そうか・・・ちなみに石動は宿題どうした?」

 

「もう終わってるさ、配られたその日の内にな」

 

「流石だな・・・」

 

まぁ、あえて言うなら日記って奴が残ってるが・・・それは適当に書けばいいだろう。っと、サンドウィッチが完成したな。あとは・・・・

 

「お、いい匂いがして来たな」

 

「だろ?ウチはコーヒー以外は自信があるからな」

 

「カフェなのにコーヒーは自信ないのかよ」

 

いや、あのコーヒーはコーヒーじゃねぇからな。下手したら人を殺せると思うぜ?

 

「っと、完成だ。はい、注文の品のサンドウィッチ三つとスクランブルエッグだ」

 

「わーい!!」

 

「えっ?ちょっと待て石動!サンドウィッチは二つのはずだし、スクランブルエッグは頼んだ覚えないぞ!」

 

「いいんだよ、これぐらい。お前には借りがあるし、ご馳走してやるよ」

 

「いや、でも・・・」

 

「気にすんなよ。俺よりもお前の方が大変だろうしな。これからも困ったらいつでもここに来い」

 

「・・・・そうか、悪いな。ありがとう」

 

「どういたしまして」

 

「おいし〜!」

 

子供達は早速サンドウィッチにかぶりついている。こんなにうまそうに喰われると、作った身としても嬉しいな。

 

「あ、そうだ石動。今度のリゾート旅行の前に、学校に集まれるか?」

 

「ん?それぐらいは全然問題ないけど・・・・・あぁ、訓練と会議か」

 

「そうだ、詳しいことはまた後で教えるが、一応万丈にも伝えておいてくれ」

 

「了解、伝えておくよ」

 

この時は思っていなかった。まさかこのリゾート旅行で・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

あんな事件が、そしてあの男と会うことになるなんて・・・・・

 

 

 




ちなみに僕は宿題は最後の方にやるタイプです。で、いつも辛い思いをするって言う・・・・同じ人いる?いるよね!?

次回は多分訓練回ですね。

感想、評価等宜しくお願いします!

それでは、チャオ!!
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