今回は主人公は全く出てきません!!
そんな第36話、どうぞ!!
万丈side
よっ!俺視点なのはこれが初めてだな!
どうして突然俺視点なのかと言うと、今ここに惣一がいないからだ。あいつは地下でやることがあるっつってな、出てこなかったんだ。え?そう言うお前はどこで何をしてるかって?そんなのは決まってるだろ!夏で俺たち学生がやることといえば!
「おっ、クワガタ発見!」
「マジか!俺にも見せてくれ!」
学校の裏山で虫取りだ!!これぞ夏!!宿題もほとんど終わらせたし(半ば強制的に)、俺は自由なんだ!!
「・・・・なんで僕ら学校に来てるの?」
「お?なんだ、渚。楽しくねぇのか?」
「いや、そういうわけじゃないけど・・・なんで夏休みなのに学校?って思って・・」
「ははは・・・ほら、俺は町育ちだからさ。こういうのに憧れてたんだよ」
渚の疑問に、杉野がそう返した。今回は杉野が誘ってくれてな、楽しそうだからついて来たんだ!
『ギャオオン』
「あ?なんだ、ドラゴン?」
ちなみにドラゴンは俺について来ている。まぁ惣一も俺のお目付役?って言ってたしな。・・・・・それにしてもお目付役ってなんだ?後で惣一に聞くか。
「それにしても、石動って何気にすごいよな。色々と」
「惣一がどうした?」
「いや、そのドラゴンを作ったのだって石動なんだろ?確か律をグレードアップしたのも石動だったし、普通なそんなことできないと思うから・・・」
「それに頭もいいしね。テストだって学年で二位なんだよ。なんでE組にいるのか不思議なくらい」
ん?そうなのか?よく分かんねぇや。
『ギャオオン!!』
「うぉっ!!あっち!!いきなり何すんだよ!!」
『ギャオオン!!』
いきなり炎を吐かれたので文句を言ったが、相変わらず何を言ってんのか分からん。惣一の奴、なんで喋れるようにしなかったんだよ!
「それにしても以外だったな。前原まで来るなんて・・・」
「ふっふっふ・・・今度俺たちは南の島に行くんだろ?だったら足りな「おい待てドラゴン!!」・・・いや、話聞けよ!!」
『ギャオオン!』
あ?なんか言ったか?まぁいいや、とりあえずドラゴンを・・・あ!あいつあんな高いところに行きやがって!!飛べるのが羨ましいぞ!!
「・・・はぁ、とりあえず万丈は放っておくか。それで、どこまで話したっけ?」
「えぇと・・・なんかが足りないとかなんとか・・・」
「あぁそうそう、金だよ金!!その程度じゃ駄目だろうけどよ?オオクワガタ?あれとかうん万円するとか言うじゃん!!それで金を稼いでチャンねぇを・・・「あれ?倉橋じゃん。そこで何してんだ?」・・・途切らすな!!てか話を聞け!!!」
あ?前原またなんか言ったか?まぁいいや。俺はドラゴンを追いかけていると、木の上にいた倉橋を見つけた。あんなところでなにやってんだ?
「ヤッホ〜!みんなもお小遣い稼ぎに来たんだね」
倉橋が上から俺を見下ろす。あれ?なんでドラゴンあいつの周りを飛んでいるんだ?
『ギャオオン!』
「あれ?この子・・・・」
「倉橋、ちょっとそのドラゴンを・・・「可愛い!!」・・・は?」
「この子可愛い!!」
えっ?可愛い?あいつが?・・・・いや、なんかの間違いだろ。なんであいつが可愛いって思うんだよ、ロボだぞロボ。
「ほらほらおいで〜!」
『ギャオオン!!』
って、懐くの早!?なんでだよ!?俺なんていつも炎吐かれるのに!!
「あ、そうだ!今じゃオオクワガタそんな高くないよ」
「マジで!?なんでだよ!?」
「昔は繁殖が難しくて希少だったんだけど、今じゃ繁殖もそんな難しくなくて希少価値が下がったんだ」
「ま、まさかのオオクワガタ大暴落かよ・・・・一クワ一チャンねぇぐらいだと思ってたのに・・・」
「ないない!今はチャンねぇの方が高いと思うよ?」
う〜ん・・・・よく分かんねぇな。チャンねぇとか、大暴落ってなんだ?
「万丈君、大丈夫?話についていけてる?」
「いや、さっぱり分からん」
「やっぱり・・・・」
むしろなんで分かるんだ?あんな訳わかんねぇ事を。
「私、この山の中に罠を仕掛けておいたから手伝って!うまくいけば一人千円は稼げるよ?」
「へっ。そんなチマチマ稼いで、お前らそれでもE組か?」
再び上から声がした。そっちを見ると、木の上に・・・え〜と・・・・名前なんだっけ?なんかエロ本読んでる奴がいた。
「岡島、それってどういう事だ?」
「俺もこの山に罠を仕掛けたんだよ。目標は当然100億!!」
「ひゃ、100億って・・・まさか!?」
あぁ、そうだ。岡島だ。すっかり忘れてたぜ!
『ギャオオン』
「あれ?ドラちゃんどこ行くの?」
突然ドラゴンがどこかに行き、倉橋はそれに付いて行く。ドラちゃんって・・・・。
俺たちもそれを追いかけ、しばらくするとひらけた場所に出た。岡島に言われ、俺たちはそこに出る直前で止まる。当然ドラゴンも止めた。あれは・・・殺せんせーか?ここで何してんだ?
「クックック・・・かかってるかかってる、俺のエロ本
よく見ると、殺せんせーはエロ本を持っていた。さらにその下には大量のエロ本が敷かれている。
「ってか、なんだよあの格好・・・」
「クワガタに擬態してるつもりか?てか、すげぇな。マッハ20の殺せんせーが微動だにせずに見入ってやがる」
「よほど好みのエロ本なのか・・・」
「苦労したんだぜ?あそこまで調べるの。俺だって買えないから拾い集めてな!」
岡島が携帯を取り出し、ある写真を見せて来た。そこには今のようにエロ本を読みあさっている殺せんせーの姿が写っている。
「す、すごいよ岡島君!この一ヶ月、つぶたにエロ本を変えて観察してる!!」
「つーか大の大人が一ヶ月もエロ本拾い読みするなよ、なげがわしい」
う〜ん・・・・すごいようなすごくないような・・・やっぱわかんねぇな。
岡島の作戦は次の通りだ。あのエロ本の下には対先生物質の弾が入っているらしく、網がロープで繋がっている。誰かがここでロープを切り、動揺している隙に岡島が飛び出してトドメを刺す。普段なら簡単に避けられるだろうが・・・・今ならもしかしたら・・・。
そう思った瞬間だった。殺せんせーの顔・・・ってか目だな、あれは。がいきなりみょーんって伸びた。みょーんって。
「な、なんだあの顔は!?データにないぞ!?」
どうやら他の奴らも初めて見たらしく、突然の展開に驚いている。その時、殺せんせーが触手を伸ばし、何かを掴んだ。あれは・・・クワガタだよな?でも目が白い・・・。
「ヌルフフフ、ミヤマクワガタですね。しかもこの目の色は!」
「白なの!?殺せんせー!!」
「おや、倉橋さん」
殺せんせーの言葉が聞こえた瞬間、倉橋が飛び出してしまった。あ〜あ・・・・こりゃ失敗だな。てかなんであんなに喜んでんだ?
「なぁ、なんであんなに喜んでんだ?」
「さ、さぁ・・・・それは分からないが・・・」
「クワガタの姿をした巨大タコと女子中学生が、エロ本の上で飛び跳ねてるのって、何気にすごい光景だ・・・」
ふ〜ん・・・・これってすごい光景なんだな。あっ、殺せんせーが叫んだ。
・・・・・・・・
「面目ない・・・・教師としてあるまじき姿・・・本の下に罠がある事は知ってましたが、どんどん先生好みになる本の誘惑に耐えきれず!!」
「すんなりバレてた!?」
「ははは・・・」
恥ずかしがる殺せんせーと驚きショックを隠せない岡島。大変だな。
『ギャオオン』
ドラゴンの声が聞こえ、そっちを見るとさっき殺せんせーが捕まえたクワガタがいた。ミヤマクワガタって言ってたよな。どんくらいの価値なんだ?
「なぁ、倉橋。このクワガタってすげぇのか?」
「うん、オオクワガタと違ってまだ繁殖方法が見つかってないからね。このサイズだったら二万は行くかも」
「二万!?」
「えぇ、それに目を見てください。白いでしょう?生物の授業でアルビノについて教えましたが、ミヤマクワガタのアルビノの目に出ます。アルビノのミヤマはとても希少であるため、売れば数十万はくだらない」
「数!!?」
いつのまにか復活していた殺せんせーがそう教えてくれた。アルビノ・・・アルビノ・・・そんなのあったか?
「一度見てみたいって殺せんせーに相談したらさ、ズーム目で探してくれるって!」
「ズーム、ズーム」
その目をズーム目っていうんだな。てか倉橋は知ってたのかよ。
「ゲスのみんなぁ!これ欲しい人手挙げて!」
「「「「欲しい!!」」」」
「あはは、どうしようかなぁ♪」
「あ、見つけたの先生なんですけど!?」
倉橋はミヤマクワガタを持ってどっかに行き、他の奴らはそれを追いかけていった。え〜と・・・・よく分かんねぇけど、楽しかったしいいか!!
万丈視点って初めて書いたけど、こんな感じでいいのか?
何か思うところがあれば教えてください。
感想、評価等宜しくお願いします!!
それでは、チャオ!!