こんな駄作ですが、ありがとうございます!!
これからもよろしくお願いします!!
それでは第4話、どうぞ!
惣一side
『・・・ち・・一・・・惣一!』
「う・・・こ、ここは・・?」
エボルトに名前を呼ばれ、目を覚ます俺。周りを見ると、見覚えのない場所だった。
確か修学旅行に来て・・・・有希子の案内で祇園に行って・・・それで・・・!?
「そうだ、有希子は!?」
『落ち着け、惣一。有希子はおそらく、あの廃工場の中だ。悪いな、お前が気を失ってる間に体を貸してもらったぜ』
「あ、あぁ・・・」
俺はエボルトが言っていた廃工場を見る。廃工場の前には少し大きめの車が止められていて、入り口には先ほどの不良の仲間と思われる男が立っている。
「・・・そういえば、どうやってここを見つけたんだ?」
『・・・・・知らない方がいいと思うぜ』
なんか怖いな。さて、どうするか・・・。
『お前ならあれぐらい余裕だろ?』
「連れ去られたのが有希子だけならともかく、茅野も連れ去られている。普段授業をサボっている俺が戦っているところを見せるわけにはいかない」
さっきの様に不良一人を蹴飛ばす程度なら問題無いだろうが、おそらく中にはそれなりの人数がいるはずだ。それはさすがにまずい。となると・・・・
『使うのか?人間相手に・・・』
「あぁ、ブラッドスタークならば声を変えられるし、俺だとは気づかれないはずだ。何、気絶程度に抑えるさ」
『・・・そうか、暴走しそうになったら俺が抑える』
「あぁ、頼むぜ」
俺はバックからトランスチームガンとコブラフルボトルを取り出し、数回振ってから装填する。
『コブラ!』
「蒸血・・・・」
『ミスト・マッチ!コッ・コブラ・・・・コブラ・・・・ファイヤー!』
『さて、入り口のあいつは無視して中に入るとするか』
トランスチームガンで煙を撒き散らし、外から中に一瞬で転移する。
惣一side out
・・・・・・・・・・
有希子side
どうしてこんな事になったんだろう・・・。
さっきまでみんなと一緒に祇園にいたんだけど、不良に私と茅野さんが連れ去られてしまった。
「どっかで見た事あると思ったけど、これさ、お前だろ」
リーダーと思われる不良が私に携帯を見せてくる。
そこには、茶髪でアクセサリーをつけた、紛れも無い私自身が写っていた。
「それは・・・」
「めぼしい女を見つけた連絡する様仲間に伝えててな、連れ去ろうと準備してたら見失っちまったてわけだ。まさか、あの名門中の生徒だったとはな」
そう言い残して、不良たちは離れていく。
すると、隣で捕まっている茅野さんが話しかけて来た。
「さっきの写真・・・・真面目な神崎さんも、あんな時期があったんだ」
「うん・・・うちね、親が厳しくて、良い肩書きばっか求めてきて。そんな肩書き生活から逃げたくて、誰も私を知らないところで遊んでたの。・・・バカだよね・・・」
あの頃は相談できる友達もいなくて・・・・惣一君とも再開していなくて・・・・ほんと、バカだよね・・・。
「もう・・・自分がどうしたいかわからないよ・・・」
「俺らの仲間になれば良いんだよ、綺麗に振舞っている女ほど、汚れたいって望んでいる。俺らそういう遊びたくさんして来たかたよぉ」
不良がそう言って来て、思わず体が震えた。怖い。助けて・・・惣一君・・・。
そう、思った時だった。
『予想通り、やはりここにいたか・・・』
有希子side out
・・・・・・・・・・
惣一side
廃工場の二階についた俺は手摺りの寄りかかって下を覗き込む。
一階には予想通り、5・6人の不良とロープで縛られている有希子と茅野がいた。
有希子を見ると、とても暗い表情をして、少し泣いている様に見える。あいつらが有希子をあんな表情にした思うと、無性に腹が立って来た。
『予想通り、やはりここにいたか・・・』
俺は全員に聞こえる様に声を発する。
いきなりの事に、不良たちは驚愕の表情を浮かべて俺を見てくる。有希子と茅野もだけどな。
「ば、化け物!?」
「なんだお前は!?」
『何、そいつらを連れ戻しにきた者だよ。さ、さっさと返してもらうぜ』
俺は一階に飛び降りて宣言する。ま、言ったところで大人しく返すわけ・・・・
「ふざけんな!舐めた格好しやがって!」
だよな〜・・・わかってたけど。さて、仕方ないが少し痛い目にあってもらうか・・・・。
俺は殴りかかって来た不良を避けて腹を思いっきり殴る。
「ごはっ!!」
『あぁ・・・やっぱり生身の人間には強すぎるか。ま、一撃で気絶させられるし、いいか』
気絶した不良を適当に放り投げ、次の不良に視線を移す。
まさか一撃でやられるとは思ってなかったらしく、その顔は驚愕に染まっていた。
「くっ・・・この化け物が!!」
次のやつは鉄パイプを持って殴りかかってくる。だが、ブラッドスタークになっている今の俺にはそんな物は全く効かない。
『ふん・・・その程度か』
俺はパイプを握りつぶす。すると、パイプは簡単に折れ曲がった。
「そ・・そんな・・・ぐわっ!」
不良は体が震えていたが、俺はかまわずその顔を横に払って吹き飛ばす。
今ので軽い脳震盪を起こしたかもしれねぇが、命に別状はないだろう。
そうして向かってくる不良を時には殴り、時には蹴り飛ばし、残りはリーダー格と思われる男だけになっていた。
『さ、あとはお前だけだぜ?どうする?』
「ひっ!」
男は後ずさりした。ま、残りはあいつ一人だけだし、まさに蛇に睨まれた蛙だな。
このぶんだと余裕だろうし、さっさと思わらせるか。
そう思い、俺が一歩前に踏み出した時だった。
『なるほど・・・それがトランスチームシステムの力か・・』
この場にいる誰でもない、そして聞いたことにない男の声が響いた。
声がした方を見ると、そこには黒い装甲に青い歯車がいくつもついている人型の存在だった。
『なんだ?お前』
『一応初めまして、かな?私の名は『カイザー』。ただの研究者さ』
『ただの研究者、ねぇ・・・』
『ま、信じられないだろうね』
『当然だ。いきなりそんな姿で現れたんだからよ。それで?何が目的だ?』
『今回はただのご挨拶、だけのつもりだったけど、何やら面白いことになっているようだね。一つ、実験をしていこうか・・・』
そいつ・・・カイザーは俺だけしか持っていないはずのスチームブレードを取り出し、パーツとバルブを動かした。
『デビルスチーム!』
『なんでお前がそれを持っていやがる・・・』
『教えるわけがないだろう?敵である君に・・・』
カイザーはそう返してから、足元に転がっていた不良に煙を浴びせた。
「ぐっ!あがぁあああああ!!」
不良は苦しみ出したが、やがて声が聞こえなくなり、煙が晴れるとそこには青と黄色の体で大きい腕を持っているスマッシュが立っていた。
『スマッシュだと!?』
『ふむ、どうやら実験は成功のようだな。さて私はこれで帰らせてもらうよ』
『なっ、待ちやがれ!?くっ・・・どけ!!』
帰ろうとするカイザーをトランスチームガンで撃とうとするが、スマッシュに邪魔をされ、みすみす逃してしまう。
『ちっ!めんどくせぇもん残していきやがって!おらっ!!』
そのスマッシュの腹に蹴りを入れるが、思った以上に装甲が厚かったらしく、衝撃によって俺も数歩下がってしまった。
『くっ・・・思った以上に装甲が厚いらしいな。なら、こいつを使って見るか!』
俺はこの間手に入れたハリネズミフルボトルを取り出し、数回振ってからトランスチームガンに装填する。
『フルボトル!スチームアタック!』
トリガーを引くと、棘状になっている光弾がいくつも発射され、スマッシュに直撃した。
『おぉ、こいつはなかなか使えるな。さて次は・・・』
俺は南京錠が描かれている『ロックフルボトル』を取り出して、数回振ってからハリネズミフルボトルと入れ替える。
『フルボトル!スチームアタック!』
『しばらく止まってろ!』
トリガーを引くと、今度は普通の光弾が出てきたが、先ほどの攻撃で怯んでいたスマッシュに直撃して動きが止まった。動きたいのに動けない、そんな感じだな。
『さ、これで終わりだ』
『コブラ!スチームブレイク!コブラ!』
コブラ型のエネルギーに飲み込まれスマッシュは爆発。俺はすぐに成分を回収して、残ったのはスマッシュにされた不良だった。
『ふぅ・・』
とりあえずスマッシュは倒せたことを確認したあと、俺はさっきから戦いを見ていた二人に近寄る。
「ひっ!」
「・・・・・」
茅野は怯えるが、有希子は黙って俺を見ている。ま、俺の正体も知ってるしな。
『どうやら怪我はないようだな、安心したぜ』
二人を縛っているロープを切ってから、俺はその場を立ち去ろうとする。そんな俺の視界に、ある物がよぎった。
『ん?』
おそらく不良の持ち物だろう。画面には茶髪てアクセサリーをつけている、俺のよく知っている人物が写っていた。
『これは・・・』
俺は思わず有希子の方を見てしまう。有希子は顔を伏せていた。
『・・・・・・』
俺は無言でメモリーカードを取り出して、思いっきり握りつぶす。メモリーカードはバラバラに砕け散った。
『さて、これで一件落着か・・』
「いいえ、まだですよ」
廃工場の入り口の方から声が聞こえた。遅かったか・・・。来る前に立ち去りたかったんだが。
「あなたには聞きたいことが色々あります。このまま返すつもりはありません」
入り口には渚や赤羽、杉野に奥田、そしてあいつらが呼んだであろう殺せんせーが立っていた。
今回はスマッシュ以外の敵が登場しましたね。
敵は最初どうしようかと考えていましたが、平ジェネFinalに出てきたカイザーにしました。
本来ならバグスターウイルスも必要でしたが、この作品ではバグスターウイルスがなくても変身できます。
一応変身者も決まってはいるけど・・・変身時の掛け声どうしよう。
感想、評価等よろしくお願いします。
それでは、チャオ!