万「いや、ちょっと待てよ」
惣「どうした?」
万「いや、どうしたじゃねぇよ!!いきなりなんだよこれ!?」
惣「なんだって、あらすじだが?」
万「今までなかっただろ!なんでいきなり!」
惣「そんなこと気にすんなよ。ほら、お前も早く」
万「お、おぉ・・・・そんな中、エボルトが作ったコーヒーを強制的に飲まされた惣一は倒れ、数時間後に万丈と有希子に発見されるのだった・・・・なぁ、エボルトのコーヒーってそんなに不味いのか?ってか、殺せんせーに効くのか?」
惣「あぁ、とびっきり不味いぞ。んで、殺せんせーに効くのかどうかは・・・・・第39話で確かめるぞ!」
万「分かんねぇのかよ・・・・」
惣一side
「うっ・・・・・・」
「だ、大丈夫?」
場所を移動して船上レストラン。乗り物が苦手のここで夕食をとって殺せんせーを酔わせると言う俺たちの計画だ。なのだが・・・・・今現在、その被害は俺にも及んでいる。
おかしい・・・・最後に時間を確認した時は少なくとも3時ぐらいだったはずなのに・・・・気がついたらもう夜だぞ・・・。その間の記憶がなにもない。覚えてるのはただ一つ、とんでもなく不味いコーヒーを飲んだことだ。あの後から記憶がない。
「なんか飲むか?持ってくるぞ」
「悪い、万丈・・・頼む」
俺が頼むと万丈は飲み物を取りにどこかに行った。万丈が戻ってくるまでの間、俺はなぜか真っ黒の殺せんせーを見る。なんであんな黒いんだ?
「「「「だから黒いよ!!!」」」」
あ、他の皆からも言われてる。まぁそうだよな。
「そんなに黒いですか?」
「表情どころか、前も後ろもわからないよ」
「ややこしいからなんとかして」
「ヌルフフフ、お忘れですか皆さん?先生には脱皮があることを!!」
殺せんせーは一瞬で黒い皮を脱ぎ去り、いつもの黄色い姿に戻った。あれ?脱皮って確か・・・・
「あっ、月一回の脱皮だ!」
「こういう使い方もあるんですよ。本来はやばい時のための奥の手ですが・・・・あ・・・」
そうだよな、脱皮は月一回だったはずだ。それでやばい時の奥の手って・・・この後暗殺があるんだけど。
「ばっかでぇ・・・・自分から戦力減らしてやんよ」
「どうしてこんなドジ未だに殺せないんだろう・・・・」
やってしまったと言わんばかりに落ち込む先生に対し、生徒たちは呆れてしまう。何やってんだか・・・・。
「ほら、惣一。水だけど」
「サンキュ」
ちょうど万丈が水を持って戻ってきたため、その水を受け取って一気に飲み干す。あ〜・・・これで多少は楽になったな。
さてこの後は、この旅行一番の目的の暗殺だな。
・・・・あ、ここの料理美味しい。
・・・・・・・・・・・・
夕食が終わり、船上レストランを出た俺たちはホテルの備え付けてあるチャペルの一つに移動した。その中にはそこそこ大きめのテレビが一台と三村がいた。
「楽しい暗殺、まずは映画鑑賞から始めようぜ?」
殺せんせーをテレビに一番近い椅子に座らせ、俺たちはその後ろの席に座る。三村がリモコンを操作して、彼が編集した動画が始まった。
『なぁ、惣一。俺と変わってくれないか?』
は?なんでだ?
『いや、俺も楽しみたいなって』
楽しむって、何をだよ。てか俺がやること全然ないじゃん。別にいいけどさ。
『よっしゃ!』
喜ぶエボルトに体の主導権を渡す。なんか楽しむことあったか?
「にしてもよくできている。編集は三村君ですか、カット割りといい編曲といい良いセンス。ついつい引き込まれ・・・にゅ?」
殺せんせーが画面を見ながらそう言ったが、画面に映った前原と岡島、万丈の3人を見て様子が変わった。
『今回、情報を頂いた方々にお越しいただきました。お話を聞く前に、続きをご覧ください』
三村の紹介の後、再び画面が変わった。そこにはカブト虫のコスプレをし、エロ本を拾い読みしている殺せんせーが映し出された。
『買収は・・・失敗した』
「失敗したぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあああ!!!?」
殺せんせーにとっては驚愕の真実に、ひどく驚く。だが、これで終わるわけがない。
『ケーキバイキングに並ぶ巨影・・・誰であろう、奴である』
次に映し出されたのは、女装をしてケーキバイキングの行列に並ぶ殺せんせーの姿。すぐにつまみ出されてたが。
『バレないはずがない!女装以前に、人間だとバレなかっただけ奇跡である!』
その後にも無料配布のポケットティッシュを大量にもらって揚げて食べたりしている恥ずかしい姿が映し出され、その後も次々と暴露されていく。
「クックック・・・エロ本拾い読みに女装に恥ずかしくないの?このど変態」
『まぁまぁ狭間、あんまり言うと殺せんせーが可哀想だろ?ほら殺せんせー、コーヒーを用意したから、これでも飲んで落ち着け』
「ウゥ・・・ありがとうございますエボルトさん・・・・・・・って、まっずぅううううううう!!!!!」
エボルトの手によって直接渡されたコーヒーを殺せんせーはそれを一口飲み、そして思いっきり吹き出した。
「な、なんですかこれは!?本当にコーヒーですか!?」
『コーヒーに決まってるだろ?それよりもっと飲むだろ?』
「いいです!!もう結構です!!」
『遠慮すんな、まだまだあるんだからな!!』
エボルト・・・楽しんでんな。てか以外と効果あったな。まぁないと困るんだが。
『ほら!ほら!』
「石動君!!エボルトさんを止めてください!!」
殺せんせーが俺に助けを求めてきた。はぁ・・・・
「分かったよ、殺せんせー・・・・・俺と同じ苦しみを受けろ!!」
「見捨てられたぁぁぁああああ!!!!」
見捨てられた?なに当然のことを言ってるんだ。そうじゃなきゃ俺が飲んだ意味がないじゃないか。
『こんなものでは終わらない!この教師の恥ずかしいところを、一時間たっぷりとお見せしよう!』
「あと一時間もぉ!!?」
『さぁ殺せんせー、コーヒーはまだあるぞ!』
「もうやめてぇーーーー!!」
・・・・・・・・・・・・
一時間後、エボルトが用意したコーヒーもだいぶ数が減り(エボルトがほとんど強制的に飲ませてたからな)、殺せんせーの恥ずかしいところも見せ終えた。そんな精神攻撃を受けた殺せんせーはすでに死んでいるような顔をしていた。
『さて、これで動画は終わりだが・・・・・・何かお気づきじゃないだろうか、殺せんせー?』
「うぅ・・・・・にゅ?」
そこで殺せんせーは初めて気づいた。チャペルの中に水が流れていることを。
「水が!?流す気配なんてなかったのに!まさか・・・満潮!?」
さすがは先生、すぐにそこにたどり着いたか。だけど、もう遅いぜ?
「誰かが小屋の主柱でも短くしたんだろ」
「船で酔って、恥ずかしい思いして、不味いコーヒー飲んで、水を吸って・・・だいぶ動きが鈍ったはずよね」
「さぁ殺せんせー・・・暗殺の開始だ。約束なんだ・・・避けるなよ」
磯貝、中村、奥田、寺坂、村松、吉田、狭間が一本ずつ、俺が二本触手を破壊。次の瞬間、チャペルの壁が破壊されて外で待機していた奴らがフライボードで水の檻を作り出した。渚のおかげで、殺せんせーが突然の環境変化に弱いことはわかっている。そこに触手を破壊した俺たちと律が殺せんせーの周囲1cmの範囲に弾幕を張る。
「殺せんせーは自分に当たる銃弾に敏感だ!」
「だから、あえて先生を狙わない!!」
俺たちの予想通り、自分が狙われない弾幕に殺せんせーは慌てている。そこに・・・トドメの二人、千葉と速水だ。二人は今海に入っており、水面からライフルを構えていた。最初、殺せんせーは入り口の先にある山の方に注意を向けていたが、それはスナイパーである千葉と速水の匂いが染み込んだダミー。チャペルを破壊し、水の檻を作り出すことで全く別の新たな狙撃ポイントを作り上げたんだ。
『ここまでされちゃ、さすがに何もできないだろう?これで・・・ゲームオーバーだ』
エボルトのその言葉を合図に、千葉と速水がライフルの引き金を引いた。その二つの弾は水の檻の隙間を通り抜け、殺せんせーに一直線に向かっていった。その瞬間、凄まじい光と衝撃と共に、大爆発を起こした。
今回から前書きではあらすじを書いていこうと思います!ビルドのようにね!!
あらすじではセリフの前に名前の一文字目を書いていますが、今回だけかもしれません。
あった方がわかりやすくていいという場合は教えてください。
感想、評価等宜しくお願いします!!
それでは、チャオ!!