万「エントランスにいた大量の監視をビッチ先生が引きつけてくれたおかげで無事に入ることができ、俺たちは次の階へと進んだ」
惣・万「さぁ、どうなる第42話!!」」
惣「・・・なんかスッゲェまともなあらすじだな」
万「やっと言えたぜ!」
惣「聞いてねぇし・・・・」
惣一side
「さて、入り口のチェックを抜けた今、ここからは客のフリができる」
エントランスを通り、階段を登った先で烏間先生がそう言った。
『客?こんなところに中学生の客がいるのか?』
「聞いた限り、結構いる。金持ちのところのボンボン達だ」
『へ〜・・』
聞いといてなんだその言い草。興味ねぇじゃねぇか。
『そりゃな』
「だが、敵も客のフリをしてるかもしれない。十分注意して進むぞ」
・・・・・・・・・
しばらく歩いていたが、その間にとくにトラブルはなかった。何回かホテル客とすれ違いはしたが、何奴も目すら合わせようとしなかった。トラブルを避けたいのは向こうも同じってことか?
そこからさらに歩き、広間に到着した。俺たちが来た方向とは逆側から男が一人こっちに向かって来ている。・・・・あれ?あいつどっかで・・・・
「へっ!入ってみりゃ楽勝じゃねぇか!時間もねぇんだし、さっさと進もうぜ!!」
寺坂と吉田がそう言って烏間先生よりも前を歩き出す。その瞬間、反対側から男が懐に手を入れるのが見えた。
「寺坂くん!そいつ危ない!」
『後ろに下がれ!!』
「えっ?・・・うわっ!!」
一瞬の出来事だった。前を動いていた寺坂と吉田を烏間先生が後ろに引っ張り、男が取り出した筒状の物体から撒かれた黄色と紫色が混ざったような煙から助け出した。だが、その代わりに烏間先生がその煙を吸うことになってしまった。この煙は・・・・・・毒ガスか?もう空気に気化したから調べることもできないか・・・・。
「なんで気づいた?殺気を隠して近づけざまに殺る。俺の十八番だったんだけどな?おかっぱちゃん」
男はつけていたマスクを下ろし、自分のことに気づいた不破に聞いて来た。確かに・・・殺気なんて感じられなかったけどな。
「だっておじさん、最初にホテルでサービスドリンクを配った人でしょ?」
「ん?・・・・あぁ!だから見覚えはあったのか!」
不破の言葉にもう一度男を見ると、確かに今日サービスドリンクを配った人と同じ顔だった。よく気づいたな。
『むしろお前は最初に気づけ』
うるさいよ、エボルト。ってことは・・・・
「ウイルスに感染させたのもおっさんだな」
「おいおい、断定するには証拠がやわいぜ?ドリンクじゃなくても盛る機会はたくさんあるだろ?」
「いや、そうでもないぜ?だろ、不破」
「えぇ。みんなが同じものを口にしたのは来た時のサービスドリンクと船上レストランのディナーの時だけ。でも、編集作業でディナーを食べていない三村君にも発症したことから、感染源はサービスドリンクに絞られる。したがって・・・・・犯人はあなたよ!」
おぉー、すごい名推理だな。
『棒読みだな。わかってなかったくせに』
しょうがねぇだろ、推理なんてしたことないんだから。
『仮にも天才のくせに・・・』
発明に関してはな。理数は得意だ。
『知ってる。つか理数じゃなくてもできるだろ』
さて、話戻すか。
『おいこら!』
男は見破られたことに動揺するかと思ったが、意外と余裕そうだ。まだ何かあんのか?
「ククク・・バレるとは思ってなかったが、まぁいい」
「何?」
男がそう言った瞬間、ドサッと何かが倒れる音がした。見ると、烏間先生が膝を付き倒れていた。
「「「烏間先生!!」」」
『おいおい、烏間に効くって、一体どんな毒ガスだよ』
エボルトの言う通りだな。あの烏間先生だぞ?あの人に効く毒ガスがあるのか・・・・。
「俺が撒いたのは俺自身が作り出した毒ガスだ。だが、それだけじゃない」
「どう言うことだ?」
「ボスと一緒にいたやつに渡された特殊なガス・・・名前は確か『ネビュラガス』だったか?それを俺が作った毒ガスと混ぜてみたんだよ。本来なら気化されないが、それをした結果はこの通り。すぐに空気に気化されてなくなる」
「ネビュラガス・・・・だと?」
「おい惣一・・・ネビュラガスって確か・・・・」
「あぁ・・・人間をスマッシュに変えるガスだ」
なんでこいつが・・・・・いや、渡されたつったな。んじゃなんでそいつはネビュラガスを・・・・。どうやら・・・詳しく聞かなくちゃいけないみたいだな。
「さて、お前たちに取引に応じるつもりがないことはよくわかった。ボスに連絡するとするか」
「させるわけがないだろ?」
「何?・・・・っ!早い・・・いつの間に出口を!?」
男が帰ろうとするが、その時にはすでに遅い。通路はすでに全て塞げさせてもらった。
「お前は俺たちをみた瞬間、攻撃せずに報告に帰るべきだったな。万丈!」
「おう!」
唯一塞ぐのに参加していなかった万丈はフルボトルを振っていた。俺の合図と同時に男に攻撃できるように。そして俺は今合図を出した。よって・・・・
「おらっ!」
「グオ!!」
一発で気絶したか・・・・。って、
「おいこら万丈!なんで気絶させてんだよ!!」
「あ?殴れつったのはお前だろ!!」
「気絶させろとは言ってねぇだろ!!手加減しろよ!!」
「うるせぇ!!俺にそんな難しいことできるか!!」
「二人とも、喧嘩してねぇで縛るの手伝え」
「「うるせぇ!!」」
・・・・・・・・・・・・・・
そこから数分、しばらく俺と万丈は言い合ってたがやっと落ち着いた。
『やっとか・・・』
「とりあえずまず烏間先生を起こすぞ。烏間先生、大丈夫ですか?」
ネビュラガスだってわかってないことの方が多いんだ。無事だといいんだが・・・お、起きた。
「うっ・・・・ここは・・・」
「普久間殿上ホテルです。覚えてないんですか?」
「・・・悪い、わからない」
「そうですか・・・」
ん〜・・・ネビュラガスを体内に入れてしまうとその直前の記憶を失ってしまうのか?見た感じ自分が誰かなのかはわかってるようだし、俺たちのこともわかっている。
にしても、この男にネビュラガスを渡したのは誰なんだ?つっても十中八九カイザー、もしくはその仲間だろうが・・・・プール開き以降なにもしてこなかったが、まさかこんな時に動き出すとはな・・・・。
「惣一、さっさと行くぞ!」
「お、おぉ」
惣一side out
・・・・・・・・・・・
?side
「スモッグがやられたか・・・・まぁいい。雇った殺し屋はまだいるしな。にしても・・・いいなぁ、中学生が苦しむ顔。賞金手に入れたら・・・クックック・・・中学生たくさん買って、毎日ウイルス飲まそうかなぁ?」
「悪趣味なやつだな」
「あんたには言われたくないぜ?実の息子を騙して悪い組織に入ってるあんたにはな」
「ふっ・・・・かもな。にしても・・・まさかネビュラガスを気化させるようにするとは」
「おいおい、どこに行くってんだ?」
「私は私の目的がある。それを行なってくるだけさ」
ん〜、なんか怪しい人が動き出してますねぇ。(すっとぼけ)
てかネビュラガスにこんなことしてよかったのだろうか?気にしたら負けだろうけど。
感想、評価等宜しくお願いします!
それでは、チャオ!!